美しい曲が流れ引き寄せた

私の脳裡を回り取り囲んだ

曲が流れ込んでいる束の間

美しい旋律に乗り緩やかに

流され安らかに酔いしれた



流されるままに癒される心

...
真っ暗な夜
今日も私はひとり
青臭い川原を歩いている。

人間たちは
時々撫でてくれ
時々餌をくれ
そして笑い声とともに
立ち去っていく。

人間たちは
時々私の尻尾を踏み
時 ...
怠惰の中に微かな決意
このままでは終わらないと

ではいつ
いつ立ち上がるのか
回り始めるのか

思考を止めた機械の歯車は
待っている
最初のごくわずかな回転の
きっかけの合図を
...
あなたの黒い長い髪がうたうたび
わたしの胸はいちいちこまかく傷つきました

海岸のガラスみたいになめらかにちいさくなっていくわたしを
拾いあげて陽に透かして
その美しい呼吸を一瞬でも止め ...
ぼくの化石が、笑いながら尋ねる
もう春ですか、と
やさしい物音が辺りに満ちてきたから、と
そう尋ねた時、湖水で何かが跳ねた


漆黒の深い闇の底へ、光はすべて埋葬され、
1つの箱だけ ...
下を向いて
話していた時の顔が
他人のような顔に思えて
それが辛いのに その時は笑っていた
笑ったことが一番辛かった

日々 からっぽになっていく
なぜかそんなふうに感じている

か ...
日常の中空にぽっかりと空いた
それはそれはおぞましい
真っ白い穴を眺め
メタル・マシーン・ミュージック、のような
冷笑的なノイズ
俺は
やがて窓に突撃して死 ...
旨さを追求して
白い飯に行き着いたんじゃねえのか!
健康のためには
このほうが良い?はあ?
おまえの長生きを望んでるのは
世の中でおまえだけだって
早く気づけや!
いかにもな死体処理役南風 帰り待っている鏡の新月 悪役を褒めた子が地球儀をまわした 牛乳で割るカクテルしかないのか 御地も雪 などと書いておいて
ダダ漏れの 雨を 見詰める

猫でも 行き過ぎたなら
素敵な 風景画へと 変わりそうだけれど

点滅し続けるのは 
シグナルの 色ばかり

少し ...
月がまるで
ひとつ目みたいに にらみつけるんだ

八つ当たりするなと
だって
あたしが悪いんじゃない
言おうとしたけど

雲が一瞬晴れて
ひときわ輝くから 月が

見とれてしまっ ...
重力ではなく
ゼンマイの応力でもなく
電気でもクオーツでもない
泡がハジケル時計
誰とも共有しない
自分だけの時間軸
たどり着くことなど
どうでもいいから
ゆっくり
静かに
体内時計に染み込む
泡の
...
お母さんに会いたい。

風邪を引くと、
かさついた手で私の背中を一晩中さすってくれた
お母さんに会いたい。
太陽の眩しさの中で両手を広げ、
一心不乱に走っていく私を捕まえてくれた
お母さ ...
俺の大嫌いな
カブトムシ野郎の言葉を借りれば
憲法なんかない世界を想像してごらん
だ、ボケ!
護憲などとぬかしている奴が
サヨクだなんて
チャンチャラ可笑しいワイ


良い字だこと
たっぷり食べてぐっすり眠ろう。

簡単なことのようで、
それがとっても難しいのだけれど。

わくわくすることをしたい。
何事にも振り回されずに生きたい。
たとえ振り回されても、
しなっ ...
昨夜の雨で オレンジ色のポピーのドレスがシトンッと落ちていた
残念の刹那 日常に戻されるポピーに泣く人も数えられるほど存在か・・・

人間って 心って 花を見て何を思う
ポピーが裸になっただけ ...
隣に彼がいないのをいいことに
オナニーする夕暮れの美少女は
悲壮感漂ってグラフィカルな幻覚をみる

もっぱらハウスかテクノのピコポコ電子音苛まれ 焦りばかりの毎日
蛍光カラーがポップに散歩す ...
札幌生まれの
スイートピーですよ
お花屋さんの店先で
淡いピンクに目を奪われて
立ち止まった私に
スイートピーのように優しげな
お嬢さんが呼び掛けるので

