星なんか
見えない夜もある
それでも夜空を見上げて
一番輝く星を探しているんだ
その星が
ずっと照らしてくれると信じて
星なんか
見えない夜がある
暗い夜道で
仔猫の鳴き ...
水玉に揺れる竜
つなぐ とぎれという輪
くべている手は 土からでた空の指
火は向こうへ かけられる扉
流は竜
木の気流
立つは麒麟
合羽の袖口にも 頬にも手にも
蝶にも
...
彼の仕事は予言者らしい
けれど寡黙な人だから
予言の中身は教えてくれない
窓際で涙ぐんでいるのは
悲しいことを察知したから?
血相変えて外に飛び出したのは
大きな事件を察知したから ...
はるなさんといえば
私なんかは春菜はなさん
というAV女優を思い浮かべます
春菜はなさんであったならば
こんな悲しい結末には
ならなかったのではないか
魅力的なお尻からの局部アップで
何 ...
セメント
トマトを纏う
タウン
マウント
ビルボード
満月の痙攣
満月が痙攣している。さまざまな会社のさまざまな文庫本が
君の名前を模した海岸線。
私がzipをダウンロードしたばか ...
二つの影は風となり、二人を囲んで舞い踊り、
肌の匂いや、軽やかなステップで
踏み拉かれた花々から立ち昇る香りと混ざり合って、僕は、
虹が崩れる音を、初めて聞きました。
生い茂る木々は一様に ...
凍えるような坂道を
餃子のぬくもり抱えて
家に辿り着けるだろうか
分からないけど分からないけど
期待ハズレの町並みや
行ったら良かった?映画館
ヒカキンばっかのYo ...
出逢い 別れ 過ち
取り戻せぬ決断 巻き戻せぬ選択
嘆くことが取り柄のような鳥たち
羽ばたくことを忘れて 陽光が照り返す水面を見つめる
車窓から零れていく
美しさを堪え ...
複数の茶柱の立つ初句会
向日葵の咲く通学路笑い声
おりものシートを
マスクに仕込んで
一日中きみを感じていたい
風邪なんかへっちゃら
ウイルスだって死滅する
それが二人の愛の力
永遠に続く愛の魔法
おりものシートロマンチック ...
移りゆく事象に
普遍性を見出そうと
あなたは時を凍らせた
記憶という名の冷却剤で
汗ばむ肌に下着を貼り付け
冷えた板張りの床の上
道に迷った子供となって
膝を抱えて座 ...
雨にも負けて風にも負けて
ふやけた雑巾をこころと呼ぶ
握りつぶすのは容易くとも
気持ち悪くて触りたくもない
他人の物なら尚更だ
それは僕にも言えることだった
別にお前を不幸にしているわ ...
{引用=
悲しみまでも
どこかよそよそしく
荒ぶ冬の
窓際に飾った
クロッカスに宿る
想いを晒すように
萎れた花弁を千切るとき
浮かんでくるのは
たった五文字の
届かなかった言葉さ ...
空から
炎の羽根が
撒き散らされ
地上は荒野に成り果て
雲は蒸発してしまった
大地の肺腑が開いた亀裂は
地核を刺し
噴き上げる熱気が
空と大地の狭間を押し広げていく
痩せこけたサ ...
畑の隅に雨水を溜めている
ラムネ色した
プラスチック製の風呂桶
畑では老いた夫婦が
腰をかがめて手入れをしている
昔はその
小さなラムネ色の風呂桶に
家族で皆身体を丸めて
入ってい ...
世]界
人林の信号機の
濃く
縦横に
放射する
銃声
(あとは笑いだけ)
写真が
タイムラインが
次々と送られてきた
夏だ
昔々…伯父さんの家に遊びにいくといつも、畳の
部屋に這いつくばって、すりすりすり…と無我の
境地の音を立て、何者かが憑り依った後ろ姿で、
すりすり…と和紙を摩る毎に段々…深みある旅人
の自画像 ...
ここは本当に悲しい海だ
と皆は言います
また
ここは本当に素敵な海だ
と言う人もいます
地平線はずうっと向こうにあって
太陽を避けるものは何もなくて
朝焼け、夕焼けの景色は天 ...
朝起きて外へ出ると
雨がぱらぱら
風が吹き
雲は流れて晴れてきそう
私は人の流れにのみこまれ
あちこちからくる人や車に
水たまりやつるつる滑る縁石を
おっとおっととと
自転車と傘で ...
さようなら自転車の音
さようなら口笛の{ルビ音=ね}
さようなら脳の病
彼女は
不幸だったのか
幸せだったのか
それとも
それを考える思考も
持ち合わせぬまま
生涯を終えたのだろ ...
