陽の光があふれるところで
  あなたのからだを抱いていた
  影は こまかい枝のようになって
  わたしたちに踏まれている
  世界から背をむけてまで
  夢見ることを手放してま ...
カレンダーが揺れています
風が流れているからです

カレンダーの中の文字
ひとつかふたつ
いなくなりました

明日は0時半に
公園で待ち合わせです

蛙と星でも
見ようと思います ...
夜の{ルビ静寂=しじま}が
私を思考の世界へ誘う
仄暗い豆球がシーツの海を照らして
波打ち際には夜光虫のように
ラメ入りマニキュアが光るから

私の思考回路は小舟に乗って
大海原へと漕ぎ ...
汚れちまった悲しみに

今日も宇宙のふりかかる

汚れちまった悲しみに

今日も生死がふりかかる


たとえば死体に蝿などが

たかる様子を忌み嫌う

宇宙や生死のなますがた ...
私はかつて[緑病]と呼ぶべき奇妙な病気に罹ったことがある。
それは十八歳くらいの時で、高校を卒業して初めて社会人となって働き始めた頃のことだった。
なぜか緑色に魅かれて、服も靴もバッグも帽子も身に ...
水色がほんとうは

桃色でも灰色でもあるように

白はほんとうは

黄色でも灰色でもあるようだ


自然は

水色だけを跳ね返すことをしないのだ

自然は

白だけを跳ね ...
 懇親会です。皆さんワイワイ集まって、知り合う前から仲良さそうです。幹事の方が「無礼講だ」と嘘を吐きます。よくあることです。誰も信じていません。嘘です、少しだけ、信じている人が混ざっています。羽目を外 ... 訪なへるものとてなくも幽闇に微光充ちたり蒼き花苑                                                        あひ見んとかね言交はすあて人の姿うたひぬ ... 今日の良き日に
このクズはクズだ
健やかに太く律された足はクズの足だ
虚ろだとでも言わせたげな目はクズの目だ
限り無く白紙を埋めたこの手はクズの手だ
見られ想われ殴られ洗われたこの体はクズの ...
譯しそむアイヒェンドルフ日の盛り                                                                夜涼しイェイツほぬかささやけり      ... 秋も冬も春も

歩いたね

五月も梅雨も

歩いたね

生き物たちが

呆気にとられて

悲しみに暮れている


ひとが生まれるということは

たぶん津波にのまれるこ ...
<くちづけ>
誰かに見られたくちづけは
あいまいに淡く消えていく

誰かに見せようと思えば見せられたのに
それでも誰にも見せなかったくちづけは
甘く鋭く残っている

いつまでも
いつ ...
ヒイラギの葉のように
トゲトゲした ココロ模様が

白く 馨しい 花びらと ともに
まるで 花火のように
砕け散って しまいました
今宵も
インスタントラーメン
大家さんから分けてもらった
鍋から直接すすっていると
ぼろアパートの上空に流れ星
星を見上げる権利は誰にでも

      ☆

出発を思い立つ
トラ ...


前へ逆らってくるものに濁った静寂を飲ませよう。人間は平等な墓石の上で草になるのを待っているから。広がって他を照らそうとするものをそれ以上の絶対的な光で鎮めよう。あらゆる広がりは人 ...
庭の薔薇愛を生み出すピンク色薫りと色が心を癒やす

大空は悲しくなって雨降らす星座が一つになって元気づける

僕の道途中で切れることはない行き止まりはない人生の道

暗い場所よりも光ある場 ...
わたしと あなたが

繋がる方法なんていくらでもあるから

その一つを選んだだけよ
あ、こんにちは

あ、どうもどうも

もう夏ですか

もう夏ですよ
だってでも結局

俺の勝ちやろそら






...
 乗るなら飲むな
 飲むなら乗るな

 乗ったら飲むな
 飲んだら乗るな

 それでもしかし
 一杯がついつい

 進みに進んでは
 飲まれたならば

 泳ぐなら飲むな
...
夜の帳に溶け込んだ心情が 淡く病む。
シタールの音色が鋭く僕の喉を刺す。
震える手で連ねる恋文は
異国の呪文のように匂い立つ。

ああ、夭折した画家達よ。
あなた方の創造した世界はなん ...
カラフルな欲望の中から一番鮮やかに見えるものを捨てる。
トーンの重い音楽の銃口をこめかみに当て 弾く。
頭は真っ白になり、口から真っ赤な泡を吐く。
一瞬軽くなった体は宙に浮き、その後いびつな形の ...
 
