最後の日に神がのたまわり文字を走らせる
全ての血と肉や
まだ見ぬ命はあらゆる予言を生むだろう
すべては若者となり
すべては具現化し
すべては老いぼれとなり
やがてふやけた夢を見るだろう
...
わたしは貴方の名前を知らない
貴方はわたしの名前を知らない
週に5日は顔を合わせるのに
そのスーツで凛とした姿は
毎日わたしの目を釘付けにする
貴方の待つバス停と
わたしの待つバス ...
いつ来てもこの森のこびと水玉のきのこの上で太宰読んでる
月満ちて星も降る夜のあすなろの森にだけある月光浴場
空からすら激写できない森がありだから神秘はスクープされない
あ ...
森を歩くと静かになる
−緑に包まれ落ち着いて
静かになると森を歩く
−落ち着き緑に包まれて
森を進むと暗くなる
−緑に覆われざわめいて
暗くなると森を進む
−ざわめき緑に覆われて
...
はたしてこれは幸せなのか
休みの日には朝にどか食いをしておなかをこわし
追い打ちをかけるようにビールをあおり
家のことはそこそこに
気がつけば一日中NHKを見ている
いつもなら国会中継の日に ...
夏、紫陽花が枯れる間際に
綿菓子のような雲が流れる
雷が鳴らないかと
干した布団が夕立で濡れないかと
そんな心配はお構いなしに
もくもくもこもこ空高く積まれていく
暑い暑い汗に ...
それでも時は流れていく
ゆっくりと
淀みなく
立ち止まる想いを押しのけ
焦る足元も
掬いあげ
鳴り響く発車のベルの音
口ごもる詩を
何度も試み
置き去りにされる記憶を
追いかけ ...
容赦なく
照りつける太陽から
逃れるように
白い日傘が路地の奥へと入ってゆく
打ち水をしたアスファルト
ゴーヤ棚が繁って日陰をつくっている
縁台でのんびり寝ている野良猫
軒下には硝子 ...
空の色すみれの頃に誕生花すみれの星座の産道通る
初めての子として子供用の椅子に腰掛け初恋のひとの名は母
太陽の色した離乳食の日はいまでもわかる嬉しかったこと
ニンジンとい ...
どこか遠くで煌めくような
そんな言葉ばかりで飾られた歌が
どうしてあんなにも心地よかったのか分からない
あなたは虹や光や波や月といったうつくしい言葉だけを並べて
さようならもさりげなく同列 ...
洗面器に顔を近づける要領で
わたしは水面を覗き込んだ
ひんやりした柔らかい手がわたしの頬におかえりと言った
ぷくぷく…彼はそんな言葉でおかえりと言った
久しぶりの感覚だった
あなたの手は ...
透明なインクの入った透明な万年筆で透明な紙に透明なうたを私は書きたい
紫陽花が合図のように咲いていたまだあの頃は薫風の庭
人生の沸騰する地点に足を踏み込むと
風景は次々と変転する映像となり
社会の新しい通路がどんどん扉を開き始める
人生は貪欲な海のように
人から物から制度から巻き込んでいき
至る所が ...
雨の日の水族館は人少ない魚が泳ぐ姿寂しそう
くじ引きで良い商品を手に入れた君の無邪気な顔が眩しい
サンルーム夜は星々眺めてる心広くする宇宙に感謝
熱風が南から吹き蒸し暑い汗を拭ってか ...
きのうの
夜が
いっこうに明けないので
けげんに思った
俺は
はっと気づいて
かろうじて
きょうの朝に
飛び移った
ゆれるゴンドラから
ゆれるゴンドラに
飛び移るよう ...
酔い酔いて塩なめる
塩なめて初めの味を知る
浜に出で潮の匂いただよう
岩塩をこつりと噛む苦さ
身体を走る潮の匂い
伽羅を焚く
明日の夢みて
糸たぐる
未来をうらない
青雲たなびく
死二対シ
ワタくしは もっと
近くで 見てもらいたいのです
それは 死か? ということに
薬物が 刃物が ネクタイが
死では ナイでショウ?
もっと近くでみても 良いですか
少女は 聞 ...
