完璧主義で靴下に穴開けてる
鼻唄をポケットに夕暮れのチューインガム
人魚の瞼厚くキラーフレーズの波音
世界が寝静まった夜の部屋に一人
特にすることもなく読むべき本もない夜
窓から流れ込んだ湿った空気が部屋の底に貯まっていく
昨日でもなくまだ明日でもない今
寝てもいないが起きても ...
140505
揺り返されたのは僕の記憶
ひっくり返った本棚の下から
見えなくなった沢山の意思が思想が
ピクチャーサイズで這い出してきた
抗議デモのように自発的な現象 ...
花ちゃんの
あたまはしめって
血みたいな味がした
手のひらはかわいて
すこし皮が むけてた
それからふるえるように息をしたら
世界は
ささやかなその体のぶん
のびを した
...
そういえば春は
いつのまにか過ぎていた
楠のみどりの深さに溶けて
さえざえと曇る朝にまだなんとか
へばりついた春
雨戸をあける音に縮んで
すずらんの根元へ消えていく
ばらの蕾 ...
銛に射抜かれた言葉が満月のなかに跳ねている
女郎蜘蛛がさっきから 私の大脳に巣をはっているようだ
縞模様の尻をふりふりさせて 時折転げ落ちそうになりながら
東からの弱い風に レースのカーテンが波立ち
椅 ...
ピシパキよ
濁ったものが気になるんだ
濁ったものが嫌いな分けじゃないけど
濁ったものがそのままなのが気になるんだ
ピシパキよ
濁ったものが沈殿して澄明な上澄みができることや
貝や濾過器 ...
白木蓮の花びらが
届かなかった手紙のように
散り落ちている
強い風の吹く
五月の日暮れ
咲いたばかりの桜が
ちりぢりに
遠くへ吹き飛ばされていく
行かないで・・
白木 ...
だれかが泣いていることをぼくは知らない
ぼくが泣いていることをだれかは知らない
それでも時間はすぎてゆく
それでも地球は回っている
こころも自然も移ろって
地震なんかも起 ...
世界のずっと東にある農村では
もっと西の都会よりも早く
夜明けが始まっているはずなのに
朝を待ち続ける
不思議な潅木がある
新緑が芽吹く軟らかい音が聴こえる
...
降りしきる雨が
風を呼んだ土曜日
葉桜は揺れ
泥の上に、さくら模様
母は出かける支度
黄色い傘の用意をする
「どこ、行くんや?」と、尋ねたら
「さぁちゃんの小学校や」
咲子は中 ...
夜が頭の中で暴れている。
静か。静かでとても静かに
時に灼け狂い 時に凍り絶え
幾億繋がりの数えるすべ無きポリスの多きを
神秘の流れる銀の糸河を
削りに削り レモン色のもやに戻す、戻す。
...
架空の手紙を書きました
咲いて間もなく突風に打たれ
瑞々しく散った桜のように
泣くでもなく微笑むでもなく
同じ景色の縛りの中で
そこはかとない諦念の香りに包まれて往く
ひとつのイメージへ
...
統計的な因果の編み目があまれて
カップだけが知っている)-(硝子のテーブルに置かれた
輪廻の網をこえたの」
「朝 僕は(揺れたのはおまえか
[太陽が影だけ来ていた
死んだ」
煙草 ...
(今日はこどもの日だ とか)
こどもごころに思ってました
どうして ひいおばあさんは
「ナンマンダ ナンマンダ」と
四六時ちゅう呟いているんだろう と
だが いまや 娑婆のゴールが
...
座ったときの
長さが
一体なにを証明するのか
わからないまま
――座って見る景色はほんの少し懐かしいけれど
――座ってみる景色は背伸びする必要がないから
私は
計られ続けてきたけれど
...
ツルツルに剃り上げた
アソコをパックリ広げて
カモン、ベイベー!と
手招きされた
が、がいじん
人生初の外人
英霊の皆さん、見ていて下さい!
今、僕は外人とやる
思い出の日は雨が降り寒かった君と出逢った場所今はない
四季がありどの季節にも色がある個性と言える特徴がある
林檎狩家族揃って楽しんだ食べ放題の看板が目立つ
空想の翼広げて旅に出る非現 ...
