年に1回
胃の検査の朝
白いバリウムを飲むために
断食をすることで
食べること大切さを知る
「回想」
歩き慣れた田舎道を
自転車に乗れなかった日々を思い出して
忘却の悪魔に逆らいつつ歩いた
かつて通いなれた校庭の時計を見上げて
遠い日にかいた汗の匂いを思い出して
忘却の悪 ...
自信のなくなるような時
糞みたいな泥のなか
負けん気だけが命の力さ
そんなとこに咲く花なんて
ほんとうはない
花火でもさして
咲いたふりして脳でも騙せ
自信のなくなるような時
糞み ...
冬の蛹が、
春になると、
蝶になって夏に舞う。
心のなかは、
なにもなくなって
風が吹き抜ける。
それでも白いワンピースは
新たなる期待を孕む
生まれては ...
透明度の上がりたる水寒蜆
サイコロを6回振って1が出る確率ほどに君が好きだよ
露天風呂に冬と押し込められている
秋になりそこねた冬が手を振る
時代遅れの男ブーム
ヒヤシンス
強力に上目使いで
我を見つめる花
急速冷凍と氷畑
どちらが早いか
徒競走しよう
水溜りに埋もれた嘘を
ゆっくりと取り出す刹那
亀の形に成るでしょう
...
目を閉じて
息をすい
目を開ける
どうして
世界はかわらない?
自己正当化のさきに殺人
不信と憎悪が連鎖する
オペラ座の怪人のアリアだけが
俺をたったいま救っている
誰ひとりひとりでは生きていない
その誰もが誰かをささえている
そんな当たり前のことを ...
桑田と後藤と湯川のバンド
安倍はライバルバンドの事務所社長
俺達は知性の薄れた評論家
いろんな考え出し合ってクリティーク
ふたつにしてひとつが真理
正しいことは絶対で ...
シロいのとクロいのをかっている
シロはなんもかんがえてないから
わたしもなんもかんがえずにすむ
ただかわいくてにこにこだく
クロはいつもいろいろかんがえている
わたしはクロのむねをさ ...
雪が降る
ソリの鐘が鳴る
錫杖のような音がする
俺ひとりで音楽シーンを支えている
砂に書いて泣き濡れて
夢見る甘い寒三十日を模倣する
追憶
ジョンレノンが俳句 ...
頭に計算機を詰め込んで
公園でチャンバラごっこをする
ヒーローたちは
世界を救うはずもなく
砂の城を蹴り崩した跡に
旗を突き立て
誇らしげに胸を張る
「ひとりはみんなの為に、みんなは ...
一面の雪の朝
私は
兄とかまくらを作る
田んぼ中の
雪を集めて
できました
私たちの秘密基地
しゃがんで入れば十分余裕
通学路からも
はっきり見える
不格好な雪の家
それ ...
一対一の戦いだ
息子と僕の戦いだ
今日は二人で過ごすのだ
ごはんもお風呂も二人きり
心配しないで大丈夫
僕になんでも任せなさい!
そうやって送りだしてから
作ってくれた離乳食を食べさ ...
ごはんできたよ と 声をかけても
テレビから離れられないでいる
夜の器に盛られた農場は テーブルの上で
少しずつ ふけていく
ブロッコリーの木に
間違えてよじ登った子豚は
降ろ ...
お前は世界中の視線の届かない場所へと
巧妙に自分の命を隠した
俺とお前はたくさんのものを交換した
情報や言葉や表情だけでなく肉体や精神にいたるまで
だが交換が命にまで及ぼうとしたと ...
錆びない歌を歌いたい
綺麗事なんかではなくて
誰かのためでもなくて
自分のために
錆びない歌を歌いたい
ららら ららら
区切られた空は
吐く息を飲み込んでいく
何事でもないかのよう ...
ところで君がいなくなった後の
この世界についての話をしておこう
君がいった後
ぼくらはあのマンションを引き払って
少し不便だが
旧華族の邸を改装した
郊外の物件を購入し
そこへ移 ...
1行目を書いた、1行目を読んだ、自分を感じた。
2行目を書いた、2行目を読んだ、あなたを知った。
3行目を書いた、3行目を読んだ、誰かを憎んだ。
4行目を書いた、4行目を読んだ、何か ...
浮かぶんだから
拾うしかない
拾って出して
ドコカに浮かべる
時に叫びながら投げる
捨てているように見えて
それは宝物
戻すことはない
見せたいから
影から見つめることはあっても
...
