ロケットみたいに
まっすぐとびます

余計なものをきりはなして
もっとうえへ

あしもとが
ぼうぼうもえて
それでもたかく

地面が恋しくなっても
たかくたかく

だって
...
嫌いなものを捨てていったら
自分が嫌いな自分だけが残った
空は眩いばかりの光に満ちていながらも知らん顔でもをしているようだ
胸の水面に浮かべた決意も
どこか夢心地のリアル

憧れに向け力強く背伸びするといふ
あすなろを想ふ

決して檜になれ ...
やわらかな月の宵に
ものうげなアルルカンがあらわれる
ここに来てくれてありがとう
匂菫の花束をあげましょう

少し遠くの霞んだ墓地では
姿のないコロスたちが歌ってる
アルルカン その歌に ...
散文は
徒歩
詩は
舞踊

散文は
直線
詩は
螺旋

ちぎって
つなげて
やぶって
なげて

言葉を排し
コトバの発現
記されるもの
しるしを授かる

...
桜の花に誘われて散歩するわたしの行く手の
立ち枯れた葦の叢から飛びだした番い  
ギャッと鳴いて 慌てふためき 灌木の陰に潜る雉子
間違えはしない
登校した私を小学校の玄関で
毎朝迎えて ...
あなたの声が聴こえてきます
空は美しいと知ったのは
それから間もなくのことでした

あなたの声が見えるようです
雲に隠れていても
太陽の輝きはわたしを慰めます

あなたとどうして出 ...
ついさっき猫は
まんぼうと腕を組んでそこを曲がっていったよ

わたしはそれまで
とても孤独だったのだ
ひとりで はだしで ふるえて
ひたひたと沈みゆく一日を感じながら
なすすべもなく ...
うす甘い空気ばかりをあつめて
思い出のような恋をしている
ないものがあるかのように
あるものをないもののように
かき抱いた空気はおだやかにつめたく
わたしの根に雨はふらない
塾なんて無かった頃
塾なんて行く人もいなかった頃
赤い鐘が鳴っても誰も帰らない
          誰も誰も
年上のあたしとY君はいつも考えてる
どうやればみんなが連れてくる
三才や幼稚園 ...
再放送のドラマは耳に煩くて
付けたはいいが直ぐに消してしまう


外には糸のような雨が降っていて
その柔らかさに若葉が震えている


下腹部に鈍い痛みが走り
私の身体にはもう少し ...
君が抱かれているあいだ
僕は麦焼酎をこぼして
歳時記がびしょ濡れだ
ティッシュが酒を吸収していく

桜の時期に夏の句を詠み
紅葉の時期に冬を詠んでいる
歳時記が乾くまで
ギターでも ...
あきれ顔を隠しきれない電話の声優しい 女の子として鉛筆削る 水菜噛む甘いジョークを聞き流し 少年と少年眠る春の風 標本にできそうな虫春の風 そろそろ
おいとまをしようか
たくさんご馳走になったし
ずいぶんと愉快に笑った
これ以上長居をすると
ますます帰りづらくなる
それに遠慮がなくなって
無礼なこともしてしまいそう
今なら ...
雨上がりに
僕の頭から
貴女の頭に
虹が架かって
とても素敵だ
そのときは
二人とも
赤フンをしてるんだ

