夜空があんまり遠いので 


  ボクたちは


  二本足で立つようになりました
置き去りの人類
何で生まれたのかはわからない
その引き換えに死を知りながら
子供をつくる
遺伝子の法則はわかるが
死を給える行為とは
如何なものだろうか

死をつくるのは私たちにあ ...
スローモーション

グラデーション

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ファインモーション

イラストレーション

ワンダイレクション

ション ション探して

フラストレーション
あまりにも青い夏の日々

夏の昼は鶏塩らーめんを啜る

何とも言えぬ冷やしトマトに塩をふる

みぎみぎと甘い甘いトウモロコシ

真緑のきゅうりに味噌をぬる

あま甘い祖母の茄子 ...
毎週にやっと来る夏休み

かつぶし香る素麺すする

茗荷を刻み今日を忘れる

入道雲に往った姉さまいずこ

帰宅して少女の沈香を聞く

夏の日のタナゴは涼やかに

風鈴がし ...
詩人たちはとしをとって
もうあまりうたわなくなった
すばらしいいくつもの詩集はとじられたまま
本棚にじっとすわっていた
それからもまた時間がたって
詩人たちはますます黙したまま
だんだ ...
混沌の匂いのなかでの異臭を聞きながら
全てを満たす街

わたしは此処で生まれ
多分ここで死ぬのだろう

この街の匂いを聞きながらきっと彷徨う
混沌の魅力の中に
すずろに歩く

...
あの日からずっと、
空のゆくえを探している。
鏡のまえで
呪文のように
六文字を唱えただけで
空 ...
私が死ぬ時
はじめて言葉は息を吹きかえすだろう
私が言葉に命を捧げる時
はじめて言葉はよみがえるだろう
私の身体が消滅する時
はじめて言葉は受肉するだろう
書けないなら
書けないと書かね ...
別れた妻は電話口で泣いていた
哀しみをつづりたくて
詩の扉を開いてみた
ドーナツショップにゃ
色んな平凡さがパクパクしていた

俺もパクパクしていた
ありきたりなキャラとして
ドーナツ ...
阿蘇五岳迷路の如き高菜畑 知り合いのいないパーティー高菜畑 少しだけ臆病な恋滴れり マスオさんが
海山商事の売上金から
1518億円を着服して
逮捕された

磯野家(フグ田家)の生活が
この頃やけに
派手になったことを不審に思った
同僚のアナゴさんが告発したらしい
...
     きらきらと
     ひかる星たちかくしもち
     きみは泣く
     ちからのかぎり
     きみは泣く
     まっすぐに
     ひたむきに
     た ...
フリーマーケットにはまさかフリーダムは売ってはいないが
団地の夏祭りのフリマに無職の37歳
嫁に食わしてもらっている松岡君と出店することにした

家に眠っている書籍が主体で
売り上げの半分は ...
この乾き。夏の、
とっくに過ぎ去った逃げ水が
ひとり影法師を探す
刻印のある手紙についておもう

頭痛が呼び覚ます記憶
思い出すことも忘れることも
間違いのように、車窓の
...
             濁りを澄ました
   女性の立ち話が さざ波を打っている
     梅雨明けの 蝉しぐれのなかから
 
      近くの広場からは 時を忘れて
わらべの甲高い嬌声 ...
触れている
触れている
触れたいものなどないというのに


扉は閉まる
扉は閉まる
ずっとずっと遠くまで


径は離れる
離れゆく
離れるたびに白くなる
...
           ――D.K.へ

あなたは穏やかな光の輪を、都市の人々の瞳の裏側から見つけ出しては、一つ一つ連ねて一冊の純粋な本を作った。始まりも終わりもない劇のクライマックスで、錯綜し ...
人生はナックルボール

おれは打ち返す

ライトスタンドの神さまへ
僕にとって今最も重要なイメージは、暗い星空の中を真っ直ぐにふわりと落ちてゆく灰白のクジラの死骸です。胸鰭は空気に押されて持ち上がり、細かな屑をその身から剥離させながら、そうしてそれらの屑よりほんの少し ... 馴らされた日々に漂ってくる
なにげないコーヒーの匂いに
ふっと 救われるときがあるのだ
どんな舟も決して満たすことのなかった
完全な航海を ゆっくりとわたしは開始する

宇宙を辷るひとつの ...

