握った手を、離すことが出来ない。
絡まった指先を、解くことが出来ない。
熱がこもる掌が
冷たい手と心を暖めるようで
「その手を、ずっと・ずっと繋いでいたい。」と
あなた ...
新緑の公園で
狂ったあの娘が踊ります
あの娘の左手は血まみれで
しとしとと雫を振りまきます
新しい生活に馴染めなかった
新しい人に馴染めなかった
それはあれども
元から狂った素質があった ...
「幸せになりなさい。皆で力を合わせ、家を守りなさい。」
四十九日の晩
夢枕に立つ父が私に言った最後の言葉。
晴れた日の日曜日
花びらが舞う広場で
おにぎりを頬張る女四人ばか ...
うさぎが消えた
金色の爛々と光る目を背け
月から
二度と帰ることはない旅に出た
宇宙の光のひとつとなった
月にミサイルが落ちたとき
それからうさぎはいなくなった
地球の醜さにもう飽き ...
すれ違う時、片方の目は開かない。
かけたい言葉/話したいという欲求を抱えたまま
最後の最後で死に別れる。
(何処かで、会えます様に。)
会いたい・・・・。会いたい・・・・。と思うのは
魂 ...
聞き捨てた
島へ渡る船なんて知らないから
僕らは港を探しに歩いていたんだ
見たこともない白い浜辺
ただひたすら国道のガードレールに沿いながら下る
海は眩しくてずっと近かったから
額から ...
寝ても覚めても
抜けられない
寒いからって白い息を用意するリアル
最低な感覚だ
寝ても覚めても
言われる言葉はお決まりの一つ
求めているのはリアルティなんだ君
笑っちまう
あんたが求め ...
差し出されたその檸檬を皮ごと齧ると
予想していた強烈な……味はなく
心底ほっとして わたしは
手招きにも素直に従いそちらをみた
、夢と 悟り なみだは 途方に 暮れて
西側の窓から合図の ...
ミサイルが雲を吐き出していく
いつものように飛行機ならばよかったのに
女だって子どもだって
味方を攻撃するものは殺す
復讐の芽を摘むために
一族郎党皆殺す
不用意な情けは平和を遠ざける
...
月夜かな
宴の後の
八重桜
私は昔千葉県の松戸に暮らしていた
それは天気の良い日だった
そして 忘れた 失業中だと言うことを
同じ通りにはヘルスと百貨店が見渡せた
そして ソフトバンクが あった
松戸は東京と埼 ...
誰も探してない 衛星が周る
指を差した子供の向こう側 闇に飲み込まれて
まさか夢見ているだなんて想像もしてない
母親は「星が光ってる」なんて嘘を吐いた
それでは、中継が繋がっております
...
風が吹いて
森の産毛がわっさわさ
木々が揺れる
私の産毛もわっさわさ
森が色濃く息をする
膨らむ膨らむ
私の心も
一体となって
一部となって
広がる意識と感覚
目を開けると
生命 ...
その朝目覚めると、背中に妙な違和感を覚えた。
嫌な感じじゃない、何だかこそばゆい、くすぐったい、
でも、誰かに背中を優しく撫でられているような、柔らかい陽に包まれているような、そんないい感じ。
...
ビー玉を
プラスチックで
ぎゅっと押しこんで
からんと音をたてて
ひろこちゃんがわらう
びんがずっしりと重い
人がいっぱいで
やすむ場所もなくて
やっとみつけた木のしたで
ふたり ...
この目で
見たままに
撮ることの出来ない
写真のように
この心で
感じたままに
伝えられない
言葉がある
今ここに
あなたを呼んで
この景色をみせたくて
あなたを抱きしめて
...
眠れない春が君に似ている
同じ柔軟剤の香りつけて北窓開く
雪とけて太陽も笑いだした
盗まれた新商品に発信機つけてあるから犯人は津田
逆光であったが君とわかったよムーンウォークで改札を出た
眠れない夜は光を引き寄せてくれる女の腕で泣きたい
ガキの頃から消えやしない
神をも恐れぬ万能感
何でもできる気がしてる
実際はどうだかなんて
そんなの些細なことだろう
ティッシュ配り断るの苦手
散髪の予約がめんどくせぇ
ムカつくこと ...
あんぱんを買って
自由席に座ろう
窓の外を眺めるのに飽きたら
文庫本を読もう
何を読んでいるかなど
乗客は誰も気にしないだろう
昼過ぎには着くだろう
次はバスに乗り換えよう
冷たい水を ...
