なにもないよりは少し傷つくほうが生きている気がしたりするのかな
柳に風が
いつまでもやまないので
僕はここから離れられずに
時間だけが コチコチ
鼓動だけが ドキドキ
規則正しいリズムを鳴らして
柳に風が
ただ吹いているのを見ているだけで
...
満杯になったゴミ箱
を
床に転がった
僕の目
が
見た
からだ
は
相変わらず
床に転がっている
笑顔でいるだけじゃなにも変わってくれないんだ
大きな声で言えない好き
そこに破壊がある
目的は周りを吹き飛ばすこと
とてもシンプルなこと
ここに原因がある
とても複雑に見えること
純粋が積み重なったこと
感情が絡み合ったこと
そこに絶望がある
と ...
金沢八景駅の改札口で
待ち合わせた
きみが先に来ていて
人混みの中から
僕をキョロキョロ探していた
僕はその姿に
ちょっとだけ感動した
今まで、こんなに待ち望まれた
ことあった ...
背中合わせで月を見ている
三月の甘いハートが続いてく
姥巫女の水菜切る音犬張子
勝算のない一束の水菜かな
さぁテレビの前に集まって
チャンネルは適当で
僕からお茶の間の皆様へ
ささやかな刺激を送るよ
脇役はもういいや
たまにはスポットライトを浴びたい
緊張してないと言えば嘘になる
慣れて ...
白いうなじに
光を多く含んだ
雨が一滴流れていく
きっとレモンソーダの味が
するだろう
誰かが確かめるには
早すぎる
純粋な輝き
バスを待つ少女は
バス以外の何かを待って ...
ねえ、ねえ、知ってる
なあに?
呪いのUSBメモリーって
呪いのUSBメモリー?
そう、パソコンでその中にある
よしこって名前のファイルを開くと
うん
林家三平の動画が始まって
うん
...
あのライオンが
曇り空で眠っている
たてがみを
ちょっと立ててさ
呼んでみたけど
片目だけ動いた
西のほうに泳ぎながら
しっぽが雨の粒を払っているんだ
君にニックネ ...
ガスマスクをつけて
しっかりとつけて
逃げ出そう このオフィスから 一刻も早く
自動小銃を手にして
しっかりと手にして
逃げ出そう このストリートから 一刻も早く
...
私から
まっすぐ
届け
この想い
私から
まっすぐ
響け
この鼓動
あなたから
まっすぐ
届く
その想い
あなたから
まっすぐ
響く
その鼓動
曲がるこ ...
あたたかな詩は
やさしいてのひら
わかっているこころ
わたしを撫でてください
見知らぬひとの
年輪を刻んだ気持ちが
{ルビ真風=まぜ}だとして
風速は三メートル
命綱を茶碗に
...
てのひらからこぼれるままに
ことばを拾う
忘れていた物の色やかたち
あてはまる隙間のない断片をかかえて歩く
なつかしい風景に返すためにあたためる
星々をめぐる
それは散在する島々のよう ...
姫と姫
遊びは灰緑
梯子を外した
冬の高さ
あざやかな水色
うたは遅れ来て
ひいらぎ きさらぎ
目を 衣を 脱ぎ捨てる
雪とくちびる
穂の上の神託 ...
わたしの世界はわたしのにおい
海のにおいがすると
雨がふるんだよ
電車をおりると海のにおい
海のにおいは
地元のにおい
家のにおいはコーヒー
音楽室はコーヒーとパ ...
{引用=−−フレデリック・ショパン「夜想曲第十番」に}
石膏の雨は
落ちてきて 割れた
さっき みじかい嵐は
苔いろの器を引っ掻いていた
渦のような部屋の 何 ...
職場でこじんまりとした飲み会があったので参加してきました。
産休中のアメリカ人女性も来てくれました。隣の席に座っていたので旦那さんの話やら何やらを聞いていたのですが、事実よりも考え方や自国の文化 ...
他人が赤色なら
身内は何色なのだろう
生肉のままでは 水分が多くて煮えないからと
腹を裁かれ生血を取り出し 三枚におろされた、肉
塩分があらかじめ多いからと 再度合成調味料を
流し込まれ みりん漬けされる
新鮮な生 ...
