だってもう夜は綻びはじめて
あかるい掌をみせている
足のはやい子はそこへたどり着いて笑っているが
わたしの足はなぜこんなに重たいのだ
ひらひらとあかるい意味の内側、
さるすべりの花みたい ...
夢を
見ていたわけではないが
清潔に密閉された
乗り物に吸い込まれ
みんな姿を消した
とにかく歩いていれば
少しずつ小さくなり
やがて点に
なれるのか
見るたびに痩せる空洞の中
僅 ...
かつての俺の顔を
いくつもいくつも飾る部屋
オレ抜きで二次会をするつもりだなやけに激しい風が吹いてる
初めての大人の自動販売機やけに激しい風が吹いてる
オモシロクナールを2錠飲み込んだやけに激しい風が吹いてる
朝陽から刈り取って食卓に供えられた獅子の首
金色は瞬く間にとけて白い皿に蒼く翳りを残す
あるいは初めから造られなかったニケの頭部
永遠に像を持たない神聖 あらゆる問であり答え
あなたは ...
ハゲで脂ぎった詩人に
身体を許して出した
詩集だからって
加齢臭がするわけじゃないわ
汚れているのはこの世界の方
私はここで生きていくんだもの
私はいつも心に
ファブリーズをかけ ...
鳥が歩いていた
その鳥の体は鉄に覆われていて
よく見ると羽は錆びていた
鳥は空を飛びたいけれど
こんな体だから
空を飛んだことがないと言う
ならば一度でいいから羽を広げて
飛んでみるとい ...
おおくをすった、ときいて、でんわしたら、なぐるぞとたたかれた、やけやまにすくうかいちょうのように、くべられたあなたのおおくは、すべからくあなたを、いっせいにけりあげて、はなもくさもきも、いずれ ...
死にたい、という発語が季節の初めての落葉のように池に浮かんだ。毎日ひげを剃ってはコーヒーを飲んでスーツを着ていつもの道を出勤する、そんな生の周到な殻が静かに割れたかのように。僕は部屋で本やCDが平積み ...
卒寿となって
おひとりさまは やっと気づいた
連日 体の苦情を おのれに呟いているが
そのことだけでも 実は
在り難いことなの ...
絵みたいな笑顔だったよ午後四時に染まったぼくらの玩具の手錠
騙されるのもいいねってきみが言う 野球部とすれ違う うそつき
最後かもしれない名前を連呼する北18条 ...
スマートフォンで人生を
カンニングしながら生きている
いつでも知識欲は満たされるので
知識の飢えを知らないから
血肉にならない
間食スマホ
スマートフォンで人生を
カンニングしながら ...
わたしは今朝目が覚めた、それとあなたが仰るような「時間」まで記憶していられるほど能力は高くない、勘弁してくれ。
いいんです、わたしはあなたに言いましたよね? 「わたしはわたしと向き合うためにあらゆる ...
照り返す緑、動かない
向こうの水色の家、
動かない
<ねぇ、もう少し静かにしてくれないかな>
背後のお喋りに僕は言う
<どうしてそんなに喋ってばかりいるんだ ...
何の前触れもなく現れ
やがて消えてなくなる
どんな言葉も
忘れ去られるのが
運命だとしたら
この一瞬を
大切にしたい
てるく、はのる
今年の夏も
きっと暑い
( ...
葉が
笑うように
波うつ
五線紙のうえに
窮屈そうに
散らばる
音符と休符
人は
歌うことを
ためらっている
それでも
陽は
けなげに昇りつづけ
詩の一行が
...
家族ぐるみで
食に貪欲で
一食たりとも
おろそかにしない
昨夜もみんなで
coco壱の
ビーフカツカレー2辛
ごはん800㌘を
2分で平らげた後
コンビニで
関西限定エクレア& ...
地上を輝かせる
太陽のパワフルな力
全てのものが元気になる
太陽の光は歌声のよう
奥深くまで浸透する優しさ力強さ
朝の陽差しがくれる
スッキリとした希望
活力に満ちた身体にな ...
清らかな小川の流れに言葉は産まれ消えてゆく。
願いは祈りになりあの山の向こうへ放たれる。
初夏の訪れと共にやってくる想像を
使い古した手帳に書き留める。
白樺の林の中で虫たち ...
いまは亡き
父母の遺影に
重なった
ぼくの頬笑み
瞳に映る
妹の
心音はかり
数かぞえ
医師の言葉を
静かに聞いた
胃を失くし
真先に往くと
言い放ち
姉だけ残る ...
寂光の
夢みて
今宵も沈む
のべられた
布団のつめたさ
心地よい
いまひとつ
琥珀をあおぎ
ねむりつく
やすみつく
しとねの綿が
肩を抱く
眠れない
夜が漂い ...
