産声といつかの靴と白煙と 私は髪を切った
地元の美容室で
彼女はもう二十五年も美容室をやっているらしい
そんな話を聞いた ひどい眠気の中で


以前は 二人 男女の従業員がいたらしいが
結婚して独立したのだという ...
冷えた世界で
燃え上がる身体が熱い
沸き立つ血に咲く薔薇は
皮膚を突き破って
あなたへの月を探す

握って、にぎって、
悲しみで切りつけたこの腕を
潰して、つぶして、
...
 
 
水のない駅でした
蝉の音がしました
産まれた日もあやふやなままに

服の端が揺れて
私たちは何か話をしました
並んでいました

指を伸ばせば届きそうなほど
影になるとすべ ...
毎晩LINEで吐息を聞きながら眠る。

距離も年齢も現実的な障碍も、
切ない迷霧に隠れてしまう。

二次元の恋を三次元にするという提案は、
ゆっくり常温で解凍すべきなのかもしれない。

...
肛門に水素ガスを注入し
ライターの火をかざして
発射すると
きみの身体は
あっという間に
成層圏を越え
遥か彼方
銀河系の一等星になった

きみが旅立った後には
大きな
ちょっと ...
こんな潔癖に晴れた朝でも
新しいものなど何もないのだ
木にしても空にしても光にしても
すべては太古からの使い回し
真に新しいものなど何もなく
きわめて古いものが形を変え
手を変 ...
人は見下ろしてばかり
自分よりも高いものがあると
それよりも高いとこに行っては見下ろす
さらに雲や空を見下ろす為に飛行機を作り
やがて自分たちの住んでいる
地球さえも見下ろす
でもそんなに ...
翼と靴を売って、歌を買いました 神様は意図的。
巡り合わせを信じる貴方の方が意図的。
またしてもカウンターの前に表れた、感じがいいから 、だとか、 好みだな、 だとか…
一瞬の煌めき
…ああ この人はひょっとしてこん ...
出会ったペルシャ猫

妻と連れだって
1つ家から1つ家へと
伝道に歩いた
中頃の家で
黒い衣装をきた
奥さんが、出てきて
話し合いに応じた

妻がしきり話した
「猫がいるんです ...
黒髪ボブに茶色いメガネな顔色悪いな文学三十路
(ルビ:ぶんがくしょうじょ)をこうだと決まれ
ば突っ走るしる二十歳に二年たりない歳からフラ
フラっとな根無し草くさ知りたいなってな一冊の
詩集が私 ...
何年たっても
片言の日本語だが
数十年日本にいるという理由で
テレビに出ていたりする
しかし、誰も
こいつが何者なのか知らない

そんな外人が存在するのって
日本だけじゃねえのか?
...
私たちは
けものではない
なにしろ皮膚だ
つるつるである

けものの毛は
毛の物の意味

皮膚は弱い
すぐに血が出る
寒いし
すべるし
仕方なく
衣服をまとい
靴をはいて
...
        減価償却を終えた
     ベランダの屋根の端から
    垂れ始めた雨垂れを眺める

円錐のしずくはセピアいろとなって
  際限なく奈落に落ちてゆくのか
      卒寿 ...
想像を振り絞り
偽善の思想にキスをする
曖昧を食い物にして
歩く犬を嘗める
あははははは
これも
いい夢
ガタゴトとはいわず
きゅうきゅうと鳴く電車
繊細な指先をもつサラリーマンとか
はこぶ電車
朝早くからごくろうさま

きのうハンカチを落とした女子高生が
あたらしい花柄のハンカチでやは ...
AVの延滞料で救えた命がある 語尾にニャをつけて元嫁 誰にも懐かない犬に雨が降る 赤べこの大中小や暖かし 幕の内弁当旨し暖かし 花冷えのトランペットの長い音 高架の脚の隙間から西陽が差していて
線路の上にはまだ青い空が乗っている
僕の足元には脚の影が規則的に並んでいる

時折、電車の音だけが走っていく

のんびりと歩いている僕を
電車が追い抜 ...
... ... 鼻毛が出ていました。
鼻の穴からではありません。
鼻の頭からです。

黒々、黒々しています。
まるでヒゲのようです。
抜こうにも短すぎて抜けません。

お前もこうして出てきてしまったか ...
明日の自分に
電話をかける
一枚しか入れない
呼び出し音がつづく
あいつは出ない
いつものことだ
今日よりずっと昔の
思いでごっこに忙しい
呼び出し音がつづく

しょうがなく
昨 ...
  小さな島に移り住み
  満たされたひとたちは
  くだらない寓話を書いた


  虫を殺した
  テレビを観た
  風邪をひいた
  支払いを渋った
  過ちを悔いた
...
吹き曝しの荒ら家に
青い水溜まり、
懐中時計が沈み
造形を絶えず変化させる窪みの像、
線形時間の詰む停滞を切断し切断し
崩れ開いた天井から降り込む雨に濡れ光りながら
水と水が打ち合い鳴らす ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
いつか +もっぷ俳句115/6/28 20:19
夕暮れの美容院で番田 自由詩115/6/28 20:01
三日月あおい満月自由詩315/6/28 18:59
記憶たもつ自由詩1015/6/28 18:40
プラチナじぇいぞろ自由詩315/6/28 18:22
水素花形新次自由詩115/6/28 17:40
新しさ葉leaf自由詩215/6/28 17:22
したリィ自由詩1*15/6/28 15:11
高原の青い薔薇もっぷ自由詩615/6/28 14:29
ひとめぼれ/仮にアラガイs自由詩7+*15/6/28 14:25
出会ったペルシャ猫生田 稔自由詩115/6/28 13:48
会ったこともないのに、よく知ってる感じ/即興ゴルコンダ(仮) ...こうだたけみ自由詩4*15/6/28 13:36
防衛負担花形新次自由詩015/6/28 12:16
ひふ感覚uminek...自由詩5*15/6/28 10:14
老いの演繹③信天翁自由詩115/6/28 9:22
いい夢こいち自由詩015/6/28 3:31
通勤電車自由詩8*15/6/28 2:08
AVの延滞料で救えた命がある北大路京介自由詩915/6/28 1:58
語尾にニャをつけて元嫁自由詩315/6/28 1:58
誰にも懐かない犬に雨が降る自由詩415/6/28 1:58
赤べこの大中小や暖かし俳句015/6/28 1:56
幕の内弁当旨し暖かし俳句015/6/28 1:56
花冷えのトランペットの長い音俳句215/6/28 1:55
影 走るはて自由詩1*15/6/28 1:24
無題TAT俳句015/6/27 23:53
詠み人知らず短歌015/6/27 23:45
鼻毛壁壁壁自由詩115/6/27 23:22
居留守もり自由詩1*15/6/27 22:50
満たされたひとたち草野春心自由詩115/6/27 22:01
覚醒たけし自由詩215/6/27 21:27

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