飴玉
また噛み砕いちゃった
我慢できずに
ばらばらの気持ち
ゆっくり
舐めたらいいのに
こういうときは
せっかちだから
噛み砕いちゃう
少しでもあなたの気持ちをと
少し時間がたてば ...
最後の日は何をしよう
例えば地球最後の日が来たら
特に泣く事もなく命を惜しむ事もなく
普通にただ1日を過ごすんだろうなぁ
最後の日なのに
最後の日は何をしよう
今日は23歳最後の日
最後 ...
彩色された 醜い些細な日常を
覆い隠すつもりで 目を閉じて見ている
心に残った出来事だけを 何度も何度も
繰り返し話す 自分の世界に浸って
大根の葉が 黄色くなった
裸になった樹 ...
あの人がまた祈っている。
駅の改札前で祈っている。
お巡りさんが尋ねている。
君は一体何をしているの。
あの人は経緯を説明する。
最初はここで待っていた。
ここで女を待っていたと。 ...
かつて激しくなにかになりたいと
想ったことがあっただろうか
自分以外のだれかになりたいとはいくども考えたが
それはクラスの席替え程度の安易な願望にすぎなかった
ラモーンズのコピー親父バ ...
一人前 たまご三個は使いたい
これは食べ盛り男子向きなのだ
たまごを割ってボウルに入れ
醤油をたっぷり入れる
過ぎない程度に良く混ぜる
どんぶり飯に乗せて食べるのだから
しょっぱいくらいが ...
おとうさん
あなたの遺した杖がある
この杖をつき
生まれ故郷の野山を散歩するのが
最後の楽しみだった
歩くことができなくなってからも
ふるさとの山の桜を見に行くことが
最後の希み ...
桃の香りが降り注ぐ午後
あの娘は南風を受け走る
開いた襟元から覗く
鎖骨が涼しげに光ってる
期末試験も補習授業も
あの娘を止めることはできない
あの娘は加速していく
今この瞬間すら飛 ...
川でひろった
この石は
世界でたったひとつの石
と 田中正造が新田サチに語った後いく枚の暦がめくられただろう
古典的ロマン主義と反駁しても意味はないが
世界にはたくさんの川
たくさんの川原 ...
ーーーーーーはじめにコトバありきーーーーー
「ヨハネ伝黙示録 より」
神はコトバにて人間を造った、いや、正確には、人の間の者たちを
それは 私たちのこ ...
ある日ふと
AVを見るときに
自分は何を感じているのか
ただ漠然とポコチンを
握りしめているだけでは
能がないので
考えてみた
ずっと
「俺も男優みたいに
可愛いこちゃんとやって ...
心地良い朝を吸い込んだら
迷子のオキシダントが
途方に暮れているのが分かった
悔しすぎて歯軋りしたら
心配性のフィブリノーゲンが
身構える気配を感じた
本当を言い当てられて黙っ ...
夕暮れチャイムの音を 靴底で踏む
冷めた指で掴みたかった夢は
温い毛布の中のちがう体温
斜めに闇を切り裂く車のライトに
いくつもの私の顔が 現れては消されていった
パンプス ...
それは鯨ではない
おたまじゃくしだ
スケッチをするぼくの背後で
だれかの声がした
骨になって眠りつづける
博物館の鯨
宙に繋ぎとめられたまま
白い夢はなかなか
目覚めることができな ...
母はおもての植物に水をやりにいくのだろう。
母の背中について歩くようなかたちになってぼくは新聞を取りにいった。
ちいさい灰色の母の背中。
ぼくはこの背中から生まれたのだ。
そん ...
川へと行く人たちに混ざれば
わたしたちの足取りは浮かび上がり
闇はますます闇に
わたしたちは手に提灯を提げて
川へと向かう
夏の夜は重なり
昨年の夏も、一昨年の夏も
隣どおし
自分 ...
「ほんとうは何処にある?」
探しても見つからない
探し続けるためには
生きねばならない
だから仕事につき
いつしか妻をめとり
まもなく子が産まれ
ようやく家を借り
中古車を譲り受け
...
乳白色に明るい空を見て
あの時はまだ青だったと言った
その背中はしっかり曲がっている
髪も目も灰色に染まっていて
天まで届けと願ったブランコ
この足の先さえ青にかかれば
跳んで跳ねてゆ ...
...
梅の香りに妻が風呂敷をかけた。風呂敷は青いビニールシート。数字が日にち。逆算しなきゃ。それさえも忘れた。子供たちがぼくとおなじ高さにいた。妻がタッパーからみそ汁。それをこぼす。ひるがえって青空。どきど ...
人が神様の子なら
それ以外は
何様の子?
オナニー後だと
ギラギラ感がなくなって
優しいこと書いちゃいそうな
あなた!
