私は
私のこの身の他に
何も持ってはいませんが
この手を使って
誰かの手を
握ることができます
この足を使って
誰かの足の
かわりになれます
この目を使って
誰かの命を ...
『元気にしてますか?』という社交辞令に
私は『元気です』としか応えられません。
誰にもそうですが
とりわけ あなたには。
誰も彼も 自分のことで頭がいっぱいで
赤も青も知らん顔です。 ...
単調なのに新鮮なさざ波の囁きは
つつじが丘には届かない
海に面した街なのに
もたつく足取りに発破を仕掛けて
おらは陰のないアベニューをふらつく
減価 ...
アオミドロかミドリ虫
草餅のヨモギ
おぞましい緑
散歩の犬が
小便を引っ掛けたヨモギ
せめて毛だけでも毟って
やいとの火になったらどうでっか
尊大なだけの便所の落書き
しょせん ...
過ぎ去った過去を 懐かしく思う暇もなく
夜風がただ
冷たい頃が 好きだった
今はもう
空は夏を覚え始めたというのに
今宵の風は
あの時のように
肌を優しく刺して
僕の 弱 ...
葉書に書かれるまでは
それらをたしかに覚えていた
あなたを抱きしめた秋の夜更け
蹴って散らした枯れ葉の響き
葉書に書かれるまでは
私たちは本当に私 ...
剥かれた豆の
殆どは椀に収まったが
僅かながら溢れてしまう
階下から聞こえてくる物音は
すべて嘘だと私にはわかったが
目の前で語られていたならどうだろう
...
一行の文を
今しがた、私は読み終えた
それでもテーブルについているのは
私のほかに誰もいない、そして
私はこのまま待つのだろう
青空のせまいところに
詰 ...
「血の起因というものは自らの意思では切り離せない。
それを人類は延々と見届けてきた 」。
くり返されることによって生じる不幸とは、それらが臆病な性質に起因しているとは誰も思わない 。
...
棘が眼に刺さり 蔓が身体を縛る 花柄の裂け目から蛾の群れ
舌打ちの余韻が汚す残り時間 泥つきの靴とビニール傘と
缶入りの言葉使いこなすために繰り出す喋り 少しの孤独
...
こんな粘土みたいな景色のなかで
あの写真にぎりしめながら
ぼくは写っていないけれど
大切なひとたちの大切な夢
天使たちがすべり台で遊んでいる
とつぜん死ぬのなら
さよならされるのなら
...
きのうまであった
いのちです
タマキンのサイドチェンジが出来たなら攻撃の幅もっと広がる
言葉に頼りすぎよとあなたはいう
私はくびをふる
相容れないなにか
みえたものを言葉にして
言葉でしらないふりをする
黒い芍薬
苺をつつく鴉たち
燃え草の茂みから南瓜が芽を出している
型枠だけ残した山村
川底の割れた舗装
空の色を変え、夏草を呼ぶように
降り始める雨
「梅雨は嫌い」と言ったら
おまえはそうでも
俺たちは雨が降らないと困るんだ
紫陽花の葉っぱに隠れていた
一匹のカタツムリに
小さな声で抗議された
「洗濯物が乾かない」と嘆く
なにを言 ...
わたしにも速度がある
誰にでもあるというからには
あるに違いない
とても遅い
祖母たちの
三度目の転生にすら
追い抜かれる
巨樹のさかえた森の
最後のらく葉 ...
鮮やかな夕映えの中に立つと もう
私は死を思い出すことが出来ない。
いま目の前で繰り広げられている現象が強すぎて
私の中に在る記憶という記憶は閉ざされる。
沈黙の中で人が己の ...
悪事千里を走る
4千キロメートルもの距離をどうやって走っていくのかしらね
まさか自分の足でってことはないわよね
駅伝みたいに人から人へと襷リレーしながら走っていくのかしら
あるいは車でってこと ...
大事だから
というと
壊そうね
とかえってきた
ちいさい呪文
足首のシール
大事だから
壊そうね
というと
それもそうね
とかえってきた
そもそものはじめから
すべて諦めた ...
タラッと落とされただけで
ピクッと反応してしまう
彼女を見ていると
ローション、きみって
さすがだなと思う
どんなに優しいフェザータッチで
彼女を愛撫しようとも
(業務連絡!業務連絡 ...
変な人と呼ばれたい
あまのじゃく 団体行動が苦手
変な人と呼ばれたい
あなたがそうなら 私はこうだは
変な人と呼ばれたい
普通の人 いい人じゃつまらない
変な人と呼ばれたい
とんがって ...