奇声を発しながら
夜道をゆく彼女を
奇異的な目で
見ていた私は
それでも彼女に
親近感を抱いていた
何故なら
患っている部分は
同じだと
感じていたからだ
そう
私も彼女も
...
夜
生暖かい風
近づく口笛の音と
自転車の音
彼女は突然口笛を止めた
今日も独り
見えない何か
それとも彼女には見える
何かに
怒りや
哀しみをぶつけ
雄叫びのような声をあげて
...
{引用=
僕の兄弟よ
そんな眼で見るな
落ちぶれた若者を、落ちぶれた大人を
落ちぶれた僕を
コンクリートで塗り固められた
高層ビル群に飲み込まれて
慈悲を忘れて後悔しているというなら
...
揺れた 真珠の耳飾り 不意に
きみが撮った あたしの写真
声をかけられて驚いた 振り向いたとき
真実の醜さなんて 知らなかった頃
夢や希望は 歪んでいなかった
青空は澄み切って ...
公園の駐車場に
もう長いこと車が放置されている
違反切符と張り紙だらけ
ミラーはとっくに割られている
今では雪に埋もれてかまくらだ
出はいりできない時間がそこにある
ワックスを効かせた ...
{引用=
ゼンマイ仕掛けの
真夜中の時計
秒針は
心拍の総数を
計るように
時を刻んで
その音に
耳を澄ませば
不安で満たされる
わたくしの部屋
灯を吹き消そうと迫る
死神 ...
立ち昇らせなければいけないんだよ 僕の世界を
主に届くためには
そらの果ての向こうの裏側までも
あなたの空想など とうに破らなければ
決して完成させてはいけないんだ
...
わたしたちは煉瓦をみつめていた
通りの人がみな風邪のようなものをひき
草色の貌をして 汗をかいているとき
わたしたちは煉瓦をみつめた
話をしながら
煙草をすい ...
さっきまで
僕じゃなかった
肉を
僕は食べたから
肉は
もう
僕だ
そう
もう
肉は僕だ
さっきまで
僕だった
糞を
僕はひりだしたから
糞は
もう
僕じゃない
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
【 星空 】
泡沫恋歌
自由詩
17*
15/1/25 20:51
破
砂木
自由詩
12*
15/1/25 19:56
予言者
やまうちあつ...
自由詩
2*
15/1/25 19:50
はるなさん
花形新次
自由詩
0
15/1/25 19:26
パンティラタウン
竹森
自由詩
2
15/1/25 19:18
えいえんタウン
〃
自由詩
3
15/1/25 18:36
たった一日も
吉岡ペペロ
自由詩
2
15/1/25 18:19
車窓と街並から零れ溢れる綺麗
komase...
自由詩
3*
15/1/25 14:58
複数の茶柱の立つ初句会
北大路京介
俳句
2
15/1/25 13:33
向日葵の咲く通学路笑い声
〃
俳句
3
15/1/25 13:33
おりものシートロマンチック
花形新次
自由詩
0
15/1/25 9:56
凍らない水
まーつん
自由詩
12*
15/1/25 9:26
リビングデッドは自ら死を選ぶか
IMAGAM...
自由詩
3
15/1/25 3:10
perdendosi
衣 ミコ
自由詩
4*
15/1/25 3:02
えーえん
竹森
自由詩
2*
15/1/25 1:02
畑と風呂桶
灰泥軽茶
自由詩
10
15/1/25 0:54
夏
佐藤伊織
自由詩
1
15/1/25 0:05
版画人生
服部 剛
自由詩
4
15/1/25 0:00
墓場の海
瑞海
自由詩
10*
15/1/24 23:32
朝の虹
灰泥軽茶
自由詩
4
15/1/24 23:11
口笛(三)
川瀬杏香
自由詩
5*
15/1/24 22:04
口笛(二)
〃
自由詩
3
15/1/24 22:00
口笛
〃
自由詩
4
15/1/24 21:59
Agitato
衣 ミコ
自由詩
1
15/1/24 21:27
ヨハネスの少女
藤原絵理子
自由詩
3
15/1/24 21:21
放置車両
ただのみきや
自由詩
16*
15/1/24 20:44
Tempo rubato
衣 ミコ
自由詩
2*
15/1/24 20:30
無限層楼
とよよん
自由詩
4*
15/1/24 18:53
煉瓦をみつめていたとき
草野春心
自由詩
3
15/1/24 18:07
肉を食う
金子茶琳
自由詩
3
15/1/24 17:35
1963
1964
1965
1966
1967
1968
1969
1970
1971
1972
1973
1974
1975
1976
1977
1978
1979
1980
1981
1982
1983
1984
1985
1986
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
加筆訂正:
凍らない水
/
まーつん
[15/1/25 9:38]
細部を変更しています。
4.22sec.