そんなあなたにお薦めなのが
このギンギンニナールです
ギンギンニナールを一粒飲むだけで
一晩中何回オナニ ...
聴こえだす春の足音 耳ふさぎ二重にしてる遮光カーテン
人生の悩み・タメ息・悔し泣き ホップ・ステップ・ジャンプで前へ
マウス・トゥ・マウスで君に飲まされる酒なら保証人になります
新しい発明を携えて
おぼちゃんが日本科学界で
スポットライトを
浴びるのが早いか
はたまた
サムラ&ゴーチが
「買った他人からあ」
とバリバリのオリジナル曲?を引っ提げて
日本歌謡界に ...
私は折り畳み傘が好きだ
しゅっぽと傘を広げるとき
そうっとわくわくする
それはマジックのようで
手を広げれば花束や
白い鳩が出てきそうな予感がする
それはまた魔法のようで
手を広 ...
古色まぶしい
郷愁の地に
歴史と風雨を
たえぬいて
今もなお
多くの涙が
あるのでしょう
子どもらは
幾つに
なりましたでしょうか
孤独に歩み
すすめたことも
...
夏の夜には
哲学者がやってくる
重たく湿った空気を裂いて
纏わり付いた夏の残滓を背負いながら
のっそのっそとやってくる
窓の格子がぼんやりと
月の明かりで光っていた
乳母車を引く質量の響 ...
あした を はちどりがついばむように
きたい を もりがふきなでてくように
みらい を 嗅いでみたい
めをつぶって
はなで
おおきく
おおきく
いきをすって
あかはらとほおじろ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
飴玉
灰泥軽茶
自由詩
6
15/3/4 23:58
最後の日
リィ
自由詩
2*
15/3/4 22:56
祖母の春
藤原絵理子
自由詩
5
15/3/4 22:06
祈る、握る、抱く
ブルース瀬戸...
自由詩
2*
15/3/4 21:09
夜が零れる
梅昆布茶
自由詩
15*
15/3/4 21:08
親父とわたしと息子
ただのみきや
自由詩
25*
15/3/4 21:08
まほうの杖
Lucy
自由詩
12*
15/3/4 20:19
イントゥ・ブルー
捨我
自由詩
2
15/3/4 19:14
渡良瀬川の石
石川敬大
自由詩
6
15/3/4 18:44
創世記
為平 澪
自由詩
9*
15/3/4 18:12
祝保釈 小向美奈子
花形新次
自由詩
0
15/3/4 18:08
かものはし
nonya
自由詩
19*
15/3/4 17:59
靴底
為平 澪
自由詩
10*
15/3/4 17:20
鯨はみどり色の夢をみていた
yo-yo
自由詩
6*
15/3/4 15:37
最終回ジグソーみそ汁
吉岡ペペロ
自由詩
4
15/3/4 14:45
夏
ゆきむし
自由詩
3*
15/3/4 14:11
HONTOU
やまうちあつ...
自由詩
5*
15/3/4 12:28
変色カメレオン
這 いずる
自由詩
3*
15/3/4 8:15
人狼BBSに捧ぐ
TAT
自由詩
2*
15/3/4 5:42
8ジグソーみそ汁
吉岡ペペロ
自由詩
4
15/3/4 0:23
独り言12
リィ
自由詩
1*
15/3/3 23:55
ギンギンニナール
花形新次
自由詩
0
15/3/3 23:36
聴こえだす春の足音 耳ふさぎ二重にしてる遮光カーテン
北大路京介
短歌
4
15/3/3 23:12
人生の悩み・タメ息・悔し泣き ホップ・ステップ・ジャンプで前 ...
〃
短歌
3
15/3/3 23:12
マウス・トゥ・マウスで君に飲まされる酒なら保証人になります
〃
短歌
1
15/3/3 23:12
復活の日
花形新次
自由詩
0
15/3/3 23:09
折り畳み傘
灰泥軽茶
自由詩
12
15/3/3 23:02
連詩〜とよよん様と〜「被災地を知らない私たち」
黒木アン
自由詩
8*
15/3/3 22:56
孤独なこころ
迷亭うさぎ
自由詩
2*
15/3/3 22:53
みらい
コトバスキー
自由詩
3*
15/3/3 20:02
1971
1972
1973
1974
1975
1976
1977
1978
1979
1980
1981
1982
1983
1984
1985
1986
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
加筆訂正:
幻死
/
イナエ
[15/3/4 11:29]
大幅改稿
箒星が夜空を堕ちていくあいだに
/
りゅうのあくび
[15/3/4 9:49]
英語部分を訂正
幻死
/
イナエ
[15/3/4 9:14]
始めの一連追加
4.26sec.