スカートの中は
異次元空間だ
今日、あの娘の中で
どんなものと
遭遇出来るかは
誰にも分からない
だからこそ
思いがけない
新しい出逢いを求めて
エヴリデイ
冒険の旅に ...
引き篭もりは
家に篭ってはいるが
命は引いちゃいない
授業のあいだ
体がふわふわして
気がつくと
ボールペンを消しゴムに突き刺して
押さえつけて
かろうじて
ここにしがみついていた
ミサキちゃんには
気づかれたかもしれないな
でもま ...
泣き叫びたいような気持ちのとき
表面は平然としていても、胸が痛いとき
想像してみる
道ですれ違うあの人が、車内で並んだあの人も
隣の机のこの人が、レジの向こうのこの人も
もしかしたら ...
夏
と言ったら
海
ビーチパラソルは無く
海の家も無く
砂だけがある浜を
海水パンツ一丁で
海水に突入していく
はずはなかった
私の出身地は山間で
山から切りだされた木を
...
青毛の馬が 風にまかせ
わたしたちを連れてきた
潰れかけの酒場はまだ 開くには早い
空き瓶が入っていない 汚れたビールケース
うるんだ眼がわたしたちを睨む
わ ...
熟女に
極小ビキニを着させて
海岸線を歩かせる
ビキニからはみ出した
乳輪とアンダーヘア
を気にして
躊躇する熟女に
「言うことを聞かないと
御主人の会社での立場が
危うくな ...
私は誰もが知っていることを知らない。
私は誰もが知らないことを知っている。
誰にもみえるものが
私には見えない。
誰にもみえないものが
私には見える。
あなたは今、
笑 ...
人を愛することなんて
五歳児にでもできること
あなたは欠陥品だね
まるで壊れた玩具が壊す玩具だね
人を愛することなんて
大切じゃないましてや結び目
の付いたコンドームに
名前を付 ...
「ばかやろう」私にゆける海文月
月の昇らぬ砂浜に
唐紅の空眺め
忘れた歌を想い出す
衣を染めた白鳥は
空ろな波に身をまかせ
帰る棲家を知らぬよう
ほつれた髪は風に散り
軋む素足は地に呑まれ
潮にこうべを晒 ...
時間を均等に振り分けるメトロノームのように
誰彼ともなく均等に
ジブン(アイ?)を振り分けるあの人は
誰の指針にもなり得なかった
デジタルなメトロノームの電池は切れたので交換しますね
色吸いはたとえば
女のこたちのまつ毛のなかに住んでいる
彼女たちがねむたげにまばたきをするときには
世界の端の七色を
色吸いたちがひそやかになめているのだ
だってもう夜は綻びはじめて
あかるい掌をみせている
足のはやい子はそこへたどり着いて笑っているが
わたしの足はなぜこんなに重たいのだ
ひらひらとあかるい意味の内側、
さるすべりの花みたい ...
夢を
見ていたわけではないが
清潔に密閉された
乗り物に吸い込まれ
みんな姿を消した
とにかく歩いていれば
少しずつ小さくなり
やがて点に
なれるのか
見るたびに痩せる空洞の中
僅 ...
かつての俺の顔を
いくつもいくつも飾る部屋
オレ抜きで二次会をするつもりだなやけに激しい風が吹いてる
初めての大人の自動販売機やけに激しい風が吹いてる
オモシロクナールを2錠飲み込んだやけに激しい風が吹いてる
朝陽から刈り取って食卓に供えられた獅子の首
金色は瞬く間にとけて白い皿に蒼く翳りを残す
あるいは初めから造られなかったニケの頭部
永遠に像を持たない神聖 あらゆる問であり答え
あなたは ...
ハゲで脂ぎった詩人に
身体を許して出した
詩集だからって
加齢臭がするわけじゃないわ
汚れているのはこの世界の方
私はここで生きていくんだもの
私はいつも心に
ファブリーズをかけ ...
鳥が歩いていた
その鳥の体は鉄に覆われていて
よく見ると羽は錆びていた
鳥は空を飛びたいけれど
こんな体だから
空を飛んだことがないと言う
ならば一度でいいから羽を広げて
飛んでみるとい ...
おおくをすった、ときいて、でんわしたら、なぐるぞとたたかれた、やけやまにすくうかいちょうのように、くべられたあなたのおおくは、すべからくあなたを、いっせいにけりあげて、はなもくさもきも、いずれ ...
