拍手のタイミングがわからない
蛇穴を出て前向きに生きてゆく
ピンクのコップみたいなチューリップの
花びらはらり
想いが重すぎたんだね
期待ばかりしないで
そんな声がした
少女の後ろ姿に似た花ばかりの庭に
母の日は赤いカーネーション
赤い売り場に呆然とする
感謝の気持ちはいくらですか
すきなものってなんだっけ
二週まわってみおくった
母の顔がちらちら浮かんで
春は少しけだるい
左手首の動脈を
右手の指先でさぐり当てる
脈に触れれば
自然とそれを数えてしまう
まるで
生きていることを
確認するように
えいえんに似たそのリズムを
日が暮れて
血の匂いがする ...
トランプを引き
21に近づけるゲーム
もう一枚引きますか?
ストップorワンモア?
理屈抜きの
身体の声はちいさくて
理屈込みの
心の声はおおきい
身体は快不快 ...
立ち止まっても
振り返っても
…一歩も前に
進めなくても
風が
わたしの背中を押してくれる
冬の海
風にのって
たこは
突き進む
よく澄んだ青空を
たこは
海を見下ろし
静かにないだ波が冬の柔らかい光で照らされた
淡い世界をみつめる
子どもたち 大人たち
犬 ...
オボカタさんの話題ばかりが優勢で
なんだか全然注目されないので
もう一度会見でも開いて
わたしもササイ教授にセクハラされたんです
とか涙ながらに告発するのを
虎視眈々と狙っているさむらごうち ...
...
{引用=
外は雨。
窓のガラスに幾粒もの涙が
透明な線を斜めに描いていく。
ベッドの上からその景色を見上げていると
左手がやさしい感触に包 ...
今夜ぬかるみそうですね
まだちょっと震えていて
瞳は亀裂して手招くのです
梢に掛ったビニール袋の
違和としての惨めさの中へ
眠りは逃げた僕から逆行した
福寿草のように笑う
気の早い毒 ...
ヒサカキは塩ラーメンの粉末スープの匂い
ウグイスのさえずり
鋭く 、
ハルリンドウみたいな
森ガール、山ガール
シャンプーの香り?
数羽のカワウは巣材をくわえて池を越えてく ...
空洞/
廊下で屋上で階段で
血がでるまで殴り続ける放課後
さっきまで童貞だった少年が
トイレで公園で部室で
制服を精液で征服した気になって
ばかなんじゃないの、
校庭の花壇が
雨の次の ...
誰もスペリオル湖の悲哀を知らない。
誰もミシガン湖の慈愛を評価しない。
誰もヒューロン湖の出生に言及せず
誰もエリー湖の瑞々しさに気づかず
誰もオンタリオ湖の覚悟を知らない。
知らないで ...
地上に引き出された私の網膜に
無数の矢が
容赦なく突き刺さる
モグラになって初めて知った
過剰な光は
漆黒の闇よりもさらに凶暴で
瞳を凝らす事を禁じ
見る事を私に許さない
視神 ...
トリンプの調査によると蝮蛇草
光風や新種の馬の午後の海
香典の代わりに蜜柑差し出して知らない人の通夜で寿司喰う
退屈について考える退屈
静止画は美人
お父さんだけがスタンディングオベーションしていて嫌な空気
緑色の小鳥が歌います
夜の夢という名の
美しく透明な時と場所で
小さな嘴で泣くように歌います
墜ちたら死ぬのさ
飛ぶしかない
飛ぶしかない
それが僕の一生なんだ
...
いたずら 乱太郎
眠りを知らない時の神
人間の右回りに活動する肉体の細胞核は
騙された睡眠薬だ
無限に生きる術は夢で踊り
永遠の門番から渡された片道切符の切れ端の上で
一喜一憂して果 ...
無念にも散っていった星屑の数々。
いつも思い出が僕を追い越していく。
復讐は終わった。青空が輝く。
誰が欲しいか花いちもんめ。
如何ように描かるるべきかと
花問いて舞いて乱れて
我立ち尽くす
誰がために
愛をしぼりて咲く花か
実にやどらせる
生わぬ命よ
忘れさす末期の雪に
霞みゆく
...
