ニシコリが日の目を浴びるその時も少年隊を忘れないでね
ハブよりもハニュウの方がメジャーだとハニュウはずっと主張していた
灯火管制の都会の底では
光を漁って深海魚が徘徊している
魚卵たちの夢は皆カーキ色をおびて
時折光る虹色の粒は
懐疑が延ばす触手に喰われ
光彩を失う
幼魚は皆同じ方向を見てかたまり
群 ...
春の目覚めに
ひとひら 揺れた
美しすぎる
瞳 重なる
夜のツキ
芽吹きも イイ
はらはらと 散る様を
連想など したくないと
希(こひねが)う
歌う いつまでも
...
そらのいろはいつしか
こわれやすいビー玉ににていた
むらさきの焔をあげる焼却炉の
そばにたって、あなたは体を温める
それは遠いところへいくための
慎ま ...
あなたのみらいのために祈らせてください
そう語りかける女の瞳は
目の前の現実であるわたくしではなく
どこか遠い国を見ているようでした
ミライは
いつの間にか
ミイラにすり変わってい ...
どこでもドアでお遍路巡り
君が落ち込みヘコんだときを狙う妄想膨らます
やつに恋して綺麗になった君の笑顔にキュンとくる
好きですと囁くように言えてたらサナギのままでいられたかしら
青く見える空間の端で
一つだけゆっくりと時が流れる部屋があったんだ
空は血に、海は点になって
音もなく流れる砂のような
体温の無い柱が何本も立っていて
その部屋には白い君がいて
僕はただ、 ...
髪は黒
まともな格好をまとい
カモフラージュされた自分
ああ、一般人のよう
この学校に生えてる木も
歩いている大半の人々の
名前も知らないまま卒業しちゃう人たちに混ざって
キンキンの ...
寒くて寒くて
やってられないよ
地下道とかも
閉め出されちゃうしさ
ああ?そんなもん、暖かいのに
越したことないだろよ!
道端にバナナとかマンゴーとか
一年中なってりゃ
飢え死にするこ ...
群れからはずれた ひつじがいっぴき
光に打たれて たっている
かなしいでも
誇らしいでもなく
ひつじがひとり たっている
まるく くらい 影をおとして
ひかりがひつじを 打っている
...
遠い昔のことよりは
今の家族を思うとき
苛立ち不満を見るよりは
今の楽しさを感じて生きる。
不自由な君の手をさすり
冷たい君の手をさすり
世間話につい昔
未来の話は嘘になる。
今の楽し ...
一人一人が
一人一人であることを超えて
一つの波打つ連合となり
一人であることを忘れる
言葉は言葉を呼び
笑いは笑いを呼び
そこに何の抵抗もなく
めまぐるしく連鎖する
四人 ...
アギーレが
実はヨルダンの
予選1位通過に賭けているので
急遽、街をぶらぶらしていた
日系ブラジル人らしき
ホルヘ・リベラ・ナカジマと
カルロス・ミゲール・デ・オリベイラ・ルイス(なげえよ ...
広島市内は川が多い
元安川をゆっくり走る遊覧船
見慣れた景色でも
川から遊覧船に乗り見る景色は
何もかもが新鮮に目に飛び込んでくる
穏やかな風を浴びて
見上げるように街を見つめて
...
ふと誰かが呼ぶ声にはっとして玄関に出てみた。やや関西訛りのする初老の胡散臭い中年が立っていた。薬売りだという。昔ながらの熊の謂だとか、小さなガラス瓶に入った救命丸など、まったく利きそうもない薬をずら ...
「あんたたちのせいでわたしいつまでたっても大人になれない」
を使って文章を作りなさい (10点)
あんたたちのせいでわたしいつまでたっても大人になれないなんて大人になれないことを他人の ...
道路わきで見かけるほとんどの獣は
車に引かれてしまった獣
口をぽかんと開けて
横たわっている
腹が裂けたり
頭が割れたりしているものもあるが
たいていの獣は毛むくじゃらで
...
ぽかりぽかりとうかんでいく
呼吸を見上げて
たましいはあんなふうに揺れるのかな
と君が言う
小さい手で何でもつかもうとするのは
おなかの中に忘れてきたものを探しているんでし ...
塒と書いて「ねぐら」とよむ
人には塒が必要だろう
その場所で朝と夜を重ねるうち
いつしかそこが自分にとっての塒になる
住めば都というけれど
いろんなものがなじんで
しっくりとくるに ...
