飛行機と電車に乗って
室蘭に行った
廃墟になった古い製鉄所で
錆果てた鉄片を拾った
叩いて叩いて
錆を叩き落していると
手元を誤って
左手の親指をしたたか叩いた
激痛が襲い
...
少女とはかなしきものよ青嵐
区切るのは、窓枠
ガラスを斜めに横切る曲線
不規則な、雑巾の跡
掃除の手順は安定しない、いまだに
座る場所は決まっている
そうである限りはきっと
向こう側の風景も大体変わらない
...
【九連宝橙】
目を奪われるような荘厳な展開だ
鳳凰の風が 吹いている
いち早く 声をあげるべきか
二度見をするが やはりそうだ
三度三度負けを繰り返してきたが
四方 ...
じくじくと混濁した記憶の僻地を彷徨いながら、砂地に染み込む汗の色はすべて昨日だ、それを砂漠と言うのなら多分そうなのだろう、均等に塗り潰した空白の羅列だ、歩き続けた膝は震えていた、疲 ...
雨から出て不味いタバコの煙
ふり返らない黒い蝶に夕立
帰り道忘れたどうせ一人暮らし
ひなげし食べたら鳥になる、とは語呂合わせた比ゆ的な表現だと感じながら、ひなげしはどんな花かも知らずに書いたが、
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=67187 ...
広い平和な公園の片隅に
行ってはいけない
小山があった
5月になると
咲いたツツジに誘われて
子が行こうとすると
親はきまって
こう言う
行ってはいけません とだけ
ダンボー ...
日々を複雑にしているのは
自分自身
定規で線をひいて
はみ出さないように色をつけて
出来あがった図形に名札をはって
似通った図形をひとくくりにして
複雑にせずにはいられない
...
過去の経験から
また起きるのではないかと
不安になったりする
良い経験ならば良いイメージがあり
前よりも上手くいくだろう
全て忘れることが出来たら
新しい経験として受け入れられる
...
いいんだよ もう いいんだよ
泣いても いいんだよ
いいんだよ さあ いいんだよ
笑って いいんだよ
いいんだよ ほら いいんだよ
怒って いいんだよ
いいんだよ 昨日のことは ...
工場のてっぺんで鳴くセキレイ
緑と潮の朝の風
田んぼに映るセピア色の富士山と雲
遠くにいる昔の仲間たち
限りなく近づきたい
そう想う
季節はこんな近くにいるのに ...
降りしだく夜など
しのぐ傘はなく
暗闇にずぶ濡れて
たましいが真黒だ
蓋をされた井戸の底だ
崩落した坑道の中だ
古臭く言えば
丑三つ時というあたり ...
別れも言わず
長く引きこもってしまったのに
この話題なら私だと
連絡くれたのね
疑問にスパンと答えてくれるのが
気持ちがいいのだと
いつか褒めてくれた
答えだけじゃなくて
関連 ...
無理やり押し殺した感情はあった
具現はなみだだった
部屋に帰ってしっかりと鍵も確認してから
こぼれ落ちるにまかせてみた
止まらない止まらない
こんなにもあったのかと
いとしい形たちに
...
命がいる、私の中
童がいる、私の心
愛が要る、私の声
あなたはいる、この世界
ただ
ずっと、ずっと
繋がっています
海に来た
理由、必要かい
海に来た
海に来た
五月晴れとの予報は当たり
かもめは冴え冴えと
風に乗っている
東京の埠頭に匂いがないと人は言うが
わたしには聴こえる
埋め立ての ...
どうしてもと言うなら
僕は止めない
止めないよ
止めないけれど
その前に
貸した金は返して欲しい
香典に当てるから
友よ、さらば
風俗嬢の本当の哀しみは
感じてしまうことだと ...
なみだしかない日がある
ひとりだけの日ばっかりで
週末は私を孤児にするし
首都高では公認のお祭り騒ぎ
いつからか某リゾートが
花火を控えめにやるようになって
気がついたら穏やか上手な
...
まっすぐの大きな道を
光が行き交うあそこまで
右にはグミの木
左にはテニスコート
満月を見ながら
走ったり歩いたり
月がついてくる
風も直線
濡れた髪だとよく分かる
私は踊るよう ...
船長が逃げる
先頭で逃げる
先導せずに逃げる
船長が逃げる
先頭で逃げる
煽動する
マスコミから逃げる
船長が逃げる
先頭で逃げる
逃げた後
銭湯で温まる
船長が逃げ ...
