六月のキリンの首や紙の鶴
六月は季語を忘れて君を待つ
白い霧に覆われて色褪せた世界
山と街に被さっている
蝉と暑さと湿度が
どうしようもない倦怠を引き連れる
他にも排気ガスの熱風とか
首の無い鳩の死体とか
濁った川の流れとか
何でも無い ...
たくさんの
本当、が
ながれていった
ぼくらは
橋のうえで
それを ながめていた
カナカナカナ
ひぐらしがないていた
そっ、そこに誰かいる!
何言ってんのよ、トシコ(54)
だって、あたし今!
馬鹿ねえ、トシコ(54)ったら
夢でも見たんじゃないの?
夢じゃないわよ、確かに今
トシコ(54)!いい加減にし ...
川があると聞いた
先祖が呼ぶと聞いた
意識混濁の中
私はモノクロの世界へ沈む
ここではないどこかへいきたくて
わたしはその川をもがき苦しみ泳ぐ
そこで待つのは彩りのある世界
と期 ...
このクソ暑い中
外に出る奴は
馬鹿かセミだ
(以前にも全く同じ表現を
用いたことがあるが
あまり広まっていないので
非常に残念に思う)
そう言う意味では
外に出て
セミ捕りする奴 ...
家族や国を守るため
自ら志願し戦場へ行くと言うのなら
その人は行けば良い 後ろ指さされても
人殺しと罵られても
たとえ国家権力が徴兵しても
誰の血も流したくないと言うのなら
その人は拒 ...
怪力殺芽 様
貴女が当店で
購入した極太バイブは
実は私のディックから
型を取ったものです
従って貴女がそれを
気に入ったとしたら
貴女と私は
非常に相性が良いと言えます
これと ...
すべての男性と日本人女性と日本人と日本語を話すすべての人と、このフォーラム内のすべての最高の詩人やpoetessesへの私の最高の願い。
私はあなたの注意をキャプチャし、私にあなたのコメントやメッセ ...
キーボードのエンターとバックスペースの間
をみつめて三十秒、二十秒、十、五、時間の
感覚がのびていく、のびて、のびてのびて閉
じ込められる、閉じ込められた時間の中でわ
たしは泉の前に立つ、あな ...
こがねの日が差す
金色の夕立は
さぞや美しい狐が嫁に行くのかと
思わず微笑む天気雨
夏は
今も昔も懐かしく
子供の頃と同じ空
うちわで扇ぐゆるやかな所作
遠い昔に見たしぐさ ...
崩れるのを待つだけの壁のひびをじっと見つめる盛夏の陰
底辺のカップラーメン80円 ドラッグストアでお湯はなし
どうにも逆らえない流れに
私は闇の渦へと招かれる
苦しまずに生きることも死ぬことも
選べぬ身分の重しに
私は叫ぶことも忘れた
ぶよぶよとした柔らかい繭にくるまって
固く死んでしまっ ...
光、響き輝く
内底から内底から
響き輝く、光
創造され創造され
光、響き輝く
広がって広がって
響き輝く光
闇の領域、貫く
閉域を逸脱し狂い
魑魅魍魎跋扈跋扈、
...
私の心はいつまでも若くいたいといっていた
それを枯れた体が巻き込んでしまい
くすぶり湿った一部を置いて
あとは全部干からびさせてしまった
枯れ木から思い出は零れ落ち
伝えきれるはずの想い ...
いったいどれだけ自分の中から
わいてくるものなのかとおもって
そのうち悲しみなどに浸れなくなってくるのだった
チュートハンパな詩を書くぐらいなら
いっそ 黙ってくれ
そう言い聞かせて
アルバイトを週6にしたんだけど
深夜のドラッグストアに
鳴り響く 電子音で
睡眠導入剤の数を数えながら
おれ ...
群っていう字は君の隣に羊がいるね
名前に羊を持つ私たち二人は
未年に群れをなし干支ひと回りするうちに
何も変わらないことなんてあるわけがなくて
私の名前は父がつけてくれました
ゴシック体 ...
今日友達を裏切ったと思うのだがそれは本当のことか
いつから裏切ったのかというか裏切ったのは友達の方か
でも自分は寛大な気持ちで友達から連絡来るのを待とうとした
その寛大な気持ちは友達の死ぬという ...
何が正しいのかわからない
どこへ向かうのかも
不安の発火 漏電
赤がしぶいた部屋
途端に真白
目を開ければ天井の高さが上下する
おだやかな終焉であってく ...
