胃袋に堆積した今日の摂取が
わずかな歌にも変われずに終わる頃
仮面を剥ぎ続けて
挙句顔をなくした俺の
首から下だけが横たわっている寝台
ヒートショックする精神のブレーカー ...
おびただしい雫という雫が
都市と都市の間で あらゆる物と物の間で
たがいに伴を呼ぶ
満月のような視座で みえないその糸に命を与えようとしている男のポエジは
蜘蛛の意図のよう
雫と雫がつながり ...
同じ玉ばかり吐き出す福引器 新月の夜はジャンパースカートの妖精となる光に変わる またハート盗んでしまいぶつぶつと思われニキビ増えて皮膚科へ おでこに記念切手貼って口頭で伝えている 私はちょっと出られないな
きっと
出られない

今さら
とってつけたように
気づく今までは
出られるって信じてたのか
出ようとしつづけることに
意義がある
なんて思っていたか

...
曲芸師は球形の虚無で玉乗りをする

奇術師はハットから鳩形の虚無を取りだす
雨の日に、僕は雨粒の音を数えている。僕が数えられるよりももっと速く雨粒は降ってくるし、遠くの雨粒の音はよく聞こえない。それでも僕は雨粒の音を数えている。自分の感性の平原、その静寂に一番響く ... そこにしか
活路を見いだせないのは
既に己の限界を露呈しているのだ
完全に孤立する
その意志なしで
真に価値あるものが生まれるか?
おおっ、てめえに
その覚悟があんのか!
覚悟のない奴 ...
泣きながら
逃げ道を探す
抜け道すらなくて
眠れぬ夜
望みなんかも遠い彼方

肌をつたう
冷えた液体、涙
震える手で拭い
平気なふりでもしていないと
保身すら出来ないのは、わたし
...
もうこんな季節だねと
誰かが言っているうちに
時は絶えまなく流れているから

いつも気づく頃には
紅葉は枯れ
雪は解け
桜は散り
蝉は死んでいる

この瞬間は
すぐ枯れて解け散り ...
廃牛処理の男が日本を飛び越えていくよ

障子の影をゆっくり伸ばして
海峡を横断するほどに細く伸びた 白 黒 の 往来
平和3

手も足も頭も
引きちぎられた人々を
クロゼットや押し入れの壁に
塗り込めてつくられた平和
もはや 人間のうめきは
くぐもって外に漏れ出ない

人は闘争に美を見つける
   ...
やめたやめた生きることをやめた
やめたやめた死ぬことをやめた
やめたやめた考えることをやめた
そうだ死にながら生きて行こう
何も考えずただそこに居続けよう
人殺しの夜に
天使が降ってくる





(141204)
奇天烈な手つきで
狐憑き 月のツノ触る

淡い{ルビ間=あわい}の 睦言夜ごと
{ルビ霊=たま}の緒からめて 落ち戯れて

指きり含んだ口の中
だんご捏ね 味見

うめ 咲くな
さ ...
にくまれっこ
にくまれっこ
にくまれっこがひとり

にくまれっこ
にくまれっこ
みんなにきらわれてた

にくまれっこ
にくまれっこ
いつもさびしくて

にくまれっこ
にくまれ ...
ひつじの形の雲が
めえ めえ
山の上から降りてくる

ひつじの形の雲が
めえ めえ
高いタワーを取り囲んで

ひつじの形の雲が
めえ めえ
それをむしゃむしゃ食べはじめる

め ...
緑色の雨が降りしきる
世界が寝静まる夜更け

聞こえない雨音の
ひどく透明な反響

苔はひたひたと眠る
緑色の雨に抱かれて
眠れない誰かさんの代わりに

私はハーブティーを淹れ
...
妻の顔を見ながら
セックスしたのは
もう20年も前のことだ
デブになって
(正確にはデブに戻って)
からはずっと
顔を見ていない
妻が上になるのは
疲れるから嫌だと言う

