電子レンジを買った
「何でアール、ハイアール」
1万円でおつりがくる
ダイアル式だ
多分ゼンマイで動くのだと思う
いや、ゴムかも知れない
だからどうだと言うんだ
ちゃんと
...
365色の色鉛筆を手に握って
じぶんのこころを見つめていくと
どんどんこころの内部まで歩いていって
種にぶつかるまで歩いていって
そのたねを
まっしろな紙にのせてみると
たねからとてもいろ ...
不意に 口から 出てきて
きみの 襟元に 当てた ことば
ロケットキャベツ
なんだろう
今朝 目覚めたとき まさか この口が
ロケットキャベツを 発す ...
駅のホームには真夏が居座っていて
人々は影を求めて黄色い線のさらに内側に行儀良く並んでいる
「貨物列車が通過します」
たくさんのコンテナを載せた電車は
風を引き連れ ...
突然窓から入って来たかと思うと
開きっぱなしの聖書を勝手にパラパラめくり
挨拶もなしに出て行った
――相変わらずだな
きっと満開のニセアカシアの間を抜けて来たのだろう
すると今頃は下の公園辺 ...
裏側 裏側
なんの裏側
本の裏側 さしすせそ
咲いた咲かない あたしの才能
尻拭いばかりさせられる
水族館に住んでいた
セイウチみたいになりたいな あら
外はすっかり雨もよい
...
140608
なんとかなると思っていたのでここまで来られた
重い外套を脱いで肩の荷を降ろす快感を覚える
急に台所から魚を焼くにおいがした
妻の居る生活 ...
空気の抱擁
風の棒立ち
傘の内側
打ち付ける外側
はじける音
はねるドロップ
滞る灰色
流れる地面
つややかなコンクリ
わきあがる倦怠感
今日の欺瞞
失敗の ...
きっと、君の、記憶、
キラキラ、消えちゃうから、記憶域。
延々と
延々と
泣いている者がいる
{ルビ人工=ジンコウ}の芝の{ルビ草原=クサハラ}や
{ルビ五十= イソ }の昔の{ルビ瓦家=カワラヤ}や
{ルビ使徒= シト }の躰の{ルビ石棺=セキカ ...
すべての悲しみは郷愁だ
あったかも知れない
世界への
すべての悲しみは郷愁だ
あんなことを
してあげたらよかった
したらよかった
埋めることのできない
あふれだす気持ち
あんなこと ...
自分は誰のもの
自分は自分のもの
自分のために
自分の意志で動き
自分の気持ちで考える
自転車でひとり散策する自分
自分は誰のもの
自分は家族のもの
家族のために
自 ...
衝突・亀裂・軽蔑
タールのようにうねる過呼吸。
ここから上がるために
日々研磨をする魂。
「それらの行為は、全てを賭けるというよりも
捧げるに近い・・・・。」
空の ...
雨の日だけ訪れるひとがいる
水を滴らせながら、入れてもらっていいかな、と
私は玄関を大きく開け
タオルとホットミルクを渡す
他愛無い話をぽつりぽつり
このひとは愚痴や怒りを表さない
た ...
戦場
辺りを見回すと曇った戦場になっていた
地図も何も持っていない
辿るべき道もなければ道を切り開く道具もない
振り返るとそこには文書の山があった
作り笑いをしている顔があった
と ...
「おはよう」
いないのに 何故 ここまで続けているのだろう
廃れるもの 廃れきれないもの
捨てたもの 持ち続けているもの
それらは何か あなたとわたしにとても似ていた
どこに ...
優しさの筈が傷に沁みて
痛みを生むことがあるのだと
初めて知りました
それでもあなたには感謝しかないのですが
逆に自責の念が頭をもたげました
おそらく傷を作って放置していたのは
私自身だか ...
さてそれからまた無限に近い時間が過ぎて
女はファンデーションを塗り続けた
その間に七人の王が即位し
大地を揺るがす大きな地震が二度あった
我々は本日ここに集いて
町内会の役決めをすること ...
ただ雨が降るモスキートには傘がない
雨音にさえ壊されそうな愛で夜を分けている
大人のネオンに照らされながら雨の唄うボレロ
「タンザスト ナイト」
ひかりふる、
せかいをつつみこむほどの、
くうはくを、
うちにひめた、
わたげを、
うみへかえしてやります、
ぼくのうちがわから、
...
手をついた地面はまだ暖かい
木の陰は揺れながら
光の中を行ったり来たりする
僕の作り話の中で君は僕の何を見るの?
僕の作り話の中で君は僕に何を見ているの?