お金でなんとかできる
わけない
なんて
笑い飛ばせばいいのに
信じるしかない
バカな女
別れた人ともとに戻りたいんです
なんでもします
じゃあはい
五十万円の手付金
復縁料 ...
150729
軍事政権を倒せ!
威勢のいい声を腹の中に納め
今日も訓練に精を出す
一家に一人は義務
2人ならばなお良し
3人ならば尚更良し
どこまで続くカーキ色の ...
どんなに晴れた日であってもボクの心は晴れない
そんな憧れを抱きしめながら炎天下の朝を一人歩くと
汗がでた
嗚呼、そんなにまでこの地上はボクを空と共に燃やし
ボクをこの大気圏に溶け込ませていこう ...
わたしたちは
とうとう逃げきって
朝をむかえた
そして気付いた
逃げばのない愛しさの死のちかさ
そのふたは
正規のものでなかったので
がちりとはまって
もう取れることはなかった
しかたないのだ
知っていてしたなら愚かなことで
知らずにしたならもっと愚鈍で
かといって開いたま ...
誰も言わないし
自分から言うのも
なんか調子のってるみたいに
思われるのがイヤだし
なんといっても
実際に犠牲者が出てしまった
今となっては
俺がこんなこと
想像しなければ良かったんだ ...
もうすこしよりそっててもよかったかな ミートソースをまきこんだ昼
常温のコーヒーカップに腰かけてめまぐるしいねとブレずにきみは
あれは冬 お店のなかスクロールして 値段で選んだカレ ...
わたしのなかの、
異質さをみつめる。
わたし自身が異質だから
何が異質なのかわからない。
硝子窓に石をぶつける。
窓に罅がはいる。
わたしのなかの
罅はなにか。
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
六月のキリンの首や紙の鶴
北大路京介
俳句
3
15/7/29 23:49
六月は季語を忘れて君を待つ
〃
俳句
2
15/7/29 23:48
倦怠感
凍月
自由詩
5*
15/7/29 22:34
あの日
草野大悟2
自由詩
3
15/7/29 22:21
トシコ
花形新次
自由詩
0
15/7/29 21:17
三途の川
じまさん
自由詩
1
15/7/29 21:12
セミ
花形新次
自由詩
0
15/7/29 19:26
正直なところ大言壮語すれば
ただのみきや
自由詩
10*
15/7/29 19:23
相性
花形新次
自由詩
0
15/7/29 19:09
人生は女王に多くを持っています
Salim ...
自由詩
0
15/7/29 18:44
なにもない
Seia
自由詩
1
15/7/29 18:40
狐の嫁入り
ガト
自由詩
3*
15/7/29 18:09
築50年
within
短歌
1*
15/7/29 18:05
カップラーメン
〃
短歌
0
15/7/29 16:49
夏のうつ
〃
自由詩
0*
15/7/29 16:33
闇と光/苦の深奥
たけし
自由詩
3
15/7/29 14:09
湿りと熱とを排して
這 いずる
自由詩
3
15/7/29 11:41
「涙」
美砂
自由詩
4
15/7/29 10:07
棚卸
もり
自由詩
2*
15/7/29 9:32
群がる/即興ゴルコンダ(仮)投稿.58
こうだたけみ
自由詩
6*
15/7/29 8:27
フランキー
坂之上放肆
自由詩
0
15/7/29 8:24
カウントダウン
唐草フウ
自由詩
2*
15/7/29 5:59
バカな女
アンテ
自由詩
0
15/7/29 3:49
群がる
あおば
自由詩
5*
15/7/29 0:27
御霊神社
坂之上放肆
自由詩
1*
15/7/28 23:16
いとしさ
はるな
自由詩
2
15/7/28 22:31
ふた
〃
自由詩
3
15/7/28 22:29
悪魔の子
花形新次
自由詩
0
15/7/28 20:46
スイミ
さわ田マヨネ
短歌
12
15/7/28 19:26
手のひら
あおい満月
自由詩
4
15/7/28 18:25
1909
1910
1911
1912
1913
1914
1915
1916
1917
1918
1919
1920
1921
1922
1923
1924
1925
1926
1927
1928
1929
1930
1931
1932
1933
1934
1935
1936
1937
1938
1939
1940
1941
1942
1943
1944
1945
1946
1947
1948
1949
加筆訂正:
きみの星
/
石田とわ
[15/7/29 2:52]
6行目→どこまでも削除 16、17行目大幅に変更
5.87sec.