ゆきゆきて。みてーな感じで夜が明けたのは幻想で眠れないまま私は午前四時を認識する。ぬるついた顔面、なにも期待できない台風、消散したアイデアと期待。
「生命という認識に意味はあるの?どれもこれもた ...
私は 赤
おれは 青
僕は 緑
君は 黄だね
まだ 透明 生まれて 3か月
これからどんな色に染まってしまうんだろ
流した血だけが尊いの
命の深さをゆっくりと描く
苦痛と快楽の間を行き来する
剃刀の使い方
濁った瞳で見た世界
求めては去っていく使い切りの愛情
どこまでも残酷な言葉
...
私の父は18の時に航空兵に志願した
飛行機乗りになりたかったのだ
もちろんお国のために
命を捧げる意義を信じて
間に合っていればきっと特攻に行っただろう
出征するはずだった日の1週間 ...
150829
乗務機は今は無き香港啓徳空港に近づいた
これからがおいらパイロットの腕の見せ所
いつもわくわくはらはらする一瞬だ
真下には白いビル群が白い墓石が群れ成して
...
足早に過ぎていく
夏の印象
夏から秋に変わる
その瞬間がわかりにくい
いつの間にか夏は終わっている
夏の想い出が色濃くて
このまま終わる気がしない
夏の余韻を残そうとする風鈴 ...
遠くで聞こえる
こもったジャズ
父が好きだった曲だ
なんだか懐かしい
おかしな波長で
この耳に届き
私を現実から引き剥がす
まるで夢の中みたいだ
まるで時代を滑ったよう ...
そんなに透明では
生きていけない
突然泣き出すから
君の明日を憂うよ
美しい心の結晶
ポロリ
どんなに一生懸命
君は
生きているんだろうか
笑わせようと
君のまわり ...
ほろりほろりと闇夜を歩く
宵闇に想い消えゆく虫の音
乱調は我がならいとて夜に泣く
琥珀に溺れた胡弓の余韻
秋風が薄い肩を抱きしめる
てのひらに転がる珠玉の夜
伽 ...
美しいと思うこと
驚き
ただ、泣きたかった
けれど
感覚が掴めない
悲しいのに
悲しくないのが
悲しいのだ
私は泣けるだろうか
それが
いつもの
問いかけだった。
...
私も水から生まれたひとりだから
孤りはさびしいだろう
七十年前 誰かがこぼした涙が
いま雨となって私の肩にしたたり落ちる
(人は雨でつながっているのだな)
私のなかで蠢く海流がある
あ ...
初めて会った十代の彼はおじさんみたいに老けていて私と一個しか違わないなんて思えなかったんだムラサキ。二十代前半の彼はお母さんがお父さんのとまとめて買う服を着ていたぶかぶかなセーターあたたかい生成り。二 ...
あたしアンダーヘアを剃って
デルタ地帯に
サムブラウン・アチームが
走っている姿の入れ墨を
彫ろうと思っているんだけど
恐くて出来ないの
これってやっぱり
最先端恐怖症かしら?
う ...
私が悪口を言ってたのはあなたのことよ
なんて言えない女友達
面倒くさい
正しいってこともわからなくなる
どうでもよくなる
つきあいって長くなるほど冷たくなるのかな
特に女は
...
二十年前、富山に嫁いだ姉の結婚披露宴で
お約束通り、親父はウェディングドレスの
裾を踏んだ。十代だった僕は、ポケットに
手を突っこんで「贈る言葉」を歌った。
最後の挨拶で新郎のお兄さんは、 ...
そのとき
両脇に親が眠り
その真ん中に
自分が横たわっていた
三歳の僕は夜中突然目覚め
それから眠れなくなった
<今、両脇で死んだように眠っている親達がいなくなったら自分はこ ...
かなしみのほうに
かたむいていく白い朝は
つかみそこなった
ひなたちが
さかみちを
ころがりおちてゆく
いきさきは
とおい御国か
秋という字の
右耳に
火がともっている
...
お集まりの皆さま方、この度は、日本G研究学会シンポジウムにお越しくださいまして、誠にありがとうございます、G研究学会会長の、五木田振夫でございます。
我々、G研究学会、通称G研は、皆さまはもうす ...
ペンギンの群れを
ずっと 見ていた
ヨチヨチ
ヨチヨチ
幼稚だねって 思えたけれど
たった一つの 用地買収で
こんなにも イラってするの
なんでだろうって 自問自答
...
世界の終わりだ?
お前が終わっとるんじゃい
そんなつまらんこと考えとる暇があったら
尾張名古屋に置いてきた
お前の家族つまり世帯のことをどうにかせい!
お前が終わるのは
お前の勝手だが
...
「自分がされて嫌なことは
他人にもしてはいけません」
子どもだってわかってるのに
私たちは
自分を許すように他人を許せない
もしくは
他人は許せても自分は許せない
「自分がされて嫌な ...