私がどれほどのものでもないと認めることから、始めなければならない。それはとても恐ろしく重く苦しい作業ではあるのだが。
お気に入りのおもちゃだから容易に捨てられないだけで、おもちゃの方では案外、私 ...
富士のよこがおを20階からおがむ
おやまのしろい三角が
低い天から降ってきたように鮮烈だ
そのよこがおにはあばたがある
新幹線でとおるときあんなにすっとしているのに
そのよこがおには空色のあ ...
それはひとが置いてきてしまったものへのノスタルジーのようなものだった
いや、ノスタルジーなどではなかった
ちがう世界の発展と調和に今を生きるぼくたちのこれからを重ねていたのだ
ひ ...
きゅっと乳首を抓られたときに見せる微かな苦悶の表情を浮かべてその男は
乗機中の旅客機が自由落下を始めたときに見せる表情を浮かべてその男は
梅雨の晴れ間の日中に冬物のスーツで歩き回るような不 ...
左手でマイク持つ癖忌野忌
屋上で授業サボるや忌野忌
もう死んでいる君より先に朽ちる
たい焼きと喧嘩するほうが悪い
賞味期限切れた牛乳飲んでいる寝とれなかった女
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
完璧主義で靴下に穴開けてる
北大路京介
自由詩
9
14/5/6 0:16
鼻唄をポケットに夕暮れのチューインガム
〃
自由詩
5
14/5/6 0:16
人魚の瞼厚くキラーフレーズの波音
〃
自由詩
2
14/5/6 0:16
202号室の男
六九郎
自由詩
2*
14/5/5 23:46
もう一度
あおば
自由詩
6*
14/5/5 21:24
花のこと
はるな
自由詩
5
14/5/5 20:35
そういえば春は
〃
自由詩
3
14/5/5 20:33
凪の夜
草野大悟2
自由詩
0*
14/5/5 20:24
女郎蜘蛛
草野春心
自由詩
3
14/5/5 19:28
ピシパキよ この頃 濁ったものが気になるんだ
ichiro...
自由詩
7*
14/5/5 19:09
白木蓮
Lucy
自由詩
16*
14/5/5 19:08
瞬間と永遠
吉岡ペペロ
自由詩
2
14/5/5 18:21
僕らの朝が生まれる潅木の近くで
りゅうのあく...
自由詩
8*
14/5/5 17:04
お迎え
山部 佳
自由詩
6
14/5/5 16:04
いつも
なけま、たへ...
自由詩
1
14/5/5 15:56
五月のレター
ただのみきや
自由詩
15*
14/5/5 13:45
朝
佐藤伊織
自由詩
3
14/5/5 12:08
錆ついた風見鶏
信天翁
自由詩
2
14/5/5 10:53
さよなら、座高
そらの珊瑚
自由詩
12*
14/5/5 10:00
外人とやる
花形新次
自由詩
0
14/5/5 9:11
非現実的
夏川ゆう
短歌
0
14/5/5 7:46
手を離す
森川美咲
自由詩
4*
14/5/5 4:04
富士のよこがお
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
14/5/5 1:44
今を生きる
〃
自由詩
4
14/5/5 0:49
なあ、きみの尻を触らせてくれないか。そのかわり俺の尻も触って ...
六九郎
自由詩
1+*
14/5/5 0:12
左手でマイク持つ癖忌野忌
北大路京介
俳句
2
14/5/4 23:56
屋上で授業サボるや忌野忌
〃
俳句
6
14/5/4 23:56
もう死んでいる君より先に朽ちる
〃
自由詩
3
14/5/4 23:55
たい焼きと喧嘩するほうが悪い
〃
自由詩
5
14/5/4 23:55
賞味期限切れた牛乳飲んでいる寝とれなかった女
〃
自由詩
1
14/5/4 23:55
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2279
2280
加筆訂正:
五月のレター
/
ただのみきや
[14/5/5 14:03]
細々修正しました。
五月のレター
/
ただのみきや
[14/5/5 13:53]
誤字 間違い訂正しました。
5.07sec.