若者が過去を振り返るのは
夢を実現するため
老人が過去を振り返るのは
夢を楽しむため
でも 
若かった過去へは行けません

***

別れるまで一度も名を呼ばれなかったからっ ...
日が暮れたら寒い

不信と憎悪が集団を動かす

知性と同苦が集団を動かす

誰かのための誰か

遠い世界を伝える報道記者

知性の薄れた国で彼を待つ


冷たい藍色

星 ...
{引用=
二月の夜空から零れ落ちる
無数の星影が
か弱い肩に降り積もり
窒息してしまう前に
宙に投げ出された
誤解を掻き集めて
真実の結晶を作り上げたら
きみの冷えた心臓と取り替えて
...
目障りなアイツ抹殺するためにデマも辞さない自称詩人 緑の芝に落ちる 赤い花
それが 首のように 見えようとも
ツバキ お前は 美しい

ハラハラと 落ちるばかりに非ず
ポクンと取れる種類の 山茶花も
世の中には 有るのでしょう

あ ...
1ミリの誤解が胸を締め付ける(オトナになんかなりたくないよ) 色彩をなくしたる街寒蜆 かわいい字で書かれた不幸の手紙に怯えている すべりきらないボケがラブレターにいっぱい 料金不足の切手貼られた手紙の追伸が長い 星を探す 
見る場所 
観る時間 
視る方角によって 
星は見えたり見えなかったり 
そういうものだ
 
星を探す 
君だけの星を探す 
ならば見える場所に行け 
観える時間に立て ...
     光のあたらない
     すみっこにこそ
     きらりと光るものが
     ひそんでいる

     目立たなくても
     すみっこの力を
     侮っ ...
何という青い空、青い海
これこそ
スーサイド日和!

岩に砕け散る私
血飛沫、脳髄、大腸、小腸
漂う内臓脂肪の甘い香り

散歩途中の犬が
飼い主の制止を振り切り
海岸に向かって
...
ふしあわせは
雨のように降ってくる
不穏な空から予定通りに
稲妻をともなって突然に

傘も持たずに
ぼんやり歩いている時に限って
ふしあわせ予報ははずれて
私の思考と良心はずぶ濡れ ...
それは 在り難いことだ
    現役の引退と同時に
人間関係がデリケートに蒸発する
               事は

それは 在り得ないことだ
    卒寿の独り暮らしと並行に
四次 ...
外葉をめくったら
白い小さな亀がい
て、脱皮直後の未
防備ゆえのその純
真な甲羅にしばし
じいっと魅入る、
命あるものはみな
平等にそんな生ま
れたてがあった。
...
休暇の日には旅行に行きたい。近場の都市の小さな祭りに参加して、山車を引いたり酒を酌み交わしたりしたい。人々との瑞々しい触れ合いの中でも、自分の中の凍った寂しさはいつまでも融けないことを確かめたい。夥し ... 散歩で夜の砂浜に行く
夜の海に誘われるがまま

あなたは足が早くて
私との距離が少し広がる
だから手を繋ぐ

ひんやりした海風
夏が終わりかけている
何故か互いに言葉数が少ない

...
こと染まりかけ
泳いでは
進み
沈んでは浮く
魚とクラゲの二分の一
もう歳だから
恥ては
短く澄まそうと
今日も自転車を漕いだ
橋のてっぺんで
ブレーキをかけ
左を向き
夕日を ...
長い待ち時間の先に
何もない
暇つぶしに手にとった西遊記
辞書みたいな厚さも頼りない
どうしようか

やまぶどうはしゃべる
秋口の頃だったと思うけど
痛い痛いと言って喜んで
その ...
山の入口には
自転車が二台あった

ただ
それだけで
そっと風邪をひいてみることもできた
今があまりにも眩しくて
もう、過去を活かしたくないんだ


今があまりにも美しくて
もう、未来を迎えにいきたくないんだ


閉鎖的と言われても
この今から溢れ出す躍動感を ...
このごろ考えるのは私自身のことばかり
人よりは少し頭がいい
だからわかったように振る舞いたくなる
あるいはとんでもない馬鹿になりたくもなる
そうして私は何者なのかって
思考に飽きて眠くなる ...
雨が降っている 雨は嫌だ
服や体が濡れて冷たいし
外で遊べなくなるうえ
最悪風邪を引いてしまう
雨なんてなくなればいいのに

