古本屋をぶらぶらしていると
キーホルダーのついた
鍵が落ちていたので
拾ってレジの人に渡した
お寺の受付に行くと
年季のはいった分厚い
お財布がおいてあったので
受付の人に渡した
...
町は染め上げている
ほとんど静かな軒先の
金魚の水槽にさわる
影が
はるかな青を見上げて
さくら色のため息をつくとき
アスファルトに貼りつけられたおれたちは
光となって舞いあがる。
ぽっと頬をそめた月が
なよなよ と
しだれかかってくるのは
...
あなたがいる有り難さ
こころのままに いつものようにして
喜ばれて嬉しくて
けれど好きな人に
わたしよりもっと好きな人と一緒の気持ちで
感謝されたよ
あなたがいる有り難 ...
点火した花火が
薄く煙をあげて消えていった
細く輝く
糸で編んだ言葉を
解いてはより分けて
再び編み直す
繰り返して いつか
千切れて燃えていってしまう
手元からたちの ...
働きたくないのに働いて
タバコをぷかぷか吹かして
酒が弱いのが嫌で『練習』していて
(本当にアホだ。そんなもん練習してどうなる?)
命懸けの喧嘩が出来るでも無い
万人 ...
豚玉一枚でお腹いっぱいになってしまうのに
どうして君はいろいろ注文してしまうんだ
けっきょく僕が無理して食べることになるんだろう
いつからか僕はなにも頼まなくなってしまった
豚玉、モダン、 ...
川が流れていたんです
そして向こう岸には
見たこともない綺麗なお花畑が広がって
そこに亡くなった私の祖父母がいて
おまえはまだ此方に来てはいけないって言うんです
でも、その横で
マリリンが ...
思慮ぶかい目がゆるんだ
楽しいことをゆっくりと見つけるんだよ
ぼくはこころのなかでメッセージした
手をくわえて震わせた
シャボン玉を浴びせてた
花びらで髪をかざった
...
三月の燃える名刺の手品かな
三月の窓際の席求めけり
三月の糸電話から恋の歌
雨の夜すぎゆく車窓
アスファルトに
コンビニが映っている
置き去りにされた
一瞬
それがいずれ
『この花の種だったのか』
そう思い出す日が
そう ...
俺の言う通りにしろ
さもないと
この女のオッパイを
ベロンちょするぞ
「いやあー!お願い、オッパイは
やめてー!」
うるせい、先ずは
もろだしにしてやる
「いやあー!」
ほらっ、どう ...
ベトつく暑さで目が覚めた
いつの間にか梅雨は終わっていたらしい
カーテンを開けると太陽は午後を指していた
たまには散歩でもするか
わけもなくそう思った
ひりつく程の真夏日に馬鹿な思いつき ...
本棚の隅にひっそり眠ってるチョンダヨンのモムチャン体操
僕は八月のサナギです
立派になるつもりでいました
とっくに羽化の時期は過ぎて
まだサナギのままでいます
大人になったら
空を飛べるようになったら
昔はそんな事を友達と
...
いつの頃からか
あなたから
心のこもった贈り物をもらっても
私の頭の中のそろばんが
大体いくらぐらいなのかなって
計算してしまって
なあんだ、私の価値は
それぐらいなのねって
思うよう ...
夫をオオアリクイに
殺されたという女と
安い居酒屋で会うことに
いかがわしいサイトに
けったいなメッセージを書き込む割には
きちんとした身なり
容姿もそれなりに整っている
平日の夜だとい ...
花の散る
乱れる心
かの如く
舞い上がり
吹くに任せ
跡形もなく
散れ散れ
留まることなど
想えぬのだから
傘は良い
そっと隠してくれる
面に出てくる表情(かお)を
優しく流しながら
雨音で歌いながら
いけない恋のわずかな
跳ね返りも
落ちてしまった雫が
濁っても
明日には乾くから
...
鮮明に君のことが好きだから
言うしかないと思ってる
空が割れて星が降りだすように想ってる
純愛という言葉から遠く離れて
抱き合いたいなんて思ってない
透明に触れてふたりで溶け ...
低い雲がたなびく
雨空のなかで生まれたばかりの冬猫が
ふんわりと尻尾をまるめながら
きっとこの春のどこかで
ゆったりと昼寝をしているように
彼女はまだ目覚めない
もう夢のなかでは
序 ...
