最近ちっともニュースにならないので
どうしたのかと
隣の不束先生に聞いたら
おそらく
危険な状態は去ったのでしょう
と答えてくれた
それは良かったですな、はははは
って二人で笑ったけど
...
童貞のまま30歳を迎えれば、魔法が使えるようになる。そんなわけはないのだけれど、奥手で純朴な男たちの中には、そのことが孤独の支えになっていることもある。
百年経てば物には命が宿る。そんな言い伝えもあ ...
こたつの中で蒸れた
貴女の足を嗅いだ

うっ、となりつつ
何度も何度も嗅いだ

臭くたって
こんなにも愛おしい

変態と言う
言葉では片付けられない

本当の愛が
そこにはあ ...
私が二十歳になった日に夢をみた
そこには子供の頃の私が
涙をながして微笑みながら
私に手を振っていた
きっと別れを告げに来たのだろう
私がさよならを告げると
小さな私は消えていった
あの ...
梅園のあとゲームセンターでコインゲームで盛り上がった。

いま古本屋で子供たちはカードを選んでいる。

ぼくは財布が欲しくなり皮の長財布を見ていた。

このあとどうしようか。

ほんと ...
  長い雨でたわんだ箱に注がれ
  わたしたちの影は混合される
  飛沫は獰猛なひかりを二割ほどふくみ
  素っ気ない白衣などに 付着する 未練がましく
  そして だれもが わたした ...
爽やかな朝が座禅を組んでいるのを遠巻きに見て、
賑やかに客が行き交う池のある庭に面した廊下に立っていたおまえは
鼻を垂らし、
昼も夜もなく透明な凍りついた顔で笑っている

やがて厳しい冬が過 ...
真理は正に沈黙する事によって語られる、と

ウィトゲンシュタインは「論考」で私に教えてくれた

今、私達のしている事は絶えず言葉を吐く事によって

世界を分節化していく事

そうしてい ...
駅から家までの道を歩きながら
様々な方角へと視線を分け入らせていく
見たこともない花が咲いていたり
知らなかったガソリン貯蔵施設があったり
私の視線は細くしなやかな糸のように
ど ...
どこからか逆さの寝床に降りるものみんながみんなけだものになれ



人知れず吐息がすべて爪となる留まりたくない意志も一緒に



透明な粒の作る火うずまいて夜の螺子 ...
雨の音は止まず、俺は今夜も眠り方を忘れて呆然と横たわっている、疲労しているような、それでいて冴えているような奇妙な感覚は、麻痺してしまった日常のタイムテーブルから一時こぼれ落ちた結 ... 独断と偏見で蛤1位 蛤を打ち合わせれば澄んだ音 蛤や逢いたき人に逢えぬ夜 手を広げ…じっとみつめてごらん
言語ではない太古の温もりを
こちらに語りかける
生きものに見えてくる  
テス
テス
あー
テステス
テスト
在るためのテストをして頂きます
簡単です
途中で力尽きることなく
ここにいる誰よりも速く
あの球に向かって泳いでもらうだけです
先にスタートをき ...
あれは確か
8月の日の最後の日曜日のこと
海辺に打ち上がった
クジラの噂で
町中が持ちきりになった

青いクジラは
夏の太陽の光を反射し
焼けてグッタリと
眠っていた

...
セニョリータ
もしもぼくらの星が駄目になっちまったら
君の目を見つめてこう言うよ
セニョリータ
愛してる
世界が終わっても
二つに裂けないのが二人の愛さ
セニョリータ

都会 ...
肉屋の軒先で 雨宿りしながら
ぼくはグラム398円の値のついた
ショーケースの中の
肉の切れ端を見ていた


タバコに火をつけた


ヘンドリックが
食肉になって
...
遠目から見れば透明な少女
空虚なココロは空気より軽い

二束三文で売った純潔
青い春はこれにて終結

「これっぽっちの温もりだったら
ひとりぼっちと大差ないや」

傷付いたって気付い ...
灰色の道の上に
ひとつの疑問が落ちていた
ずいぶん昔 この胸に生まれ
しなやかに若木のように育ち
そして出て行った
いつか答えを見つけるのだと
朝の光が包む白い道を
振り向くこともしない ...
子供たちと久しぶりに会うことになった。