逃げ出したと感じるのか
立ち向かったと思うのか
去ったと感じるのか
残されたと思うのか
それは観測点の違い
まるでコインの裏表のようだ
時間は傷を癒すのではなく痛みを鈍くするだ ...
陰惨 画賛
インクが黒く死に重視
印紙が白く二重に
死は三重に、苦は七重に
午後に10号発破 六時 勇姿
破竹、死地中に獅子獣 666 三重6
産後、重合 肉汁は血
死後に銃
クク ...
体重計にのって雨音が聞こえ始めた
約束の時間になり雨音に濡れたショーツ
雨粒ひとつ雨粒ふたつ傘のない街で薬売っている
ジョニー=サンダースは
故意なのか過失なのか、
生後3ヶ月の息子を殺した
彼はその容疑を認め
刑務所に入れられた
7年の刑期を終え、
外に出たジョニーの前には
反感以外の何も無かった
...
重力に負けてだんだん遠くなるタマキン想い君と泣く夜
雑だけど
愛したかった
雑だけど
愛されろって
決めたんも俺
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
できるはずだから
無花果
自由詩
2
14/6/7 23:01
お元気ですか?
端沢 紫琴
自由詩
1*
14/6/7 22:14
白い狼煙 九
信天翁
自由詩
4
14/6/7 22:03
草餅
山部 佳
自由詩
0
14/6/7 21:29
追憶の向こう側
ウデラコウ
自由詩
1
14/6/7 20:59
葉書
草野春心
自由詩
2
14/6/7 20:27
剥かれた豆
〃
自由詩
3
14/6/7 20:06
待つ
〃
自由詩
3
14/6/7 19:51
「起因 」 散文詩
アラガイs
自由詩
4*
14/6/7 19:25
17番鉄塔から
深水遊脚
短歌
2*
14/6/7 19:08
あの写真にぎりしめながら
吉岡ペペロ
携帯写真+...
1
14/6/7 16:31
これは
フユナ
携帯写真+...
4*
14/6/7 13:14
タマキン短歌2
花形新次
短歌
0
14/6/7 12:43
銀河の二人
mizuno...
自由詩
4
14/6/7 11:59
bottom
〃
自由詩
2
14/6/7 11:50
【 慈雨 】
泡沫恋歌
自由詩
19*
14/6/7 11:34
菌類の先端
遙洋
自由詩
6*
14/6/7 11:25
核心
ヒヤシンス
自由詩
8*
14/6/7 10:50
石が流れて木の葉が沈む
涙(ルイ)
自由詩
2
14/6/7 10:28
箱のなかで
はるな
自由詩
2
14/6/7 7:42
ローション
花形新次
自由詩
1
14/6/7 6:44
変な人と呼ばれたい
佐白光
自由詩
1
14/6/7 1:53
君と僕
文字綴り屋 ...
自由詩
3*
14/6/7 0:23
いんいちがいち いんにがに
中村 くらげ
自由詩
4*
14/6/7 0:11
体重計にのって雨音が聞こえ始めた
北大路京介
自由詩
2
14/6/7 0:10
約束の時間になり雨音に濡れたショーツ
〃
自由詩
0
14/6/7 0:10
雨粒ひとつ雨粒ふたつ傘のない街で薬売っている
〃
自由詩
7*
14/6/7 0:10
ジョニー=サンダースとミシェル=レベッカ
opus
散文(批評...
1
14/6/6 23:41
タマキン短歌1
花形新次
短歌
1
14/6/6 23:16
ベゴニア
TAT
短歌
0
14/6/6 23:13
2236
2237
2238
2239
2240
2241
2242
2243
2244
2245
2246
2247
2248
2249
2250
2251
2252
2253
2254
2255
2256
2257
2258
2259
2260
2261
2262
2263
2264
2265
2266
2267
2268
2269
2270
2271
2272
2273
2274
2275
2276
加筆訂正:
群青色の乙女
/
りゅうのあくび
[14/6/7 20:31]
遅筆により推敲
群青色の乙女
/
りゅうのあくび
[14/6/7 18:51]
遅筆のため推敲
群青色の乙女
/
りゅうのあくび
[14/6/6 23:58]
語法の矛盾により推敲・改題
群青色の乙女
/
りゅうのあくび
[14/6/6 23:40]
改題
群青色の乙女
/
りゅうのあくび
[14/6/6 23:24]
遅筆により推敲
4.06sec.