都市計画税で造られた
      住宅街の一角を占める広場は
           きのうもきょうも
      浮雲の空っぽいかげを映して
ブランコに 滑り台と ジャングル ...
若い女子の親友二人組
あなたたちのおしゃべりは誰の毒にも薬にもならず
その笑顔は野の花のように何物とも親しい
時間をせき止めることも空間を汚すこともなく
お互いだけに通じるユーモア ...
僕の靴墨に汚れた手を握らない
横顔ばかり見せて正面の微笑みを見せない



この齟齬は、僕の気持ちは
一方通行の迷路へ向かう
走り続けるジープを追いかける子供
チョコレートを欲しがり ...
ぬかるみのあかるみにふと気をとられ 忘れたことを忘れて傾ぐ

筆先に闇がぼそぼそ溜まっている 想いもないままはしるからだと
テトリスの長ーい棒が出ないまままた新しい春が来ました パン祭り白いお皿を補充するまた新しい春が来ました 誰からもお祝いのない誕生日また新しい春が来ました パンが食べたい


結婚して子供をもうけたが
三十過ぎに発覚した病が原因で離婚
その後は親もとで闘病生活の女性を担当している
駅前のマクドナルドで聞いた
きみの近況

脳下垂体の異常 ...
♪ジャッ、ジャッ、ジャガイモ、ガマ親分
♪メン、メン、メンタマ、ロバくんの
でお馴染みの愛川欽也が死んだ
アド街ック天国に召されたと思われる
愛川欽也と同世代の母が
愛川欽也が出世する度に
...
善い哉善い哉かさねて善い哉

救済は美しい

山上には朱の大門

ここは箱根か高野山か

野菜ならよくて動物ならだめ

イルカやクジラどころじゃない

哀しい哉哀しい哉また哀し ...
重たい雨が降っている
ただでさえ重たい体を
支えるだけで大変なのに
雨なんかに当たったら
僕が潰れてしまう
雨が体に当たり
そして僕に当たったけれど
僕に痛みはなく
雨が体を剥がしてく ...
物心つく頃には
逃げていた
生きる為には
逃げるしかなかった
何に追われているのか
誰から逃れているのか
分からないままに
今も逃げ続けている
古い傷痕を見ながら
流した血の量を思う
目の前が暗くなり
軽い吐き気を感じた
南国の見知らぬ坂道を
赤く染めた俺の血
あの血はまだ
暑いアスファルトの上に
残っているのだろうか?

...
浴衣姿 わたあめ片手に 花火見る ぽつりとね

ひとり言を つぶやきました

嬉しいことも 悲しいことも
朝君を見る
おはよう

声を掛ける



タイミング良い時
(怖すぎるけど)
ここで
電話が鳴る



んはよ、

ん、ぁお…

おお ...
物質の贈り物 物に罪はない



センスの悪さを隠せない包装の隙間

から

得体の心得ない損得もしない



もみあげくらいの重さの不愉快さが耳にかかる

 気持ちだ ...
たのしかったことを
思いだして
はずかしくひかっている
夜になるともう少しつよくひかるから
待っていてほしい

待っていてほしい
それを
なんと言うのかわからないでいる
結んだらもう
ひらけない
清廉でも潔白でもない身を
はずかしく引きずっている

少い言葉をならべかえてあそんでいる
でも角がとれて
すこし
それは
きれいだった
41年
生きてきてわかったことは
時は流れるということ
だから焦らなくていい
焦らなくていいよ
どんな失敗も
やがて笑い話にかわる

41年
生きてきてわかったことは
忍耐強く生き ...
一度きりの
ときとして、つかの間の
或いは
やがての日々の懐古となる
すべての複雑な
シンプルさに
ひとは
名をつけたがる

