150812
残りの足は
宙で停止したまま
顔が引き攣っているのか
それとも誰かを威嚇するのか
正面に回りこむ余裕が無い
スマフォを持たない貧乏狐め
腹立たしい ...
今日は左肩がやけに痛む
から、
まず左肩から刃で抉ろう
それからいつもの眼底痛だ
右目の下縁から
眼球を抉り出し
左目も同じく
それでなお意識が保持されていれば、
疼く脳髄を
...
陽射しが強いという理由で
安保反対のデモに
4トントラックで突っ込み
自称市民派詩人12人を
殺害した罪に問われている
美白信奉者の
漆原えみり(48)容疑者が不起訴となった
その理由に ...
一生の屋根の上で花火を見よう
夜が霞むくらいとびきりのやつ
ひとつお見舞いしてあげるから
きみの好きな色がはじけたときだけ
下をむくのを休んでほしい
雨が降り始めた
何処で これ以上 笑えばいい
景色の感覚を剥ぎ取られて
白い足の子供たちが
死の石と兎の上を
水蜜のように歩いた
さらわれてしまう耳目
暗渠から招く文字のうねり
疑問と ...
苦しくて仕方ないとき
割とよく思うもの
この視界という世界に飛び込んでくる
木々のざわめきや車の排気ガスとかすべて
無性に消し去りたくなる
苦しくして仕方ないとき
...
電車のドア窓から行く方ばかり見てる。もし後ろを見てるひとがいたら、それはそれで「なんなんだろう」と考えてしまう。運んでいる。ひつまぶしの成り立ちを思い出す。ひとはホットなまま冷めてることができる。届け ...
苦しい
逃げ出したくなる
想像を手がかりにぼくは生きている
また黒い森に入り込んだ
ぼくの知らないところで
ぼくのいない触れ合いがかさねられていく
囚われたひと ...
発火する手前で
なんとか世界は持ちこたえている
そんな暑さだ
空へのばした緑の手は
もはや力なく横たわり
おそらく
何もつかめないまま
花さえ咲かすことのないまま
明日には
残骸 ...
夏の海の砂浜で
僕は灼熱に耐えかねて、防砂用の竹の柵に隠れていた
その隙間から見えた
小さな子供が
何度も足をとられながら、太陽の下、負けずに歩き回っている
高らかに声を上げ、はしゃ ...
コップのなかに
残された朝と
醒めきらないままの
水を分けあう
魚のかたちをして
水がうごく
夏のはじまり
ゆっくり水際を
泳いでゆこうとする
小さな魚だ
草となり
ただ ...
ペダル踏み、立ちはだかる森へ
クヌギのカブト
ケタケタと笑っている
鼻のあたまに、汗かいといで
役立たず、ひこぼしの魔法
初めてのキス、天の川超え ...
セクシー女優という呼び名に
俺は偽善的なにおいを感じ取っている
AV女優でなんか不都合があんのか?
もっと言えばハードコアポルノ女優だろうよ
ふざけやがって!
マスコミの行う世論調査に
...
私のせいで
世界が歪む
正しさだけで
温かさの欠片もない
私の叫んだ言葉によって
世界が
溶ける
落ちる
赦せとは言わない
甘んじて火の粉を被ろう
しかし
あの瞬間の私は ...
改札口の向こう側で手を振るわたしを
最後まで見届けて
家路へ戻り誰もいない部屋へ辿り着く
さっきまで一緒にいた
あの景色が嘘のように
すべてがモノクロの世界になって
貴方のいない日 ...
150810
名前なんてどうでも良いだろうと
本音を吐いたら、酷く叱られる
名前を間違えるのは、個人の尊厳を冒す
とても暴力的な行為なのだとも言われた
私は、酉年生まれ ...
おつきさま って、いっぱいあるの?
…どうして?
だっていろんなかたちがあるし、おおきさもちがうから
…でもね、本当は、お月様は一つしかないんだよ
そうなの?
…そうだよ。…だ ...
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)と広島交響楽団が共演するクラッシックコンサートに行く。
「平和の夕べ」と名付けられたそれには、ほぼ空席はなかったが、二階席中央ぽっかり二列だけに誰も座っていないところが ...
私の気づかない私は
いつも心の中で
感情をむきだしにしている
地団駄踏んでいる
いろいろなものを
放り投げては拾っている
私の気づかない私は
いつの間にか
君を怖がって ...
ロミジュリみたいな運命だったら言われてみたいな「名字を捨ててあげようか」なんて本気かなって疑っちゃうから神宮に咲く花は散ってく火薬は匂えど色は香らぬプラトニックな愛なんだってさ永遠になんてつづきゃしな ...
伝え損ねたくない、もうこれ以上。
届け損ねたくない、もうこれ以上。
作り損ねたくない、もうこれ以上。
そうは思っても
伝え損ねてしまうことは
届け損ねてしまうことは
作り損ねて ...
