碧い碧い宇宙にただ一つ零れた
一しずくの命
地球にこうして生を受けた
生きるだの死ぬだの大騒ぎして
私の人生に来たるべくして来た
カタストロフィ
そんなカオスをコスモスへとかえてくれた
...
グラデュエイション
今日は卒業の日だ
昨日は雨ふりで
陰気で薄暗い一日だった
けさ妻は白髪を抜かなくてもいい
と宣言した
ちょっとほっとした
もう2・3日にいっぺん
2時間ほどか ...
鮮やかな椿を思わせる香りを纏い
黒烏の羽 または夜のような髪を靡かせ その女は崖に立っていた。
服は果肉の赤。
見かけないものだが 昔に見た列を成して担がれている神輿に乗っている女が着ていたもの ...
ありがとう
僕を空っぽにしてくれて
大きな歌で
満たされることだろう
ありがとう
僕をつかまえていてくれて
トンボになって
飛んでいくところだった
ありがとう
僕を自由にして ...
足跡
波に誘われて
靴が漂う
歯から空気が漏れる
舌の上のラズベリー
ぐしゅっと潰す
あの子は
どうしようもなく
馬鹿で
頭を撫でると
まぁ、
喜んでいた
星の降る ...
死にたい って
やっぱ
逃げたい ってことなんよな
何から って
せめないで ってことなんよな
みかたがいるよ
ひとりじゃないってことに
すがらないと
生きられないよ
桜 ...
Why?どうして?
わたしが女の子だから?
学校に行ってみたいな
エンピツを
持ってみたいもの
いじめ・暴力・犯罪に文句が言えないの?
怖くて怖くて誰か助けて
お願い助けて
...
朝の電車は何かを探している
遠くにある理想的なものを探すのではなく
近くにあるけど
いつもの通路にあるけど
まだ発掘されていないもの
新しく降り注いで来るものを探している
...
泣かない奴だと思われてる
感じない奴だと云われてる
まともな人間になんかとてもなれないし
好かれる人間になんかもっとなれない
誰かが嘲笑ってるのが聞こえる
あからさまに 聞こえるようにわざ ...
ふたつの目をひらいて走る
風がつよい 景色がめまぐるしく 変わる
うつりかわりを
楽しく思う人もいるだろう
目があけていられないほど
怖いと感じる人もいるだろう
だからこそ
...
終日への覚悟
月輪はかわらずに美しくも
みだれ滲む余韻は
あなたへのyellなのです
聖めの静寂は
それでも意気揚々とする
魂への讃美歌
生ききるのは
姿かたちではなく
桜を思いながら
眠りについて
夢の中では胸を斬られて
死んでいたのに
湯を溜めて
湯の中で手を握る
たしかめる
それから開き
それから花が
そっと浮かぶ
笑顔をもらうと
うれしくなる
いてもいいんだ
って気になる
言葉はわからなくても
タッチをしたくなる
迷いながらきたけど
ありがとう
あなたの笑顔で
また歩きだせます
嘘をついているつもりじゃない
都合のいい部分だけを繋ぎ合わせたら
彼女の話になる 騙すつもりじゃないのに
暖かくて居心地のいい 四角い部屋
田舎の家に帰りたい
思いは増殖して 連 ...
あたたかににきらめく 光の雲が真下に流れ 金の流砂がせせらぐ 運河を眺めていた
いつからここに居るのか 忘れてしまうほどの長い月日を 星に結わえて 数えてきた
「冒険をして来たよ」
いく ...
私と彼の趣味はかぶらないのだが
なぜ今でも会うのだろう
そんなことを暗闇の中で考えていた
しかし口に出しても 仕方のないことだ
今では昔のようにわかりあえる部分も少ない
いくら気があっても
...
散歩道
月に照らされ
夜桜よ
問題のある人間でも
扱えるようにクルマが進歩したので
クルマ社会が退化してしまった
問題のある人間でも
扱えるようにネット社会が進歩したので
コミュニケーションが退化してしまった
...
化石になって
鳥になって
ご飯食べて
海になって
道になって
林檎になって
蜂蜜をなめて
空を掻いて
小鳥になって
うまれかわって
リンネして
はこばれて
まわされて
洗濯機 ...
どうせ天使にゃなれねぇ
かといって羊のように
柵の中でおとなしく暮らせもしねぇ
都会のマンホールの蓋をあける
そっとつま先を伸ばす
南米の空の上の
銀河の星の一つに
ビーチサンダ ...
目の見えなくなった猫に
肩寄り添う紫陽花
ねぇ
あの素晴らしい虹の色
あなたにも見えるかしら?
紫陽花のゆび揺らす方向を
見つめる老いた猫
夏の匂いと
海の風に誘われて ...