かなしみだとか
裏切りだとか
やさしさだとか
...
けらけらと笑うみんな

それを見て 真似をする

1人ぽつりと 取り残され

私は今日も真似をする

けらけらと上手に笑う
こんな天気だから
こんな天気なのに

わたしの心は濁りくすみ荒み

この雨で心のすべて
洗い流してくれたらいいのにと

おーい、わたしはここにいるよと

誰かの叫ぶ声が聞こえる
わたしは謳う
今日も懸命に生きていると
わたしは歌う
今日もこの悲しみの歌を
わたしは詠う
今日も嘆きの唄を

この声は届いているのであろうか
この声は この悲しみは この嘆きは
ど ...
もうこの世にいない人の歌声を聴く度に、なぜわたしは彼の歌声をカセットテープに残しておかなかったのかと何度も思うけれど。
夢よりも幻よりも遠くなる感情に、名前をつけませんでした。
それはきっと正しく ...
夜になったら娘はわたしの手をひいて、底へつれていきます。わたしたちはくたくたの毛布をひいて横になり、しばらく転がって遊びます。
彼女のちいさくて厚ぼったい手のひらがじょじょにあつくなっていき、そ ...
夕べの蛇の
白い鱗
花が咲く毎に
風に引かれては消える線


枝に散る雨
水に立つ曇
湿地を分ける径
片方のうた


川の源を見つめる目
暮れの水辺に増えてゆ ...
台所の錆びた缶から、
這い出ようとする無脊椎動物を、
僕はリリアと名付けた

16歳の彼女は現在、スウェーデンで児童買春の奴隷となっている
被虐と抵抗のエントロピー増大が、彼女の魂を具現化し ...
空間が音を立てて、凝固する
見るものすべて鉄
触るものすべて壁

   きみがどういう人か、
   いくら知らされても
   上手に覚えられないようだ
   ぼくは失格だね

鉄 ...
箸でつまんで
ポトリ ポトリ
やわらかな壺へ
金色の毒虫入れ合うの
互いに舌を絡め
{ルビ騙=かた}ることば
海が見たい騒がしく
鳥が声が
眼裏掻っ切って
わたしたち手探りのままでい ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
丘肌の淋巴腺①信天翁自由詩515/5/14 9:54
女子の親友葉leaf自由詩315/5/14 6:50
ギブミーチョコレート這 いずる自由詩6*15/5/14 4:08
あかるみはるな短歌215/5/14 1:26
テトリスの長ーい棒が出ないまままた新しい春が来ました北大路京介短歌415/5/14 1:04
パン祭り白いお皿を補充するまた新しい春が来ました短歌3*15/5/14 1:02
誰からもお祝いのない誕生日また新しい春が来ました短歌215/5/14 1:02
食べる 二編乾 加津也自由詩22*15/5/14 0:32
「自称詩」キンキン花形新次自由詩015/5/13 22:47
ジーパンと空海吉岡ペペロ自由詩215/5/13 22:45
おもたいリィ自由詩1*15/5/13 22:35
「自称詩」ダレノガレ明美花形新次自由詩015/5/13 20:39
「自称詩」坂道で転けた自由詩015/5/13 20:20
花火大会じまさん俳句015/5/13 18:16
ひとり短歌015/5/13 18:14
アサノハナシ世江自由詩115/5/13 18:01
モノ贈り主朝焼彩茜色自由詩8*15/5/13 17:01
待っていてほしいはるな自由詩515/5/13 16:33
自由詩415/5/13 16:31
時は流れる渡辺亘自由詩515/5/13 16:10
名をつけたがる千波 一也自由詩315/5/13 13:28
ものまねじまさん自由詩215/5/13 9:11
自由詩215/5/13 9:09
自由詩115/5/13 9:08
青い春Mélodi...自由詩3+15/5/13 1:51
寝るまえのことはるな散文(批評...315/5/13 0:50
ふたつ ふたたび Ⅱ木立 悟自由詩315/5/13 0:24
Creepjin散文(批評...015/5/12 23:56
鉄の自由詩015/5/12 23:38
君みみなれぬ口づけをただのみきや自由詩15*15/5/12 22:49

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