意地を張る胸なんて 私が風になって吹き飛ばしてあげたい
意地の自覚のない幼い心の齢に 強靭な風になって泣かせてあげたい
知ったからこそ 自分の心と普遍の心の泉をもって 伝えたい
時 ...
春の汗を犬がひっぱっている
フォークの握りでボール抜けなくなっている
工具買って直せず
蟻の入った梅酒を蟻ごと飲んでキーの高い歌を唄う
たまごやきを焼いた
ウインナーを焼いた
普通のお昼ごはんをたべる
病んでいるという
君からのメールをみた後で
人との関わりを断っていたという
君をまるごと食べたいとおもう
き ...
病棟の面談室で
並んで座った僕と君は
三五年前と同じで
とりとめもないことを話す
天井は低く殺風景な面談室
飾るものは作者不詳の風景画
部屋の隅のテーブルでは
患者を囲んだ四人がひそ ...
初めて名刺を作ったころ
職場には峰が幾つもあって
明るい未来が透けていた
登りはじめて気付いたことだが
山道は九十九(つづら)折り
いくつかのコーナーには
清水がキラキラ輝いて
口を ...
かあさんは白
とうさんは黒
ばあちゃんは茶色で
じいちゃんは巻き尾
そのまたばあちゃんが
どんなだったか知らないけど
たぶんボクの中にいるんだろう
抜け落ちた
冬毛のなかに
いろ ...
桜 花咲くその奥に
飛行機雲伸びてゆく
柔らかな 春
でも 私は知っている
君の心は 静かに
痛んでいることを
花開くことのなかった
あの、日
君は飛行機雲よりも
もっともっと はる ...
おやすみと一言言えば眠くなる良いも悪いも無い夢を見る
友達に手紙書こうとペン握る握っただけで思いつかない
海岸沿い車で走り目的地へ変わる景色は油絵のよう
今日は晴れ雲一つない青一色逢 ...
本能を呼びさます最高の力は母性である
個体の保存よりも重大な利害のある種の維持をつかさどっている母性は、最も愚昧な知性の中に、脅威すべき先々までの用意を呼び起こす。
その祖先たちの手で ...
初夏の月から
降りそそぐ
その耀く光だけではなくて
少しずつ零れる
綺麗事のような陰は
どこまでも柔らかくて
穏やかな音色がする
夜空のずっと西にある街には
月の光は差し込まない
...
山の桜は満開でした
おとうさん桜だよ
見える?
父は眼を見開いて
悲しげに少し眉を寄せて
(眩しかったからかもしれない)
車いすの上で
桜をじっと見上げた
あー見てる見てる
...
アドバルーン再再稿
「目的地まであと10分です」
(母 世田谷区)
音声で表示されていく地図たち
がひろがって
信号待ちから動き始めた列を追っかけて
くろく ...
塀のそばをとぼとぼ歩く
五月のゆくえはただ次の季節を目指し
露を散らしたばらを放つように咲かせている
人はいない 付き添いの影だけで
影と影が二人で歩いているのか
葉陰の路地になにかが焼けた ...
そのAは
ほとんどBだった
CはそもそもDだし
EとFは難しく
GはいつだってHで
朝からIについて考えて
JとKを眺めながら
Lを食べている
MはNと ...
痩せ太った私
体は痩せているのに
神経が太くて鈍い私
痩せ太った私
財布は痩せているのに
見栄ばかり大きくなる私
痩せ太った私
やる気は痩せているのに
仕事が膨れるばかりの私
...
2014年5月10日9時32分
日記とはと考えながら
つぶやきはとはなにか
然らば
反射的な言動の源は何かと考えた。
鏡は反射率が高いほうが良いと言われ
...
もしも猫だったら?
あたいは、段ボールの角で凍える子猫さ
何も信じやしないさという目をして、何かを待つ捨て猫さ
いくつかの断片を繋ぎ合わせると
私達は深く愛し合っていた
(それは思い違い)
記憶は時間を経るごとに
正しい記憶も思い違いもすり潰されて
いくつかの断片しか残らない
あなたに私の断 ...
ああ困ったなあ、
(宮沢賢治「注文の多い料理店」)
本当にこのやり方でいいのかい?
(浦沢直樹「20世紀少年」)
胸の中でつぶやいた
(川上弘美「どこから行っても遠い町」)
私 ...
不可思議の海へ飛び込んで 崩れた満月を嘲笑ってた
暗闇に火は点かなくて 萎れた煙草を君は指で撫でた 何遍も
虹をつくるレシピが 虚無の奥へと逃げ込んでから
何度も何度も 掲げてきたはずなのに ...