今日は眠れそうだ
きっと君にあったからだ
そうやってまた「なんだろうこれ?」って思うよ
たった一人の人間になんでこんなに思いをはせるんだ?
あぁバカらしい
ここからはもう考えない
...
中指立てたりファックって言ったり
僕に取って無意味な行為
何度だって繰り返す。
血が通った言葉とか
骨格のある文章だとか
陳腐な表現が似合うまで
僕の血が通い
僕の骨が支えになるまで
...
わたしのさみしい骨のゆくえは
乾いた風吹く荒涼とした地
どの生き物にすら踏みつけられることもなく
ただひたすらに転がってるだけ
あしたなら抱えきれないほどあって
きのうのひとっつも無い寂寞
...
私は
私のこの身の他に
何も持ってはいませんが
この手を使って
誰かの手を
握ることができます
この足を使って
誰かの足の
かわりになれます
この目を使って
誰かの命を ...
『元気にしてますか?』という社交辞令に
私は『元気です』としか応えられません。
誰にもそうですが
とりわけ あなたには。
誰も彼も 自分のことで頭がいっぱいで
赤も青も知らん顔です。 ...
単調なのに新鮮なさざ波の囁きは
つつじが丘には届かない
海に面した街なのに
もたつく足取りに発破を仕掛けて
おらは陰のないアベニューをふらつく
減価 ...
アオミドロかミドリ虫
草餅のヨモギ
おぞましい緑
散歩の犬が
小便を引っ掛けたヨモギ
せめて毛だけでも毟って
やいとの火になったらどうでっか
尊大なだけの便所の落書き
しょせん ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
村上れんじ「電子レンジ」
花形新次
自由詩
3
14/6/8 18:13
じぶんのなか
がぱ
自由詩
4*
14/6/8 17:55
ロケットキャベツ
八男(はちお...
自由詩
6
14/6/8 16:09
風
中村 くらげ
自由詩
7*
14/6/8 16:08
旧友
ただのみきや
自由詩
29*
14/6/8 14:12
欲しいと言えなかったもの
こうだたけみ
自由詩
8*
14/6/8 12:09
課題
あおば
自由詩
8*
14/6/8 11:54
梅雨
かの
自由詩
0
14/6/8 11:23
記憶域
秋助
自由詩
1
14/6/8 11:16
ツーユー・ビート
なけま、たへ...
自由詩
2
14/6/8 11:01
郷愁
吉岡ペペロ
携帯写真+...
3
14/6/8 10:25
自分
ichiro...
自由詩
7*
14/6/8 7:36
ぐるり。
梓ゆい
自由詩
2*
14/6/8 7:17
「雨ごい」
桐ヶ谷忍
自由詩
19*
14/6/8 6:04
戦場
葉leaf
自由詩
4
14/6/8 5:14
BRAMBLES
黒ヱ
自由詩
1
14/6/8 4:52
傷つけない冷たさ
森川美咲
自由詩
2*
14/6/8 2:51
女なり!
アンドリュウ
自由詩
3
14/6/8 0:45
ただ雨が降るモスキートには傘がない
北大路京介
自由詩
5
14/6/8 0:21
雨音にさえ壊されそうな愛で夜を分けている
〃
自由詩
3
14/6/8 0:21
大人のネオンに照らされながら雨の唄うボレロ
〃
自由詩
2
14/6/8 0:21
タンザスト ナイト
赤青黄
自由詩
1*
14/6/8 0:18
no title
hash
自由詩
0
14/6/7 23:45
僕がどれぐらいくだらない存在かって事
〃
自由詩
1
14/6/7 23:44
黒人文化に憧れる
子役大好き
自由詩
0
14/6/7 23:25
骨のゆくえ
もっぷ
自由詩
17
14/6/7 23:24
できるはずだから
無花果
自由詩
2
14/6/7 23:01
お元気ですか?
端沢 紫琴
自由詩
1*
14/6/7 22:14
白い狼煙 九
信天翁
自由詩
4
14/6/7 22:03
草餅
山部 佳
自由詩
0
14/6/7 21:29
2235
2236
2237
2238
2239
2240
2241
2242
2243
2244
2245
2246
2247
2248
2249
2250
2251
2252
2253
2254
2255
2256
2257
2258
2259
2260
2261
2262
2263
2264
2265
2266
2267
2268
2269
2270
2271
2272
2273
2274
2275
加筆訂正:
17番鉄塔から
/
深水遊脚
[14/6/8 7:39]
誤字修正 棘か→棘が
4.51sec.