草むらにしゃがんだきみの赤色の靴の間を黄河流れる
横浜・野毛の老舗「村田屋」の座敷にて
鰯丼の傍らに、置いた
味噌汁の真ん中に
豆腐がひとつ、浮いている
(天井のらんぷを、小さく映し)
澱んだ味噌汁の、只中に
くっきりと、立体的に ...
いちばんだいじなものは
とっておきなさい
といって
せんせいは
おおきなみぎめをぎょろぎょろさせて
きょうしつをあるきまわる
みんなしくしくなきながら
にばんめをつくえにおいて
い ...
遠い異国のサクラダファミリア
風変りな教会・巨大な{ルビ獣=けもの}
ガウディの亡き後――今も尚
残された人々の手で創られているという
建物は、ひとりの生きものかもしれぬ
一人ひとりの人 ...
私とあなたはあいつを挟んで光と影になってるよね
私は光で
あなたは影
あいつを泣けるほど大好きなこと
そして私にとってはあなたは大切な親友
あなたにとっても私は大事な友達
だか ...
イヤホンをかけた男が笑いながらご苦労と
散歩していました。
塀の上に鳩避けの剣山があって、こっちに
落ちてこないかと一生懸命に顔を手で覆い
ます。
空き家の脇、コンドームを売る自販機 ...
俺は、風を探している。
退屈極まり無い日々を
ぶおおおうっと一掃する、一陣の風を。
――それは、生きてる本を
開いた頁のすき間から、吹き
――それは、熱いライブを
終えた無人の ...
私の中に生まれた
この変な気持ちを溶かした
私の水を飲め
薄紫色の
少し甘い水は
一度飲めば
麻薬のようで
きっと君は染まるでしょう
きっと私も染めるでしょう
不確か ...
僅かばかりの幸せを
漉し取るように味わう日々
まるで奴隷か囚人だな
思い当たる罪なら山ほどあるが
これでも少しはマシな方らしい
だからどうしたと言うんだ
俺より不幸な人間がいたところで ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
師 ー閃光ー
渡辺亘
自由詩
2
15/4/6 12:58
グラデュエイション
生田 稔
自由詩
1
15/4/6 11:51
黒艶姫
クロヱ
自由詩
2*
15/4/6 11:04
地球天使
やまうちあつ...
自由詩
3
15/4/6 10:28
ラズベリー
opus
自由詩
0
15/4/6 8:10
ひとりごとをいう花
朧月
自由詩
2
15/4/6 7:33
Because l am a Girl
黒木アン
自由詩
1*
15/4/6 6:43
朝の電車
葉leaf
自由詩
4
15/4/6 5:00
駆け巡る冷たい血液
涙(ルイ)
自由詩
3
15/4/6 2:57
草原
久野本 暁
自由詩
2
15/4/6 2:22
月輪
黒木アン
自由詩
6
15/4/6 1:06
_
春日線香
自由詩
1
15/4/6 0:23
プレゼント
朧月
自由詩
3
15/4/5 23:13
まことしやかな嘘
藤原絵理子
自由詩
4
15/4/5 22:56
星の船から見る夢は
クロヱ
自由詩
2*
15/4/5 22:56
学生時代の友達と
番田
自由詩
3
15/4/5 22:48
散歩
殿上 童
俳句
5*
15/4/5 22:27
ハートブレーキ
イオン
自由詩
3*
15/4/5 21:57
てててて
百均
自由詩
1*
15/4/5 21:45
16月生まれのぼくらは
オダカズヒコ
自由詩
1*
15/4/5 21:28
老いた猫
〃
自由詩
0
15/4/5 21:24
放尿短歌1
花形新次
短歌
1
15/4/5 21:17
夕餉の匂い
服部 剛
自由詩
5
15/4/5 21:13
ぐちゃぐちゃ
アンテ
自由詩
6
15/4/5 20:56
扉
服部 剛
自由詩
2
15/4/5 20:54
Hopeless Love
文字綴り屋 ...
自由詩
0
15/4/5 20:45
「雨と緩い身体」
宇野康平
自由詩
0
15/4/5 20:44
風の童子
服部 剛
自由詩
4
15/4/5 20:38
私の水を飲め
瑞海
自由詩
3*
15/4/5 20:32
慎ましき日々
捨我
自由詩
1
15/4/5 20:28
1902
1903
1904
1905
1906
1907
1908
1909
1910
1911
1912
1913
1914
1915
1916
1917
1918
1919
1920
1921
1922
1923
1924
1925
1926
1927
1928
1929
1930
1931
1932
1933
1934
1935
1936
1937
1938
1939
1940
1941
1942
5.18sec.