「顔が見 ...
『燃えよドラゴンズ』を巨人の選手に替えて唄っている 落ちてくる雪にパンチしながら歩いている セックスはいいからキスがしたい燃えるようなやつ


殺したいぶっ壊したい
と同時に大切にしたいつまり














チキンだと糾 ...
どんなにか







楽か

でもまだ信じたい


























...
学校から帰ってきた息子が
窓際で何かしている
覗いてみると、濡れたつまようじを網戸の目に刺し水の膜を張らせている
何してるの?と聞いたら
テトリスみたいと言った
ゴミも取れると。
なんてた ...
はじまりのまりを蹴りました。誰も傷つかないよう、わたしがきみをよびよせるたび、わたしは嘘つきになって、きみがきみのいるところだけが透明になってゆく。テトラポッドは波しぶきをくい止めて。非常口のひか ... 遅番の勤務が終わると、すっかり夜の真ん中だ
人も車も絶えた県道
遠くまで並んだ青信号

夜取り残した原色の電光看板
この店の窓はいつも結露でいっぱいだ
入り口を入って、半島型のカウンターを ...
世間が騒ぐ 
さくら、さくらの大合唱も過ぎた頃

山際に ひっそりと咲く 白梅が
石段に 小さな花びら ひらりと注ぐ

舞い散って 舞い踊り 
存在証明するかのような

彼等は  ...
       ――K.A.へ


僕たちが出会ったのは、僕たちが調和して更に大きな調和に至るための、必然的な雨降りのようなものだった。眼差しと言葉と語り合いと、全て君は瞬間的で、全て君は ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
そこにある全てが失われていないというだけのホロウ・シカ...自由詩1*15/1/29 13:35
がうでぃな さざなみるるりら自由詩17*15/1/29 11:51
同じ玉ばかり吐き出す福引器北大路京介俳句215/1/29 11:31
新月の夜はジャンパースカートの妖精となる光に変わる短歌115/1/29 11:28
またハート盗んでしまいぶつぶつと思われニキビ増えて皮膚科へ短歌315/1/29 11:28
おでこに記念切手貼って口頭で伝えている自由詩715/1/29 11:27
私は出られないLucy自由詩15*15/1/29 10:31
とある祭の片隅のテントで塔野夏子自由詩3*15/1/29 10:26
雨の日葉leaf自由詩6+15/1/29 3:21
権威に寄り添う花形新次自由詩015/1/29 2:34
無力感小日向 ココ自由詩2*15/1/29 0:35
きまぐれのみぞれ灰泥軽茶自由詩915/1/28 23:05
廃牛処理の男佐藤伊織自由詩115/1/28 22:53
平和 その三イナエ自由詩12*15/1/28 21:34
やめたリィ自由詩015/1/28 21:16
bless my suicide自由詩115/1/28 20:23
憑き身月見てただのみきや自由詩18*15/1/28 19:48
にくまれっこのうた春日線香自由詩015/1/28 19:24
ひつじ雲自由詩115/1/28 19:23
緑雨とよよん自由詩6*15/1/28 19:06
後背位花形新次自由詩015/1/28 18:05
『燃えよドラゴンズ』を巨人の選手に替えて唄っている北大路京介自由詩115/1/28 17:13
落ちてくる雪にパンチしながら歩いている自由詩515/1/28 17:13
ジャムの蓋が開かないTAT自由詩015/1/28 16:04
夜や既読メッセージ。信頼関係やセックスレス及び降り積もる雪に ...短歌015/1/28 15:26
魔法馬野ミキ自由詩615/1/28 13:06
A DOG DAY 阿ト理恵自由詩12*15/1/28 12:45
牛丼屋アマメ庵自由詩615/1/28 12:17
キラキラの藤鈴呼自由詩1*15/1/28 10:02
未愛葉leaf自由詩115/1/28 4:57

Home 戻る 最新へ 次へ
1960 1961 1962 1963 1964 1965 1966 1967 1968 1969 1970 1971 1972 1973 1974 1975 1976 1977 1978 1979 1980 1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 
6.4sec.