福引のちぎれた餅へ紅い塩
福引の紐に左の手も添える
キャンディーの降る町に住む少年の顔に当たった歯科助手の胸
自分の生き方に不安になっても
大丈夫さ君は何も間違っちゃいない
明日を見たって何もわからない
昨日を見ても何も変わらない
だから今を生きよう
大丈夫さ,きっと大丈夫
真夜中
に何度も目が覚めた浅い眠
りと眠りの合間に呼び鈴が
かすかに聞こえたんだこん
な時間に宅配便ですのお届
けものは封を切ったら一斉
に飛び立った羽ばたいた部
屋中 ...
灯りを浮かべ
さざ波を光らせて
夜の底を流れていく
川の色は
本当は血の色かもしれない
あるいはヒトの
暮らしと汚れを溶かし
泥色に濁っているかもしれない
晴れた朝には
青空を映 ...
女房の連れ子に対し暴力を振るう無職二十代男
二十代無職男と共謀し我が子虐待二十代母
いつもの帰り道
自転車で
がたんごとん
振動が
おなかにひびく
おかしいな
からだも
だるくって
微熱もあるよ
おかしいな
まるで
おなかのなかが
空洞みたい
い ...
つい最近相撲大好きと言い出した本領発揮デブ専の妻
デブだからデブ専だとは言い出せずデブのあの娘を想い続ける
涙の要らない嘆き方
テレビの要らない日常を
かなしい事件の無い日々を
貴方は、そんなのくだらない、と言う
どこがとは言えないけど、違う気がして
一人になってから首をかしげてみる
間 ...
ひとひとりずつ風に消えてゆく
ひとひとりずつ風にかき消されてゆく
縁も運命も永遠も
風のまえでは軽い砂みたいなもんだ
韓流スターブームみたいなもんだ
ぼくらを繋ぎとめ ...
書き写したいことが
夜の中核を担っているときは
和紙に目をつぶり
水でうっすらとなぞってみる
見開いた視野の右隅に波紋
その理由を生きることに託した
一途に一途にと朝は求めるけ ...
まよなかに目覚めて
眠れなくなることがある
ピストルでも撃とうと二階へ
ぼんやり階段を昇っていくと
どうしたことかいつまでもたどり着かない
奇妙に思いながらも昇り続けると
いつのまにか階段 ...
【イラスト国】
僕は一枚の絵を大切にしています。
ある星に 木こりの居る絵です。
木こりは木を倒したいのですが、
三つの木があまりに巨木になってしまいました。
三本の木には三つの名前 ...
わたしは雀になりたいと
何篇かの詩を書いている
わたしは骨になりたいと
一篇ばかりを書いている
ため息の日々に窓をみて
頬杖ついてしみじみとね
愚痴事ばかりの詩歌では
いけないなぁと判ってる
わた ...
「コーヒー豆をください。インドネシア200g コロンビア200g まろやかブレンド200g でお願いします。それとちょっとお手洗いをお借りします。」
こんなふうに帰りがけにコーヒー豆を頼み、準備 ...
推理小説はあまり読んでいない。
でも覚えているチャンドラーの造形なる私立探偵フィリップ・マーロウの科白。
「タフじゃなくては生きて行けない。優しくなければ生きている資格はない」
あんまり ...
公園に置き去りの花寂しそう誰かに渡すはずの花束
虹の色七色の幸せ映し出す制限されたものなどなくて
何年か前の約束生きている微笑みながら見つめる未来
桜咲く頃は天気が咲く不安定肌寒い日 ...
すべてが寝静まり
寝返りと寝言の中で
やかんを磨く
あしたはどんな一日に
なるだろう
油で汚れ焼けた ...
今朝 部屋にふたりの警官がやってきた
警官は「おまえ、中でクマを匿ってるだろ?
隠すと為にならんぞ!」とぼくを脅した
そして警察手帳になにやらシコシコと書き込んで帰っていった
...
牛乳ベースのスープにレチェが入った鍋に
菜箸でつまんだカモノハシを一切れずつ入れる
黒いショールを纏い
髪をぞんざいにまとめたデニムのパンツに皮のブーツの女が
カモノハシに続いて鍋の ...
――A.Y.へ
少年の肥沃な大地に限りなく降り続ける光の種は、少年の自己愛の湖に降り注ぎ、ただ吹き零れていくだけなのだが、あなたは少年たちにそれらの種を芽吹かせ、さら ...
題名で
読みたくなくなるほど
センスの欠片もない
とても恥ずかしい
大陰唇がパンツから
はみ出すぐらい恥ずかしい
でもはみ出して欲しい
題名の方じゃないからな!
大陰唇の方だからな!
...
