洞穴に
...
波がたち
風がたおれる
うつくしい季節
わたしは
いない
ざあざあもえる緑
ここちよく冷えた夜
青じろい街灯の影
わたしはいない
不安
安寧
焦燥
安堵
わたしは ...
僕は脇役になるのが好きだ
目立つのは嫌だけど
一人ぼっちじゃない
ラスボスの前にトイレへ行っておくやけに激しい風が吹いてる
吊り橋の効果というか死の恐怖やけに激しい風が吹いてる
焼き捨てる過去3年の日記帳やけに激しい風が吹いてる
月のもの、が
どろり、と
喉をとおった、波
うす甘い
柔らかさ、は
恭順の墓標
檸檬色に
ぶつぶつ
不規則が
茶色になるころ
きみは
わたしに
恋をする
息 ふきつけ 葉の群れにゆく
崩れる形 風に似ている
そがれしみいる くさびのつる
掌に ろうそくの火種
くずれ吹く時 風に似ている
声帯を枯渇してしまった
卒寿のおひとりさまは羨望する
梅雨入りまえのそよとの風が
庭木の梢をそっと愛撫するのを
新緑っていぃなぁ
おまえには話相手があって
...
かなしみにあいにいこう
イドを掘って地下の水脈から
どこにもない抽象的なものに
‡音の出ない笛
書けない手紙
飛べないロケット
固定化された夏の行事と
...
ベットの上に横たえて
死体のような日々は過ぎる
頭は割と冴えてるが
歩くことすらままならねぇ
ダラけてるわけじゃないさ
病気でもないよ
大げさにしないでくれ
眠れやしないだろう
...
揺るがないものが揺らぐ
仕方のないこと
ありのままを見ているつもりで
水鏡に映った姿を見ているから
冷やかな風にさざなみ
優しい陽射しに微笑み
自らの夢を重ね映して
時を凍らせた写真 ...
おまえが
俺の前で
脚を広げたとき
既に
パンティは濡れていた
しかも
物欲しげで悩ましい視線
ズキューーン!!
悪いが
あからさまなエロスは
好きじゃない
...
連日深夜まで残業して、さらには上司からの叱責などのストレスにさらされて、私は発すべき声も思考すべき言葉も抜き取られてしまった。朝目覚めて外が明るくなっても、いつの間にか孕んでしまった暗黒に ...
今朝も
毎日という制服を着て家を出る
アイロンで整えたやる気
ポケットにしのばせた野望
洗っても取れない後悔
今夜も
明日というパジャマを着て
未来という布団に入るが
暗くしないと ...
努力とかぜんぶ無駄だし悲しいね 生まれてきたのが間違いでした
頑張って生きてみたけど無理でした グッバイ現世、俺はもう駄目
12階から落下して飛び散ったトマトの破片に僕もなろうか
殺 ...
にゃあんばらやんや
まみゅうまみれんぼやあんあ
しゃしゅうしょすはらみんみん
にょうにょううううう
だめだ、早まってはいけない
落ち着いてそして振 ...
わたしたちは
結ばれた みじかい紐のように
そこに置かれていた
女たちが 色々な名前をよびながら
入ってきて
そして 出ていった
わたしたちはほんとうに望んでいた
だれかが、 ...
子等眠るさとわの森にほの白い卯の花かおりホトトギス鳴く
致死量の服薬で死んだ
面識のない女の子を擁護したい
地に足が付かない
ジェットコースターを
言動と思考が奔走する
秩序と不法行為との境界を失う
検察官が眼を疑い深くのぞき込む
...
驚くに値しない
あなたの指のなかに
古い町がひとつ埋まっていようが
青い部屋でわたしは 静かなチーズを齧る
散らばっていた 丸い 悲しみの粒を
一列に ...
雪が解けて木々がいっせいに芽吹く。地表の下は地下だ。すべてが地下だ。
湿った落葉が陽に照らされて、ゆっくりと乾燥していく。その下は陽の届かない
地下だ。
耳をすますと、小さな音が聞こえ ...
150522
表題を見て思い出した
小学生の頃、一度だけ、傘を持って迎えに来てもらったことがある。
当時は、雨傘も貴重品、一家全員自分の傘なんて持 ...