想像上の鳥
想像した空を飛ぶ
想像した空に
想像した月
想像した太陽系は
想像した私の住む世界
欠けていく月
駆けていく足
描けていくマリア
賭けていく金貨
積み上げられていく積み上げられていく積み上げられていく
はてて
決壊打ち捨てられ
波打ち際
書けていく書けていく城
流木 ...
欲求不満の女は紫の服を着なさい神も見ている
舌先が鎖骨をなぞる夜にだけI LOVE YOUと聴こえる波音
おかしいななかなか来ない救急車やけに激しい風が吹いてる
あの頃の街
口笛吹きながらナンパしていた兄ちゃん
甘ったるい匂い
風景がゴミまじりに鼻腔をくすぐる
カラフルでモノクロ
誰に恋していただろう
誰とつるんでいたのか
会えば
笑顔で「よお ...
ひとつとして同じ物は無い世界にいきる
夢はひとつとして同じ物は無い
だが人はひとりで歩く哀しみに騙され
群れようとする
己を守ろうとして群れをつくる
均一を図る愚かしさは恐れからやっ ...
歩いている
歩いている
歩いている
やはり
歩いている
道
のようなところを
雑草が茂っていて
誰かがいつか通った
だろうと思うけれど
他の人はいないから
分から ...
人は五味を糧として
五味六国を彷徨い歩く
絶対
とか
永遠
とかいう
言葉は苦手だったけど
ずっと
って言われると
うれしくて
ずっとずっと
続くんだって思ってた
ずっと
って
終わっちゃうんだね
知らなかっ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
アセンブリ
凛々椿
自由詩
3
15/6/23 14:26
片想い
じまさん
自由詩
0
15/6/23 14:23
「あすなろの森」 2015.06.23 (一二首)
もっぷ
短歌
1
15/6/23 13:52
律動遡行
たけし
自由詩
1*
15/6/23 13:38
這性動物
凛々椿
自由詩
2
15/6/23 12:24
入道雲
斎藤 九
自由詩
0
15/6/23 12:03
快速
Lucy
自由詩
18*
15/6/23 12:00
【 風の通り道 】
泡沫恋歌
自由詩
16*
15/6/23 10:50
「少女のほんと」 2015.06.23 (一二首)
もっぷ
短歌
1
15/6/23 9:53
kirakira
紺野 夏槻
自由詩
1
15/6/23 9:46
おかえり
きりえしふみ
自由詩
3
15/6/23 8:39
透明なうた
もっぷ
自由詩
4
15/6/23 8:00
紫陽花の合図 *
〃
短歌
2
15/6/23 7:23
渦
葉leaf
自由詩
1
15/6/23 6:21
水族館
夏川ゆう
短歌
0
15/6/23 6:05
きのうの夜
浩一
自由詩
5*
15/6/23 3:21
海より
レタス
俳句
1*
15/6/23 1:54
夢香る
〃
短歌
1*
15/6/23 1:35
少年
佐藤伊織
自由詩
0
15/6/23 0:57
想像
〃
自由詩
3
15/6/23 0:51
脇目もふらず海岸だっしゅ
秋也
自由詩
0
15/6/23 0:41
欲求不満の女は紫の服を着なさい神も見ている
北大路京介
短歌
2*
15/6/23 0:30
舌先が鎖骨をなぞる夜にだけI LOVE YOUと聴こえる波音
〃
短歌
5
15/6/23 0:30
おかしいななかなか来ない救急車やけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
3
15/6/23 0:29
ロストタウン
秋也
自由詩
0
15/6/23 0:13
悲しみ
レタス
自由詩
0
15/6/22 23:46
見えないわけじゃないけれど見えるわけでもなくて
はて
自由詩
4*
15/6/22 23:33
乳
レタス
俳句
0
15/6/22 23:24
青雲の志
〃
俳句
0
15/6/22 23:15
ずっと
アンテ
自由詩
2
15/6/22 23:11
1882
1883
1884
1885
1886
1887
1888
1889
1890
1891
1892
1893
1894
1895
1896
1897
1898
1899
1900
1901
1902
1903
1904
1905
1906
1907
1908
1909
1910
1911
1912
1913
1914
1915
1916
1917
1918
1919
1920
1921
1922
加筆訂正:
【 風の通り道 】
/
泡沫恋歌
[15/6/23 11:42]
二連目、少し変更しました。
3.55sec.