掃除も料理も嫌いだけど
洗濯だけは好きで
洗濯物がよく乾くから
夏が好きだ
洗いたての洗濯物を
ひとつひとつ太陽の下に干すとき
いい匂いがして
気持ちよくて
カゴの中身が宝物みたい ...
何を言われても
どんな事をされても笑っている
悲しいけれどこぼれない涙
でも泣いている
電車に揺られているとき
よく考える
この各停電車に
知り合いが乗っていたりして
大人になって音信不通
愛した彼女と自然消滅
それでも日々は巡るもの
電車は僕を運ぶもの
揺れる川 ...
150827
孤独な青年ばかりが集まり
モダンな小学校を建てる
全員個室で授業を受ける
体育だけはプロテクターを着け
乱闘へのスキルを磨く
午後は、エアガンの実射 ...
太陽は自分を燃やして
すべてのものに 光りを注ぎます
それは宇宙のシステムで
人間の言葉では
これを『愛』とよびます
宇宙の生き物のひとつである
わたし達にも
そのシステムは ...
右手の痺れがとれない
小指と薬指の感覚がない
いつもの山田先生はひとこと
これは頸椎だから松崎先生のところに行きなさい
まだ午前中で間に合うから
ちゃんと血圧も測ってね
松崎整形外 ...
若い父親は 汗で髪の毛が張り付いた子供の頭を撫でている
母親は 胸に抱いた汗まみれの子供を 一生懸命あやしている
車窓に青々と広がる田んぼに 草取りの白い長袖シャツと麦藁帽が流れ去る
当たり ...
本気で怒ることがない
自分がだんだん薄くなっている
どうせ
と毎日言う
おいしくなくても食べるごはんみたいに
いちいちいいわけをする
おふろで
だれもみていないのにうつむく
...
強い雨。
ひどい風。
霞む夢。
それでも
それでもに
それでもを注ぎたして歩んでいく未知。
強い雨。
ひどい風。
それでも
宮沢賢治の詩にあるような
激しさと優しさを心 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
貝殻虫
榊 慧
散文(批評...
0
15/8/29 14:14
十人十色
佐白光
自由詩
1*
15/8/29 13:34
夏の夜は孤独と共に
十一月の失敗...
自由詩
0
15/8/29 12:34
私の原点
Lucy
自由詩
19*
15/8/29 11:52
真鍮の都
あおば
自由詩
8*
15/8/29 8:45
夏は終わる
夏川ゆう
自由詩
2
15/8/29 5:44
懐古
ガト
自由詩
4*
15/8/29 3:59
ピエロ
〃
自由詩
5*
15/8/29 3:38
漆黒
レタス
俳句
1*
15/8/29 2:59
泣く
佐藤伊織
自由詩
2
15/8/28 23:56
雨と記憶
伊藤 大樹
自由詩
6
15/8/28 23:10
少年の話/即興ゴルコンダ(仮)投稿(時間外).67
こうだたけみ
自由詩
6*
15/8/28 22:19
最先端恐怖症
花形新次
自由詩
0
15/8/28 21:25
おんなどうし
朧月
自由詩
2
15/8/28 21:04
夏の夜風
服部 剛
自由詩
3
15/8/28 18:52
ループする人生
たけし
自由詩
2*
15/8/28 17:46
おとづれ
そらの珊瑚
自由詩
15*
15/8/28 7:31
ゴキブリ
itukam...
自由詩
2*
15/8/28 2:08
チェンバロ・コンサート
藤鈴呼
自由詩
2*
15/8/28 1:31
尾張の世帯
花形新次
自由詩
2
15/8/28 1:02
何もわかってない大人たち
森川美咲
自由詩
3*
15/8/28 1:00
命の洗濯
ガト
自由詩
10*
15/8/28 0:34
悲しみは
リィ
自由詩
2*
15/8/28 0:10
排他的思考回路
たいら
自由詩
1
15/8/28 0:05
少年の話
あおば
自由詩
8*
15/8/27 23:54
宇宙的システム
南無一
自由詩
2
15/8/27 23:08
痺れた日々
梅昆布茶
自由詩
15
15/8/27 22:54
Fanfare for the Common Man
藤原絵理子
自由詩
6*
15/8/27 22:15
あえない人を想う夜
朧月
自由詩
3
15/8/27 21:18
微風が吹く 雨上がりの虹と橋
komase...
自由詩
3*
15/8/27 21:03
1885
1886
1887
1888
1889
1890
1891
1892
1893
1894
1895
1896
1897
1898
1899
1900
1901
1902
1903
1904
1905
1906
1907
1908
1909
1910
1911
1912
1913
1914
1915
1916
1917
1918
1919
1920
1921
1922
1923
1924
1925
5.25sec.