空がこんなに青いのに
死にたいと嘆く 冷蔵庫101号室に住んでいるレモンなんてジュースにして
空のそらぞらしさなんて
御構い無しに たわわに実った 金柑の実を小鳥のようについばんで
よもぎのパ ...
指先でぬぐえない
苦しみの跡が
陸にあり

次の世代に期待、と今の老人がいうとき
それは諦めでもある
問題を解決しても次の問題が持ち上がる
償いをしても次の償いを要求される
支配者を排 ...
  君に会えないその時は
花でも摘みましょうか
それとも窓辺で
恋歌でも歌いましょうか

花占いももう飽きた
君は{ルビ何処=いずこ}の空の下
誰を待っているのでしょう

さらさらさらさ ...
音なくひかりだけで

さくらが爆発している

いきものたちの銀河

散ってゆく

さようなら

いきものたちの銀河

さくらが爆発している

音なくひかりだけで


...
ヘッシャーに聞いた話だ。
そいつは水槽で蛇を飼っていた。餌はアルビノの二十日鼠だ。
蛇が鼠をまるごと呑み込むと蛇の腹?が鼠形に膨らみ、暫くは動くらしい。
そいつは何時ものように腹を減らした蛇 ...
コロコロココロコロガッテ

何処かへ行きたくて

誰かと出会いたくて

コロコロココロコロガッテ

新しい匂いを吸い込んでみたり

柔らかな生まれたての感触を

頬にあててみた ...
お前の脳天に沈み込んだ金槌の先端はゲラゲラ
真っ黒な鉄なのに真っ赤になって恥しがってゲラゲラ
色白な可愛い娘だったのにグチャグチャになってゲラゲラ


あれは年表に載せるほどのことも ...
子どもだから知らない漢字は飛ばしてもいいんだよ、漢字ドリル斜め折りして目印をつけたページ、「大切な」を十回書き写して、[音読しました]に丸だけつけて、手のひらの外側がすこし黒くなったまま誇らしげに食卓 ... 鵯も食わぬ石榴の祖父の庭

霞む空姿の見えぬ鳥の声

サクラモモウメにレンギョウ山の雲

背比べ白い椿に見下ろされ

一歩進みそれから動けず振り返れば春
点数を受け取っただけの解答は思い出せないし覚えてもいない 三月のかた雪の上を歩いて
湖を行くと
半分水につかったまま
凍りついた樹の枝に
ふくろうがいた
ふくろうは目を閉じていたが
やがてゆっくり見開くと
私をみつめた

ひらべったい猫に似 ...
「好き」と言う口とそれを聞いてくれる耳のある幸せを失う 桜東風預けたる背を斬られけり 身の捨てどころにタモリのラッパ タモリが嫌いな女といて鈍い夜の桜 拾った石にタモリの悪口 それぞれに運命を入れた容器たちの
つかの間に折々
わずかな光を胎動し
森のかたちにふくまれていく

欲しいからだを差し伸べる
天使たち
祈りをおびて瑠璃色の
小箱にひそめ ...
雪国の春は
急に速足でやってくる

庭の雪がみるみる解けて
クリスマスローズは
地面に張り付いていた体を
ゆっくり持ち上げて
太陽を見てる
土に溶けてしまった葉っぱもあるが
その真ん ...
朝なのか夕方なのか
それさえも知らせてくれない
空と時計の冷たさ

むっと感じる春の熱気
散らないでおくれ
願う間もなく

風の力で1枚2枚と
枝から引き剥がされ
花びらは宙を舞う ...
かわいた音を
かなでる弦、を
はじいて始まる
はかない白日


恥じながら生き
端っこ歩み
ゆめゆめ思わぬ
夢を見て


とっくの昔
とっぷり
暮れ切り


...
アートとして オブラートとして
暈しの中に一点を見極める器量を求める

100人せいぜい10色位なもんだ
大まかに跨ぐ心理のテキスト
詳細なんて気にするな 単色がラッキーカラー

君は何 ...
                140402

+0パーセントの悲鳴が
2パーセントに達するほど
奥が深くない湾岸の住民たちは
3パーセントアップでも耐えられるはずだ
5パーセントアップだ ...
三角になりたい。右も左もいらない。

