朝コンビニで女性銀行員の脚を見つつ、サンドイッチを温めてくださいと言うと、固まるバイトのお姉さんの瞼の裏にヤクルトレディが来る職場で働きたかったのにという来世邂逅の念がよぎり、振り返ると先ほどの脚は支 ... 肌が透けるようなTシャツを着たきみが
キッチンで小さな竜のぜいごを削ぐ
なんの予感もない薄暮の中
麦茶が冷えている

夕はんの後の散歩はいつも同じコースで
途中、24時間やっているあの店の ...
腹にダイナマイト巻いて寝ている 檻の中で寝ている 血に汚れて寝ている 駄菓子屋で万札出して食べ放題やけに激しい風が吹いてる 眠れない夜なのに満点の月やけに激しい風が吹いてる 勝ったって負けたって脱ぐ野球拳やけに激しい風が吹いてる 夏の香りを雲の影に隠して
やさしい雨が夜を濡らす

切れ間からのぞく陽にきらめく
水たまりごしに見える
あなたが好きだった夏

思い出は遠ざかって行くけど
髪を揺らす青 ...
きのうのよる
上手いことたたまれて
押入れの奥へしまわれたのが
本心です
だれの
とは
言うまい

それで
足首には
いまどんな紐が巻かれてるんだい?
洋館のカーテンは
お ...
突きあたりを曲がってすぐ

煙草を買いに夜、走った
スカートの裾を翻して
街灯の容赦ない光りが
アスファルトを粉々に砕いていく

散らばった
思ったより寒かった
何も感じなかった ...
咲き誇るということばにふさわしく、早すぎる夏日を仰いで薔薇が咲いている。
あちらにもこちらにもまっ赤だとかまっ白の花びらをひらいて、でもわたしの好きなのは白から甘いオレンジ色へ溶けていくような色 ...
目的地はない
ただ衝動だけ

カッ飛んでいったGTーR
追うボクのコルベット

真夏の入道雲

気持ちいいもの
心揺さぶるもの

ただそれだけ
冷たい石の陰に身をひそめる蜥蜴
葉の裏で翅を休めるクロアゲハのように
公園から木影のはみ出している場所へ
車をすっと 滑り込ませる

小柄な老女が日傘をさし
現場作業員の日焼けした顔の向こ ...
五反田にティーンスピリットくんがいました。
ティーンスピリットくんの回りは
いつも閑散としていてひとっこひとりいませんでした。
「何故僕の側には誰もいないの?」
ティーンスピリットくんはMrs ...
耳元で囁く声が
鬱陶しい
俺のことを
人殺しだと言いふらしてやる
と言うのだ
俺には心当たりはないし
止めてもらえませんか
とお願いしても
人殺しのくせに
猫かぶりやがって
言いふ ...
南猫町駅前シャッター通りの裏道の角の隅にこじんまりと建つその名も高き「かねこでんき店」。
店主の金子タマ丸氏は電気起こしの達人猫でその燃料は「快感」。
タマ丸発電システムは消費者がタマ丸店主の ...
小さな小さな金魚鉢に入れられ
酸素を与えられて
エサはまだかと待ち
ガラスを叩かれては怯える

わたしから見えるモノクロの世界は
恐怖以外のなにものでもない

それでもわたしは
ひら ...
雨上がりのそら
草原に敷かれた鉄路
長大な貨車を曳く機関車が
ゆっくりと風景をよこぎってゆく

産業革命をささえた心臓が
風景のなかで鼓動している

そんないまではめったに在り得ないシ ...
僕は目を開ける
僕は目を閉じる
僕が見ていても
見ていなくても
それは起こっている
僕は目を開ける
サンタマリア
僕はただ見る
真っ赤な顔で
立ち尽くすその象を
あばら骨の隙間を
...
花咲か爺さん 灰を撒く

小さな島を照らしましょう

日本に花を咲かせましょう

鉄砲持って 海渡ろう

ハンバーガーを食べながら

見知らぬ人を撃ちましょう

大地を真っ赤に ...
今日も俺は社会の中で機能して
機能の回転を続けたまま帰途についた
街はみんな俺の味方だ
働く車、働く店に、働く街灯・信号機
働くこと、役割を果たすことについて
みんな平等で親しい ...
墓掘りの趣味は無いのに
目の前には

