あんなに大きかった、かに玉がみんなで食べると小さくなった
ふわふわで黄色くて
とろとろの餡がかかっている
僕の大好きなかに玉
食べると無くなっちゃうんだね
お母さんまた作って
わたしの苦しみは
わたしの苦しみ
あなたには体験できない

あなたの苦しみは
あなたの苦しみ
わたしには体験できない

この世界の美しさは
この世界という美しさ
わたし達は体験でき ...
わずかな時間の中で
何度も
何度も訪れ、もう
その存在を信じることも
できなくなった情景
静かだった場所はそうでなくなり
またすぐに静かな場所に戻

誰かがいたことに
気づくの ...
いつだか忘れるくらい昔のことだ
うたたねをしていたやかんは飛び上がった
お尻に大火傷を負い落っこちた
あららお水を入れ忘れた
それにしても駄目なやかんねえ
優しいおばちゃんは呟いた
無茶苦 ...
「暑いよ、暑いよぅ」

振り向けば
声の主はキャベツらしかった
東八通りでおれは
扉が透けた
コインロッカーのようなものに
入れられたキャベツに
助けを求められていた
これが新型 良 ...
Zoo/ありのままで

「突然呼び出してごめんね。」の言葉の後
平日の広い園内を歩き始めた
突然始まった ヒールとスニーカーの追いかけっこ
「私 ゾウが見たいの」
振り返りもしないで
よ ...
目がいたい
頭の右後ろがいたい
関節がいたい
仕事をサボりたい
親を捨てたい
明日の天気が知りたい
過去を知りたい
歌いたい
殴りたい
許されたい
思いたい
忘れたい
目がいた ...
    蒼くて暗い水槽で
    浮かぶ海月のそのさまは
    まるでたましいのようなこと
    ふうわりとぷかぷかと
    あてどもなくぶらぶらと
    行きつく先もわ ...
KISSのことAって呼んでいる人の頭上に浮かぶ藤子不二雄A 浮気した罰でロシアンルーレットやけに激しい風が吹いてる 家族には言えないことがまた増えてやけに激しい風が吹いてる 河原でペッティングしている
高校生の男女が
とても大人に見えたあの頃
俺は世界ウエルター級
チャンピオンになるつもりだった

今は河原でペッティングしている
男女をスマホで撮影する気すら ...
地震が来た

揺れに身をまかせて

目を閉じて

どうしたものかと

逡巡していると

何時の間にか収まっていた

目を閉じたまま移ろいの中で揺れ続ける心をみてみる

この ...
 
 
理由のいらない椅子が並ぶ
未明に墜落した紙飛行機の残骸と
食べかけのルーマニア菓子
砂浜の砂の数は
既に数え尽くしてしまった
栞の代わりに挟んだ魚が
静かに発酵して
すべての ...
好きの位を決めたいのだけど
大きさで決めるべきか
重さで決めるべきか

モノサシがないので
見えないので
困難です

見えない空気でも測れるのに
不憫です

好きはとても不憫です ...
言葉がズレてしまった
君が君でなくなった
もうあの時とは違うのさ

君の背中が違って見えて
それはまぁ、そうか
それはまぁ、仕方が無いか
そう思うんだけど
寂しさはやっぱりあって
受 ...
ビニール袋に
丸く尖ったものを
詰めていく。
手のひらは赤く腫れ上がる。
丸く尖ったものは殖えていくばかり。
急いで袋に詰めていく。
やがて袋に丸いものの先で刺した穴が開く。 ...
窓を少し開けて鏡の中を覗き込む
壁と中途半端な景色に私の顔が重なる
「今朝も生きているのだ」と思えば、
、また嫌な気分になる
それはそうと、口を大きく開けて鏡を見るのは勇気がいるのだ ...
紙を破くと朝陽が昇る
新しい日を私は生きる



Thanks alot, dear.
引いては寄せる
寄せては引く
死んでは生きる
生きては死ぬ
  ■■■
産まれて生きて
事象を体験し
引いては寄せる
寄せては引く

