彼女は毎日散歩することにしていた。
おもいがけなく、風の強く吹いたその日、坂道を登り切ったところで
風に語りかけられた樹のように
彼女はざわめいた
そこで傷ついて死んだ小鳥の姿を
見られてし ...
「意志の物理的力」よりも、やっぱり、
「心細くなった猫」の方を読みたいかなぁ。
「再生」は、
「蘇り」よりも積極的だ。 と、思いつつ、
「捨てたものは拾うな」を手にはとったが、買うほでもない。 ...
赤い糸が黒ずんだ
いつでも
どこでも
どんなことに出くわしてしまった時も
わたしは大丈夫じゃないままに
受け止めてくれている大地がそこにある。
たおれてしまっても大丈夫なんだよ。
すぐにたちあがれな ...
ゼミ旅行が4カップルと俺の9人
売られたケンカを買う暇がない
疲れ果てて
ひとりでボーッと昼飯を食べていたら
タカエちゃんから
ちっちゃな人形をもらった
富士子ちゃん?
えー知らないんですか〜
コップのフチ子ちゃんですよ〜
コップのフチ ...
真夜中のファミレス
遠慮がちに
丸まって寝る老人
テーブルには
ドリンクバーのカップ
人もまばらな
真夜中のファミレス
ひとり・ひとりが
さみしく何かを
抱えて飲むコーヒー
...
とつぜん目をふせた
タクシーに乗りたくなった
マツコデラックスな気持ち
価値観
気持ち
正義感
一次予選すら通過しなくて
もう違うことを考えている
じぶ ...
あたしは舟を漕ぐ
薄紅色にぼんやり光る水
空には忘れ物をしてきた月
待ち続けていると
ガラス窓に張り付いた
ヤモリの手までかわいく見える
むかしの歌は
遠ざかり行く駅 ...
4つうえの姉ちゃんの本棚には、(ホットロード)と(瞬きもせず)しかなかった
たまに学年成績トップとかの姉ちゃんは、本棚に紡木たくしか置かなかった
こんなの読んだらオカマになると思って僕は読まな ...
バスが
税務署
法務局
福祉センター
ガンセンター
サッカー場
運動公園
文化会館を
回っていく
僕たちの街にはこんなものしかないのかと
問うこともなく
僕たちは将来これらのセン ...
目を瞑って鍵盤にそっと乗せるだけで
軽やかに舞い始める私の十本の指
やがて目の前にお洒落なショパンが現れて
揺れる私の肩をそっと抱いてくれる
「お母さん、私ピアノを習ってみ ...
春のあらしは
つぼみすら
根こそぎ揺り落としていく
いのち、として
咲くことのできなかった
それでも小さな亡骸となるものたち
シャボン玉一瞬だけの夢をみる
庭に花園を作って楽しむのは
未来を
思うこと
球根は裏切ることなく
毎年花を咲かせるし
宿根草は年毎に株を大きくする
一年草は種を落とし
思わぬところから芽を出している
白いつるバ ...
夢の中で交わした約束
星空とだったか きつねとだったか
彼は言った
「記憶だけは大切にね」
「思い出だけは忘れないで」
・
・
・
朝を迎えたら
憶えていたいたのは
記 ...
この花は
私に名前をおしえない
もっと大きな
深いものことをおしえる
おしえてくれる
花を知った朝
140409
嘘があるから真実もあるだろう
楽観論者の筆者は軽く聞き流す
哲学青年は厳密に考察を開始する
100パーセントの真実なんてあるものか
必ず嘘とい ...
ジャンケン ポン
鬼だー! 隠れろ!
春の鬼ごっこ
小さな女の子たちが隠れる場所を探している
木の陰へ
路地の奥へ
鬼が来る早く隠れないと……
慌てて
建築資材倉庫へ
独りで逃げ ...
おばさんは一日にして成らず
常識がないと人にいうあなたの方が常識無し
若者言葉ネットで検索中
何度聴いても覚えられないパソコン用語
話を聴いてくれる相手を探してる
助走乗 ...
