過去は
かるがる
捨てながら
未来は
みるみる
やってくる
☆
無邪気な季節は
もはや
過ぎ去り
まのびして
夢も現も
薄くなりつつ
☆
...
昼休みの清掃作業員の叩く
ドラムの音は軍楽の調べ。
歪んだヒエラルキーの音がする。
日々絶望的にショットガンで撃たれて、
ソッコウでベッドにダイブする。
一番大切なものを諦めた。 ...
見つけた
例えればそれは
同じ幻覚。
あのひと、使ったの
わたしは使わずに見る
興奮も高揚もない
一辺倒の闇。
全くその通り。
とじても
あけても
星の音みたいに
朝と冷えた肌
...
望んでいた感覚
手にした途端に褪せていく
こんな繰り返し そんな繰り返し ウンザリしながら
積み重ねた努力に比例しない成果
描き尽くした風景に比例しない高揚
何もかもが目的化ベー ...
彼女が弾く
クラシックピアノの旋律で
ジョン・レノンのImagineが
魔法のように何処からともなく
記憶として生まれて
再び消える
彩られるブーケを持って
一緒に写真を
撮ろうと ...
詩を書かなくなった詩人を見て思う
ああ君は満たされたんだね
だから詩を書かないんだね
いいよ
僕は
人生のど真ん中で
一所懸命生きているから
いつでももどっておいで
五月の蒼い蒼い空の ...
たった三日でもわたしをあなたのテーブルに飾ってくれてありがとう
消毒臭くて清潔な水は、もちろん雨よりも美味しくはなかったけれど
あのまま樹にいたとしてもどのみち無残に滅びていく事にかわりない
...
明日から仕事なんだが空港にやけに激しい風が吹いてる
恋文の紙飛行機を飛ばすのにやけに激しい風が吹いてる
スペア無いメガネを割った右フックやけに激しい風が吹いてる
寝起きの熊のよう
ボンヤリ不機嫌
だぶだぶの部屋着
クロックスを引きずって
それでも花
今朝 三つめ
ピンクのチューリップ
黄色い水仙
真っ赤な髪の少女
重そうにコンビニの ...
自称詩人は
秋までにスマホ対応します
スマホに持たせたい機能の
一番はオナホール機能だ
ピンクローターとしては
既に使っているからね
円筒形にしてさ
ローションを入れて
きみか ...
わたしは書くことができます
わたしは読むことができます
わたしは飛ぶことができます
ビルの屋上に立って 靴を揃えて
つま先を引っ掛けて
最期の言葉を残し
そこから一歩進むだけ
ほ ...
こっそり、と。
ひっそり、と。
僕は生きている。
誰にも気付かれることもなく。
誰にも気付くこともなく。
誰もいない自分の世界で。
誰もいらない自分だけの世界で ...
僕たちが
子どものように無心に
箱庭に玩具をならべて遊んでいるうちに
気づくと 世界が
すっかり終わってしまっていたんだ
だから僕たちは
僕たちの箱庭を新しい世界として
もう一度生ま ...
姉が珍しく夜に洗濯をして居る
こんな場面はしばしばあった事ながら
洗面所の電気を付けられるたびに
FM放送のノイズが激しくなり
最初はトイレに逃げる
付けては消され
消されればノイズが消え ...
手袋をした手が 器から
大量の人を掬い上げていた
その指の狭間から 夥しい人が
こぼれて落ちていった
器の底から
呻き声や悲鳴や嗚咽が聞こえても
泡がはじけるように消されて ...
薄く紅を差した土気色の唇。
「顔が綺麗になったね。」とつぶやく母が
少しだけ微笑んだ。
「また、何処かで会おうね。」と棺を覗く妹は
涙をぬぐう事も無く
もうすぐ灰に ...
眉顰め指間に洩れる彼の声
街かどの女たちに
欲しがるだけ黒を与える
得るごとに欲深くなるさまは
日没のようにうつくしかった
さてわたしは
いよいよ壊し始めたこの柵の残骸を
きょうは焼場へ持っていき
そうし ...
僕は、今から四十年前
{ルビ勾玉=まがたま}のような白い種として
母の胎に宿りました。
それがこうしていつのまにやら
大人になって、独歩して
思考しては、言葉を発し
地上の日々を営んで ...
恒星、惑星、箒星。
いま、恒星の求人倍率が異常に高い。
きつい仕事だからね。
一等星になるという建築的な意志或いは
自治会の申し合わせのようなもので
維持される宇宙。
何万年、何十万年 ...
囲碁には(天元)の一手があるという。
運命の場所をそっと探るように
シナリオの無い未来を読むように
白と黒の石は…互いに音を立て
碁盤の升目を、埋めてゆく。
――碁石とは、天の星々の ...
