エアコンのごーっという低い音で部屋はゆらめいて、またたき、のような、わたしたちは、いつもまたたいて、細いろうそく、生まれたての火のよう、なにもかもつけっぱなしで、スイッチも ...   わたしにはあなたの手首が
  細ながい棺にみえる
  柔らかいなにかに火をともし、
  それを投げいれずにいられない
  だが燃された闇の何処かで
  ひとしれず花をつける
  ...
セーターの袖
靴下の親指
カッターシャツのボタン

私たちホコロビガールズ

チロリ
ナロリ
テロリ

あの子もこの子も嫌いなの
その子とあっちの子は好きなの
心 どっ ...
また生き延びて春の匂い マイナスイメージを伴うでしょ
だからイヤなのね
断然フリーの方が良いわよ
ホームフリー
俺は家に縛られないぞ、みたいな?
セックスフリー
性行為から解放された
新しい夫婦関係、みたいな? ...
下手な詩を下手に唄って何が悪い
下手な人間は
上手くはなれんのだから
下手なように歌うしかないというのに
 大声で呼ばれたような気がした。
 元日の夜七時を過ぎた時間。
 私は、東京と福岡から帰省した長女夫婦と小学六年の孫息子、次女夫婦と四歳の孫娘たちに囲まれ、妻手作りのおせち料理を肴に、この日のため ...
ねつ造記事によって
国家転覆を狙った赤新聞が
乱射兄弟の銃撃にも合わずに
今日も晴れやかな顔して
朝刊夕刊を刷って
配り続ける
そして、それを喜んで
金払って読んでる奴がい ...
しずけさが 
きこえてくるよる
やまゆきをふみしめてあるく 
こころがふたつ

あおく 天空につづくみちのかなたに 
まんまるな月
ダム湖のなかにも
まんまるな月

ふたつが みつ ...
外来で診察を待つ山田君

山田君行商人の花の舞

浜の砂の輪郭がそう、山田君

山田君右と左を槍で突き

山田君冷温停止後三ヶ月

山田君雌の和金に恋い焦がれ

山田君般若の面 ...
反発しあう網膜剥離
浮遊した視力は宇宙に飛散して
リベラルな学問となる日中の情事
いわゆる貧困女子と言われる私は
全くもってわからない処女をたぎらせる
蜜を育て吐き出す身体は非常に不器用に曲 ...
サラリーマンの生活にストレスはつきものである。先輩の何気ない一言に威圧的なニュアンスを読み取って、傷ついた感情で脳がぐるぐる回ったり。上司の仕事についての厳しい叱責が腹の奥をつんざいたり。 ... ゆめみるさなぎ

こっそり覗いた穴の向こうには 真っ青な空があった
不完全な僕は 実体もないまま殻に閉じ込もって
いつまでも眺めていた もしも願いが叶うのならば
いつかいつの日か その空をは ...
押し付ける事の意味の無さは
君の拒絶が証明してくれるから
遠いところで嘲笑ってください
ふすまを隔て、聞きたくもない
色んなものが割れる音は
眠りの質を下げるから
両手を奪わないイヤホンで ...
青く臭く砂鉄の如くカモフラージュされた
若くてぴちぴちした名残り 懐かしむには早い人間歴

 ラップにつま先ブレイク ダサいハッカ煙草
 瞼に乗せるブルーラインにネコ目パンチ
 誰も ...
村上春樹とイモトアヤコの誕生日だ

スキーの日でもあるらしい

ぼくは優雅にへばりついていた

つまらない存在の最小単位だった

鳥に髪の毛をひっぱられていた

獣がまわりで糞をし ...
人づきあいは苦手ゆえ
頭に猫をのせることにした
出会う人たちは皆
頭の上の猫に気を取られ
(毛並みをなで
 喉をなで
 さかんにじゃらし)
私のことは気にも留めない
そのすきに私は
...
そのかなしみを

べつに

かなしまなくてもいいんだよ


そのくるしみを

むりに

くるしまなくてもいいんだよ


そのよろこびを

いちいち

よろこ ...
(発車音)

{ルビ突衝=つつ}かれた意表はグレープフルーツ味、半年ぶりのくすむドラム、癖になるくせ今の今まで聞かなんだ気は確か
四角い粒の潮流 「過去、今」と新しい面妖を連れ やはり前後の道理 ...
 詩を読むことで日々の疲れを癒す。詩を読むことで嫌なことも忘れられる。詩はそのように、美的快楽を生み出し、人々の日々の現実生活を忘れさせてくれるもののように思える。また、詩を書くことに夢中にな ... 紫の葉が落ちた時
生まれた頃の泣き声は還らない
腐敗が始まった土壌で
夢は悪臭を呆然と放って歌は枯れていく


