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ぼくはかぜ
きみに見えない
ぼくはかぜ
雲のかなたをひとは見る
木ずれの音をひとはきく
そしてぼくはゆきすぎる
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落葉松の枯れ枝が
春のアリアをうたうとき
紫つつじの ...
人間になった理由を歩きながら 空に求める応えてと
知りえない宇宙を腕で括って 流れる星のオーラ
人間になった理由を風に溶け込みながら 尋ねる胸に叩く胸は無言
知りえない彼方を眼力が泣きながら ...
どんなにわたしを愛しても
満たせない時がある事に
きづいて
抱きしめて熱いキスをして
あなたの腕の中にいる
私のかすかなためいきに
きづいて
それでもこんなわたしを欲しい ...
庭で宝籤が吠えると、赤ん坊はゆるめていたこぶしにすこし力をいれる。両腕をま上にあげたかたちで―頭がおおきくてまだ手がまわらない―眠っている花。
ゴムでできたボールを奥歯のもうすこし向こう側で噛んでい ...
それは光となり
影となって
私を責める
我が夏は暑い
それ以上でもそれ以下でもない
光と影はあざやかに
コントラストをなして
それは光となり
影となって
私を責める
病を得てから15年
いきばのない苦しみを抱え
なんとか自殺せずに
生きているよ
夏が廻る
また夏が廻るよ
ただ日差しが眩しく
万緑が目に痛い
生きている灼熱は
私を痛めつける
病を ...
ぴりっと泣いた ぱりっと溶けた
黄色い爪が消毒液の中で 参画しません
日差しの中にかすんだこころを見た
後れ毛捕まえ 緑は深くなっていった
コップを濡らす水滴に貼りつくまつげ
すぐに ...
おいボーイ
大志はどうした
電車の吊り棚で眠ってみても
乾いた傷をえぐってみても
めざす場所には行けない
おいボーイ
タブレットの画面には
思い描いた夢なんか映らないことに
そろそ ...
陽炎のように萌えて
蜻蛉のように消える
普段着の市松模様の
気持ちよさそうな光
下駄を脱いだ少年の背が
泥で真っ黒だ
春泥の季節はとっくに過ぎたが、
走り足りないような元気な顔を
...
沸騰させた水が
マグカップの中で
常温を目指している
まだ
ひりつく
くちびるに
おそらくとても
優しく
同化していくことだろう
情熱だとか
とがりだとか
叫びだとか
...
赤い紐
君への想い
絡まるばかり
上手に微笑えない
ひとりぼっち
指と指で切なさが
無数に作られる
ひとりあやとり
晴れの日のあじさいピンクうっすらと君の頬にも似ている優しさ
現場の製造のトラブル対策について計算する
私はオペレーターでもエンジニアでもないが計算する
力、空間、時間について感じながら
私の思考は原液バルクの中に溶けていく
私は充填ノズルで液ダレする液 ...
透明な風は心を揺らす
風鈴の鳴き声は自然体だ
古い硝子に透けた空が
波打つ海に似ていた
思わずあなたを呼びたくなるのは白い心のせいだ
晴れやかなそらが描かれている硝子に触れている ...
自分が可愛いというのは
卑しい感情だ
そして自分が可愛いと
思えば思うほど
他人からは可愛いくない
と思われる
悟りを開いて
自分なんて全然可愛いくない
と思いはじめると
徐々に可愛 ...
迷う先に
足は動かず
困惑の中
夜は進んで
静かに閉じる戸が重い
右に向かえば痛み
左に向かえば病み
動揺を隠せず
何度目かの一歩は
それより先へ行けない
叩いた手の軽快で ...
他人のせいにできないから
簡単に
諦めたり
開きなおったり
すべてをしかたなく
肯定したりもできないから
君はいつも
自分に厳しい
そんな君を
素敵だと思っても
緩い自分の
誉め ...
記念樹枯れて僕も病んでいる
最後の恋が何度も終わった
パワーストーンの店に不幸が続いた
豆飯やナンシー関のゴム版画
豆の飯邪王炎殺黒龍波
約束の
場所へと
続く道で
恋する自転車を
旅のために
丘を越えて
君へとこいでいく
暗がりを
ヘッドランプで
照らして
今という瞬間は
手のひらのなかで
ぎゅっと
握ら ...
断片を思い出しては吐息が悲鳴を上げる
痛みの記憶ばかりが鮮やかに焼き付いて
彼岸花に託せば常世に流してくれるだろうか
けれどかなしみで形作られた私もまた消えるだろう
つまりあなたが愛してい ...
