とかく、何も見えないほど濃ゆい霧が立ち込める花畑にて
あたしは、そこに老紳士が絶えず立っているのを知っていた
その老紳士は
タキシードにハットを目深にかぶり、白手袋をして真黒の漆光沢のある杖 ...
ひとがつくるものには
一方通行がある
どうしても越えられないものが
必ずできあがる
やまも
うみも
そらさえも
むこうがわへゆく道があるのに
とざされる
とざしてる
ひとは ...
短い時間 さささのさ
書きたくなるの
子共のことも
オッサンねこも
季節のお知らせや
ぐちぐちだって
悪玉菌の回答だって
ネタいっぱいで書きほうばって ひとりでに
そよぐアタ ...
あ〜あ、見ちゃいましたか
残念です
ここに書かれた文章を読んだあなた
24時間以内に
何らかの行動を起こさないと
この1年ずっと気が晴れません
晴れないどころか
落ち込んで落ち込んで
...
守り子の唄は 灰色の雨に滲む
擦り切れた赤い帯の 風車が回った
竹田じゃ雪に変わって トタン屋根が
静かになる しんしんと寒さだけになる
姉さまは 池に身を投げた
三条のぼんぼん ...
だったらと
こうだったらと
詮無いこと
歩く道
外れたまま
歩いてる
輪の中に
入れてもくれぬ
閉じたドーナツ
いくら死人に口なしと言ったって
死んで間もない死人はそっとしておけ
代弁なんて口寄せじゃあるまいし
死んで間もない死人をパペットにするな
祭り上げるな自分たちのために
理想の英雄に仕上げるな ...
金メダルはいらない。
銀メダルはいらない。
銅メダルはいらない。
いや、金メダルを作りたい。
いや、銀メダルを作りたい。
いや、銅メダルを作りたい。
いやいや、金メダル ...
手の中に
一枚のレコードがあって
そこには懐かしい音がある
久しぶりに
そっと耳を当ててみる
流れてきたのは
後悔のメロディーだ
汚れたところを
柔らかいスポンジで優しく
洗っても洗っても
濁った色をして
落ちないから
固いたわしでごしごしと
擦っても擦っても
こびりついたまま
お ...
吹く風に逆らわない。
それは吹かれるまま
流されてしまうのではなく、
その風を味方につけて。
風はきっと良い所に運んでくれる。
きっと素敵なことが待っている。
今ま ...
雪忘れ村では
2月3日
一年の家内安全を祈願して
家内に接吻する習わしがある
家内は
一年のこの日だけ
夫から熱い口づけをされて
普段より燃え上がる
燃え上がった家内は
西を向き ...
息は白く
冷たい空気の中に融けていく
軒先の雪だるまは
物憂げに宙を見つめ
作ってくれた子どもの笑顔を
胸の内にあたためている
雪に包まれた小さな町
窓の明かりがボウっと ...
歳の数だけ「まめ」を喰う 我が輩は10万56粒である
烏帽子形兜のごとき冬芽かな
鬼、羊、猿の顔あり冬木の芽
人間関係に悩む鬼がタロットカードをめくる
鬼の金棒をそっと質屋へ
鬼が厄祓いをお願いしに来ている
鏡に向かって
眠気と髭を剃り落していた朝
くたびれた自分の顔に重なるように
ふっと浮かんだ父の輪郭
丸くて憎めない
目の記憶
電車の中吊りは
気の早い春の旅への誘い
オーデコロ ...
愛おしさが蜜の甘さだとしたら
狂おしさは煉獄の熱さなのか
君は
俺を祝福する清らかな天使なのか
それとも
俺を滅する裁きの女神なのか
君はいとも簡単に俺を
天国の高みへと押し上げ ...
本当には無い音が聞こえてくるのがとてもつらい
独白と称してこんなふうに書き出してみる
工夫はきついんだけど不可欠で
そうでもしないといろいろとあれで
ほんとはつらいつらいつらいよしかみえない世界に
...
