今日を生きて拾った言葉を句に変える
ふるい扉は頑丈で
坂みちをふさいでいる
その手前で三角にすわって
少し音をきいていた
あかぐろい、(でもやさしい)
まるい(でもつよい)、
おおきな、あかるい、時折白い、
響いて ...
世界の外側
世界の外側に
もう一人僕がいる
あるいはそれは
何人もいる僕のうちの
たかだか一人に
過ぎないのかもしれないが
この世界の外側に
もう一人僕がいる
あの日君は ...
交差点の向こう
別世界に君がいるようで
空気が重く感じた
恋は気まぐれの中にある
ぼんやり浮かぶ幻想的な静寂
見つめた君が揺らめいた
恋の行方は
まだ定まっていないと
感じ ...
愛の言葉は種のようで
堅くて食べられない
と天袋に投げ入れた少年
時を隔てた小さな箱で雨もりに悩むころ
忘れていた、遠い時の種が芽をふく
愛を包んだあのひとはもう居な ...
見上げれば 青い空がある
靴の下 地面の底には また地上があり
私からは見えない 空がある
息できる場所で引力に頼って歩く
いつも踏んでる道のずうっと下は
海かな 河かな 山かな
...
なんにもないから
そらはくもをあつめた
じぶんを青くぬった
そしたらみあげる人がいた
そらは青いって
詩をかく人がいた
そらはいった
おいでよ、おいで
でも、その詩 ...
計算尺からこぼれた泥のにおいで
ぼくはいつも寝不足です
よどんだ街灯に殴られた両目を
どうやって隠そうか毎日必死
(ねごとは寝て言えと
(どやされた日はいつも
(近所のどぶ川でカワニナ ...
18歳の君の春は
新しい生活の始まり
知的障害を持ちながらも
厳しい自立を自ら課し
家族と離れ
グループホームで暮らし
工場で働く
そんな君の切実な悩み
恋
そして
性欲
...
役割が与えられました 大きさがよく分からないし 形もよく分からない役割です 伸縮自在に動き回る役割に 僕はうまく当てはまらなければならなくて 僕は完璧じゃない 僕は失敗する それでも目に見えて追いかけ ...
いつかすべての花が閉じるときに
できることならそれは夜明けがいい
未定の連鎖を勝手に感じさせる
できることならそれは夜明けがいい
かすみ草の花束のなかに
...
横浜の姉に電話する。
料理や家事のことでわからないことがあると
姉にきいてみるのだが。
姉もだんだん逝った母に似て
話が長くなってきつつあるようだ。
煮ると焼くしかない僕のレパートリ ...
人が(ことば)を綴るようになったのは
一体いつからなのでしょう?
無数の国のあらゆる時代に
(ことば)が創られるより遥かな昔
宇宙に独り(ことば)はしーんと、住み
あなたの胸に転生した( ...
「かわいい」
保育園の部屋に初めて入った周を
年長の女の子が、迎えてくれた
「じゃあね」
僕と妻はにこやかに手をふって
若い保育士さんに抱っこされたまま
きょとん、とする周をあずけてか ...
やさしさというのは
残酷に降ってくる
ベッタリ濡れた髪で手で
深い湖につかまれて
捥がくほどに足を取られる
いつか飛びたい羽根までもが
「お外は怖い」
と手折られた
鳥たち ...
あわれなことに
老残の年配ともなると
過去に偏り 拘り 囚われ
追いかけること 以外 能がなくなるんだょ
こころの足腰に粘り ...
嬉しい嬉しいと動き回って 一時逆子になった君
この前2100グラム 少し大きめと
きっと愛情過多ね 今から親馬鹿ね
嬉しい嬉しいと動き回って そんなに嬉しいの?
同じくらい嬉しいよ
...
一年分のミスを
この一枚に 集約した
そんな年賀状に 微笑みながら
前を 見詰める
一枚の紙切れで
人生が 変わることは
多いだろう
願書の紛失
届の提出
書類の ...
きせつはずれの
あなたは はなぐもり
きたかぜを てまねいて
ふるさとのにおいだと わらった
せまくるしい すいめんに
もうすぐ ほしのかがみが
やってくるはずなの ...
抜けた髪を拾い集めて
飲み干せもしないグラスを舐めている
あんなに昔好きだったスツールも
今は
あんなに昔好きだった本の墓場
指先であばらをなぞる
骨がある
皮が包む
あん ...
眠って起きることが当たり前じゃない人に
「死にたいのよ」と微笑まれて
頷くしか出来なかった
だって、わたしは眠ることに不安も疑いも抱かない
朝の憂鬱さを思い「もっと ...
34週で生まれた子は
肺の機能がやっとできたばかりだというのに
生まれてきてしまって
小さな体で
慣れない肺呼吸して
疲れてしまって
呼吸やめちゃって
保育器に入れられて
連れられてっ ...
