奴隷にも天使にも傘をさし誰も会いにこない 電車がホームに入りドアが開いた

秋の風の湿ったのが車内に吹いた

ぼくは久しぶりにその日そとに出たのだった

登場人物のなかに自分がいた

試すことが多すぎて

ぼくはなんだか自 ...
みなさん元気にしてますか?
ぼくはどうにか元気でやってます。
え?お前、誰だよって?
ちょっと待って下さいよぉ、
ぼくですよ、ぼく。現代詩です。
現代詩ですよ!
このまま世間に見向きもされ ...
  生きている老人と
  死んでいる老人のあいだに
  いくつかの指がならんでいる
  老若男女あらゆる者から{ルビ捥=も}がれてきた
  それらはまるで枕木のようなのだ ...
例えば痛みや悲しみのない世界があったら
その場所へ行きたいかい?

痛みや悲しみのない世界は平和だけど
僕達はそこで笑って生きて行けるだろうか?

傷つかない事 悲しくない事 素敵だけど
...
火の山は
融けた岩と灰を降らせた
あたしのこころに壁を作った
驟雨の日 傘を置き忘れてきた


古びた駅舎のベンチにぶら下がって
薪ストーブの熱に 涙は乾いて小さな結晶に
誰かが  ...
かつて語る事ができた人間は唯一人だった。それは『私』という名で呼ばれた。そしてこの『私』が消え去った後、『君』や『あなた』が現れた。こうして人はいなくなった。

今、この世界で新たな語り部が現れる ...
同僚の佐伯の様子がなんか変!
受け答えもそつがないし仕事も捗ってるようすだけど
ヤッパリなんか変!他の人の目は誤魔化せても私の眼は誤魔化せない
たとえば、トイレに入ったとき必ず口ずさむミスチルの ...
ある日おふれがあって
自分を優しいと思うものは右に
そうでないものは左に並びなさい

そしたらどうする
あなたは右に並ぶのか
はたまた左に並ぶのか

どうする?

ある日
大きな ...
美しくあるには少し
強すぎるように感じます

胸は膨らみ

そして

衰える

当たり前のことが、こわい

母に似たにおいが身体中からするの

なぜかしら



...
コンビニ弁当がなかった時代
単身赴任が成り立っていたのか
恐らく成り立っていなかっただろう

でも団塊の世代は嫌いなので
大変だったとしたって
ザマアミロとしか思わない

今は毎日コン ...
喜びは誰に捧げるのだろう、肉付きのいい母親の頬は弾けていた。携帯の写真を覗いては閉じる。チョコレート色に焼けた力強い腕。ながれる汗は距離を忘れ、遥か故郷の土を抱きしめていた 。

できるだけ ...
日々燦燦と照りつける太陽の中
甘く立ち込める脂汗
眼鏡が黄色く反射し
ランニングシャツが透けている
人造人間達
靡く黒糸の幾つかが
悲嘆を奏でている

煌びやかな街を覆う
口から這い ...
 



 彼は「ヤマダヒフミ」という名前でネット上に投稿していた。投稿する内容は、詩、小説、批評などであり、彼は自分で文学に対するある程度の造形があるのだと考えてた。彼は日常生活では、桐野龍 ...
片方の指の半分が
いつまでもいつまでも濡れている
むらさきの
二重の光

そっと頁の上をおさえる
小さなけものの前足が
沼のような暗さを湛え
土を少しだけ歪めている

...
人生の本質に近づくのは難しくない
悲劇はそこら中に転がっている
だいたい人間が人間の形をしていること自体
悲劇だ
見えないのか
私の
君の癡さ
苦しみ
哀しみが
見えないのか
今生 ...
足跡を捨てながら
帰り途を急ぐ
その歩数と
掛け算するように
夜の密度が
濃くなっていく

粘度を増して
重く絡みつきはじめた
暗闇の
後ろ姿だけしか
もう見えない

姿の見 ...
今日(2007/1/7.Sun)私が私の友人を見つけたので、私はとても幸せです。
彼らは、私の頭の中にいます。
私は、あなたもそうであるように醜い(でも構わない)原因です。
我々は、我々の ...
昨日と同じような
なんでもない今日

