タバコを吸って
煙を吐く
煙が霧散する
青空が見える
背中が冷たい
コンクリートの壁から離れる
肩を回す
伸びをする
グーっと
隣で
ベースボールキャップに
スタジャンに ...
オナホール用
ローションに
愛液のにおい付き
というのがあるんだってな❗
今なら
中学生でも
簡単に手に入れて
「わあ、こんなにおいなんだあ」
とか言って興奮してんの ...
会いたい
少数民族に
どんな衣装を着ているだろう
どんな髪飾りしているだろう
どんな夕食を食べるのだろう
どんな子守歌うたうのだろう
どんなけものの背中から
どんな朝日を眺めるだ ...
はき古した靴を空に放って風を聴く
はだかの馬が雲となって駈ける野に花をさがす
ひかりを混ぜ合わせていろをつくる
まだ名前のないいろを
いつももちあるいている心のスケッチブックに
...
あなたがどんな人だったかなんて
忘れたわ
知らぬそぶりで挨拶
できるのよ
都合のいい女でしょ
あなたにとっても
わたしにとっても
ずるいねって
窓の光が笑うわ
(カーテン閉め ...
2014年12月
大義のないと言われた国勢選挙で
集団的自衛権を
閣議決定した政党が圧勝した翌朝
DSで戦闘ゲームばかりしている息子が
「ボク戦争にいかなくちゃいけないの?」
と聞いてきた ...
1km四方のプールの真ん中で
溺れたふりをしている男
水深はせいぜい膝小僧くらい
懸命すぎるバタ足で
足の親指の生爪を剥がしたのは
まったくの誤算だった
プールサイドのデッキチェア ...
たかじんのさくら
すこしだけほんとうの悪意を混ぜておけば
あとはぜんぶ嘘でも善意に見えてしまうのだ
つるりとした少年のような
興福寺の阿修羅像のような顔をしている
た ...
ミルフィーユの中にいる
千の私
ナイフを静かに入れてみる
ほのかに甘い香りがして
作り甲斐があったなと
一応自分を褒めてみる
作るよりも食べるほうが難しい
ミルフィーユ
少しクリー ...
僅かに酒の残った盃が
幾つもの角度から照射されている
すべての目は正午に向かって閉じられ
盃のひびは厳重に黙秘された
この盃にはかつて
動物が開花していた
この盃にはかつて
...
どんなに痛いことだろう
わたしにすらこの街は、こんなにも冷たいのに
ましてやお前は、その土に、身を突き刺しているのだから
身を万力で締め付けられて、どこにも逃げられぬお前に ...
津軽の雪は 太宰の雪だ
無尽にふる、そのひとつ、ひとつに
太宰の言葉が刻まれ
わたしの目の、心の、そのおくに、真っすぐにふり落ちる
「生まれて、すみません」
...
真っ赤な夕焼けに羽虫とぶ春のある日、母が泣いていた。父が昼前に家を出ていってから、ずっと押し入れに顔を突っ伏して声を殺して泣いていたのだ。わたしはそれを幼稚園からひとり帰り、見ていた。
そ ...
この惑星にはもう僕の手に届かないものがたくさん
今は届いているものも
かつて届いていたものと同じように
僕の手のひらから消えていく
夜中、月明かりの下で潮が満ちては引き
多くの微生物が生まれ ...
何度見送ってきたのでしょう
何度乗り遅れてきたのでしょう
恋の普通 ゆったりと
愛の快速 しっとりと
恋の急行 あっさりと
愛の特急 しんみりと
恋と愛の超特急 ...
行ったこともない道を
どんどん進む
時空を超えたんじゃなかろうか
一人きりのワクワクと不安が
混じった感覚の
楽しさったらない
世界を相手に
かくれんぼしているくらい ...
定年退職後に、日南海岸沿いの小高い丘の上に建てた家から、広々とした海が見える。うららかな春の日射しを浴びて、陽子が、庭にイーゼルを立て、一心不乱に油絵を描いている。
「陽子、コーヒー淹れたよ。 ...
賭け(人生)に負けたやつだけが知っている
俺は町の灯りを見上げた
煙草の煙が
因縁に変わる
逃れられやしない宿業
道頓堀に雨が降る
赤い傘のカップルを
黒塗りの個人タクシーが ...
歳の差を埋めようとして背伸びした小さな靴を脱がしてあげる
合鍵も返し最後のハグをしたまだ若すぎた去年の夏は
エコ、エコってうるせえんだよ
自分が死んだあと
地球がどうなるかなんて
知ったこっちゃないんだよ
でも、あなたにも
子供さんがいるでしょう?
ああ、娘が一人いるよ
だから、どうし ...
そのことば わすれないでね
きのう あなたがいった そのことば
ゆらゆら さまよう そのことば
わたしが ちゃんと つかまえていてあげるから
あなたも ちゃんと なくさ ...