死にたい、という発語が季節の初めての落葉のように池に浮かんだ。毎日ひげを剃ってはコーヒーを飲んでスーツを着ていつもの道を出勤する、そんな生の周到な殻が静かに割れたかのように。僕は部屋で本やCDが平積み ...
卒寿となって
おひとりさまは やっと気づいた
連日 体の苦情を おのれに呟いているが
そのことだけでも 実は
在り難いことなの ...
絵みたいな笑顔だったよ午後四時に染まったぼくらの玩具の手錠
騙されるのもいいねってきみが言う 野球部とすれ違う うそつき
最後かもしれない名前を連呼する北18条 ...
スマートフォンで人生を
カンニングしながら生きている
いつでも知識欲は満たされるので
知識の飢えを知らないから
血肉にならない
間食スマホ
スマートフォンで人生を
カンニングしながら ...
わたしは今朝目が覚めた、それとあなたが仰るような「時間」まで記憶していられるほど能力は高くない、勘弁してくれ。
いいんです、わたしはあなたに言いましたよね? 「わたしはわたしと向き合うためにあらゆる ...
照り返す緑、動かない
向こうの水色の家、
動かない
<ねぇ、もう少し静かにしてくれないかな>
背後のお喋りに僕は言う
<どうしてそんなに喋ってばかりいるんだ ...
何の前触れもなく現れ
やがて消えてなくなる
どんな言葉も
忘れ去られるのが
運命だとしたら
この一瞬を
大切にしたい
てるく、はのる
今年の夏も
きっと暑い
( ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ノーマーシー
花形新次
自由詩
1
15/7/12 21:11
独り言15
リィ
自由詩
1*
15/7/12 14:39
下の名前
アンテ
自由詩
2
15/7/12 13:33
・
若桜
自由詩
1
15/7/12 12:19
夏、と言ったら、海
村乃枯草
自由詩
15*
15/7/12 11:21
青毛の馬
草野春心
自由詩
2
15/7/12 9:44
逗子海岸、熟女、ビキニ
花形新次
自由詩
0+
15/7/12 8:46
蕾
あおい満月
自由詩
8+*
15/7/12 4:38
人を愛することなんて
竹森
自由詩
0
15/7/12 4:20
Ψ
もっぷ
俳句
3
15/7/12 2:36
浜辺
レタス
自由詩
5*
15/7/12 1:35
博愛の人
はて
自由詩
0
15/7/12 1:11
色吸い
はるな
自由詩
7
15/7/12 0:48
憧れ
〃
自由詩
4
15/7/12 0:45
逡巡
noman
自由詩
2
15/7/11 23:53
思い出の品は全部ニセモノ
奥畑 梨奈枝
自由詩
1*
15/7/11 22:08
オレ抜きで二次会をするつもりだなやけに激しい風が吹いてる
北大路京介
短歌
5
15/7/11 21:19
初めての大人の自動販売機やけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
2
15/7/11 21:18
オモシロクナールを2錠飲み込んだやけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
1
15/7/11 21:18
わたしが詩の中で掻き抱くあなたは
ただのみきや
自由詩
17*
15/7/11 21:15
売春詩集
花形新次
自由詩
0
15/7/11 20:34
鉄の鳥
リィ
自由詩
2*
15/7/11 19:58
_
ズー
自由詩
2*
15/7/11 18:25
希死
葉leaf
自由詩
2
15/7/11 16:39
老いの演繹(五)
信天翁
自由詩
2
15/7/11 16:11
ロマンス係数X
初谷むい
短歌
4*
15/7/11 15:13
草食スマホ
イオン
自由詩
4*
15/7/11 15:06
さあ、わたしはわたしと、向き合うために、あらゆることをしまし ...
陽向∮
自由詩
10*
15/7/11 14:46
チャペル喫茶
たけし
自由詩
2
15/7/11 14:06
夏風邪ハナ「てるくはのる」
花形新次
自由詩
1
15/7/11 13:37
1896
1897
1898
1899
1900
1901
1902
1903
1904
1905
1906
1907
1908
1909
1910
1911
1912
1913
1914
1915
1916
1917
1918
1919
1920
1921
1922
1923
1924
1925
1926
1927
1928
1929
1930
1931
1932
1933
1934
1935
1936
加筆訂正:
わたしが詩の中で掻き抱くあなたは
/
ただのみきや
[15/7/12 10:38]
誤字修正しました。最後から三行目「あなた」を「その」に「化し」から「化して」に変更しました。
時間がないのに
/
ただのみきや
[15/7/11 17:12]
記号が化けるので抜きました。
4.07sec.