夏の夜、
死者の眼は見開かれたまま
わたしを凝視し
私は、
その濡れた瞳を通して
異界の存在たちを
観ていた
内から内から
内から立ち現れる
それらの眼差し
はまた、
わ ...
「おーい おーい」
と誰かが大声で呼んでいる
ドラッグストアの狭い通路
こんな時 こんなところで
大声で呼ぶ声なんぞ
知らない人に決まっている
振り返ってはろくなことは無い
と知 ...
煙り立つ 干物の匂いが手を招く 我関せずと猫は眠る
今日
何周目かの
京橋駅到着の
アナウンス
静か過ぎる車内
僕とアコギだけが
あった
。
今
ゆっくりと動き出す
電車
。
僕の理想だけが
ホームへ降り立 ...
ドアがひらいて
際限がなくなる
もしかして
なんでもが
ことばで
あらわせるとしたら
ぼくだけで
たりるだろうか
あれも
これも
あそこも
むこうも
ずっとさきも
ずっと ...
捨てなくなった
捨てていたのに
知らねぇ
以上三行適当
痛いことをしないと
痛さを覚えないなんて
知らねぇ
全身砕け散ってもよ
俺は生きるぜ
すげぇ快感の渦に
呑まれて呑み込ま ...
あ。
私が落ちていく。
砕けて粉々になって。
無機質に静かに降る。
消えられないまま、
小さな世界の砂漠になる。
かと思えば
盛り上がる白い砂。
形を成す人型は、
砂から這い ...
―そうよ。
太陽が見えなくなろうが、
地球の軸が曲がろうが、
私には関係ない。
―そう。
私の今は関係ないし、
私の今に関係しない。
―そうね。
きっと私はお尻の針を
人の爪 ...
まよなかに こえなしで さけびたい
うたうこと やめて おおきなおとに
のりこんで さわやかに くらっしゅしたい
あのばしょへ あのはものへ とびこんで
あわれなみ なぐさめて ...
ーちゅるるるーるるー*ー*
繊維を打つような花のワルツが聴こえてくる
※人間二人の姿
同じことをくり返す鳥の話し声には飽きたけど
猿が笑うんだよ、僕は猫そのものだって
やつらに犬をけしか ...
ぼくは雑巾になりたい
雑巾になって絞られたい
愛する妻の手で絞られたい
毎日毎日絞られたい
雑巾のぼくで愛する妻は
ぼくだと知らずに床を拭く
ぼくたちの日日の暮らしのために
毎日毎日 ...
必要なのは
ジャム
バター
チーズ、だ
一度きりって
思ったら
誰だって
分け与えるの
こわくなる
新しいカオを
焼いてもらえる
ひとがいるから
アンパンは
沢山の勇 ...
本がつくのに
TSUTAYAでも
取扱がない
取り寄せもできない
だけど
絶版ではない、トカ。
ほんのう
それは、さんざめく所作である
彼方を巡る途方もない余韻ともいえる
その様なものが今でも、
宙を舞い踊っているのだとすれば
8年と半月、遊び尽くしたんだろう
浮き沈みの記憶も
ことさ ...
ぺたり 貼り付いたのは
ぬらりひょんでも
ぬりかべでも
おばけやしきのこんにゃくでも
ありませんでした
ひやっ とするから
湿布を貼る瞬間のように
あなたは 叫んで
脅える ...
酔っ払って帰ってきて
電気のないほうの壁をペタペタして
ひとり
ほくそ笑む暗闇
今日も
話を振られて
うまく答えず
場を白けさせたシーンだけ
繋いで
ニューシネマパラダイスでずっと涙 ...
荒々し磯の魚を抱くわれ
松籟の涼風に風鈴が鳴く
香に酔い琥珀に酔いてなに叫ぶ
虹色のタナゴ飼たし夢は夏
松葉のような線香花火がはじける
反安保のデモに家族で参加した市民
大尊健さんの
4才の長男右絵留図(ウェルズ:キラキラネーム)くんが
国会議事堂前を行進中に
熱中時代熱中症編で倒れ
自衛隊病院に搬送されたが
父親の健さん ...
空に落ちたんだ
空というよりは
底なし沼だった
どろどろ溶けた
空気がまとって
少し空気抵抗が
かかってたから
ゆっくりそこを
あしでかきわけ
はじめたけれど
ずっとまえか ...
私の目に、
迸る閃光が飛び込んでくる。
その人は、
腕から、
指から、
目から、
髪の毛一本一本にいたるまで
揺るがない何かを放っている。
(触れてはいけない)
...
私、他人が好き
いつも、知らぬうちに近づいてきて
指を摘んでそっとひと言、
ご機嫌いかが?