子供たちが描いた表札なのだろうか
家族の顔と名前を
画用紙にお絵描きしたものが
玄関先に貼ってある
少し経つと
描いた絵が変わっていたり
ありがとう
おめでとう
嬉しい言葉を書いて ...
千代の富士という四股名が
横綱千代の山と
横綱北の富士を
合わせたものだって
知っている人は多い
千代の富士はそれぐらい
期待されていたという訳だ
そこで
話題の怪物
逸ノ城だが ...
住宅街で小気味良い音がする
中学生ぐらいの男の子
リフティングに夢中になっている
私も同じぐらいの年頃
ただボールじっと見つめ
ボールが地面につかないように
片足を少し宙にあげて
つ ...
嘘でいいなら
大丈夫だって言ってあげる
嘘じゃないほうがいいなら
そばに居て一緒に泣いてるって言うよ
壁に沢山のエンジンを
チョークで描いて
大きくて美味しそうな
ケーキを食べる ...
江ノ電の後ろに
江ノ島が見える
この坂を登ったところで
空に消えてしまった
もう一度行きたいと
思ったときには
既に目的を失っている
そんなことは嫌だと
あれほど言っていたのに ...
ずっと使っている石油ストーブの上で
やかんがかたかたなっている
この私にもそれがきこえるのは
家の中が静かだから
きっと家族みんな
この音きいてるんだろうな
みんなそれぞれをむいている ...
希望的観測でしか見えない空
その空へと手をかざして見せる
燃え盛る夢の屑が
掌から溢れていく
そのひとつひとつが
生ぬるくてもゆるくても幸せになればいいのに
誰のために涙は流れる
虚 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
福引のちぎれた餅へ紅い塩
北大路京介
俳句
1
15/1/27 22:55
福引の紐に左の手も添える
〃
俳句
1
15/1/27 22:55
キャンディーの降る町に住む少年の顔に当たった歯科助手の胸
〃
短歌
2
15/1/27 22:54
大丈夫
リィ
自由詩
1*
15/1/27 22:48
夜明けに蝶のとどく/即興ゴルコンダ(仮)投稿.8
こうだたけみ
自由詩
6*
15/1/27 21:26
夜の底を流れる黒い川
Lucy
自由詩
10*
15/1/27 20:40
虐待短歌1
花形新次
短歌
0
15/1/27 20:05
心のはんぶん/帰り道
川瀬杏香
自由詩
3
15/1/27 19:39
デブ専短歌1
花形新次
短歌
0
15/1/27 19:11
地球儀のその小さな上で
北井戸 あや...
自由詩
2
15/1/27 18:02
雪だるまの唄
吉岡ペペロ
自由詩
3
15/1/27 15:34
夜明けに蝶のとどく
かんな
自由詩
5*
15/1/27 14:18
はしご
やまうちあつ...
自由詩
3*
15/1/27 14:12
イラスト国
るるりら
自由詩
5*
15/1/27 9:39
2015.01.27(独白)
もっぷ
携帯写真+...
5
15/1/27 9:17
Miz 3
深水遊脚
散文(批評...
1*
15/1/27 7:44
ハードボイルド
梅昆布茶
散文(批評...
5
15/1/27 7:10
公園
夏川ゆう
短歌
1
15/1/27 6:14
やかんと夜と
石田とわ
自由詩
17*
15/1/27 2:56
Tシャツ
オダ カズヒ...
自由詩
3*
15/1/27 1:36
マリエロの海
〃
自由詩
5*
15/1/27 1:32
卒業
葉leaf
自由詩
0
15/1/27 1:14
題名からしてダサい
花形新次
自由詩
0
15/1/27 0:57
表札
灰泥軽茶
自由詩
6
15/1/27 0:32
大横綱 朝青鵬
花形新次
自由詩
0
15/1/26 23:51
リフティング
灰泥軽茶
自由詩
6
15/1/26 23:35
ぼくはやさしい
竜門勇気
自由詩
1
15/1/26 23:27
下品な表現はいけないザマス
花形新次
自由詩
0
15/1/26 23:24
やかんの中の家
朧月
自由詩
3
15/1/26 22:29
夢屑
小日向 ココ
自由詩
0*
15/1/26 22:26
1961
1962
1963
1964
1965
1966
1967
1968
1969
1970
1971
1972
1973
1974
1975
1976
1977
1978
1979
1980
1981
1982
1983
1984
1985
1986
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
加筆訂正:
凍らない水
/
まーつん
[15/1/27 8:44]
再び細部変更…。最初の形から大分変わりました(汗)
凍らない水
/
まーつん
[15/1/26 22:40]
再び細部の変更、追加をしました。
6.35sec.