太陽の体温はこのところ高めです
切立つ木の足下さえ掬えないのに
躍る毛先をさらう風
愛と調和こそ全体主義の理想だと
あなたは言っていましたね
硝子に映ったしらない町で
鳥居をくぐり雨の参道を歩く
静寂な月曜の午後
後ろから蹄の音とともに
殺気立つ気配を感じる
海と山に囲まれたパワースポット
紙フーセンのような紫の花が
静かな人魂の ...
真夏になれば飲みたくなる
汗の量が増える昼間
家で何もしなくても出る
この暑さは夏だけのもの
炭酸飲料を飲めば爽快
暑さを吹き飛ばす爽快感
喉を擽る炭酸
一気飲みが心地良い
...
なんてことない日常の中
雑踏の中で立ち止まり
ふいに海を見たいと思う
頭の片隅に描く海の底
一切の音がやむ
胸のどこかが きゅっと痛んだ
我にかえって
荷物を持ちかえ
また ...
国道のショッピングモールに
右折して入る車たち
小さな神社と
むかし何かがあった海
忘れたい人と知らない人が
割れ目から這う
つるくさに
コンクリートを重ね塗りする
ああ
...
もうすぐ死ぬ人間には
静かにしていて欲しい
あれやれこれやれ
死んでからのことを
指図しないで欲しい
非常に迷惑だ
あんまり煩いと
死ぬ前に殺したく
なってしまう
出来ることなら
...
丑三つ時に 目が覚めて
誰かが呼ぶ 声がする
耳の底の奥深く あやしかなしく
わたしを呼ぶ 声がする
丑三つ時に 目が覚めて
真っ暗闇に 目が冴えて
見えないものまで 見えてくる
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
MIDNIGHT DELTA
TAT
短歌
0
15/5/23 23:57
いないわたし
はるな
自由詩
6
15/5/23 23:37
脇役
リィ
自由詩
4*
15/5/23 23:20
ラスボスの前にトイレへ行っておくやけに激しい風が吹いてる
北大路京介
短歌
2
15/5/23 22:29
吊り橋の効果というか死の恐怖やけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
0
15/5/23 22:29
焼き捨てる過去3年の日記帳やけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
0
15/5/23 22:29
BANANA
草野大悟2
自由詩
1
15/5/23 22:23
風灯
砂木
自由詩
6*
15/5/23 21:52
丘肌の淋巴腺②
信天翁
自由詩
4
15/5/23 21:21
あいにいこう
佐藤伊織
自由詩
5
15/5/23 20:56
臨死体験
捨我
自由詩
1
15/5/23 20:08
みずにゆらぐ
ただのみきや
自由詩
20*
15/5/23 19:38
ハードボイルド・スタンリー「貴婦人」
花形新次
自由詩
0
15/5/23 18:35
倫理
葉leaf
自由詩
1
15/5/23 16:50
毎日という制服
イオン
自由詩
1*
15/5/23 14:00
ゴミ10
メンヘラ大学...
短歌
0+
15/5/23 13:56
コミュニケーション2115 (四行連詩)
乱太郎
自由詩
8*
15/5/23 13:41
屑篭
はるな
自由詩
6
15/5/23 12:42
初夏になりました
星野つばき
短歌
5
15/5/23 12:39
健常者には意味不明
じぇいぞろ
自由詩
0
15/5/23 11:36
並べる
草野春心
自由詩
15*
15/5/23 11:19
森を出る
カワグチタケ...
自由詩
2
15/5/23 10:53
雨の日のお迎え
あおば
散文(批評...
4*
15/5/23 9:59
あなたはあの子と出掛けている
迷亭うさぎ
自由詩
2
15/5/23 8:55
鎌倉
佐白光
自由詩
0
15/5/23 7:50
炭酸飲料
夏川ゆう
自由詩
1+
15/5/23 6:02
回帰
ガト
自由詩
2*
15/5/23 1:16
似た町
フユナ
自由詩
6
15/5/22 23:34
わたしの大好きな人
花形新次
自由詩
0
15/5/22 23:00
NEKOTALGIA・Ⅳ <丑三つ時に 目が覚めて&g ...
南無一
自由詩
1
15/5/22 22:54
1885
1886
1887
1888
1889
1890
1891
1892
1893
1894
1895
1896
1897
1898
1899
1900
1901
1902
1903
1904
1905
1906
1907
1908
1909
1910
1911
1912
1913
1914
1915
1916
1917
1918
1919
1920
1921
1922
1923
1924
1925
加筆訂正:
雨の日のお迎え
/
あおば
[15/5/23 22:41]
タイトル提示者を間違えてました。
4.69sec.