ひとりでダンス?
いいえ
風がわたしのパートナー
わたしを見つめてください
あの方の姿が
見えてくるでしょう
わたしは木
いいえ
わたしは奇異です奇行です
見えない何かを
可視 ...
ひとを刺すことも
フルーツを剥くことも
できる包丁のようなもの
生き物を潤わすことも
土砂崩れを起こすことも
できる雨のようなもの
行いや物言いや思いとは
き ...
こってりとしたスープの中に
濃密な時間ばかりが隠れてる
扉を開けるのは蓮華
紅い花びらが 楽しそうに揺れる頃
ブランコは 風に揺られて 遊んでる
砂浜に ゆっくりと 着地 ...
ぶどう酒の紫を薄めた色水で、水彩画の恋を。
あなたの隣で咲き続けたかった花、
グロキシニア。
艶やかに、しかし慎ましやかに、
絶やさなかった微笑み。
逃れたくて、
刻まれたものから ...
ヒマワリ咲く坂道を
自転車で駆けあがる
色の褪せたオールスター
麦わら帽子飛ばされぬように
入道雲の空模様
クジラのようだそれはもう
香る潮風に詩を混ぜて
どこまでだって連れて行こう ...
使っていない手帳を時々めくる
明日の予定はどこにも書かれていない
その余白が持ってる白は
明日になっても
やっぱり空っぽのままなんだ
約束で繋がっていた
あなたの名前と日付も
...
魚肉ソーセージを喉に詰まらせてひっくり返ってる猫の屍骸を公園で見た。誰だこんな酷いことをしたのは。クマのヘンドリックはぼくの隣にきてペットボトルの水を飲みながら言った。そして飲み残したペットボ ...
肩を落として
足を引きずるようにして
のろのろだらだら歩いている
一人ぼっちの少年
どうした
なにがあった?
学校で辛い目に会ったかい
家に帰りたくないわけでもある?
仲良しの友達 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
HONEY
opus
自由詩
0
15/3/8 19:19
慈善事業
花形新次
自由詩
0
15/3/8 18:09
会いたい
やまうちあつ...
自由詩
4
15/3/8 17:07
靴
梅昆布茶
自由詩
15*
15/3/8 16:00
関係
中原純乃
自由詩
2*
15/3/8 14:03
手段的自衛権
イオン
自由詩
0
15/3/8 13:28
呪縛
nonya
自由詩
10*
15/3/8 12:02
たかじんのさくら
吉岡ペペロ
自由詩
2
15/3/8 10:09
私はミルフィーユ
コトバスキー
自由詩
4*
15/3/8 10:04
宴のあと
葉leaf
自由詩
1
15/3/8 8:25
春とエレジー
月形半分子
自由詩
6*
15/3/8 4:10
津軽の雪
〃
自由詩
2*
15/3/8 3:54
仏様が降らす雪
〃
自由詩
1*
15/3/8 3:31
君に会いたい
terada...
自由詩
0
15/3/8 2:10
恋の普通 愛の加速 変な超特急
komase...
自由詩
2*
15/3/8 1:59
山登り
南川きま
自由詩
3*
15/3/8 0:54
術後
草野大悟2
散文(批評...
2*
15/3/8 0:07
夕陽の沈む向こう側
オダカズヒコ
自由詩
1*
15/3/8 0:05
歳の差を埋めようとして背伸びした小さな靴を脱がしてあげる
北大路京介
短歌
1
15/3/8 0:00
合鍵も返し最後のハグをしたまだ若すぎた去年の夏は
〃
短歌
1
15/3/8 0:00
子供たちのために
花形新次
自由詩
0
15/3/7 23:44
あいしている、と
青井とり
自由詩
0
15/3/7 23:39
ダンス
ただのみきや
自由詩
14*
15/3/7 23:22
肩の力
吉岡ペペロ
自由詩
3
15/3/7 22:43
100% 濃厚スープ
藤鈴呼
自由詩
2*
15/3/7 22:29
グロパンジュ
とよよん
自由詩
4*
15/3/7 22:18
夏色の町
捨我
自由詩
1
15/3/7 20:03
停車場
オダカズヒコ
自由詩
1*
15/3/7 19:22
渡る世間はクマばかり
〃
自由詩
2*
15/3/7 19:18
うつむく背中
Lucy
自由詩
14*
15/3/7 19:14
1968
1969
1970
1971
1972
1973
1974
1975
1976
1977
1978
1979
1980
1981
1982
1983
1984
1985
1986
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
加筆訂正:
ダンス
/
ただのみきや
[15/3/8 5:22]
やっぱり「視えない」から「見えない」にもどしました。
ダンス
/
ただのみきや
[15/3/8 5:20]
「見えない」を「視えない」に変えました。
4.04sec.