右手で口をおさえて咳をしたら私の右手は
遠くまで吹き飛んでなくなってしまった。
左手でドアを開けて外へ出ると庭にいた猫
がにゃあにゃあと鳴く。私の右耳は ...
一本の桜樹の隣に佇んでいる
赤いスカートの少女の笑顔は
難しくてきっと誰にも
読み解くことはできないだろう

花は満開で風から逃げながら
逃げ切れずに儚くしている
舞う薄桃色に歓喜する
...
聞こえるだろうか? 一枚の、

絵画が

まるで、狂喜の

舞踏会 そして 夜のしじま

戻りなさい  

描くように 描くように 

微笑みを浮かべながら

描くように
...
桜は
冬から咲く準備を
しているらしい

前へ
前へ
進まなければ

今は明日のため?
今日は昨日の結果?

のんびり見上げたはずの
桜が遠く感じる
春は自分を省みるとき
乗用車一台通れば
塞がってしまうほどの道幅
両側の家並みに
人は暮らしているのか
いないのか
どこも無口で
通り抜けるにも 身構えて
足音忍ばせ 
辺りに目を配る

ここは都会 ...
昔大きな戦争があったことを
食卓のバナナは太陽に教えてもらった
黄色い時代だったという
バナナは自分が青かった頃に住んでいた国について
通りかかった風に話し始めた
小さな島がたくさんあっ ...
この悲しみもこの痛みも本物だけど。あの優しい眼差しも温かい手のひらも本物。

だから生きてゆける。
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ちいさなコントラバスるるりら自由詩21*14/4/3 17:18
僕たちは生きているだけで人生については十分論じ合っているふるる自由詩12*14/4/3 16:19
_自由詩114/4/3 15:37
花曇り未有花自由詩20*14/4/3 9:13
音なくひかりだけで吉岡ペペロ自由詩814/4/3 7:23
傾向と対策末下りょう自由詩5*14/4/3 4:18
コロコロココロ灰泥軽茶自由詩714/4/3 0:14
Blood Blood Bloodホロウ・シカ...自由詩2+*14/4/2 23:47
Mekakushi佐藤真夏自由詩814/4/2 23:23
祖父の庭亜樹俳句014/4/2 22:11
落ちこぼれエリートどちらも行き来したぼくの答えが100点満点Neutra...短歌114/4/2 21:45
ふくろうLucy自由詩19*14/4/2 21:26
「好き」と言う口とそれを聞いてくれる耳のある幸せを失う北大路京介短歌414/4/2 20:17
桜東風預けたる背を斬られけり俳句1*14/4/2 20:15
身の捨てどころにタモリのラッパ自由詩114/4/2 20:14
タモリが嫌いな女といて鈍い夜の桜自由詩014/4/2 20:14
拾った石にタモリの悪口自由詩014/4/2 20:14
瑠璃唐草にあまね自由詩1314/4/2 19:52
雪の下からLucy自由詩8*14/4/2 18:53
春の熱気小川麻由美自由詩4*14/4/2 18:15
たった今シホ.N自由詩514/4/2 18:11
アートとして オブラートとして朝焼彩茜色自由詩11*14/4/2 17:39
狐石あおば自由詩13*14/4/2 17:17
られつ左屋百色自由詩6*14/4/2 15:12
桜の若樹と赤いスカートの少女もっぷ自由詩514/4/2 13:32
薄紅の炎ハァモニィベ...自由詩4*14/4/2 11:47
省みる春朧月自由詩514/4/2 10:08
イナエ自由詩9*14/4/2 9:46
落花生乱太郎自由詩25*14/4/2 9:40
いっそすべてが偽物だったらよかったのに水宮うみ自由詩3*14/4/2 6:59

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加筆訂正:
桜東風預けたる背を斬られけり/北大路京介[14/4/3 12:58]
預けし背中 →預けたる背を
【 廃屋の桜 】/泡沫恋歌[14/4/3 8:27]
4連目を書き込みました
HHM2開催に寄せて 過去の批評祭作品レビュー/深水遊脚[14/4/2 12:12]
余分な半角スペースが入っていたので除きました。
3.65sec.