はいよ、どうも。
…ここかい?あんた、お客さん、虹の市は初めてなのかい。ここは反対屋さ、そら、そこらに反対が売ってるだろう?そっちの端が一番安いので、お客さんの正面ぐらいがまあ、ほどほどの反 ...
人間から動物になる予定のボクと
猫や犬から念願の人間になる彼等とは
所詮話が食い違った
それでもお互いの持ってる情報が欲しかったので
仕方なく休み時間は彼等とともに過ごした
ねぇ…聞き難いん ...
それから三日目の朝
ボクは親父を産んだ
頭が大きいので難産だったけど
なんとか産んだ
親父は産まれるなり
説教を始めた
こんなことなら
母親を先に産めばよかった
後悔しても始ま ...
立ちつくしたまま
年をとって
あなたはいかにも穴だらけ
血も流れない顔して
わかったことは少しだけ
部屋じゅうに時計をつるしても
時間は進んでいかない
壁いちめんに穴をあけても声 ...
空に穴が空いた
真っ黒の穴
まるで作り物の様な
ぽっかりと空いた穴
科学者はこぞってその現象を
科学的に解明しようとした
哲学者は哲学的に
宗教家は宗教的に
漫画家は漫画的に
...
一人の地球人として育てたい
私の子供であり 一人の地球人である
属していて属さない 個人と集合の瞬きすれば消えそうな交差点で
対等に 重んじる礼儀を DNA以外でも伝えていく
時の流れなん ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
風のうた('ch bin der Wind)
Giton
自由詩
1*
14/5/30 19:23
人間になった理由
朝焼彩茜色
自由詩
10*
14/5/30 18:16
そのまま抱きしめて
アンドリュウ
自由詩
0
14/5/30 17:52
息のこと
はるな
散文(批評...
5
14/5/30 17:45
断片
渡辺亘
自由詩
5
14/5/30 13:02
夏は廻る
〃
自由詩
2
14/5/30 12:39
季節
みのりつむぎ
自由詩
0
14/5/30 10:47
ボーイ
砦希
自由詩
2
14/5/30 9:29
短題
あおば
自由詩
7*
14/5/30 8:45
常温
そらの珊瑚
自由詩
23*
14/5/30 8:43
ひとりあやとり
虹香
自由詩
2
14/5/30 7:29
あじさい
〃
短歌
0
14/5/30 5:33
計算の美
ichiro...
自由詩
8*
14/5/30 5:29
風硝子
うみこ
自由詩
3*
14/5/30 2:16
お好み焼き「新杉田」
花形新次
自由詩
0
14/5/30 0:52
ここからの地
加藤
自由詩
1*
14/5/30 0:21
きみはいつも
Lucy
自由詩
15*
14/5/29 23:42
記念樹枯れて僕も病んでいる
北大路京介
自由詩
4
14/5/29 23:36
最後の恋が何度も終わった
〃
自由詩
8
14/5/29 23:36
パワーストーンの店に不幸が続いた
〃
自由詩
7
14/5/29 23:36
豆飯やナンシー関のゴム版画
〃
俳句
4
14/5/29 23:35
豆の飯邪王炎殺黒龍波
〃
俳句
1
14/5/29 23:35
恋する自転車
りゅうのあく...
自由詩
6*
14/5/29 22:42
「痛みのコラージュ」
桐ヶ谷忍
自由詩
12+*
14/5/29 21:06
反対屋
フユナ
自由詩
4*
14/5/29 20:35
クラスメート
アンドリュウ
自由詩
3
14/5/29 20:29
アルツでワルツ
〃
散文(批評...
0
14/5/29 20:25
縄
はるな
自由詩
7
14/5/29 19:23
hole
opus
自由詩
1
14/5/29 17:08
地球人である縁
朝焼彩茜色
自由詩
9*
14/5/29 17:00
2244
2245
2246
2247
2248
2249
2250
2251
2252
2253
2254
2255
2256
2257
2258
2259
2260
2261
2262
2263
2264
2265
2266
2267
2268
2269
2270
2271
2272
2273
2274
2275
2276
2277
2278
2279
2280
2281
2282
2283
2284
加筆訂正:
恋する自転車
/
りゅうのあくび
[14/5/30 18:51]
タイトル変更
恋する自転車
/
りゅうのあくび
[14/5/29 23:30]
遅筆のため推敲
4.65sec.