毎晩この時間になると
小さな星のうかぶ
銀河を注ぐ奴がいる
注がれる女は
眠りのなかで
星の声を聴いている
星の声は
色をかえ
姿をかえて
女の胃袋に吸い込まれてゆく
毎晩 ...
缶に溶けた母を見て泣く幼年時代に
奥まで続く棘々で手は汚れています
その目で見ないでと服の袖をとり、
ガラスの破片で鳴く秒針の合間に。
三種のサラダが詰まった徳用パックのフタを
開け左手に持ったあまおう苺ジャムが挟まる
シフォンケーキサンドを齧ると同時に右手は
牛乳をたっぷり注いだコーヒーのカップ握り
しめているのに目線ならば ...
ぼくらはたったひとりなのだ
いくら目を凝らしてみたって
ぼくらはたったひとりなのだ
恥も外聞も捨ててしまおうよ
ぼくらはたったひとりなのだ
いくら耳を澄ませてみたって
ぼくらはたったひとり ...
楽しいことが
どんどん
なくなっていくのが怖くて
何か新しいことに
飛びつきたくなるんだろう
でも直ぐにつまらなくなって
惰性でやるようになって
やがて止めてしまうんだ
アナルセックス ...
押し寄せる波をぼんやり見ていたい理由などない心が望む
春になり優しい陽射し降り注ぐ心の奥の哀しみ溶ける
洗濯や掃除を終えて一休み再放送のドラマを見ている
寒さ減り暖かさ増す春の日々足 ...
昔 いっとき 叫ばれた
つたないスローガン──
「発想の転換」
そうだ そうだった
卒寿に甘えて
弱きになるのか
卒 ...
一瞬
僕の目蓋の裏に
君の姿が像を結んだ
それは夢
永遠に届かない
形のない幻であったのだ
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
錦織短歌1
花形新次
短歌
0
15/1/17 17:10
暗い虹
イナエ
自由詩
13*
15/1/17 15:05
さくら
藤鈴呼
自由詩
1*
15/1/17 14:54
そらのいろ
草野春心
自由詩
3+*
15/1/17 12:55
巴里、骸骨寺で
そらの珊瑚
自由詩
17+*
15/1/17 12:22
どこでもドアでお遍路巡り
北大路京介
自由詩
11
15/1/17 12:07
君が落ち込みヘコんだときを狙う妄想膨らます【都々逸】
〃
伝統定型各...
3
15/1/17 11:56
やつに恋して綺麗になった君の笑顔にキュンとくる【都々逸】
〃
伝統定型各...
1
15/1/17 11:56
好きですと囁くように言えてたらサナギのままでいられたかしら
〃
短歌
1
15/1/17 11:52
水葬
智鶴
自由詩
4
15/1/17 10:57
真円に混じる楕円
這 いずる
自由詩
1
15/1/17 10:31
温暖化待望論
花形新次
自由詩
0
15/1/17 10:26
群れからはずれた羊が一匹
はるな
自由詩
11
15/1/17 10:11
生活の隙間
……とある蛙
自由詩
20*
15/1/17 8:45
宴会
葉leaf
自由詩
2+
15/1/17 7:50
アギーレジャパン
花形新次
自由詩
1
15/1/17 7:39
川から見る景色
夏川ゆう
自由詩
2
15/1/17 6:07
薬売り
山人
自由詩
5+*
15/1/17 5:11
「あんたたちのせいでわたしいつまでたっても大人になれない」
クローバー
自由詩
4*
15/1/16 23:54
口をぽかんと開けて
〃
自由詩
3+*
15/1/16 23:51
海と星
〃
自由詩
2*
15/1/16 23:48
塒
シャドウ ウ...
自由詩
5*
15/1/16 22:44
星を注ぐ
草野大悟2
自由詩
12*
15/1/16 22:29
「映画みたいなシーンをみたいだけ」
宇野康平
自由詩
0
15/1/16 21:56
せわしなく掻き出す前足が穴をどんどん深くしていく/即興ゴルコ ...
こうだたけみ
自由詩
3*
15/1/16 21:35
ぼくらは
青井
自由詩
4+
15/1/16 20:57
焼肉
花形新次
自由詩
0
15/1/16 20:39
押し寄せる波
夏川ゆう
短歌
0
15/1/16 20:18
漆色の夕陽がおちて⑤
信天翁
自由詩
1
15/1/16 19:58
断片
渡辺亘
自由詩
1
15/1/16 18:32
1969
1970
1971
1972
1973
1974
1975
1976
1977
1978
1979
1980
1981
1982
1983
1984
1985
1986
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
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6.11sec.