打ち上げ花火の
音だけが微かに聞こえる
幻聴ではないはず
僕は行けなかった
内心、君が行くなら行きたかった
けれど行けなかった花火大会
音だけが聞こえ
花火も君も何一つ見 ...
それぞれの花火で
照らされる君の顔は
表情がコロコロ変わる
笑ったり少し哀しそうだったり
一生懸命写真撮ったり
一瞬を切り取ろうとしてるね
でも少し遅いよ
そんなものより ...
どうも先天性らしいのです
人の心に穴があるのは
入り口は巨大な洞穴のようであったり
縫い針がやっと通るほどのものであったり
それぞれ異なる 奥深さ
それゆえ根付く 闇のまた闇
...
砕かれたもの
傷つけるもの
時代の浪間に
弄ばれて
俄に湧き上る想い
だが全ては白い泡のよう
摩耗して往く
意思 手足
蒼淡く ひと欠片 ...
蛍烏賊霧笛の二秒鳴りにけり
蛍烏賊の漂う何も聞けぬ夜
繋いだココロへ甘い酸素
そよ風に負けている
甘えんぼのシャツに着られている
女子校生が
二人で歩いているのを見ると
どっちかが
どっちかを
密かに
狙っているんじゃないかと
思ってしまう今日この頃
万が一それがどっちもだったりすると
お互いに背後を取られな ...
子供が泣いている
蝙蝠はやっと 暗い棲家から出て
超音波にのって 藍色の虚空を回る
バネ仕掛けの翼で 熱を切って
抱き上げてあげないと
キッチンの窓から するりと
アメーバみたいに ...
きみを眠らせない夜の筋書きをにぎっているのはわたしだって
この星のいちぶぶんでいいんだよね微熱を微風がさらうならば
きいてるの?きいているのかいないのかえふぶんのいちにかぜはゆら ...
え? なぜ人を殺してはいけないのか? だって?
どうしたんだい? 突然そんな質問をするなんて、
ずいぶん元気がいいねぇ
何かいいことでもあったのかい?
まあ、冗談はさておいてだ ...
ひぐれ ゆるやかなひかり
花火のか遠き子音
あおぐ空で煙りとかくれんぼする月に ああ
そこにおるんね と あいそ笑う
懐かしいね ともに見たあの日の火花は ほんの少しだけ本当だった
何で今更
なんて言うんじゃねえよ!
俺はいつだって
クリスタル(原文ママ)のことを
考えているんだよ!
お・も・て・な・し
でも
裏がある
そんな女優がいたって
いいだろ
無くなった事に気が付いたのは、花火大会の日だった。
いつも財布に入れていた指輪。
付き合って初めて買ったペアリング。
金属アレルギーだから、特別な日以外しなかった ...
孤独の夢が来た日のために、
集合場所を決めておこう。
俺はいつもの公園で、
昼寝でもして待っているから、
覚えていたら来るといい。
もしいなかったら?
遅刻だろうな。
寝坊か飯が美味かっ ...
古いものは
新しいものと入れ替わる
自然の流れに逆らえない
気持ちも感じ方も変わり始まる
新しい年が始まって動き出す
何の邪魔もなく順調に動き出す
自分が創造すれば
いつでも ...
窓を開けると
知らない動物がいる
手を伸ばして触れてみると
案外やわっこい
あんなところにまで
毛が生えていて
意外ときれいな瞳をしている
どんな声で鳴くのだろうか
孔雀の羽根で撫でて ...
あれは炎だ
理由も道徳も求めない炎だ
まごうかたなき赤い炎だ
怖れを知らぬ
黒い鳥が炎を目指す
命とはそういうものだ
せめて美しい君を覚えていよう
たった一日でしぼんだ朝顔
...
君の声が水色の海をわたっていく
さえぎるものない視界に
エコーをひびかせて溶けるように
指先でもてあそぶ砂
帰り道をしらない石ころ
路上で太陽ばかりが勇躍していた
振り向くたびにそ ...
八月。
私たちの街は。少し空気が、変わる。
街宣車が増える。黒塗りの車。
スピーカーから、流れるテープ。
ツーリストが増える。
大型バイクが空気を、揺らして。
外国人が、増える ...