やっぱりあなたを

思い出してるのは

明日や明後日とか

その先の先の先の

永遠に続くような

遠い未来でさえも
...
〈雨天から降ってくる雨という憂鬱〉
世界が世界一つ分狭まると雨が人々の庭に侵入してくる。
人は歩けない以上に歌が歌えない。
声は口に達する前に雨によって沈められてしまう。
電車が遠くを走ってい ...
反転した蛍 
朝せっせとヒカル
誰にも知られずに
太陽に焼かれる 
せめて似たようなものが 
同じ場所に落ちますように 
反転した世界を 
ともに眺める少しの時間が
与えられますように ...
傘さした影もひとりぼっち ひとりじゃ辛い夜に波の音雨の音 夢から堕ちていく開かない傘 笑って過ごしても一日
泣いて過ごしても一日

同じ一日なら
笑って過ごしたいね

時間は巻き戻せないのだから
泉の底は 緑の湖につながっている
透明な砂 さらさらと音をたてて
樹液の雫 ガラス細工のように
あたしの言葉は 沈黙 拒絶する

森や小川は
たくさんのことを囁きかけ
眉間のあたりが ...
僕は散歩でよく会う
その人の名前を知らない
顔見知りなので
すれ違えば挨拶ぐらいはする
でもその人の名前は知らないのだ



僕は15歳の初夏に
初めて見た絵に描かれている
その物 ...
日常のなか
その特別性が
はからずも失われゆくものを
調度品といいます

ちょうど、
郷土と響きが似ています

つるりと光をなめらかに着て
都合のいい解釈に
身を委ねます

...
風を孕んで舞ってきた
我が家の庭木で休んでいた
台風をやり過ごしたレジ袋
ワタシを見て名乗をあげる風来坊
家柄も出生も申し分ない家出袋

台所の片隅で
日陰の暮らしを送っていても
...
20℃設定は
さすがに直接当たると
ひんやりする
だから
上に一枚羽織る

カーディガンが丁度いい
おでんを食べるときは
脱げばいいから

夏に向けて
新しいカーディガンを
買 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
奴隷にも天使にも傘をさし誰も会いにこない北大路京介自由詩014/6/12 1:10
秋の風吉岡ペペロ自由詩514/6/11 23:57
現代詩キラー左屋百色自由詩8+*14/6/11 22:55
枕木草野春心自由詩314/6/11 22:45
大切な物リィ自由詩2*14/6/11 22:37
高原の駅に藤原絵理子自由詩6*14/6/11 22:09
ーー私ーーyamada...自由詩3*14/6/11 21:13
 スペアーアンドリュウ散文(批評...114/6/11 20:28
ある日自由詩314/6/11 20:19
いるみ自由詩214/6/11 20:13
村上れんじ「コンビニ弁当」花形新次自由詩314/6/11 19:54
サウダージ No.アラガイs自由詩8*14/6/11 18:19
velvetsopus自由詩014/6/11 16:15
ヤマダヒフミの消失yamada...散文(批評...2*14/6/11 15:26
ひとつ ひもとく木立 悟自由詩514/6/11 13:30
超える渡辺亘自由詩114/6/11 11:17
樹晶夜  【縦書Ver.】ハァモニィベ...自由詩1*14/6/11 10:57
記憶はるな自由詩214/6/11 10:31
永久に続くように永乃ゆち自由詩4*14/6/11 9:29
人へ葉leaf自由詩514/6/11 5:43
こいち自由詩014/6/11 2:57
傘さした影もひとりぼっち北大路京介自由詩6*14/6/11 0:51
ひとりじゃ辛い夜に波の音雨の音自由詩214/6/11 0:51
夢から堕ちていく開かない傘自由詩314/6/11 0:51
時の日chihar...自由詩8*14/6/10 23:14
緑のソネット藤原絵理子自由詩5*14/6/10 22:47
チョコレート粉砕機と田中さんichiro...自由詩11*14/6/10 22:43
調度品千波 一也自由詩414/6/10 22:28
レジ袋イナエ自由詩11*14/6/10 21:56
村上れんじ「冷房」花形新次自由詩214/6/10 21:19

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