想像する明日
ひいさまのおはじきがいつまでたってもあたらない明日か
やっと来る
おひさま

昨日言われたひどいこと
まだ生きてられる
強いんじゃないが
ただ
まだ
ぷつんと切れて  ...
過ぎ去った過去の時間は圧縮され 
これから来る未来の時間は膨張する
かすみ立つ里わの花に小鳥まう長き春日を声聞き暮らす 匂いもない

水色でも灰色でもピンク色でもない

うすっぺらな花びらを

わたしはなぜ好むのだろう

日本人の殺人事件は

その半分が親族殺人だという

そういう遺伝子とくっついて

匂いもない

水 ...
甘いものを食べていると、かなしかったことを忘れてしまう。こうやって何もかもを後回しにしているのはいけないことだ。甘いものを食べたら口をすすがなくてはいけないように、かなしいことがあったらきもちの片づけ ... 華々しく出航したはずの
船の羅針盤は
いつの間にか壊れて

勿体つけて差し出された
六つ折の海図は
ほとんどが嘘っぱちで

最初は威勢が良かった
スクリューには
得体の知れない ...
チューリップが合掌していた

ふたつのものが合わさろうとするさま

入我我入とは内とか外とかのことではなくて

こういうさまを言うのだろう


つぼみとはなんであろう

花咲く歓びとは

花とは生命と ...
そのひとの
身体の部位すべての
味を知っている

仄かに甘いところ
酸っぱいところ
苦くて
大人でなくては
良さが分からないところ

全部を好きになれれば
愛しているってこと
...
出来損ないの風船みたいな赤い丸答案用紙に不時着をして

さびれたふうの手芸屋で鮮やかすぎるフエルトの青

今そこをよぎっていったリスこそが運命だったとキミは知らない

犬たちが水平線を見て ...
その男は 
幾つも電球を並べた灯りの下で
ぼくの胸を切り開き不機嫌な心臓を取り出した
心臓の中に豚を入れ調子よく動かそうというのだ
更に男は心臓のあった空洞を覗き込み
ぼくさえ知らない潜み物 ...
【龍人】
滑らかに曲がって
緩やかに曲がって
何時までも曲がって
何処までも曲がって

掌の記憶の球体
見覚えのある顔
球体を眺める
目の奥が笑う

掌の人の形
見覚えのある顔 ...
さっき買ったばかりの
ペチュニアの苗にあった
つぼみが
うらうらとした
ひなたの中で
もう咲きかけている

そうやって
ほどけ始めた
濃紫のはなびらは
見せかけより何倍も
ふくら ...
色褪せた地球儀には
太陽から日射しがさしこんで
ずっと遠く
大海のなかで
夜空を越えて朝は始まる

温かい珈琲をいれて
まるで真夜中の色をした液体を
飲み干すように
漆黒のなかで
...
いい農村がありまして

春の訪れは
れんげ草に
すみれの花へと
少女たちをさそい
揺れる枝の下で
七重八重の花びらを
ゆるやかに
川に流したりして
一斉に芽吹いた
草木の香りの中 ...
正午とは絶対的な停止の時刻だ
全てのものは太陽の鑿に彫刻されるため
輪郭を顕わにしてじっと耐えねばならぬ
痛みもまた停止して焼き付けられ
まぶしい空は地上を忌避し続ける

昼は ...
バンコク空港で
関空行き深夜便を
待っていたら
タイ人女性4人組に
遭遇した
4人とも若くはないが
美人で清楚な感じが
ベリーベリーグッドで
これは
タイ版セックス&ザシティでは
...
  青年は日暮れに
  読みさしの新聞をとじた まもなく一日が終わる
  {ルビ先刻=さっき}まで心地よかった空調がいまは窮屈でしかない
  握り固めた紙切れに似た 心のなかには何年も前 ...
マリアが子供を産んだ

ヨゼフはじぶんの子供ではないことを知っていた

マリアはあのひとと結婚していた

マリアはヨゼフのたいせつなひとだった

ヨゼフもマリアのたいせつなひとだった
...
郷愁する
俺の場所
破壊できない
なかったら困るから最初からない
建てるならなんだろう
ダミー
好きだけど信じない
ぶつくさ言うのが性に合う