ひとつくださいと言い
あり ...
秋の暮れに拾った
みにくい木の実を埋める
春まで生きる理由がいるので

秋に木の実を掘り返す
腐った土が湧くばかり

まるで知りあいみたいに
まるで知りあいみたいに
誰かが知りあいみ ...
よく晴れた朝のテラスで 鳥達のさえずりを聴く。
少ない睡眠でみる暗い夢が表の世界に放出される。
私は庭に咲く菜の花に囲まれて
今ここに在ること そのことに深く感謝する。

全ては思い過ご ...
 凪いだ水面のしずかさで
 花のように老いてゆく
 女がいる


 さくら
 と よばれた
 ひとりの女は
 ひとりの男の
 妹で


 おまえのよろこぶような
...
 あの日は
 特別ではない日
 アニバーサルではない
 だれもが気にもとめない
 ただやりすごしてゆくだけの日
 デモ
 だれも触れない
 端折られた日なんてあるだろうか
 端 ...
誕生日に
どこへも行かなかった
髪をくしけずらなかった
うねるにまかせた
口紅をぬらなかった
洗いざらしにしておいた
たいていの人がしみだと呼ぶ
頬にちらした点々を数えた
  (およし ...
夢みることの破滅を経験から詩に置き換えようなんて、大体君は死すべき時を逃してしまったんだな。
近頃思うことはそもそも利己主義者を軽蔑しても何も解決はしないってこと 。野心家は利己的に生きようとす ...
風の強い日で
今日はカーテンが窓の外へなびく
いつものぼったい振りを辞めて
揺れる、揺れている
カーテンはいいな、今日は自由な日らしい

しかし
窓の外へ飛び出しはできまい
自由さも限 ...
公園の
並木道で
かすかに
聴こえる音
の精をさがす

淡い
色すらない
音の精の
羽が
ひらひら舞うのに
輪郭が
ぼんやりしてきた
こころが
よりそう

ためきれない ...
水を飲み
眠り起き

それでも
縮んでいく
薄れていく


忘れられて
さよならも言わず
消えてしまえたら
楽だな
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ほんの少し・・・tamami自由詩8+14/5/16 10:32
野良猫ららばい自由詩3*14/5/16 9:27
再起まで森川美咲自由詩5*14/5/16 5:05
海岸はるな自由詩814/5/16 4:00
【邂逅】ハァモニィベ...自由詩6*14/5/16 1:56
痛みの部屋加藤自由詩5*14/5/16 1:28
まるで閉じられた目蓋が開いただけとでもいうようにホロウ・シカ...自由詩3*14/5/16 0:58
脱玄米花形新次自由詩014/5/16 0:29
いかにもな死体処理役南風北大路京介俳句014/5/16 0:14
帰り待っている鏡の新月自由詩114/5/16 0:13
悪役を褒めた子が地球儀をまわした自由詩414/5/16 0:13
牛乳で割るカクテルしかないのか自由詩214/5/16 0:13
傘差して ゴミ捨てをする 月曜日藤鈴呼自由詩1*14/5/15 23:12
ひとつ目月朧月自由詩314/5/15 22:31
ゆっくり静かにハジケル時間ichiro...携帯写真+...6*14/5/15 21:43
会いたいららばい自由詩9*14/5/15 21:31
カブトムシ野郎花形新次自由詩014/5/15 21:30
わかってるららばい自由詩7*14/5/15 19:00
ポピーが裸になっただけのこと朝焼彩茜色自由詩10*14/5/15 17:25
虹とスニーカーと奇想比良末潮里自由詩4*14/5/15 15:25
スイートピーLucy自由詩14*14/5/15 13:17
最強竜門勇気自由詩214/5/15 12:24
純心ヒヤシンス自由詩18*14/5/15 11:48
さくらの笑み石川敬大自由詩1114/5/15 10:31
わすれられない日自由詩514/5/15 10:05
そばかすそらの珊瑚自由詩20*14/5/15 8:57
現世アラガイs自由詩2*14/5/15 8:17
カーテンとその向こうの空なけま、たへ...自由詩114/5/15 6:45
微かな音殿岡秀秋自由詩514/5/15 5:51
霧消の渇望森川美咲自由詩0*14/5/15 3:18

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