ありがとう そして
先へ行って
あなたは 切ない
暖かい
知ってると思うけれど
行き先は同じよ
私の気持ちは 同じよ
ね、ありがとう
そして
...
私は独りぼっち 家族や友人ましては恋人もいない
私は独りぼっち 仕事を終え家に帰宅し
ただいまと声を掛けるも返事はない
だってそうだ私は独りぼっち
ペットなんかいません
私はいつから独り ...
明日がくるのがこわい
もう何度目かのこんな想い
明日がこわいと感じるひとはどれぐらいいるのだろう
落ち着かせるためにいろいろしてみる
もういっそじっとしてみる
なにをしても時はとまらない ...
早苗月というのに
落日後には過敏症となる
生来のアデノイドと
老後の筋骨のバリケード
その寛解のために
気・ ...
かりんの木の花が
小さなピンク色しているの
ずっと知らなかった
きみは確かに
かりんの木の下にいて
かりんの実が落ちたのを
いつもくわえていた
おもちゃで遊ぶことを知らないき ...
残してきました。
掠れた声も、愛の言葉も。
残してきました。
四肢の細枝も、骨の軽さも。
残してきました。
まだ見ぬ命も、おぼろの瞳も。
残してきました。
独りの寂しさも、傍 ...
黒い心がどかっと居座り
そのゴロゴロが鳴りやまない
ときどきピカッ
続けざまにピカッ
優しくされても
黒い心がどかっと居座り
そのゴロゴロが鳴りやまない
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
自殺
山部 佳
自由詩
1
14/5/10 16:01
なつ
織部桐二郎
俳句
0
14/5/10 15:59
ひろがる
あ。
自由詩
11+
14/5/10 14:41
我牌はロンである 三篇のオムニバス
るるりら
自由詩
8*
14/5/10 14:16
対
ホロウ・シカ...
自由詩
0
14/5/10 12:50
雨から出て不味いタバコの煙
北大路京介
自由詩
2
14/5/10 11:14
ふり返らない黒い蝶に夕立
〃
自由詩
3
14/5/10 11:14
帰り道忘れたどうせ一人暮らし
〃
自由詩
6
14/5/10 11:13
ひなげし
あおば
散文(批評...
7*
14/5/10 10:04
公園
そらの珊瑚
自由詩
12*
14/5/10 9:55
一粒
nonya
自由詩
16*
14/5/10 9:47
忘れる
夏川ゆう
自由詩
1
14/5/10 8:35
いいんだよ
佐白光
自由詩
1
14/5/10 7:11
限りなく近づきたい
ichiro...
自由詩
5
14/5/10 6:39
冷たい血のささやき
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
14/5/10 3:16
ひきこもりへの質問
森川美咲
自由詩
4+*
14/5/10 3:08
正体
もっぷ
自由詩
2
14/5/10 2:13
BABY
シズクにて
携帯写真+...
2*
14/5/10 1:01
潮風
もっぷ
自由詩
4
14/5/10 0:40
友よ、死ぬな
花形新次
自由詩
1
14/5/10 0:01
私
もっぷ
自由詩
2
14/5/9 23:37
帰り道
シズクにて
自由詩
0*
14/5/9 23:31
船長
花形新次
自由詩
2
14/5/9 22:38
行き先は同じ
シズクにて
自由詩
0
14/5/9 22:32
野良人間
リィ
自由詩
1*
14/5/9 22:25
星の夢
朧月
自由詩
1
14/5/9 22:25
錆ついた風見鶏 ①
信天翁
自由詩
1
14/5/9 20:46
かりんの花
小原あき
自由詩
10*
14/5/9 17:16
もう少し待っていて。
一酸化炭素
自由詩
6
14/5/9 15:11
黒い心の雷たち
吉岡ペペロ
自由詩
2
14/5/9 12:33
2236
2237
2238
2239
2240
2241
2242
2243
2244
2245
2246
2247
2248
2249
2250
2251
2252
2253
2254
2255
2256
2257
2258
2259
2260
2261
2262
2263
2264
2265
2266
2267
2268
2269
2270
2271
2272
2273
2274
2275
2276
加筆訂正:
君に与えられた色
/
夏美かをる
[14/5/10 15:52]
行の順を若干変更
僕らの朝が生まれる潅木の近くで
/
りゅうのあくび
[14/5/9 21:28]
遅筆のため推敲
4.65sec.