薔薇にとまった蜻蛉の複眼が
通りすぎる女を見る
巨大な硝子張りのビルディング
窓一枚一枚に映し出される
其れ其れの場面の
姿を、姿に、姿へ、姿が
パイプオルガンのパイプを通り
...
指の絆創膏をはがしてみれば
血は止まったものの
いまだ なまめかしく
傷はそこにあった
たった一日
空気を遮断されただけで そこは
色が蒸発したように
あっけらかんと白く
まるで湯 ...
今宵の月は、燃えている
爆発を反復するプロミネンス
立ち上がる火柱に 閉じ込められている一車両の電車が
あらゆる過去と あらゆる未来の間で ゆれている
ゆくえも、ゆきさきも
よく、もえて ...
鴨が水中でエサを探す
大丈夫かな
そう思った頃に顔を出す
すいすい泳ぎ
ついっともぐる
空も川も自在なのか
水の輪が
ひろがるひろがる
私のこころの中にも
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
拍手のタイミングがわからない
北大路京介
自由詩
5
14/4/17 18:00
「蛇穴を出づ」
chihar...
俳句
2*
14/4/17 18:00
春の庭
朧月
自由詩
1+
14/4/17 17:41
赤い迷路
〃
自由詩
1
14/4/17 10:52
夜の洞窟で
そらの珊瑚
自由詩
12*
14/4/17 10:28
6番目の三角数
はなもとあお
自由詩
1
14/4/17 10:17
春風
chihar...
自由詩
0*
14/4/17 1:42
カイト
林 淳子
自由詩
8
14/4/17 1:05
帰ってきた、さむらごうち
花形新次
自由詩
1
14/4/17 0:45
昔からここには何もなかった
TAT
短歌
0
14/4/16 23:25
ガラスのかけら
青色銀河団
自由詩
3+
14/4/16 23:05
コウフクノモノサシ
ただのみきや
自由詩
17*
14/4/16 23:02
なかなかむらむらこない
末下りょう
自由詩
1*
14/4/16 22:41
空洞少年 / 残響少女
左屋百色
自由詩
2*
14/4/16 22:27
五大湖は闘えと言う
ブルース瀬戸...
自由詩
3*
14/4/16 19:36
点眼
Lucy
自由詩
20*
14/4/16 19:17
トリンプの調査によると蝮蛇草
北大路京介
俳句
1
14/4/16 17:51
光風や新種の馬の午後の海
〃
俳句
1
14/4/16 17:49
香典の代わりに蜜柑差し出して知らない人の通夜で寿司喰う
〃
短歌
3
14/4/16 17:49
退屈について考える退屈
〃
自由詩
4
14/4/16 17:49
静止画は美人
〃
自由詩
3
14/4/16 17:48
父さんだけがスタンディングオベーションしていて嫌な空気
〃
自由詩
6
14/4/16 17:48
夜の夢
atsuch...
自由詩
12*
14/4/16 17:43
いたずら+イタ・ヅラ
乱太郎
自由詩
15*
14/4/16 16:36
つぶやき
渡辺亘
自由詩
0
14/4/16 15:24
桜-someiyoshino
游月 昭
短歌
0*
14/4/16 13:00
薔薇の女
〃
自由詩
3*
14/4/16 12:43
溺れる人魚
そらの珊瑚
自由詩
21*
14/4/16 11:50
赤い月の電車
るるりら
自由詩
13*
14/4/16 8:46
鴨
朧月
自由詩
2
14/4/16 8:21
2236
2237
2238
2239
2240
2241
2242
2243
2244
2245
2246
2247
2248
2249
2250
2251
2252
2253
2254
2255
2256
2257
2258
2259
2260
2261
2262
2263
2264
2265
2266
2267
2268
2269
2270
2271
2272
2273
2274
2275
2276
3.85sec.