ストローでふくらませる
その時必要な空気圧
188ミリリッポーメートル フーッのため息
虹色にきらめく玉
その時必要な光
288光年過去からの贈り物
いくつも連なり ...
癒えた夜
様々想い
明日をみる
しばらくの時
楽しむいまは
たどたどと
伽羅を取り出し
香り聞く
今宵の痛み
忘れるために
甘苦い
香りに漂う
楽しみは
はじめて ...
150710
ブラックウオーターなんて曲を聴きながら
NHKのFM局を掛流す
なんて刺激的な声なんだろう
異次元の世界に居るみたい
将に今からなにかが始まろうとし ...
私がコーヒーをブラックでも飲めることを、彼はまだ知らない。砂糖と牛乳がないと飲めないって言ってたあの頃のまま時が止まっていればいいのにね。一人の生活者の痕跡は、部屋中の壁に黄色い染みとなって残るから、 ...
帰宅して
両足がつったのは夏の太陽のせいだった
こんなにも痛くて苦しい夜はどうしよう
救急車を呼ぼうかどうか
戸惑いながら
どうしよう
何だかんだと考えても
どうにも恰好が悪すぎる
...
明日の昼
初めてつけよう
エアコンの
カビが気になり
首をかしげる
今日の朝
のびのび生える
ネコジャラシ
持ち帰りたい
衝動おさえる
眺めみる
アサガオの咲く
垣 ...
ガタンガタンガタンガタン
冬将軍はまだか
おーいおーい
誰にも聞こえてないとでも思っていたか!
白い人が抱きしめる
どこかにいってどこかにいって
しゅんしゅんしゅん
爆発しますね ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
憧れ
はるな
自由詩
4
15/7/12 0:45
逡巡
noman
自由詩
2
15/7/11 23:53
思い出の品は全部ニセモノ
奥畑 梨奈枝
自由詩
1*
15/7/11 22:08
オレ抜きで二次会をするつもりだなやけに激しい風が吹いてる
北大路京介
短歌
5
15/7/11 21:19
初めての大人の自動販売機やけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
2
15/7/11 21:18
オモシロクナールを2錠飲み込んだやけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
1
15/7/11 21:18
わたしが詩の中で掻き抱くあなたは
ただのみきや
自由詩
17*
15/7/11 21:15
売春詩集
花形新次
自由詩
0
15/7/11 20:34
鉄の鳥
リィ
自由詩
2*
15/7/11 19:58
_
ズー
自由詩
2*
15/7/11 18:25
希死
葉leaf
自由詩
2
15/7/11 16:39
老いの演繹(五)
信天翁
自由詩
2
15/7/11 16:11
ロマンス係数X
初谷むい
短歌
4*
15/7/11 15:13
草食スマホ
イオン
自由詩
4*
15/7/11 15:06
さあ、わたしはわたしと、向き合うために、あらゆることをしまし ...
陽向∮
自由詩
10*
15/7/11 14:46
チャペル喫茶
たけし
自由詩
2
15/7/11 14:06
夏風邪ハナ「てるくはのる」
花形新次
自由詩
1
15/7/11 13:37
わたしが誕まれた日
伊藤 大樹
自由詩
4
15/7/11 10:29
家族グルメ
花形新次
自由詩
1
15/7/11 7:48
太陽の歌声
夏川ゆう
自由詩
2
15/7/11 6:06
蛍の光
ヒヤシンス
自由詩
14*
15/7/11 4:40
残された者
レタス
短歌
3*
15/7/11 3:51
おやすみ
〃
俳句
2*
15/7/11 3:07
シャボン玉
佐白光
自由詩
0*
15/7/11 2:52
香り酔い
レタス
短歌
2*
15/7/11 2:40
Coffee & Cigarettes
あおば
自由詩
4*
15/7/11 2:26
Coffee & Cigarettes/即興ゴルコンダ(仮) ...
こうだたけみ
自由詩
2*
15/7/11 1:49
うづくまる
レタス
自由詩
1*
15/7/11 1:46
夏日
〃
短歌
1*
15/7/11 1:22
ぎんいろせかいのなかで
沢田萠志
自由詩
0
15/7/11 0:51
1897
1898
1899
1900
1901
1902
1903
1904
1905
1906
1907
1908
1909
1910
1911
1912
1913
1914
1915
1916
1917
1918
1919
1920
1921
1922
1923
1924
1925
1926
1927
1928
1929
1930
1931
1932
1933
1934
1935
1936
1937
加筆訂正:
時間がないのに
/
ただのみきや
[15/7/11 17:12]
記号が化けるので抜きました。
4.89sec.