響いては消える
消えては響く
繋がり切れる ...
法の形式を利用して
法の内容を破壊する

このやり方は
どこかで見たことがある

「議会制民主主義の王道を進んでいく…」
立派な言葉を連ねる画面から
腐臭が漂う

腐っている

...
【幸福な魚】


福はあなたのまわりに 居ますか?
幸福のフクですよ。何言ってるのですか?
福は生き物に決まっているじゃあありませんか

なになに幸福が生き物だとしたら 
め ...
冷蔵庫のコンデンサと
    コンプレッサとが
ご機嫌いかが と適時にささやく
そして そのたびに
    卒寿のおひとりさまは
ぴくっとして 暮しの流れに竿をさす
過ぎた四次元の追憶を迫 ...
きらきらとぼくの脳みそ溶けていきエーテル体が遊んでくれる


「おやゆびと、人さしゆびと、中ゆびと……」   エーテル体とかぞえてあそぼ


ミツカンのやさしいお酢でうがいした   脳髄炎 ...
僕の頭を開けてごらん
中にも僕がいるでしょう
そいつはしかし偽物だ
さあもうひとつ開けてごらん
そこにも僕がいるでしょう
そいつもしかし本物じゃない
どいつもこいつも容れものなんだ
開け ...
人間としての純粋さは
美しすぎる少年のように夭折した
私はそれを補うものとして
社会という書物を解読する意欲に満ちて
純粋なサラリーマンになった
だが純粋なサラリーマンはあっけな ...
 朝夕と寒さの残る白樺湖のほとりの美術館で娘と戯れる。
 初めて間近に見る大きな影絵は色鮮やかに娘の眼前に聳え立つ。
 後往く月この戯れが続くのだろう。
 残された日々はあまりにも短く感じる ...
わかってますわたし毎日


   累 <………
   塁 <どっかーん


なんですけど外から見たら


   るい <………
   るい <どっかーん


なんですから! ...
 街角の雑貨店に流れるオルゴールの音色が心地よい。
 店番をしている若い雌猫のカフェオーレのような顔もまた楽しい。
 店の扉を押し開けてのっそりと入ってくる常連の猫は
 手入れの行き届いたひ ...
森が 畏れ
見つめる先
水に映る空が
巨大な骨に震える


暮れの原へ向かう径
何処から来るのか分からぬまぶしさ
何処からが原なのか
何処までが径なのか
分から ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
可愛くかに玉秋也自由詩115/6/26 15:38
生きて在ることたけし自由詩5*15/6/26 13:42
明るいところはどこにでもあるnoman自由詩215/6/26 11:10
やかんとおばちゃん宣井龍人自由詩10*15/6/26 8:28
良心もり自由詩2*15/6/26 7:09
Zoo/ありのままで自由詩0*15/6/26 5:57
目がいたいこいち自由詩015/6/26 2:49
蒼のなか石田とわ自由詩11*15/6/26 0:45
KISSのことAって呼んでいる人の頭上に浮かぶ藤子不二雄A北大路京介短歌715/6/26 0:01
浮気した罰でロシアンルーレットやけに激しい風が吹いてる短歌215/6/26 0:00
家族には言えないことがまた増えてやけに激しい風が吹いてる短歌015/6/26 0:00
世界ウエルター級チャンピオン花形新次自由詩215/6/25 23:57
地震雲留みか自由詩115/6/25 23:56
理由たもつ自由詩1615/6/25 22:57
好きのクライはて自由詩015/6/25 22:57
紫色の空にopus自由詩115/6/25 21:58
十字架が浮かぶ島あおい満月自由詩4*15/6/25 21:20
歯磨きアラガイs自由詩10*15/6/25 17:18
びりびりばりばりもっぷ自由詩315/6/25 16:18
反復変化たけし自由詩215/6/25 14:11
進行中の恥辱眠り羊自由詩015/6/25 14:10
さかなかな(三篇からなるオムニバス)るるりら自由詩9+*15/6/25 13:27
老いの演繹信天翁自由詩315/6/25 11:24
やさしい脳朱萌 zzz...短歌015/6/25 7:25
マトリョーシカ花咲風太郎自由詩615/6/25 7:01
かなしみ葉leaf自由詩415/6/25 6:01
湖畔にてヒヤシンス自由詩6*15/6/25 3:46
内部崩壊nemaru自由詩1*15/6/25 3:30
愛というもの~永遠と呼べる一瞬ヒヤシンス自由詩10*15/6/25 3:04
降る日  昏礼木立 悟自由詩215/6/25 2:31

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加筆訂正:
紫陽花の季節/そらの珊瑚[15/6/25 14:03]
一連に加筆しました
3.62sec.