猫になる理由は無数にある
仕事がイヤになったとか
満員電車がツラすぎるとか
一人になりたい時があるとか
どこかに行ってしまいたいとか
生きてく理由がわからにゃあ
どうするべきかわから ...
ひとつも
うまく言えない気持のする
2月
ぼうと立ったまま
こころのなかで
頁を繰って
見つけます
いとしいかわいいやつら
あなたはもうあなたになりましたか
森の手前でと ...
凍える人よ
我が身をくるむ
敷布をはがせ
飢えたる人よ
我が身をみたす
食事をこばめ
寒さ
空腹
孤独
闇
それらもあるいは
密かな快感
生きているから
...
希望の道、
なにやら宗教ぽくなってしまうのが残念だが、希望の道、だ
言葉として容易くは使えない、希望の道、だ
できれば魯迅ぽく、希望の道、だ
うちのめされて
どんなに ...
捜索の際に見つからないように早めに処分ジョン・ゲーシー伝
毒物の配合学ぶため入学国立大学理学部化学科
しゅんしゅんしゅんと
蓋をカタカタ鳴らしながら
やかんがじれている
それを尻目にガリガリと豆を挽く
ペーパーフィルターの二辺を
丁 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
虚空のひと
クロヱ
自由詩
3*
15/2/5 0:32
囲
朧月
自由詩
1
15/2/4 23:07
さささのさ
朝焼彩茜色
自由詩
15*
15/2/4 23:06
呪いの投稿詩
花形新次
自由詩
1
15/2/4 23:03
戻り橋
藤原絵理子
自由詩
4
15/2/4 23:02
だったらと こうだったらと 詮無いこと
這 いずる
俳句
1
15/2/4 22:41
歩く道 外れたまま 歩いてる
〃
俳句
0
15/2/4 22:39
輪の中に 入れてもくれぬ 閉じたドーナツ
〃
俳句
0
15/2/4 22:37
無題
ただのみきや
自由詩
16*
15/2/4 22:32
金銀銅いらぬリスト
komase...
自由詩
1+*
15/2/4 22:26
レコード
花形新次
自由詩
2
15/2/4 21:32
汚れたこころ
中村 くらげ
自由詩
3
15/2/4 20:52
鴎
chihar...
自由詩
9*
15/2/4 20:34
日本のエロ風習10 接吻
花形新次
自由詩
0
15/2/4 19:47
涙が結晶化したこの町で
トビラ
自由詩
2
15/2/4 18:43
歳の数だけ「まめ」を喰う 我が輩は10万56粒である
北大路京介
短歌
1
15/2/4 18:42
烏帽子形兜のごとき冬芽かな
〃
俳句
2
15/2/4 18:42
鬼、羊、猿の顔あり冬木の芽
〃
俳句
2
15/2/4 18:42
人間関係に悩む鬼がタロットカードをめくる
〃
自由詩
4
15/2/4 18:41
鬼の金棒をそっと質屋へ
〃
自由詩
4
15/2/4 18:41
鬼が厄祓いをお願いしに来ている
〃
自由詩
3
15/2/4 18:41
記憶
nonya
自由詩
17*
15/2/4 18:37
Call Me
文字綴り屋 ...
自由詩
0
15/2/4 18:22
2015.02.04(独白「色鉛筆を買った」)
もっぷ
携帯写真+...
8
15/2/4 18:15
理由
やまうちあつ...
自由詩
7*
15/2/4 14:56
枝
はるな
自由詩
13
15/2/4 14:51
小舟
シホ.N
自由詩
1
15/2/4 1:11
希望の道
吉岡ペペロ
自由詩
7
15/2/4 0:56
殺人鬼短歌1
花形新次
短歌
0
15/2/3 22:42
束の間
石田とわ
自由詩
14*
15/2/3 22:35
1973
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1975
1976
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