冬枯れの桜並木
まえを行く人の うしろ姿が冷たくても
愛された きのうがあるから
がんばれる 今日がある
たとえば お弁当作ってもらって
たとえば そこは危ない ...
待ってユウ!待ってよ!
何だよ、サエ
私が、私が悪かったわ
もう、いいよ!
良くないわ、だって私、
あんなこと言って、ユウを苦しめた
だからお願い言わせて
もう、いいって!
ダメよ、正 ...
クロッカスは一斉に咲く
身を寄せ合って揺れている
つめたい春の風に
小さくなって震えながら
ちょっと離れて
鉢植えの福寿草 まだ一輪だけ
太陽の親戚筋とでも言いたげに
少々毒気のある ...
雨に落とされた花びらが
重なってはりつく
しめった土の道
ふわりと香りがのぼる
君の口は堅く結ばれ
まだ何も語らない
しかし
その目はこちらを
しっかり捉えた
私も君を
し ...
やめちまえ
やめちまえよ全部
君の望むまま
何も気にかけぬまま
恐れなどない
後悔も存在しない
覚悟もないままで
恨みを吐いたわけでもない
やめちまえ
やめちまえよ全部
考 ...
弦におちゆく
悲しみは
ソリストからの
揺れ甦り
浜通りを
吹きぬけるのです
フォルテの
余響に
羽ばたく
哀しみ
オルガンに
重なるように
二胡がなく
哀しみよ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
なにもないよりは少し傷つくほうが生きている気がしたりするのか ...
北大路京介
自由詩
9
15/4/9 23:23
柳
豆腐小僧
自由詩
3
15/4/9 23:20
今日という夜の部屋
はて
自由詩
1
15/4/9 23:18
大きな声で言えない好き
北大路京介
自由詩
1
15/4/9 22:28
EDEN
opus
自由詩
0
15/4/9 21:52
金沢八景
花形新次
自由詩
0
15/4/9 20:22
背中合わせで月を見ている
北大路京介
自由詩
4
15/4/9 20:06
三月の甘いハートが続いてく
〃
俳句
1
15/4/9 20:05
姥巫女の水菜切る音犬張子
〃
俳句
0
15/4/9 20:05
勝算のない一束の水菜かな
〃
俳句
1
15/4/9 20:04
TVスター
捨我
自由詩
1
15/4/9 19:50
レモンソーダ
花形新次
自由詩
3
15/4/9 19:41
よしこ
〃
自由詩
0
15/4/9 18:55
来遠〜ライオン
マリー
自由詩
1
15/4/9 15:23
ガスマスク、自動小銃、四葉のクローバー
komase...
自由詩
2*
15/4/9 15:21
「竹」
ともりん
自由詩
1
15/4/9 14:33
あたたかな詩は
もっぷ
自由詩
4
15/4/9 13:07
花を敷く
梅昆布茶
自由詩
20
15/4/9 12:15
ふたつ すくう
木立 悟
自由詩
4
15/4/9 11:10
におい
南川きま
自由詩
3*
15/4/9 3:02
石膏
草野春心
自由詩
4
15/4/8 23:16
アメリカ人の激励
チカモチ
散文(批評...
2
15/4/8 22:50
独り言13
リィ
自由詩
0
15/4/8 22:34
鍋の中
為平 澪
自由詩
8*
15/4/8 21:50
『桜のなみだ』
座一
自由詩
9*
15/4/8 20:17
海岸物語
花形新次
自由詩
1
15/4/8 20:06
どこかの庭で
ただのみきや
自由詩
17*
15/4/8 19:54
祝福 Dear.M
森川美咲
自由詩
1*
15/4/8 19:48
やめちまえ
捨我
自由詩
1
15/4/8 19:48
ニ胡の調べに
黒木アン
自由詩
9*
15/4/8 18:48
1899
1900
1901
1902
1903
1904
1905
1906
1907
1908
1909
1910
1911
1912
1913
1914
1915
1916
1917
1918
1919
1920
1921
1922
1923
1924
1925
1926
1927
1928
1929
1930
1931
1932
1933
1934
1935
1936
1937
1938
1939
加筆訂正:
初めて大海へ漕ぎだす君へ
/
Lucy
[15/4/8 23:48]
7連目3行削除しました。
3.75sec.