手を伸ばせば届きそうな位置に一つの星がある。しかし手を伸ばしたら、なぜか手がつることばかり恐れて、結局どの星だったか、見失ってしまう。
探しあぐねて、必死に色んなところへ手を伸ばす。そうすると、ほん ...
夜陰に揺れ流れるこの光彩
煌めき煌めき
イラつく痛み
鎮め静か
魂の聖処
照らし底から
意識を広げて
幾多の欲望括弧に入れ
光の帯は五感越え、
透明な衣まというねる
知人の見舞いに桃を持っていったが
急に呼吸状態が悪くなったと
面会はできず
桃は連れ帰った
食卓に置いた木箱のふたを開けると
縦にみっつ並んで
桃たちは姉妹のようだ
血色よく尻を ...
やさしいことばで君をえがく
長い髪の、
今は
とても みじかく切ってしまって
君が泣いている
君が笑っている
でも本当は、
ひとり静かに怒っている
縁側でひざを抱いて座ったまま
...
脱皮の夜
徘徊する動物たちは
一斉に時間を蒸発させて
つややかな静物となる
脱皮は内部より始まり
うごめく老廃物が
細胞の隙間を練り歩き
外気に凍らされて
喜悦の皮膚となる ...
誰一人いない砂浜独り占め昼間と違う真夜中の海
海の中潜って魚と戯れる鬼ごっこするかのように見える
横顔から嘘を言ったと気がついた遠く見つめて嘘を重ねる
甘い声甘い言葉で真夜中へ引き込 ...
何になろうか
空を飛ぶ鳥になりたい
海を泳ぐ魚になりたい
土を潜るモグラになりたい
でも人間に殺されちゃう
人間になっても殺されちゃう
何になって何をしよう
どうせここには誰もいないし
すこしくらい良いだろうって
思いっきりチョークで書いた
清水、佐藤は高橋の彼氏だよ
世界中で僕だけが、テストで
ずるをしたやつを知っている
そんな気分で生きてい ...
規則正しく揺れる君
両方の靴が飛んでった
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
狐の三歩
あおば
自由詩
4*
15/8/12 20:03
自壊シュミレーショオン
たけし
自由詩
3
15/8/12 19:53
太陽が悪い
花形新次
自由詩
1
15/8/12 17:44
星に喧嘩を売りにいくだけ
ユッカ
自由詩
3
15/8/12 17:06
笑いの刑
ただのみきや
自由詩
21*
15/8/12 14:10
マバタキパラダイムホホエミ
komase...
自由詩
2*
15/8/12 13:05
ケツカッチン
nemaru
自由詩
1*
15/8/12 12:32
触れ合い
吉岡ペペロ
自由詩
3
15/8/12 12:17
炎天
そらの珊瑚
自由詩
18
15/8/12 10:33
見つめる先
あおたん
自由詩
3
15/8/12 10:03
夏の魚
yo-yo
自由詩
15*
15/8/12 7:30
ナツノグラフィカ
ひさし
自由詩
2
15/8/11 23:35
マスコミ襲撃は善という説もある
花形新次
自由詩
0
15/8/11 22:49
ある医者の決意
森川美咲
自由詩
3*
15/8/11 22:35
「遠距離恋愛」
じまさん
自由詩
2
15/8/11 22:04
名字を捨ててあげようか
あおば
自由詩
5*
15/8/11 21:50
月を数えて
凍月
自由詩
3*
15/8/11 21:47
「平和の夕べ」コンサート
そらの珊瑚
散文(批評...
9*
15/8/11 21:46
私の気づかない私は
瑞海
自由詩
4*
15/8/11 21:32
名字を捨ててあげようか/即興ゴルコンダ(仮)投稿.62
こうだたけみ
自由詩
4*
15/8/11 20:58
伝えきれない感謝、届けきれない愛情、作りきれない歓喜。
komase...
自由詩
4*
15/8/11 20:37
自己所有権
陽向∮
自由詩
6*
15/8/11 15:08
無私無底
たけし
自由詩
2
15/8/11 14:56
御見舞
七
自由詩
28*
15/8/11 13:30
やさしいことばで君をえがく
atsuch...
自由詩
5*
15/8/11 10:40
喜び
葉leaf
自由詩
2
15/8/11 6:15
昼間
夏川ゆう
短歌
1
15/8/11 6:05
何になろう
リィ
自由詩
1*
15/8/11 0:44
はじめての赤点
ユッカ
自由詩
7
15/8/10 23:59
ぶらんこ
はて
自由詩
0
15/8/10 23:56
1898
1899
1900
1901
1902
1903
1904
1905
1906
1907
1908
1909
1910
1911
1912
1913
1914
1915
1916
1917
1918
1919
1920
1921
1922
1923
1924
1925
1926
1927
1928
1929
1930
1931
1932
1933
1934
1935
1936
1937
1938
加筆訂正:
ダイパー・ドライブ
/
夏美かをる
[15/8/12 1:06]
ダイパードライブに・を挿入し、また一行目を追加しました。
ある医者の決意
/
森川美咲
[15/8/11 22:49]
最終連を追加
6.62sec.