桜が散るような接吻に こゝろは震えない
世間体に身を剥ぎ 遠浅の路上に
猫でも 食事にありつけたなら
其処を住処にしてしまう
放浪者の臭いが染み付いた
列車の優先席でも かまわない
...
こんな
どこにでもあるような
ありふれた恋
こんな小さな恋でも
命をかける
覚悟無くしては
恋とは言えない
君を愛するのなら
全生命をかけた
祈りを捧げよう
君のまぼろしで ...
木曜日
四月から2.6歳になる娘の保育園がかわる手続き
ってのが理由で昨日仕事を公的に休んでいる
今はなんのわるびれもない
大体ここ(ネット上)に本音とやらがかいてあるというのを信じる宗教観的 ...
春という素性の上に
細いすじがねを
うっかり高く伸ばしてしまった
ふたりは
よりかかりあう
その寸前で
定冠詞のような
小さな花を咲かせている
あなたはわたし
わたしはあなた
...
4月25日金曜日 晴れ
最高気温24℃
バスの車内にてブレックファスト
愛と勇気を齧り喰われたアンパンマンの
これからについて妄想する
砂地にのびる
影法師
不機嫌な男みたいに
息苦しくて
湿っぽい
気圧が下がってる
きっと
嵐の前触れだ
...
人のフリ見て我がフリ直さず知らんフリー
スーパーの通路で話し込む迷惑な主婦たち
今どきの娘は〜という時に鼻の穴が膨らむ
老後が心配
バッグの中にはエコバッグ
無料(タダ) ...
あしただね
あしただよ
そうは言ったって
特別なことばも思い浮かばず
あしたはやってくる
引退寸前のでんしゃが
えっちらおっちらと朝日を運んできて
ぼくらの決意はいったんおしまい
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
今日を生きて拾った言葉を句に変える
北大路京介
自由詩
5
14/4/26 18:09
助走、逆流
はるな
自由詩
7
14/4/26 18:07
世界の外側
葉leaf
自由詩
2
14/4/26 15:12
恋の行方
夏川ゆう
自由詩
1
14/4/26 14:17
時の花
游月 昭
自由詩
2*
14/4/26 13:47
割る 丸
砂木
自由詩
14*
14/4/26 13:16
そらは青い
小原あき
自由詩
12*
14/4/26 11:42
ねごと
カンノユウヤ
自由詩
5
14/4/26 9:51
トリトマの花
ichiro...
自由詩
11*
14/4/26 5:57
twitter
葉leaf
自由詩
1
14/4/26 4:16
赤い血だ、へんなの
ホロウ・シカ...
自由詩
4*
14/4/26 2:43
姉と話す
梅昆布茶
自由詩
20
14/4/26 0:09
夢の手紙
服部 剛
自由詩
9
14/4/25 23:53
小さい靴 —入園の日に—
〃
自由詩
16
14/4/25 23:37
籠の中
比良末潮里
自由詩
3*
14/4/25 22:51
折り畳んだ日録 三
信天翁
自由詩
2
14/4/25 22:21
母性本能
朝焼彩茜色
自由詩
17*
14/4/25 21:15
いちまいの は
藤鈴呼
自由詩
1*
14/4/25 20:43
即興 真珠を真似るひと
あまね
自由詩
10
14/4/25 20:33
あやまちの国
クナリ
自由詩
6*
14/4/25 19:29
生きる
中山 マキ
自由詩
4*
14/4/25 17:12
ごめんねとありがとう
小原あき
自由詩
6*
14/4/25 16:16
屑よ 美しさに 人魚の肉を振る舞え
timole...
自由詩
4
14/4/25 14:28
無題
渡辺亘
自由詩
3
14/4/25 13:10
2008年3月6日
モリマサ公
自由詩
4
14/4/25 11:08
相似形
そらの珊瑚
自由詩
14
14/4/25 9:34
開封
凛々椿
自由詩
5
14/4/25 8:59
【 前触れ 】
泡沫恋歌
自由詩
14*
14/4/25 7:35
自由律 【 おばさんの流儀 】 其の八
〃
俳句
6*
14/4/25 7:04
前夜
カンノユウヤ
自由詩
2
14/4/25 5:03
2271
2272
2273
2274
2275
2276
2277
2278
2279
2280
2281
2282
2283
2284
2285
2286
2287
2288
2289
2290
2291
2292
2293
2294
2295
2296
2297
2298
2299
2300
2301
2302
2303
2304
2305
2306
2307
2308
2309
2310
2311
加筆訂正:
【小品】囚われ
/
こうだたけみ
[14/4/25 20:24]
タイトルをさらに変更しました。
3.93sec.