心の芯に哀しみがある
それがどうしても声にならない
岐阜駅から長良川まで歩く
今日は少し増水している
空は曇り
私の心も曇ったまま
心がしんと冷えて
命の底を視てみると
どす黒 ...
自分の姿も見えないくせに 多くの人を傷つけて
その傷口に入り込んでは 自分の居場所を見つけたりする
端役のくせに 主役をエキストラにしてみたり
助けたと思った相手に 救われたり
大事な ...
生きたいと願う父が死んだとき死にたいと思う私が産声あげる
サヨウナラサヨウナラって粉になるでんぷんみたいに翔ばされる骨
肉体の元素記号を燃やしても軽くならない質量 タマシイ
立 ...
背伸びをしていた幼子が
やがて高い視点を持つように
何はなくともお前の魂は
ゆくゆくは輝くだろう
磨こうとして
擦り傷だらけにならないくていい
鈍い光を孕んでも
摩耗していくよりマシだろ ...
くたびれたくたびれたんだやわらかになりたいという気持ちがうかぶ
もっと手を抜いてもいいよ、うん、そうそう、そんな感じでいい、大丈夫
空をみて君の好きな色しているよ 忘れたくないきれいな ...
さみしくて不安で通話した後に閉じた瞼の裏の残像
死にたいともう思わないそれなのにどうしようもない悲しみがある
もう今は語るほかない悲しみを語ることすら悲しみになる
不安とか死にたいだ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
握手
梓ゆい
自由詩
2
15/4/20 8:20
狂った意識の回転
這 いずる
自由詩
1
15/4/20 8:03
父のお願い事。
梓ゆい
自由詩
1
15/4/20 7:55
月のうさぎ
這 いずる
自由詩
2
15/4/20 7:25
曇りガラス。
梓ゆい
自由詩
2
15/4/20 4:45
海をわたる「残光2015」
アラガイs
自由詩
18*
15/4/20 4:02
分からないけど助監督あたりかな
秋也
自由詩
1
15/4/20 2:18
檸檬
もっぷ
自由詩
5
15/4/20 0:57
無翅
木屋 亞万
自由詩
4*
15/4/20 0:17
八重桜
殿上 童
俳句
6*
15/4/19 23:56
松戸の幻
番田
自由詩
2
15/4/19 23:03
廻る
ねこ歩き
自由詩
2
15/4/19 22:57
産毛
灰泥軽茶
自由詩
7
15/4/19 22:21
背中に羽が生えた朝
猫の耳
散文(批評...
1
15/4/19 22:02
ラムネ
アンテ
自由詩
2
15/4/19 21:39
今ここで
緑かな
自由詩
3
15/4/19 21:19
眠れない春が君に似ている
北大路京介
自由詩
6
15/4/19 20:56
同じ柔軟剤の香りつけて北窓開く
〃
自由詩
1
15/4/19 20:55
雪とけて太陽も笑いだした
〃
自由詩
2
15/4/19 20:55
盗まれた新商品に発信機つけてあるから犯人は津田
〃
短歌
0
15/4/19 20:43
逆光であったが君とわかったよムーンウォークで改札を出た
〃
短歌
2
15/4/19 20:42
眠れない夜は光を引き寄せてくれる女の腕で泣きたい
〃
短歌
1
15/4/19 20:42
堕天
捨我
自由詩
1
15/4/19 20:37
透明湖
やまうちあつ...
自由詩
1
15/4/19 19:51
太陽
渡辺亘
自由詩
10
15/4/19 19:39
盲目ピエロ
為平 澪
自由詩
8*
15/4/19 19:27
餞
〃
短歌
5*
15/4/19 19:19
魂
IMAGAM...
自由詩
1
15/4/19 18:53
やわらかな花
ゆうと
短歌
2
15/4/19 18:38
ゴミ1
メンヘラ大学...
短歌
1
15/4/19 18:11
1910
1911
1912
1913
1914
1915
1916
1917
1918
1919
1920
1921
1922
1923
1924
1925
1926
1927
1928
1929
1930
1931
1932
1933
1934
1935
1936
1937
1938
1939
1940
1941
1942
1943
1944
1945
1946
1947
1948
1949
1950
加筆訂正:
夜想曲
/
石田とわ
[15/4/20 0:55]
5行目削除
4.78sec.