雨が降った 雨は命だ
草木や作物を潤してくれる
雨があれば ...
雪降る夜を
ひとりぼっちで 歩いていると
白い狼が やって来て
きみの心を
咥えていって しまうでしょう

雪降る夜には
ひとりぼっちで 歩いていては いけません
雪降る夜には
一緒 ...
掻き消してしまいたい
記憶も感情も
何もかも
腐って溶けていく頭に残したくない
消し去ることは悪なのか
答えは誰にもわからないはずだ

さながらこれは
縛られた自我が滑稽で
過ぎ去る ...
思い込みが激しくて
優しさなんて薄っぺらで
頭の中ではかっこいい台詞も言えるのに
滑舌が悪すぎて
伝えたいことはひとつも伝わらなくて
笑っている君をみて僕も笑う

寒い日が続きます
手 ...
それは今川焼や大判焼と呼ばれるもの

その店というか屋台のような小屋
初老のおじさんとおばさんが
たこ焼きとたいこまんじゅうを売っている

一個八〇円するけれど
いつも五〇円になったり
...
家の敷居を踏み越えた利き足はもう家に帰りたがっている
何か忘れものをしたと思おうと試みてみる
両手に 鞄に 不足はない
大切な書類も
筆記用具も
定期の入ったカードケースもそつなく準備されて ...
故郷のようなひとがいる。そのひとを思い出すだけで、シチューを食べたような心地がする。ホタテやコーンなどといった、気のきいた具材の一切入っていないシチューだ。わたしはお椀から立ちのぼる湯気のようなものを ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
歳を取ったと気付かないあなたへイナエ自由詩9*15/1/31 18:56
不信と憎悪吉岡ペペロ自由詩115/1/31 18:28
しろい息衣 ミコ自由詩5*15/1/31 18:11
デマゴギー短歌1花形新次短歌115/1/31 16:33
ツバキ お前は 美しい藤鈴呼自由詩1*15/1/31 14:59
1ミリの誤解が胸を締め付ける(オトナになんかなりたくないよ)北大路京介短歌315/1/31 13:26
色彩をなくしたる街寒蜆俳句215/1/31 13:25
かわいい字で書かれた不幸の手紙に怯えている自由詩615/1/31 13:24
すべりきらないボケがラブレターにいっぱい自由詩115/1/31 13:22
料金不足の切手貼られた手紙の追伸が長い自由詩015/1/31 13:22
星を探す文字綴り屋 ...自由詩0*15/1/31 13:18
【 すみっこの力 】泡沫恋歌自由詩19+*15/1/31 11:27
シーサイド、スーサイド花形新次自由詩115/1/31 10:50
ふっ、しあわせnonya自由詩16*15/1/31 10:19
漆色の夕陽が落ちて⑦信天翁自由詩215/1/31 10:08
夢見るキャベツそらの珊瑚自由詩19+15/1/31 9:07
休暇の日には葉leaf自由詩0+15/1/31 8:04
夜は切ない夏川ゆう自由詩115/1/31 6:08
ぼやき+ぼんやり=妄想秋也自由詩1*15/1/31 1:23
やまぶどう竜門勇気自由詩315/1/31 1:02
山の入口にはnemaru自由詩015/1/31 0:38
ふっと今、想った今komase...自由詩2+*15/1/31 0:09
散歩nick自由詩015/1/31 0:01
あめリィ自由詩015/1/30 23:52
雪降る夜南無一自由詩115/1/30 23:49
削除願望小日向 ココ自由詩115/1/30 23:45
温めようとして君の手を握ると僕の方が冷たかった中村 くらげ自由詩315/1/30 22:59
たいこまんじゅう灰泥軽茶自由詩915/1/30 22:06
帰省マチネ自由詩115/1/30 21:59
あなた、それは湯気。ユッカ自由詩515/1/30 21:53

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加筆訂正:
やかんと夜と/石田とわ[15/1/30 22:33]
8行目修正
4.82sec.