金髪を見たらなんと言うだろうか。言わないほうがおかしい。

洗濯されたものだけを身につけた。

出かけるまえ父がじろっとぼくを見た。

晩ごは ...
君がみていた私
私がみていた君

それぞれ存在していたようで
輪郭のない者たち

今はもう触れる事はないすべて

知らない街で
バスを待ったけど
僕らの目的地に行くバスはこない ...
夜、部屋に帰って来ても
朝、起きても
置いた物は
みんな
置いた場所に
ある

一人 なんだなあ
自由 なんかなあ
「なんか、お前いつも1人ぼっちだよね」
「ううん、0.5人ぼっちよ」
「まぁそうだな、オレたちはまだ半人前だしな」
「誰か0.5人ぼっちの人いないかなぁ」
「それで1人になれるとか」
「うん ...
父の衣服が
風も無いのに揺れだした。

一人でうずくまる東京のアパートで。

死の間際
僅かな体力と精神力を右手に込めて
「お父ちゃん。お父ちゃん。」と呼ぶ娘たちの両手を
ほんの少しず ...
18歳のリーダー格の少年の
45歳の係長格の父親が
32歳の名前売りたい格の弁護士格の人間を通じて
当たり障りのない格のコメントを発表した

以下コメント

この度は
私の長男格の息子 ...
紙箱に仕舞われた
細いヒールの靴を
何十年かぶりに取り出す
一歩
二歩
あまりの痛さに
これはもう私の靴ではないと
知る
おそらく知っていたけど
今日、知ったことにする

おそろ ...
手ではない何かが動いて
君ではない何かを引き寄せた
恋という記号を剥ぎ取って
唇ではない何かが貪った

唇ではない何かが動いて
名前ではない何かを呼ぶと
君という記号を脱ぎ捨てて
...
私の紡ぐ糸は 笑顔の意図ですか
細く 永く 棚引きますか

補足しないと いけないくらいの笑顔ならば 
要らないと

手の甲と 掌を 等間隔で 
チラチラさせては イケマセン
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
危険ドラッグ花形新次自由詩215/3/1 17:32
冷えていく鉄木屋 亞万自由詩1*15/3/1 15:52
こたつ花形新次自由詩015/3/1 14:50
さよならリィ自由詩2*15/3/1 13:53
5ジグソーみそ汁吉岡ペペロ自由詩415/3/1 13:50
憐憫草野春心自由詩415/3/1 12:20
伽藍の春atsuch...自由詩8*15/3/1 10:45
アディオス、神様yamada...自由詩1*15/3/1 8:28
歩く葉leaf自由詩3+15/3/1 6:44
穂絶座木立 悟短歌315/3/1 3:04
レインドッグ(かすれた鼻歌の寝床)ホロウ・シカ...自由詩1*15/3/1 2:18
独断と偏見で蛤1位北大路京介俳句215/3/1 0:40
蛤を打ち合わせれば澄んだ音俳句115/3/1 0:40
蛤や逢いたき人に逢えぬ夜俳句315/3/1 0:40
服部 剛自由詩515/2/28 23:59
ミスター試験秋也自由詩015/2/28 21:17
青いクジラオダカズヒコ自由詩3*15/2/28 21:14
もしも地球に人が住めなくなったら 自由詩1*15/2/28 20:44
ヘンドリックの最後自由詩7*15/2/28 20:29
五月雨ガール捨我自由詩115/2/28 20:26
灰色の道ただのみきや自由詩22*15/2/28 20:07
4ジグソーみそ汁吉岡ペペロ自由詩615/2/28 19:29
永遠という名のバスそよ風自由詩115/2/28 17:49
置物金子茶琳自由詩1815/2/28 17:27
0.5人ぼっちイオン自由詩3*15/2/28 16:02
形見。梓ゆい自由詩415/2/28 15:29
18歳のリーダー格の少年花形新次自由詩115/2/28 13:41
靴を捨てる日そらの珊瑚自由詩1215/2/28 13:16
舞踏nonya自由詩14*15/2/28 11:48
笑顔の糸藤鈴呼自由詩2*15/2/28 11:45

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