はぐらかしてる
1日数ミリずれて
いつかここではないどこかへ
そうやって進む
何かに押し出されるみたいにして
1日1歩にも満たない
でも、
生まれた場所と
死ぬ場所は少し違うか ...
やわらかくなるなら、
山も食べたい、
山を口にするとゆうれいが跳んできて、
目を見張る仕草がくべられた薪のように、
ぱちくりと聞こえる、
そこでぼくに歩くことを決めさせた、
ゆうれ ...
雨が降るようには
言葉は降ってこない
言葉は辺りを水浸しにしないし
視界を霞ませたりはしない
日が降るようには
言葉は降ってこない
言葉は全てを明らかにしないし
辺りを温 ...
今日は
風がお休みだから
空気がのんびりしている
日向ぼっこをしている庭を
転げまわる
子どもたちが
僕の人生の
すべてになる
老いるのも
成長するのも
同じ時の流れ
僕らが忘れてしまったせかいには
せいかいなどなく
かいせいな空など何処にもなかった
暇つぶしに小鳥たちが散歩しているのをみて
炊飯器の時刻が大分ずれているのを直して
取り替え忘れ ...
おまえと
おまえと
おまえ
それに
おまえと
おまえ
やっぱり
おまえも
いや、おまえじゃないな
こっちのおまえだ
まてよ、おまえもか?
そうだ!おまえもだ!
...
白青色の空気
吹き上がる息
赤らむ頬
睫毛まで凍らして
手足も動かない
氷板が溜息を漏らす
白熊が遠くでアザラシを捕食する
波と波が衝突し
破裂音が木霊する
ザッパーン
...
現実の家族関係が希薄で
もう崩壊寸前なので
ネット上で家族になりたい人を募ったら
3万人が応募してきた
僕はその中から
おとうさんとおかあさんと
おねえちゃんを選んだ
現実の彼等がどんな ...
地方都市の春が好きだ
雑駁な緑たちが
蔓延ってゆくさまが好きだ
世界が桜の花から解放されて
自由な死体のように日を浴びている
だだっ広い街道に地元の店舗
低い建物が ...
観客は三万五六千はいるだろう
ぼくはこの球場を半分に切っていた
こんなにも沢山のひとひとひとが
あの震災で亡くなったのだ
追いきれない
ばらばらばらばら
すごいな、災害って、
すごいな、 ...
お父さんが死んだ日
いつもより輝いてみえた北斗七星。
お父さんが死んだ日
いつもより白く見えた庭の雪。
お父さんが死んだ日
いつもより寒く感じた六畳の客間。
寝ていたはずの猫 ...
ただ頷いている風合いでいいのです
経年変化に経年風化なく
裏地にでも縫い付けてください
西のまちは
貴族により栄え
東のまちは
西洋により栄えた
その北みちのくは
辺境の地とし ...
わかりやすい言葉で告白
遠回しに言われても
心にあまり響いてこない
ストレートな言葉がいい
相手と向かい合って
心を温もりで繋ぐ
ベールに包まれたように
周りの音が聞こえ ...
私が
私として
生きることを
はじめます
その
自由さに
不安になることも
あるでしょう
でも
気付いてしまったのです
窮屈な
安心感のなかで
生きていても
...
ジャンクフードを腹にぶち込んで
はじめる俺だけのFRIDAY NIGHT
アイツ おかしくなったなんて言われても
気にしちゃ いけないんだぜ
満腹感に満たされるハイウェイ
潔癖なふりな ...
まっくらな夜。いよいよ、みんながおかしくなる時間になる。ひとり、またひとりと、おかしな言動をとめられなくなる。私は、みすぼらしいバーのソファでささやく。「あゆみをとめて、じっと太陽をにらんだ。するど ...
目線
柔肌
剃刀
狂気
めせん
やわはだ
かみそり
きょうき
さあ、皆さんもご一緒に
メセン
ヤワハダ
カミソリ
キョウキ
大きな声でもう一度
目線
柔肌
剃刀
狂気 ...
果樹園の頭上を滑る鳶の影
廃材が積まれた惨めな河辺
男がトラックの荷台に腰掛け
たばこを吸いながら私のほうをみている
私の人生から消えていったあらゆる者たちが
...
昨日の小さな咳が
その椅子の陰で
私たちを見上げている
物欲しそうに 実を言えば
見知らぬ女の口の中には
汚い野犬の歯が並ぶ
四番目の息が聞こえる。
父の息。
母の息。
私の息。
そして、聞こえる。
他には居るはずがない誰かの息が。
まだ幼かった私は、父母に挟まれ、狭い二階の一室で、毎夜訪れる暗闇と遭遇してい ...
僕は今何を見ている?
未来?過去?今?それとも夢?