何もない真っ白な夢が舟を作る
霧が行く手を塞ぐ
遠くに歌声?
叫び?
笛の音にも聞こえる。
朝靄に船を出す
雨はしたたかに心を濡らす
メチャクチャなピアノ
不安定に舟は揺れ ...
...
ギャグマンガが生まれながらに抱える命題を
お前知ってるか
...
関係性なんて
ひっそりと結ぶに越したことはない
相手が迷惑だと思っていない
保証がどこにあるの
だからあなたたちはすぐに
裏切られただの
なんだのと大騒ぎするのよ
なめ子は
そう言 ...
桜の季節だね
君が生まれた月
思いやりがあって、どんな時も
私の事を一番に考えていてくれた君
目に見えるモノだけを信じて
耳に聴こえるコトバだけを信じて
私は疑ってた…
誰よ ...
別々に見上げた枝垂れ桜からあの日の記憶蘇る夜
空の青桜のピンク唇の紫色を隠す{ルビ紅=くれない}
桃色の鉛筆たては我々の幸せ日の夜の水槽
底のない柄杓で金を掬っている
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
「詩集」
ハァモニィベ...
自由詩
0*
14/4/10 0:31
「ああ、私は・・・ と思う時」を読んで
空丸ゆらぎ
自由詩
12
14/4/10 0:24
赤い糸が黒ずんだ
北大路京介
自由詩
6
14/4/10 0:23
人間、この尊きもの
七尾きよし
自由詩
4
14/4/10 0:22
ゼミ旅行が4カップルと俺の9人
北大路京介
自由詩
4
14/4/10 0:22
売られたケンカを買う暇がない
〃
自由詩
8
14/4/10 0:22
コップのフチ子をもらった
ichiro...
自由詩
17*
14/4/9 23:45
五行歌連詩/コブシの花
岸かの子
自由詩
4*
14/4/9 23:33
かくれんぼ
吉岡ペペロ
自由詩
4
14/4/9 22:20
ふね
藤原絵理子
自由詩
3*
14/4/9 22:11
姉ちゃんの本棚のホットロード、
末下りょう
自由詩
9*
14/4/9 16:33
東西循環
ゴースト(無...
自由詩
10*
14/4/9 15:22
頼りないショパン 不器用なベートーベン
夏美かをる
自由詩
30*
14/4/9 14:12
中絶
茜井ことは
自由詩
2*
14/4/9 12:05
同じだね
もっぷ
俳句
2
14/4/9 11:25
花園
Lucy
自由詩
17*
14/4/9 10:33
約束を失くした
にかほ あや
自由詩
2
14/4/9 9:50
花とはなす
朧月
自由詩
5
14/4/9 9:05
真実
あおば
自由詩
12*
14/4/9 8:54
【 春の鬼 】
泡沫恋歌
自由詩
13*
14/4/9 7:19
自由律 【 おばさんの流儀 】 其の五
〃
俳句
9*
14/4/9 7:13
処女航海
うみこ
自由詩
8*
14/4/9 5:55
市立図書館
TAT
短歌
1
14/4/9 2:59
ギャグマンガ
〃
自由詩
0
14/4/9 2:43
ちつのひだなめ子の裏切り
花形新次
自由詩
0
14/4/9 0:38
ねぇ…てっちゃん
ちゃんこ
自由詩
3
14/4/9 0:29
別々に見上げた枝垂れ桜からあの日の記憶蘇る夜
北大路京介
短歌
2
14/4/9 0:18
空の青桜のピンク唇の紫色を隠す紅(くれない)
〃
短歌
2
14/4/9 0:17
桃色の鉛筆たては我々の幸せ日の夜の水槽
〃
短歌
3
14/4/9 0:17
底のない柄杓で金を掬っている
〃
自由詩
2
14/4/9 0:11
2258
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2292
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2297
2298
加筆訂正:
クロッカス
/
Lucy
[14/4/9 9:12]
ところどころ加筆修正しました
怪獣の足元に咲く桜かな
/
北大路京介
[14/4/9 0:43]
足元で →足元に
4.27sec.