床に寝そべって
抱きしめてたあなたは
朝になったらゆっくり消えるのね
世界に見つかっちゃいけないから
死んだつもりにしなきゃ
明るい中では生きられないから
夜明けまでの命
...
青い陶器瓦の下に埋もれた
記憶を掘り出してどうなるというのだ
焼け落ちた家の跡の
現実と幻想の交叉した風景の中に
私が立っていたあの日
陽光に照らし出された井戸の
湧き出る水に沈んでい ...
たった一つの顔しか持たないので
たった一つの表情しかとることができません
たった一人の人としかしっかり話すことができません
たった一つの正義しかまなざすことができません
沢山の見え ...
「あいつは野心家、我々の敵だ、気を付けろ」と語る人
「気を付けろ」というのに
その人の目には諦めの色が
なみなみと湛えられている
同じものを見て私は
「不器用な愛」ではないかと思う
ま ...
眠れない夜の隙間にとけてゆく名前を呼んでカムパネルラ
エアコンと冷蔵庫の音が響きあうここが私の夜の帝国
土曜日の夜は長いと靴が鳴る行交う夜のラブソングたち
憧れた花の都の片隅で ...
〈明方の孤独〉
始まるものと終るものが互いに巻き込まれて静かに壊れていった。
人はまだこの世で互いの表情を交換し合わない。
太陽は自らの作る朝に呼ばれるのを待ち続けている。
僕の手近には何もな ...
人が蚊のごとく命を落とすので早く季節が変わればいいのに
「わかってる わかってる わかってる・・・」 といいながら
マリークロッカスは歩いていく
「わかっているんだけどなぁ・・・」
と 見上げた空には
悲し ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
音だけが聞こえる
凍月
自由詩
6*
14/8/2 23:10
花火の花びら
瑞海
自由詩
5*
14/8/2 22:52
あな
菫
自由詩
9*
14/8/2 22:25
海硝子
ただのみきや
自由詩
18*
14/8/2 22:08
蛍烏賊霧笛の二秒鳴りにけり
北大路京介
俳句
2
14/8/2 21:25
蛍烏賊の漂う何も聞けぬ夜
〃
俳句
1
14/8/2 21:24
繋いだココロへ甘い酸素
〃
自由詩
2
14/8/2 21:24
そよ風に負けている
〃
自由詩
5
14/8/2 21:23
甘えんぼのシャツに着られている
〃
自由詩
1
14/8/2 21:23
女子校生インザバトル
花形新次
自由詩
0
14/8/2 20:51
夕暮れの魔女
藤原絵理子
自由詩
4
14/8/2 20:42
扇風機の口癖
阿ト理恵
短歌
9*
14/8/2 20:33
「なぜ人を殺してはいけないのか?」という疑問に対する問答
りたわめゆ
散文(批評...
0
14/8/2 20:20
【五行詩】ひばな
凛々椿
自由詩
7
14/8/2 20:02
滝川クリト〇ス
花形新次
自由詩
1
14/8/2 19:00
花火の夜に。
時子
自由詩
1
14/8/2 18:54
ヒーロー イズ
DAICHI
自由詩
0
14/8/2 17:22
新しい動き
夏川ゆう
自由詩
1
14/8/2 14:18
知らない動物
やまうちあつ...
自由詩
3
14/8/2 10:31
夕火の温度を僕は知らない
そらの珊瑚
自由詩
26
14/8/2 10:19
振り向くたび
瀬崎 虎彦
自由詩
2
14/8/2 10:11
八月のそらの夢
uminek...
自由詩
14*
14/8/2 9:42
夜明
瑞海
自由詩
5*
14/8/2 9:04
八月の記憶
イナエ
自由詩
18*
14/8/2 8:54
板挟み
葉leaf
自由詩
1
14/8/2 7:51
繰り返す歴史の中で
森川美咲
自由詩
2*
14/8/2 4:33
短歌日記
為平 澪
短歌
1
14/8/2 3:37
人へ
葉leaf
自由詩
0
14/8/2 3:21
8月
塩崎みあき
短歌
1*
14/8/2 2:32
『マリークロッカスの散歩』
座一
散文(批評...
3
14/8/2 2:08
2135
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2150
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2155
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2157
2158
2159
2160
2161
2162
2163
2164
2165
2166
2167
2168
2169
2170
2171
2172
2173
2174
2175
4.07sec.