もはや地上は眼下に小さく
自分の力じゃ降りれません
下降風を探すのですが
蓄えた血も尽きてきて
もう残りわずかと知ってます
高く飛べる鳥を羨ましく思ってはいたのですが
高く高く鳥を ...
フリードリヒが見ていた
あの十字架
雲海に聳える
孤独な十字架
廃墟で傾く
あの十字架
運命はいつも
フリードリヒの絵の中に
同じ十字架を見つめて
同じ背中を見つめて ...
遠くから呼ぶ声の透明さ
薄弱な心無垢なままの頬
通り過ぎた過去達の幻影
聞こえないあの日の温度
届かない星に愛を添えて
羨む優しげな瞳とは別の
覗いた陰に憧れを抱いた
辿 ...
春の空は かぎりなく 青く
うかんでいる雲は かぎりなく 白い
ぼくは そのまぶしさに
目を 細めている
陽の光りは
ありとあらゆるものに
降りそそいでいる
ゆったりとし ...
いつも、そこに
風が
吹いています
お聞き
風の声を
やさしく 耳を くすぐる 風の
ささやき
忘れないで
今日という日を
このありふれた一日が
どんなに たいせつな ...
去年の九月から昨日までの短期間で
たぶん会うことはないだろって思っ
てた人と何人も会ったりして死ぬん
じゃないかこれ死亡フラグってやつ
とか思ってちょっと笑える二連休に
はお手並み拝見バター ...
むかし
さよならも言わずに
別れた貴女と
いま、手を繋ぎ
真夜中の街を歩いている
「今までごめんね」
私は静かに首を振り
貴女の手を強く握り返す
***
どこに向かってい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
クローバー
シホ.N
自由詩
2
15/5/20 18:46
再生の円環
じぇいぞろ
自由詩
1
15/5/20 18:15
事象
杳
自由詩
0
15/5/20 17:07
エントロピー エンドルフィン
komase...
自由詩
1*
15/5/20 13:55
Engage Bracelet
りゅうのあく...
自由詩
7*
15/5/20 13:26
蒼い
渡辺亘
自由詩
3
15/5/20 11:42
修羅
そらの珊瑚
自由詩
18*
15/5/20 11:05
明日から仕事なんだが空港にやけに激しい風が吹いてる
北大路京介
短歌
1
15/5/20 0:24
恋文の紙飛行機を飛ばすのにやけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
0
15/5/20 0:24
スペア無いメガネを割った右フックやけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
0
15/5/20 0:23
おじさんから見れば
ただのみきや
自由詩
15*
15/5/19 23:55
スマホ対応
花形新次
自由詩
1
15/5/19 23:01
アイ キャン フライ
じまさん
自由詩
1
15/5/19 22:40
こっそり、と。ひっそり、と。
敬語
自由詩
1
15/5/19 22:31
あるロマンス
塔野夏子
自由詩
3*
15/5/19 22:29
つまらない話
間村長
自由詩
5
15/5/19 22:02
ゴッド・ハンド
為平 澪
自由詩
13*
15/5/19 21:57
無題
梓ゆい
自由詩
3*
15/5/19 21:55
娘とスマホ
アンドリュウ
川柳
0
15/5/19 21:15
日没
はるな
自由詩
4
15/5/19 20:56
夕暮れの丘
服部 剛
自由詩
7
15/5/19 19:39
天体患測
じぇいぞろ
自由詩
1
15/5/19 19:32
石を打つ
服部 剛
自由詩
6
15/5/19 19:19
飛ばされた蚊
這 いずる
自由詩
3
15/5/19 19:17
フリードリヒの十字架
花咲風太郎
自由詩
3
15/5/19 18:10
★
アリス
自由詩
0
15/5/19 17:53
NEKOTALGIA・Ⅰ <ふっくら毛の猫>
南無一
自由詩
1
15/5/19 16:30
いつも、そこに 風が・・。
〃
自由詩
1
15/5/19 16:26
腐れ縁とは言わせない/即興ゴルコンダ(仮)投稿.38
こうだたけみ
自由詩
4*
15/5/19 16:14
夢に沈む前に
佐藤守
自由詩
2
15/5/19 16:02
1888
1889
1890
1891
1892
1893
1894
1895
1896
1897
1898
1899
1900
1901
1902
1903
1904
1905
1906
1907
1908
1909
1910
1911
1912
1913
1914
1915
1916
1917
1918
1919
1920
1921
1922
1923
1924
1925
1926
1927
1928
加筆訂正:
Engage Bracelet
/
りゅうのあくび
[15/5/20 14:46]
推敲のため改題
Engage Bracelet
/
りゅうのあくび
[15/5/20 13:48]
誤記により改題
4.5sec.