見せびらかす愛なんて くそっくらえ

語る愛なんて 持ち合わしちゃいねー

でも感じあう愛なら、あるぜ



 
夢の続きに揺蕩いながら 目を凝らした
鶏小屋の薄暗がりに 白い卵を探した
ゆるやかな夏の朝に 竈の煙は薄らいで
元気なお釜は 薪の爆ぜる音に合わせて


谷を抜ける風は 川面に小魚を追 ...
ひらいてしまったてのひらに
はじまりは舞い込んで、やがてにじんでいく
窓枠を引いて外と内を分けて
でていかないよと言ってみても

手に入れることは失くすことだから
いつでもきちんと立てるよ ...
差し伸べられた手は友か
撫でられた頭は子か
迷う心は己か

付き従わぬ雫
ひるがえって花

時に止まり
空に泊まり
力に捌け

うわごとを繰り返す君
君なんて居ない僕
{画像=140720232423.jpg}



言葉に傾き
ほら歩く姿に
傾きがありませんか?


真っ直ぐ歩いて来た
自分はそう思って来た
でもある時
人に言われたんだ
...
私は末っ子で甘えたがりだった

子供の頃 母に甘えられなかったのは

兄の心臓が生まれつき悪かったからで

わかってはいても

兄や姉がうけていた優しさが

私には足りなかった
...
蒔いたことさえ忘れていた
種が芽吹いて花を過ぎ
実を結ぼうと閉じている
幸せになるために
いくつ名前を忘れれば良いのか
女であることを
忘れることよりは
伊予柑を望遠鏡で覗く夜
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
からだ草野春心自由詩514/7/21 18:46
カレンダー小原あき自由詩7*14/7/21 17:07
【 思考する夜に…… 】泡沫恋歌自由詩15*14/7/21 16:16
汚れちまった悲しみに吉岡ペペロ自由詩3+14/7/21 16:15
散文 【 緑病 】泡沫恋歌散文(批評...10*14/7/21 16:02
ほんとうの白吉岡ペペロ自由詩214/7/21 15:52
ありがちなことDAICHI自由詩214/7/21 14:19
幻宮城織部桐二郎短歌014/7/21 14:17
備忘録なけま、たへ...自由詩214/7/21 13:53
ろまん街道織部桐二郎俳句014/7/21 13:52
悲しみに暮れている吉岡ペペロ自由詩314/7/21 13:39
くちづけ など四篇クナリ自由詩4*14/7/21 11:41
花火のように藤鈴呼自由詩2*14/7/21 11:12
四畳半神話やまうちあつ...自由詩1*14/7/21 10:15
コンプレックス葉leaf自由詩714/7/21 9:49
人生の道夏川ゆう短歌014/7/21 7:37
意味もない瑠音携帯写真+...214/7/21 5:15
あ、ひまわりさん携帯写真+...014/7/21 5:14
じゅんどろTAT自由詩214/7/21 4:48
漂語県天地無用自由詩214/7/21 2:25
恋文ヒヤシンス自由詩14*14/7/21 1:52
自由詩6*14/7/21 1:02
あるぜ殿上 童自由詩20*14/7/21 0:57
夏の歌III_朝藤原絵理子自由詩214/7/21 0:55
「かえす」小夜自由詩414/7/21 0:40
差し伸べられた手は友か水素自由詩2*14/7/21 0:07
言葉に傾いているbeebee自由詩29*14/7/20 23:26
徘徊メガネ自由詩314/7/20 22:07
はるな自由詩614/7/20 21:58
伊予柑を望遠鏡で覗く夜北大路京介俳句414/7/20 21:38

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加筆訂正:
我よ/森川美咲[14/7/21 4:37]
孤蓬さまのアドバイスを受けて、一行目「幼い」→「幼き」と改めました。
4.57sec.