俺が3割
海が7割
宇宙なんてなく ...
雉鳩が鳴いている
塀の向こうを首が歩いていく
頭の中では鶴がうまく折れず
車輪がふらつく

「ぼくらの世界はたんに神の不機嫌、
 おもしろくない一日、
 といったものに過ぎないのだ」
...
なぜうつむくの
笑いながら
一日ぶんのいとしさは胸へ仕舞われて
綴じるばかりで待っている

幸福のさなかで
なぜうつむくの
言葉にしなければわからないのに
言葉にしたら終わってしま ...
  夕立のなかを
  わたしたちはとおり過ぎる
  云うことがなくなって
  胸のなかをおよいでいた
  魚たちはさっきいなくなって
  あなたの透明な顔がかなしい
  あなたの息 ...
女子だけが視聴覚室に集められ僕は仮病で家で艦これ 通勤の人の流れに逆らえず職失くしても締めるネクタイ 長嶋の通算打率覚えてて実の娘の顔は忘れた   歌声はなく詩歌も聴こえない
        瀕死の裏通りで
    一日がさみしいながさに
     北風はつむじをまげて
       「不平を云うな」
      「不満を抱くな」と ...
空風吹く屋上で
咲かない桜を眺めてる
今年の春は寒すぎる
それでも季節は過ぎていく

掴めそうな飛行機雲
そういや飛ぶのが夢だった
ウルトラマンにはなれやしない
そう知ったのはいつだっ ...
さくらの木が赤らんできている

もうほころんで咲きだすのだ

それが悔しかったりする

なぜかってさくらなんて

徒党を組んでいるから嫌いだ

春なんてはやく終わってしまえ

...
起きてから息をした

水面をくぐる鳥たちに似合う
きれいな羽を編んでいる最中だった 

きっと君はもう随分前に
仕上げてしまって
春の水音の中へ
飛び立っていったのだと思う

あた ...
沈黙に退廃の予兆がある
無言の会話に哀しい影がある
もどかしさの極に達した今日
相手の表情は枯れていた
無表情には期待がなかった
みやげをあげると
表情はよみがえったけれど
表情に一掬の ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ひいさまnemaru自由詩2*15/3/29 21:05
時間文字綴り屋 ...自由詩115/3/29 20:51
かすみ立つ里わの花に小鳥まう長き春日を声聞き暮らす星野つばき短歌215/3/29 20:42
花びら吉岡ペペロ携帯写真+...015/3/29 20:41
フルーツサンドユッカ自由詩215/3/29 20:28
春の航海nonya自由詩23*15/3/29 20:20
チューリップ吉岡ペペロ携帯写真+...015/3/29 19:44
花形新次自由詩015/3/29 19:00
まだら猫の予言そらの珊瑚短歌10*15/3/29 14:52
開胸手術イナエ自由詩17*15/3/29 12:17
龍人さんへの小詩集宣井龍人自由詩13*15/3/29 11:38
春告鳥そらの珊瑚自由詩11*15/3/29 11:15
夜明けの旗をりゅうのあく...自由詩3*15/3/29 10:22
日本一小さな港*小良ケ浜漁港黒木アン自由詩3*15/3/29 7:09
葉leaf自由詩215/3/29 3:40
セックス&ザシティ花形新次自由詩015/3/29 1:07
小糠雨草野春心自由詩315/3/28 23:50
ヨゼフの哀しみ吉岡ペペロ自由詩015/3/28 23:07
大使館nemaru自由詩015/3/28 23:04
新鮮たばこ春日線香自由詩1*15/3/28 22:58
抱擁のてまえはるな自由詩515/3/28 22:50
夕立のなかを草野春心自由詩415/3/28 21:51
女子だけが視聴覚室に集められ僕は仮病で家で艦これ北大路京介短歌115/3/28 21:40
通勤の人の流れに逆らえず職失くしても締めるネクタイ短歌515/3/28 21:40
長嶋の通算打率覚えてて実の娘の顔は忘れた短歌115/3/28 21:39
折れた光り②信天翁自由詩115/3/28 21:06
ドロップアウト・チルドレン捨我自由詩015/3/28 20:42
さくらの木吉岡ペペロ自由詩215/3/28 20:33
すぷりんぐまたたび八寸自由詩3*15/3/28 20:08
鵜戸口利明自由詩015/3/28 19:48

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加筆訂正:
夜明けの旗を/りゅうのあくび[15/3/29 15:44]
タイトル編集
4.14sec.