これであなたに会うのは最後だろう、
と悲しい言葉も浮かびます
そんな事を考えて、一瞬で蒸 ...
薄暗い部屋で少しの明かりに照らされた少女の瞼は俯いた睫毛に淵取られ表情を隠していて憂愁を湛えているがそれは一つの擬態かもしれない、と想像してみても何も得られるものもなく ただひたすらに隠れている欲望を ...
カスタードプリンでござるよ。
人生の酸いも甘いもというか
甘い方を極めたのでござるよ。
そんな程度かと言われたって
わたしゃカスタードのプリン
甘くて仕方のないこの強みを
ダイナミ ...
ホテルから見える夜景が
やけいにきれいね
新横浜
ブルーライト新横浜
横浜アリーナ独り占め
横浜アリーナと言えば
20年前に女子プロレスを
見に行って以来
行っていないなあ
...
剛力を美人と思うその日から第二の青春は始まるのだ
剛力の豪腕に首絞められて昇天すれば悔いはないのだ
(のだ前首相)
気がつけば
三階席の片隅にいて
タリス・スコラーズのハーモニーに
君の耳は
空中浮遊する
悔い改めるでなく
道を求めるでもなく
真実に目覚めるはずもなく
美しさそのものとしての ...
小鳥たちの鳴き声
ここはドームだろうか
不思議と羽の音がしない
首筋から胸もとにかけて
蝋の塊は溶けて垂れていた
とっくに扇風機は止まっているのだ
目が覚めるのはいつもこんな調子で
...
平日の散歩 みえない境界を侵しみえない迎撃に会う
バールのようなものでこじ開けた栓 闇が溢れて夜がまた来る
行き止まりで掴む鈍器のようなもの 来た道戻る鉛の視線
...
俺が死ぬときは
ただでは死なない
人間のうっとうしさ
いやらしさ
めんどくささ
何もかも抱き締めて
遠くを見晴るかした先に
人間との和解があればいい
俺が死ぬときは
...
失われたもの
なんもない。
おれも、あんたも、ここにいる。
取り返すものも
なぁんもない。
むしろ奪ってほしい、って
思ってんだ。
ころころするまえに。
ここの ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
新生〇アナタを通して
たけし
自由詩
5
15/7/31 16:28
「おーい おーい」
イナエ
自由詩
15*
15/7/31 13:54
猫眠る
迷路
短歌
2
15/7/31 12:50
僕とアコギ 。
溶融
自由詩
0
15/7/31 12:37
「ことば」
美砂
自由詩
2
15/7/31 10:19
むしろ白昼夢の方でお願いします
坂之上放肆
自由詩
0*
15/7/31 9:47
舌
nao
自由詩
2*
15/7/31 8:18
蜜蜂と月
〃
自由詩
2*
15/7/31 8:16
くらっしゅ
〃
自由詩
0
15/7/31 8:15
新/石器時代
アラガイs
自由詩
10*
15/7/31 6:23
雑巾になりたい
もっぷ
自由詩
14
15/7/31 4:01
ありがとうやなせさん
もり
自由詩
1*
15/7/31 3:45
吉祥寺〜府中
〃
自由詩
0
15/7/31 3:26
始終関係
散々諄
自由詩
0
15/7/31 1:08
古ぼけた道のり
藤鈴呼
自由詩
3*
15/7/31 1:01
遠くへ行きたい
nemaru
自由詩
2*
15/7/31 0:33
日記
レタス
俳句
0*
15/7/30 23:46
ポカリ
花形新次
自由詩
1
15/7/30 23:01
女の子ったら
瑞海
自由詩
5*
15/7/30 23:00
バスタブ
あおい満月
自由詩
5*
15/7/30 22:10
他人が好き
水素
自由詩
5
15/7/30 22:06
擬態と観察 決して触れず
はて
自由詩
0
15/7/30 22:03
お喋りカスタードプリン
ブルース瀬戸...
自由詩
4*
15/7/30 21:02
新横浜
花形新次
自由詩
0
15/7/30 20:21
のだ短歌1
〃
短歌
0
15/7/30 18:36
虹を映す濁った水晶体
Lucy
自由詩
13*
15/7/30 17:25
蝋館
アラガイs
自由詩
13*
15/7/30 14:24
平日
深水遊脚
短歌
2*
15/7/30 11:01
俺が死ぬときは
葉leaf
自由詩
3
15/7/30 9:20
試供
もり
自由詩
0
15/7/30 8:21
1907
1908
1909
1910
1911
1912
1913
1914
1915
1916
1917
1918
1919
1920
1921
1922
1923
1924
1925
1926
1927
1928
1929
1930
1931
1932
1933
1934
1935
1936
1937
1938
1939
1940
1941
1942
1943
1944
1945
1946
1947
5.78sec.