なんでかな ひどく苛々してる
チョコレート食べたら口内炎にしみる
すべて君のせいだよ
君が約束の場所に来ないせい
忘れるために寝ようとしても
君の笑顔がちらついて
そ ...
気づいたら独りだった
あふれる思いは溶けあって
言葉なんていらなかったはずの僕らが
いつの間にか言葉を失っていた
思いは何処へ
澄ました顔でルージュをひく
君はきっとまだ気づいてい ...
母がいたから私がいる
父がいたから私がいる
今日は言えないけど
やっぱりありがとうかもしれない
カーネーションの赤いギザギザが
忘れられなくて
あちこちの葉陰に
星たちがひそんでいたかもしれなかった
小さな噴水は
古い歌のリフレインを奏でていたかもしれなかった
白い日時計は
誰も知らない刻限を指していたかもしれなかった
アーチ ...
いきなりいってしまった君を
僕は夜通し探したよ
君が最後まで
宇宙にいきたいことを僕は知っていたよ
でも 実は
みんなが探してる中で
僕は 図書館で本を探していた僕に
古 ...
...
できるだけ温かく
あなたを、産んで
できるだけ温かく
あなたをくるんだ
できるだけあなたの未来を願って
あなたの心音に耳を傾けた
きれいなものばかりではないよね ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
意地の子への最後の叱咤
朝焼彩茜色
自由詩
8*
14/5/12 17:55
春の汗を犬がひっぱっている
北大路京介
自由詩
1
14/5/12 14:38
フォークの握りでボール抜けなくなっている
〃
自由詩
0
14/5/12 14:37
工具買って直せず
〃
自由詩
9
14/5/12 14:37
蟻の入った梅酒を蟻ごと飲んでキーの高い歌を唄う
〃
短歌
1
14/5/12 14:37
定食
朧月
自由詩
1
14/5/12 12:37
面談室
……とある蛙
自由詩
20*
14/5/12 12:14
齢
イナエ
自由詩
12*
14/5/12 10:53
MIX(もらったもので出来ている)
そらの珊瑚
自由詩
16*
14/5/12 9:46
『うずく』
にかほ あや
自由詩
4
14/5/12 9:29
逢いたい人
夏川ゆう
短歌
0
14/5/12 7:58
◆精霊はその望むところに息吹をかける◆ (ファーブル昆虫記五 ...
こひもともひ...
自由詩
6*
14/5/12 4:31
月の音色を
りゅうのあく...
自由詩
7*
14/5/12 1:43
桜
Lucy
自由詩
15*
14/5/12 1:21
アドバルーン(いつかみんなにワイドショー用に用意されたコンフ ...
モリマサ公
自由詩
5
14/5/12 1:17
路地にて
春日線香
自由詩
3
14/5/12 0:00
ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ
左屋百色
自由詩
7+*
14/5/11 23:37
痩せ太った私
イオン
自由詩
4*
14/5/11 23:35
反射的
あおば
散文(批評...
4*
14/5/11 23:27
捨て猫さ
殿上 童
自由詩
13*
14/5/11 23:26
「コラージュ」
桐ヶ谷忍
自由詩
3*
14/5/11 23:17
現代詩フォーラム復活記念(超無断引用詩)
左屋百色
自由詩
13+*
14/5/11 23:11
夜の調理
ねこ歩き
自由詩
1
14/5/11 22:54
口内炎
はるこ
自由詩
4
14/5/11 21:51
孤独
森川美咲
自由詩
3*
14/5/11 21:44
柔らかなギザギザ
朧月
自由詩
4
14/5/11 21:30
Heart of the Garden
塔野夏子
自由詩
4*
14/5/11 21:02
「銀河鉄道」残された手紙
最都 優
自由詩
1
14/5/11 20:50
特高警察
TAT
自由詩
0*
14/5/11 20:47
できるだけ温かく
しんおん、
自由詩
5*
14/5/11 20:43
2260
2261
2262
2263
2264
2265
2266
2267
2268
2269
2270
2271
2272
2273
2274
2275
2276
2277
2278
2279
2280
2281
2282
2283
2284
2285
2286
2287
2288
2289
2290
2291
2292
2293
2294
2295
2296
2297
2298
2299
2300
加筆訂正:
月の音色を
/
りゅうのあくび
[14/5/12 8:24]
タイトル改題・推敲
月の音色を
/
りゅうのあくび
[14/5/12 8:06]
遅筆のため推敲
月の音色を
/
りゅうのあくび
[14/5/12 7:28]
遅筆により推敲
月の音色を
/
りゅうのあくび
[14/5/12 2:15]
遅筆により推敲
母の日に
/
森川美咲
[14/5/11 22:08]
母の苦悩がわかるように→母の苦悩に思いを馳せるように
4.74sec.