耳の役目を終えた貝殻を二つだけポケットに仕舞い
少年は東へと永遠に消え ...
千切れた身体を引きずり

たどり着いた場所で

残った肉体を地中に埋めた。

遠くで呼んでいたはずの名前は聞こえなくなり

冷たい空気の元

よりよく澄んだ空を眺め

静かにた ...
枯草が、湿り気を帯び、奪われた割れる音、
だけが取り残されたように、
平野で歌う、小鳥たちの嘴が、微かに、発泡して、

杖の、一振りで、凪いでいく、象は、
地平線に帰り、月の粉末は、その跡に ...
第三次世界大戦はもう
始まっていて
どんなポストもどうせ
あなたへと繋がっていて
みんな死ぬ
ことだけが明白な
今日もどこかで
勃起しがちのペニスは
狂った方位磁針と
四角い眩暈を補 ...
    木目の美しい一膳の、
    箸に惚れた
    色香を漂よわせ
    朝に夕にと
    おいしいものたちを
    口に運び入れ
    わたしに感謝の咀嚼をせが ...
 
風景がちがう

あなたがいないだけなのに

ただ、いないだけなのに



 
{引用=
まだ、
うまれたばかりの、夜の、
瑞々しい暗色の、
ぬれた線で描かれた物語、
について、ぼくはできるだけちいさな声で、
語りたい、たとえば亡くなったひとの、
骨を拾うように、
...
最近は
テレビから流れる宣伝が多くなった
もう何回も聞いた
聞き飽きた

近頃の若い世代は、
またそうでなくても
一度依存してしまったら
もう手離せないのだろう
歩きながら
車を運 ...
流れ星、ながれた
願い事している間もなく ながれて消えた
淡い光が むなしく 闇夜に吸い込まれて 消えた

白い鳥、逃がした
唄わない鳥は いらない と言って逃がした
白い羽根が  ...
わたしの 死は いつまでも 死につづけ
わたしの 生は けして 懐胎することが なかった

いつも 腹をすかしていた わたしは
夕暮れの
白い闇の 澱んだガラスの部屋で
首を括った ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
気がつくと何かに祈ったり戦ったりしているねことら自由詩415/1/12 23:08
草野春心自由詩415/1/12 23:03
ホコロビガールズ瑞海自由詩4*15/1/12 22:26
また生き延びて春の匂い北大路京介自由詩315/1/12 21:57
レス嫌い花形新次自由詩015/1/12 20:59
下手ふわふわ自由詩5*15/1/12 20:44
元日の夜に草野大悟2散文(批評...0*15/1/12 20:41
乱射兄弟花形新次自由詩015/1/12 20:33
月と炎草野大悟2自由詩2*15/1/12 20:29
山田君ああああ川柳215/1/12 18:22
唯一のふわふわ自由詩2*15/1/12 17:13
温泉葉leaf自由詩015/1/12 16:31
ゆめみるさなぎitukam...自由詩1*15/1/12 16:20
耳鳴り北井戸 あや...自由詩115/1/12 16:04
砂粒の会話朝焼彩茜色自由詩7*15/1/12 14:36
優雅な一日吉岡ペペロ自由詩315/1/12 12:25
猫かぶりやまうちあつ...自由詩10*15/1/12 11:24
こころ青井自由詩515/1/12 10:05
奇世の泡粒(xeno-pop)なけま、たへ...自由詩0*15/1/12 8:53
詩は現実逃避ではない葉leaf散文(批評...3+15/1/12 8:01
東の国の終わり方 (四行連詩)乱太郎自由詩15*15/1/12 7:43
去り際。梓ゆい自由詩115/1/12 5:01
Clock:竹森自由詩515/1/12 2:22
いつまでも人を憎み続ける自由詩015/1/12 1:56
夕餉の風景石田とわ自由詩13*15/1/12 1:41
ちがうの殿上 童自由詩21*15/1/12 0:48
つぎの本をえらぶこと、mugi自由詩515/1/12 0:02
進歩ゆえの退化 1無花果自由詩015/1/11 23:51
流れ星、ながれた南無一自由詩215/1/11 23:49
硝子の部屋自由詩315/1/11 23:38

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加筆訂正:
漁師だぜ、とりあえず今日も ☆/atsuchan69[15/1/12 15:24]
ちょこっと修正しました。
ツイッター連詩より創作『詩っポsoup』/とよよん[15/1/12 12:07]
【 】の部分をコメントを参考に直してみました。
4.52sec.