美しい言葉が沈む
星と大地に包まれ風が息を潜める

人は時間を持たない光になる

あると言うことは生きていると言うことだ
風も大地も水も
いのちは時間を持たない光になる
 蝉の鳴声があらゆる方向から聞こえてくる。
 土用の丑の日とかいう頃になると毎年同じことを考える。
 蝉は1年とか、3年、5年、あるいは17年、
 土の中にいる種がいて、ほとんど同時に地上に出て ...
誰も言わなかったことがある。
私を食べたいと。
けれどもあの、
煙草で黄ばんだ刃は
少しずつ私の頭に浸透した。
そうして私に似合わな ...
股関節にくるまれた
まるい歩みが
つや消しの宇宙に
冷却する。
 (恥ずかしげ、に

船賃六文
、なんて
いまどき
、ないから。
 (百五十円、でどう? 船頭さん

二年まえに ...
あつい夜
きみはかんたんに
きみを脱いだ

なにも覚えていられないくらい
美しい夢が終わって
抜けがらとぼくは朝を迎える
そうしたらもう
どっちが思い出なのかわからなくなっているん ...
アイツの頭に
火災報知器とサイレンを着けて
戦火の海に投げ入れてやれ
砲弾の雨のなか
ピーピーウォンウォン鳴らしながら
逃げ惑うアイツを
腹抱えて笑ってやらあ



Mが、優しかっ ...
わたしたちがあんまりゆっくり歩いたので
街はどろどろに溶けてしまった

間にあわなかったね

でもべつによかった
まだ潮や空はのこっていて
わたしたちはもっていたパンにそれをつけて ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
夜の散歩ひさし自由詩415/7/25 1:29
レタス自由詩115/7/25 1:20
フラストレーション佐白光自由詩015/7/25 0:58
夏の昼レタス俳句115/7/25 0:39
一息俳句015/7/25 0:06
ゆれるはるな自由詩215/7/24 23:39
花火レタス自由詩115/7/24 23:29
空のゆくえあおい満月自由詩415/7/24 22:31
無題渡辺亘自由詩415/7/24 22:19
ドーナツショップたつじ自由詩115/7/24 21:38
阿蘇五岳迷路の如き高菜畑北大路京介俳句215/7/24 21:20
知り合いのいないパーティー高菜畑俳句115/7/24 21:19
少しだけ臆病な恋滴れり俳句315/7/24 21:19
サザエさんのスポンサー花形新次自由詩115/7/24 20:59
きみの星石田とわ自由詩14*15/7/24 18:08
フリマの夏梅昆布茶自由詩1315/7/24 16:17
抱くかんな自由詩3*15/7/24 16:08
老いの演繹(九)信天翁自由詩215/7/24 9:51
青へ 白へ木立 悟自由詩215/7/24 8:37
報告葉leaf自由詩215/7/24 8:10
血マメもり自由詩015/7/24 7:03
独白dopp自由詩315/7/24 4:34
夜のサテライト伊藤 大樹自由詩615/7/24 4:23
うたわれぬうたのために浅見 豊自由詩3*15/7/24 2:49
秀の秋自由詩015/7/24 0:23
同じ月あおい満月自由詩415/7/23 23:32
火葬場草野大悟2自由詩415/7/23 23:31
あつい夜はるな自由詩715/7/23 23:00
サイレン花形新次自由詩015/7/23 22:57
夕食はるな自由詩315/7/23 22:56

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