いや違う僕はバカを
バカを見ている
いつまで見続けるつもりなの?
死ぬまで
三日前のビニール袋に入ったままの新聞
チラシくらいは見たかった
日々 育児に追われている
はい 喜んで追われている
トイレにハイハイでついてくる
ドアを少し開けていないいないばあ ...
ひとりぼっちの君を誘う
楽園の招待
退屈な明日を捨てること
君は躊躇するだろうか
恐れることはなんだ?
ここでは誰も傷つかない
君の抱える痛みなど
そこでは誰も気付かない
黒い ...
じいさんを大勢集め竹島に上陸させりゃ手出し出来ない
万が一攻撃されたその時は非人道的と言って舌出す
スクランブル交差点で
すれ違いざま
お互いのパンツの中に
手を入れて
赤信号に変わる間際でイキたい
俺がイケなくても
きみだけでもイカせたい
僕の見ている世界は
僕の頭にしか存在しなくて
僕の愛する人々は
僕の見ている幻だろうか
本当の僕は
得体の知れない形をしていて
ひとりぼっちで
薄暗い緑色の中を
漂っている ...
桜の季節がやって来たのに
泣く子はだあれ
桜の樹の下で一日中探している
薄桃色のかくれんぼ
向日葵の季節がやって来たのに
泣く子はだあれ
背丈より高い向日葵畑で探している
黄金色 ...
母を抱く。
(つややかな頬を)
(すべらかな肌を)
(やわらかな肉を)
(洗剤の香りを)
(私達を産み落とした腹を)
{引用=(私は母に似ていなかったので)}
真夜中に星空を眺めている時に
魚が陸に上がり進化したように
空の彼方へ人類が飛び立ってゆく
そんなことを夢想するけれど
星空の下 瞳を閉じて
「今が60年代だったらよかったのに」と歌って ...
眠れない夜に数えた星たちの光を借りて空へ落ちゆく
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
進み方
小原あき
自由詩
4*
15/4/18 19:37
_
ズー
自由詩
4*
15/4/18 19:37
降る言葉
葉leaf
自由詩
10
15/4/18 15:57
風が休みの日
金子茶琳
自由詩
21
15/4/18 14:56
キリ/サク(ゴル投稿)
百均
自由詩
2*
15/4/18 14:28
「自称詩」呪い
花形新次
自由詩
1
15/4/18 12:12
Drift ice crack
opus
自由詩
0
15/4/18 9:19
「自称詩」感動家族3
花形新次
自由詩
2
15/4/18 8:38
春
吉岡ペペロ
自由詩
8
15/4/18 8:33
すごいな
〃
携帯写真+...
0
15/4/18 8:03
お父さんが死んだ日。
梓ゆい
自由詩
4
15/4/18 7:49
染め織
黒木アン
自由詩
14
15/4/18 7:32
愛の告白
夏川ゆう
自由詩
2
15/4/18 7:20
はじまりのうた
緑かな
自由詩
3*
15/4/18 4:47
マイ・ロストシティ
まきしむ
自由詩
0*
15/4/18 0:59
いい加減にしろ。
岩下こずえ
散文(批評...
1
15/4/17 23:54
オカルトリフレ
秋也
自由詩
0
15/4/17 23:30
廃材
草野春心
自由詩
7
15/4/17 23:22
昨日の咳
〃
自由詩
2
15/4/17 23:05
四番目の息
宣井龍人
自由詩
19*
15/4/17 22:25
見てるもの
リィ
自由詩
1*
15/4/17 22:10
もうすぐ赤ちゃんを卒業する
朝焼彩茜色
自由詩
15*
15/4/17 22:08
楽園の招待
捨我
自由詩
1
15/4/17 19:55
自称じいさん殺し短歌1
花形新次
短歌
0
15/4/17 19:39
「自称詩」ペッティング
〃
自由詩
0
15/4/17 19:16
僕と幻
tetsu_
自由詩
3
15/4/17 18:10
かくれんぼ (四行連詩)
乱太郎
自由詩
15*
15/4/17 15:28
母を抱く。
ブルーベリー
自由詩
0
15/4/17 14:24
Slow Evolution
大島武士
自由詩
1
15/4/17 13:10
眠れない夜に数えた星たちの光を借りて空へ落ちゆく
北大路京介
短歌
3
15/4/17 13:00
1965
1966
1967
1968
1969
1970
1971
1972
1973
1974
1975
1976
1977
1978
1979
1980
1981
1982
1983
1984
1985
1986
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
加筆訂正:
四番目の息
/
宣井龍人
[15/4/18 0:39]
30㎝程度→一尺程度
四番目の息
/
宣井龍人
[15/4/17 22:31]
昭和30年代→昭和三十年代
4.32sec.