―瑞雪―
季(とき)それて花道に白々と瑞雪
菜の花を潰さぬように撫で落ちて
花風の隙間から敷き桜になるはなびら
ひらりはらりと
散り急いだのは
心根白く多くの支え万物良縁頂けま ...
願わくばこれがハロワに顔を出す人生最後の日であるように
コサメが降ってきた。波板の上で踊りだしたようで、だんだんうるさくなっていく。
開けていた窓を閉めようとすると踊りがやんだ。どうやら、見られたくないようだ。
大きな風が吹きカーテンを揺らす。たぶんオ ...
だんぼーるのなかで
ないていた
しろいこねこ
かわいいって
だきしめてもらいたくて
ひっしにさけんで
このあたりはだんちだから
どこもかえないなんて
しらずに
よびつづけていた
...
自分の嫌いだったもの
今もわりと嫌いなもの
1.数字
2.電卓
3.電話
4.会話
人生の二大誤算だと思ったもの
こんなにも電話だらけな毎日と、こんなにも電卓たたかなきゃ ...
なにもないよりは少し傷つくほうが生きている気がしたりするのかな
柳に風が
いつまでもやまないので
僕はここから離れられずに
時間だけが コチコチ
鼓動だけが ドキドキ
規則正しいリズムを鳴らして
柳に風が
ただ吹いているのを見ているだけで
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
こつんと
灰泥軽茶
自由詩
7
15/4/11 0:42
_
雨へのダブリ...
自由詩
0
15/4/11 0:17
空の底
草野大悟2
自由詩
7
15/4/11 0:03
あなたがいる有り難さ
鵜飼千代子
自由詩
18*
15/4/10 23:45
イグニッション
またたび八寸
自由詩
1
15/4/10 23:31
野良犬コンビナート
TAT
自由詩
1
15/4/10 21:54
お好み焼き屋
北大路京介
自由詩
7
15/4/10 21:26
臨死体験
花形新次
自由詩
0
15/4/10 21:13
水いろのすき間
吉岡ペペロ
自由詩
4
15/4/10 20:47
三月の燃える名刺の手品かな
北大路京介
俳句
0
15/4/10 20:32
三月の窓際の席求めけり
〃
俳句
0
15/4/10 20:32
三月の糸電話から恋の歌
〃
俳句
4
15/4/10 20:32
この花の種
吉岡ペペロ
自由詩
3
15/4/10 20:31
パイジャック
花形新次
自由詩
0
15/4/10 20:19
スタンド・バイ・ミーの残像
捨我
自由詩
0
15/4/10 20:03
ビリーズブート短歌1
花形新次
短歌
0
15/4/10 19:29
八月のサナギ
tetsu_
自由詩
5*
15/4/10 19:24
私の頭の中のそろばん
花形新次
自由詩
2
15/4/10 19:09
アリクイのララバイ
やまうちあつ...
自由詩
0
15/4/10 18:45
花の散る
中原純乃
自由詩
3*
15/4/10 16:24
雨の日
〃
自由詩
1*
15/4/10 16:23
きれいごと
かんな
自由詩
5*
15/4/10 15:44
彼女の午睡
りゅうのあく...
自由詩
5*
15/4/10 15:42
瑞雪
黒木アン
自由詩
6*
15/4/10 13:31
就職氷河期
Neutra...
短歌
1
15/4/10 12:56
ハルノコサメ(とよよんさんとの連詩有り)
こひもともひ...
自由詩
6*
15/4/10 0:32
ぎゅうにゅう
アンテ
自由詩
2
15/4/10 0:15
デジネコキボウシマス
2012
自由詩
1
15/4/9 23:23
なにもないよりは少し傷つくほうが生きている気がしたりするのか ...
北大路京介
自由詩
9
15/4/9 23:23
柳
豆腐小僧
自由詩
3
15/4/9 23:20
1898
1899
1900
1901
1902
1903
1904
1905
1906
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1929
1930
1931
1932
1933
1934
1935
1936
1937
1938
加筆訂正:
彼女の午睡
/
りゅうのあくび
[15/4/10 16:39]
遅筆により推敲
5.27sec.