墓しかなかった

ちょうどそんな感じ
悪癖というヤツは

いくつも選択肢があるように見えて
どれでも選べるのだが

すべて
墓なのだ
金属を含まない猫は燃えるごみだから、透明の袋にいれてパッカー車が押しつぶす。

乾燥された糞尿と、二段ベッドと、聞かれなくなったCDと、硫化水素とかくはんされる。
クレーン操縦者の無慈悲で内臓は ...
ある古本屋に行きたまたま開いたページに
弱音が書いてあった

「苦しい」と

私はそれを買い、それに返事のようなものを書いた

「私もだよ」

それだけだったのに
なんとなく赤の他 ...
めんどうで

ポイントコメントしないけど


泣いちゃいました  泣いちゃいました
?作品力=5点 ?余韻力=3点 ?再鑑賞魅力=2点(?には鑑賞後に歓談を誘発する力があるか、?には保存価値があるかも考慮)
総合的な印象として0.5ポイント加えるか否かを基準として+、−を付加。 ...
悪口を並べてみても笑えないやけに激しい風が吹いてる ハンカチを泣き虫屋から差し出されやけに激しい風が吹いてる サヨナラの言葉飲み込み切る電話やけに激しい風が吹いてる
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
朝の妄想じぇいぞろ自由詩015/5/27 23:14
RPG平井容子自由詩715/5/27 23:12
腹にダイナマイト巻いて寝ている北大路京介自由詩4*15/5/27 23:04
檻の中で寝ている自由詩015/5/27 23:04
血に汚れて寝ている自由詩015/5/27 23:04
駄菓子屋で万札出して食べ放題やけに激しい風が吹いてる短歌215/5/27 23:02
眠れない夜なのに満点の月やけに激しい風が吹いてる短歌115/5/27 23:01
勝ったって負けたって脱ぐ野球拳やけに激しい風が吹いてる短歌115/5/27 23:01
命日−また新しい夏がめぐってくる藤原絵理子自由詩315/5/27 22:38
いまどんな紐が巻かれてるんだいはるな自由詩415/5/27 21:34
hello,goodbye崎山郁自由詩115/5/27 21:31
ばらのこと2はるな散文(批評...115/5/27 21:15
tramps like usじぇいぞろ自由詩215/5/27 20:47
日陰がいい季節になったただのみきや自由詩16*15/5/27 20:41
童話「友だち」花形新次散文(批評...015/5/27 18:38
鳩の声自由詩015/5/27 18:15
NEKOTALGIA・Ⅶ <かねこでんき店>南無一自由詩115/5/27 17:38
金魚とわたしじまさん自由詩415/5/27 16:15
ロコモティブ梅昆布茶自由詩1215/5/27 15:28
夢闇やまうちあつ...自由詩115/5/27 12:54
花咲か爺さん〜三好達治「灰が降る」から60年を過ぎて花咲風太郎自由詩115/5/27 6:57
働くということ葉leaf自由詩315/5/27 6:45
墓守ガト自由詩015/5/27 2:39
死猫セメントじぇいぞろ自由詩015/5/27 0:22
私もだよ斎藤 九自由詩215/5/26 23:13
生々しくて佐和短歌015/5/26 22:52
2015鑑賞映画採点及びひとことふたこと⑩〈5/16〜5/2 ...平瀬たかのり散文(批評...1*15/5/26 22:46
悪口を並べてみても笑えないやけに激しい風が吹いてる北大路京介短歌015/5/26 22:39
ハンカチを泣き虫屋から差し出されやけに激しい風が吹いてる短歌015/5/26 22:39
サヨナラの言葉飲み込み切る電話やけに激しい風が吹いてる短歌215/5/26 22:38

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加筆訂正:
日陰がいい季節になった/ただのみきや[15/5/27 22:25]
誤字修正しました
2015.03.03(独白「さやかなる翼を」)/もっぷ[15/5/27 14:35]
一部表記を直し
4.36sec.