二人を結ぶ
虹の下を
世界中のばかというばかが
旗を振りながら行進し ...
再会という
残酷な喜びを
与えられた大人は
菜の花に囲まれた
少女になりたいと願う


胸の絡まりと
夢しかなかった
沈丁花の薫り漂う
あの頃からの染みを
どうして
抜き清める ...
野良猫がある日突然家に来た僕を選んで遊びに来た

新緑は風に揺られて音がする懐かしさより今を表す音

食べ物を感謝しながら味わって豊かな地球の愛にありがとう

綺麗だな作者不詳の風景画灯台 ...
Aへ
二人で共有できないことを
送ります

明日行くはずだったとこ
もう行ってしまった?
僕ももう少し

Aへ
階段の話
あれから
もうしていません
誰にもいうつもりもないです ...
崩れる 床はある
 バール 自らの肢体

気は 私の気は
 踊っている 縮退する
 
伸びた腕 足 首 目玉
 這っていく 稲妻 名状せよ
名状せよ 名状せよ 名状せよ

そこに淀 ...
しんをちょうせつして
つつをもちあげて
すこしだけすきまをあけて
まっちでひをつけて
しめるとどうじに
まっちをふってひをけす
ごっごっ と
おとをたてて
かなあみまでひがのびて
あ ...
夏場の外出は控えた方がいい
エアコン18℃の部屋で
デブに包まれながら過ごせばいい
この温度であれば
デブでも肌はサラサラのはず
食事はネットスーパーで材料を
届けてもらって
自分で料理 ...
自分の作った檻なんて
両手を広げれば簡単に外せる
一歩前に進めばほら
檻なんて何もない
私に才能があったら
素敵な詩を
山ほど書いて
みんなを素敵な気分にさせた上で
才能の全くないあなたに
ひとかけらの才能を分けてあげたのに

残念だけど
私にもひとかけらの才能もないから ...
風邪をひいて
二日ほど会社を休んだ

なんて言えば伝わるのかなって
君は言う

ベッドの中で
夢をみていられるうちに
雨は上がっている

泣いてみたって、って
君は言う

隣 ...
名演だな咄家よ
ありがちな不幸自慢を
飽きさせないとは大したもんだ
その域に至るまで
何度死に損なったんだ?

恥知らずの道化よ
真に磨くべきなのは
気を引く為の術なんかより
効率的 ...
…いっしょに泣いて差し上げましょう…

からまる蔦をふりほどきながら
女は石段の脇で踞る若い僧侶の傍に偲びよって行く
立ち込めていた靄の薄い生地を開いた

かわりに一枚ほど借りてい ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
とぶということ朧月自由詩515/4/7 22:00
嫌いなものリィ自由詩2*15/4/7 22:00
静かに泣いてしまいたいkeigo自由詩015/4/7 20:24
早春のアルルカン塔野夏子自由詩6*15/4/7 20:07
しるしシホ.N自由詩215/4/7 18:43
雉子イナエ自由詩15*15/4/7 18:40
出会い乱太郎自由詩12*15/4/7 16:47
ついさっき猫はるな自由詩515/4/7 16:44
空気自由詩315/4/7 16:25
放送所の子供達は今岸かの子2自由詩10*15/4/7 15:52
春の雨時子自由詩415/4/7 15:44
麦焼酎をこぼして北大路京介自由詩515/4/7 13:55
あきれ顔を隠しきれない電話の声優しい自由詩215/4/7 13:55
女の子として鉛筆削る自由詩115/4/7 13:55
水菜噛む甘いジョークを聞き流し俳句015/4/7 13:54
少年と少年眠る春の風俳句115/4/7 13:53
標本にできそうな虫春の風俳句015/4/7 13:53
おいとまやまうちあつ...自由詩5*15/4/7 12:58
楽しい花形新次自由詩115/4/7 8:29
別れの曲黒木アン自由詩915/4/7 7:10
野良猫夏川ゆう短歌015/4/7 6:02
Aへ佐藤伊織自由詩315/4/7 0:42
悪しき場所自由詩315/4/7 0:14
すとーぶアンテ自由詩615/4/6 23:42
もし貴女がデブを愛してしまったら花形新次自由詩015/4/6 22:30
解放リィ自由詩2*15/4/6 21:56
私に才能があったら花形新次自由詩015/4/6 21:54
風邪をひいた日またたび八寸自由詩1*15/4/6 21:43
狂言癖捨我自由詩115/4/6 20:30
ザッツ;泣き女アラガイs自由詩4*15/4/6 18:26

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