バタッ!
ああっ、タメ子!
タメ子!
どうしたんだ、タメ子!
ユウ、あ、あた、し
も、う、ダメ、み、たい・・・
何を言うんだ
タメ子!
しっかりしろ、タメ子!
あたし ...
太平洋戦争のあと
海底に眠り続ける
たくさんの機雷と
ともに朽ち果てた
駆逐艦は大海のひとかけらとなって
ゆったりと深く沈んでいる
真夜中の月は
もはや永遠に
届かない光となっている
...
嗚呼、今日もまた
死んだ目で笑う作業が始まる
虚像を作るのも楽じゃない
けれど今さら捨てられもしない
慰めの言葉なんかじゃ傷は癒えない
そんなことわかりきってるはずなのに
ほらまた
...
ガラス越しに去勢をされた雌猫と童貞男が寄り添っている
お父さん 僕にお母さんをくれてありがとう
お兄ちゃんやお姉ちゃんをくれてありがとう
沢山の旅行に連れていってくれてありがとう
病院までおんぶしてくれてありがとう
塾に通わ ...
アラウンド
舞い散った桜の花びらは
行き交う人込みの足元に降り積もって
ぐちゃぐちゃに踏んづけられて
きっとその内忘れ去られるんだろう
いつかの四月に嘘をついた
大馬鹿者は無理だと笑わ ...
雪しんしん雪しんしん死にたい夜が長い
あかぎれの手にココロの傷んでる部分撫でられている
加湿器も咳をしている
ラッスンゴレライやエイプリルフール
つけまつげ2枚重ねる万愚節
愛しています
さくら旅行
さむざむしい
白とピンクと水色とグレー
ひらひらひらひら
楽しいことが舞い落ちる
ぺたんぺたんと道路にその跡
ときにはとまどい
...
「モダえよ〜ん」
「どうしたんだいカ〜ビ太くん」
「クネ夫がまたボクだけハズレにするんだよ〜」
「なに〜カ〜ビ太くんをハズレにするなんてひどいやつだな〜じゃあこれ〜」
ぴかぴか〜ん!
...
私は去らねばならない
あなたの始まりを撹拌してはならないし
あなたの未来を逸脱させてはならない
いや、私は去ってはいけない
あなたの始まりを完遂させ
あなたを未来へと接続するため ...
暖かさを知らせる桜
春の深まりがそこにある
暖かい午後のひととき
時折吹く風も暖かい
桜が咲く時期
ピンクがかった日常が
幸せ気分を増幅させる
見るもの全てが楽しく見える
...
背枕を省みては どんよりと重く
降りそうで降れない燃える蝋の雲
瀕死の猫が
)はあはあと
くふくふと 、来
血(らいち)に染まれば息は幽すかな断脈
もたれることもなく
...
何となくカッコいい響きなんで
言ってみただけです
意味はないっす
まあ、強いて言えばですけどぉ
舌で輪を描いている、みたいな?
あるいは
同性愛の女子プロレスラーみたいな?
きみに
話しかけることができない
脈をうつこめかみに手をふれて
ひとつめの言葉をさがしているのに
どうしても話しかけることができない
うまれて初めての夜がきた ...
山つつじの花が
ぷっくりぷっくり
つぼみをたくさん
春の風が嬉しくて
絵具で描いたみたい
彩る奏でる春の唄
私にもたくさんの
つぼみがあって
ゆらゆらと今か今かと
心が踊り華やぐ ...
アソコのことだよな
違う?
じゃあ、後ろか?
でもない?
口か?舌絡ませるだけで
濡れちゃうって奴だ!
そうじゃない?
なら耳か?よくいるよな、耳が感じるっての
勘違いしている?
な ...
あたいも
今年で48だからさあ
平均的に考えれば
折り返しは
過ぎつつあるわけだけど
相も変わらず
生活に追われてて
これっぽっちも
余裕はないのよ
そりゃあ
歳よりは若く見えるか ...
命日には 花が咲き始める
あの時のまま 時間は止まっている
部屋は汚れ果てた 誰も来なくなったから
すべてが汚らしく見えて 手ばかり洗っている
不安の海は時化て 人魚は深い水底へ
押 ...