地下鉄の車内はある種のプレイルームだとぼくは思う
見知らぬ男女が息のかかる距離で密着し
電車が揺れるたびに女の乳房がぼくの腕に押し付けられるのだ
女はそのたびに「あっ、すいません・・(* ...
冬の小窓から
零れる ピアノの音
ファの音は寂しくて
シ♭の音はすれ違う
声を出すのはこんなに簡単なのに
気持ちを伝えるのは難しい
触れ合えば
なにか変われる
...
朝の五時半を少し回ったころでした
六畳の畳が漂流し始めたのです
思わず活けようとしていた椿を咥えましたの
そうしてうんと股を開いて立ち上がりました
初めてですこんな太ももの上まで晒しちゃって
...
時々思い出す
二段ベッドの下のうすい隙間に
うつ伏せになって潜りこんでいたこと
とても気持ちが落ち着きほっとする
目を細めると
奥の奥へその先があるような
私はぺらんぺらんになって
...
水槽でメダカを飼い始めたのが今年の5月
10匹いたうちの7匹はすでに死んでしまった
ペットの飼育に詳しい同僚の早川君に
7匹のメダカの死因をたずねたら
きっと子供をたくさん産んで力尽き ...
40代熟女を
後ろ手に縛り
椅子に座らせ
両足をひじ掛けに
縛って左右に
思い切り開かせる
パンティの左端に
ハサミを入れる
ぱちん
今度は右端だ
40代熟女の
アソコが丸見えだ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
白い断食
イオン
自由詩
1*
15/2/1 19:37
回想
大島武士
自由詩
0
15/2/1 18:29
泥のなか
吉岡ペペロ
携帯写真+...
4
15/2/1 15:11
蛹
あおい満月
自由詩
6
15/2/1 14:25
透明度の上がりたる水寒蜆
北大路京介
俳句
2
15/2/1 13:55
サイコロを6回振って1が出る確率ほどに君が好きだよ
〃
短歌
1
15/2/1 13:53
露天風呂に冬と押し込められている
〃
自由詩
6
15/2/1 13:53
秋になりそこねた冬が手を振る
〃
自由詩
1
15/2/1 13:52
時代遅れの男ブーム
〃
自由詩
4
15/2/1 13:52
うつむきの花
藤鈴呼
自由詩
3*
15/2/1 12:41
革命
金子茶琳
自由詩
1
15/2/1 12:31
オペラ座の怪人
吉岡ペペロ
携帯写真+...
1
15/2/1 11:21
平和
〃
自由詩
2
15/2/1 11:08
愛玩
とよよん
自由詩
5*
15/2/1 9:50
シュッポシュッポシュッポッポ
吉岡ペペロ
自由詩
1
15/2/1 9:15
サンジュウシ
衣 ミコ
自由詩
2
15/2/1 6:06
雪の家
uminek...
自由詩
15*
15/2/1 5:44
暮らし
中村 くらげ
自由詩
5
15/2/1 2:30
夜の器
あるみ
自由詩
10*
15/2/1 1:36
春
葉leaf
自由詩
3
15/2/1 1:03
錆びない歌
小日向 ココ
自由詩
1
15/2/1 0:57
空への手紙(ヘンドリック・シリーズ)
オダ カズヒ...
自由詩
5*
15/2/1 0:13
33行目を書いた、33行目を読んだ、最終行だった。
komase...
自由詩
1*
15/1/31 23:57
独白ノットイコール創作そこからの近似値=距離−時期
秋也
自由詩
0
15/1/31 23:55
通勤電車
オダ カズヒ...
自由詩
2*
15/1/31 23:46
連弾
瑞海
自由詩
5*
15/1/31 23:30
終ノユメ
ただのみきや
自由詩
20*
15/1/31 23:28
二段ベッドの下
灰泥軽茶
自由詩
9
15/1/31 23:17
飼育法
オダ カズヒ...
自由詩
2*
15/1/31 22:56
良いパパ
花形新次
自由詩
0
15/1/31 21:24
1976
1977
1978
1979
1980
1981
1982
1983
1984
1985
1986
1987
1988
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1990
1991
1992
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1999
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2004
2005
2006
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2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
加筆訂正:
終ノユメ
/
ただのみきや
[15/2/1 5:41]
誤字修正しました。
終ノユメ
/
ただのみきや
[15/2/1 5:40]
最後から四行目「後ろ向き」を「仰向き」に訂正しました。
4.7sec.