ごめんね、は
狡い
甘くて
とても
狡い
ごめんね、は
優しい
冷たくて
だけど
優しい
ごめんね、と
涙を流す
わたしは
狡い
ごめんね、を
受け止 ...
愛は無力だといったね
目に見えるものがすべてじゃないさ
愛が無力になる時
それは愛を失い忘れた時
たとえ目に見えなくても
触れられなくとも
愛したものが消えても
愛は消えない
愛は負け ...
いつからだっけこの部屋が
こんなに狭くなったのは
いつの間に築いたゴミの山
気付かなかったことに唖然とする
僕を生き埋めにしようと
牙を向いているかのよう
不満があるのはわかるけど
...
内陸まで海のにおいのする夕はあなたとあなたを慕って泣こう
みずからの
水だけで
果実がジャムになる
という方角を
みつめている
わたしという誰か
くつくつと
やがて
ぐつぐつと
そうして
やがて
なにも言わなくなる
鍋だけが焦げてゆく ...
いく春の季(とき)急かせる花散らし 舞う花の中ひとり彷徨う
ちょっと 影の薄い黄色
見ていると なぜか落ち着く黄色
油断すると 黄色でなくなるようで
ほっておけない
黄色の上から 黄色で上塗り
香りも 包んでしまい
レモンで ...
はだしで消灯時間のルミナリエ
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
僕たちの愛
花形新次
自由詩
0
15/4/4 21:57
海とSINK
りゅうのあく...
自由詩
7*
15/4/4 21:05
誘蛾灯
捨我
自由詩
1
15/4/4 19:53
ガラス越しに
清丸
短歌
0
15/4/4 18:52
お父さん
ちて
自由詩
1
15/4/4 14:31
アラウンド
itukam...
自由詩
4*
15/4/4 13:12
雪しんしん雪しんしん死にたい夜が長い
北大路京介
自由詩
1
15/4/4 13:05
あかぎれの手にココロの傷んでる部分撫でられている
〃
自由詩
4
15/4/4 13:04
加湿器も咳をしている
〃
自由詩
3
15/4/4 13:04
ラッスンゴレライやエイプリルフール
〃
俳句
0*
15/4/4 13:03
つけまつげ2枚重ねる万愚節
〃
俳句
0
15/4/4 13:03
さくら旅行
吉岡ペペロ
自由詩
1
15/4/4 11:22
モダえよん2
日雇いくん◆...
散文(批評...
0
15/4/4 8:50
去る
葉leaf
自由詩
1
15/4/4 6:54
桜が咲く時期
夏川ゆう
自由詩
1
15/4/4 5:56
四月の赤い夜
アラガイs
自由詩
9*
15/4/4 5:23
クンニリングスインザリングス
花形新次
自由詩
0
15/4/3 23:21
話しかけることができない
草野春心
自由詩
5
15/4/3 23:06
山つつじ
灰泥軽茶
自由詩
5
15/4/3 22:27
性感トンネルで事故
花形新次
自由詩
0
15/4/3 21:47
ちつのひだ嘗子の冒険
〃
自由詩
1
15/4/3 21:35
花の色は
藤原絵理子
自由詩
7
15/4/3 21:19
ごめんね
小原あき
自由詩
8*
15/4/3 20:54
まけない
リィ
自由詩
0
15/4/3 19:40
断捨離
捨我
自由詩
1
15/4/3 19:23
内陸まで
清丸
短歌
0
15/4/3 18:14
ジオラマ
そらの珊瑚
自由詩
15*
15/4/3 14:51
花が散ります
星野つばき
短歌
2
15/4/3 12:55
レモン
佐白光
自由詩
2*
15/4/3 12:47
はだしで消灯時間のルミナリエ
北大路京介
自由詩
4
15/4/3 12:30
1977
1978
1979
1980
1981
1982
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2012
2013
2014
2015
2016
2017
加筆訂正:
花の色は
/
藤原絵理子
[15/4/3 21:23]
重複語句がありましたので,削除
3.96sec.