電柱スルスル登って翻る
夜の風は
ううんうんといい匂い
もう秋だね秋だよと
電線をスウイスウイ息を吹きかければ
粒々の秋が沸いてきて
ゆらゆらゆらぐ雲の上
大きな鉄塔にょきっと一番星が飾 ...
わたしは帰る
猫の住む我が家へと
服も靴下も脱ぎ散らかし
ひんやりとしたベッドへ
もぐりこむ
鼻先の生温かなけものの匂い
...
とろけるくらいの恋なんて 知らなかった頃
人生の濃ゆさだけを 妄想しながら
飛び跳ねていた僕は 鯉のようだった?
尾ひれのついた 四方山話が 飛んで来ないかって
呼び寄せた つもり ...
一般邦人は
メキシコ麻薬戦争とは
一見して関係がないはずだが
実際は関連が
あるのだ
幻覚を見たり
聴いたりする病のことを
ご存じだろうか
昔からある病気で
その病気の名前は
...
からはあたまだ
ことはからだだ
あなたがよろこぶから
ぼくはあなたをあいするのではない
ぼくはただ
あなたがよろこぶことをしたいだけだ
ひきさかれるようなことも ...
老夫婦は 一杯のラーメンを
夫は 妻のために取り分ける
妻が食べ始めたのを見てから
自分も食べ始める フードコートの午後
微笑ましい光景と 思うかもしれない
老人の箸の先は震えて ...
笠間駿介さんという人がいて
その人の作品が好きだった
青空は何枚もプリントアウトして
ことあるごとに読み返していた
今でもあの頃の詩人たちのたくさんの
プリントアウトされた詩が
僕 ...
綺麗に堕ちていく
そんな映像ばかり
繰り返しイメージしては耽って眠る
戸惑いや疲れや迷いや痛みは
すべてすべて気のせいなのだと言い聞かせて
木漏れ日 健やか
眩し ...
平和愛好家のおっさんが
品川駅のホームで
駅員に絡んでいた
そばに寄って聞いてみると
横須賀線が5分遅れていたことの
理由をネチネチ追及していた
そして
その間に
人類は滅亡したの ...
まああれだ、ともあれこれだ
とりあえずまあそれだ、それでいいじゃないか
美味しいラーメンを食べるのもそれはそれで好しとしてさ
とりあえずまあ美味しいラーメンを全力で投げ飛ばそうや
キミの変 ...
誰しもが健康であることを望んでも
人間はタバコを吸うと云う
嗜好があれば
病気を悪くしたり
病気を患ったりする
まだ若いころ
人と人との距離感を
思うとやるせない気持ちが
するよう ...
左手にヘアアイロン、右手にスマホ。高校生の娘は朝の忙しい時にも、そんな習慣を欠かさない。前髪がそんなに重要なのか、ラインでどんな大切なメッセージがあるのか、聞きたいところだが、朝から言い合いたくない ...
呪詛の雲が立ち込めている
変わるべきは私ではない
私の頭にかぶり付け
尻から脳味噌はみ出すぞ
槍降る夜 轟く欠伸
放り出すジョーク
蓼を食む痩躯
遁走 潜望鏡
譫妄と共存せよ
おなか、空いてない?
きみにそう聞かれるとぼくのおなかは減りはじめる
そしてそう聞かれたときから余すことなく満たされていく
朝の光のなか、テーブルに触り、きみのそばに座り
きみに満たされた ...
ただ電車が通り過ぎていくのを
意味もなく微笑んで見送った
誰に語りかける言葉もなかった
本当の言葉など要らず
偽物の言葉で構わないのに
偽物の言葉すら持ち合わせていない
も ...
今までに出会った人なんて
台所に落とした
砂糖の粒くらい数えきれない
ほど 多いはずだけど
きみのことは覚えてるし
二度と会いたくないくらい
好きだよ
どうしてか忘れられない味だ
...
安保法案反対もデモも自由だけど、「強行採決」という言葉を使う意味が分からない。与党が法案を通せる議席数を持っているのは、投票者による投票行為の結果であって、それを否定するのであれば民主主義から否定しな ...
基本的にぼくの書いたポエムはあんまりポイントが入りません。
8ポイントが最高記録です。
出来栄えが良くない、ということがその理由だと思いますが、た
だ、一つ思うのは、優れた詩にいつも多くのポイン ...
駆けた
夜の夢を
君のために
その熱量は
人生で一番荒いから
足が燃えた
賭けた
指差す方向どちらに
行く方が正しいか
それに答えはないので
手のひらは燃えた
掛けた ...
何が正解か不正解かって
分かりきった世界なら
何度も誤って謝って絡まり
空回りしなくても済むかな
遠回りも近道も
行く先はおんなじで
踊る阿呆ばかり、意識高くても
逝く先はおんなじで ...
夢でおちたばくだんを
昼まで胸に抱えてうろうろ過ごしている
人びと、
街の風景はあまりかわらないが
夜、ようやくわすれたころに見る夢に
ばくだんが落ちてくる
たいていばくだんには詳 ...
わたしはよこ向きにうつ伏せて
雨のふるのを聞いていた
かすかにモーターの音が混じっていた
どうしようもなく世界が果てしないと
思っていた水色のとき
安保法案に反対する
ジジイババアで結成された
「安保法案に反対するジジイババアの会」
代表下山田芳雄(128)氏は
政府への対抗措置として
今後一切年金は受け取らないとする
年金受給ストラ ...
息をとめていると
だんだん頭のなかが白くなって
そのまま
眠ってしまいそうになる
たくさんのものが
行ったり
来たり
忙しそうだ
とどまっているもの
変わらないものを
置き去り ...
清流に立ちて魚を釣りたし
久々の緩やかに浸る想い
鳥肌の立つせめぎ合い
(だれか、この腕を解放してくれないだろうか)
そんな声が、帰りの車中で本を読んでいると、心の背中から聴こえてきた。
確かに私たちは「繋がれて」いると ...
グンゼのパンツ1丁で
猿ぐつわをして
何の関係もない
人々に突然斬りかかる
ヤク中の男をやっつける
正義の味方
その名も「通りマン」だ!
名前の付け方
間違ってるだろ・・・
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
粒々の秋
灰泥軽茶
自由詩
3
15/9/4 23:54
金の目と金の月
石田とわ
自由詩
15*
15/9/4 23:37
真緑
藤鈴呼
自由詩
2*
15/9/4 23:23
メキシコ麻薬戦争と幻覚の病
りゅうのあく...
自由詩
4*
15/9/4 23:22
からこと
吉岡ペペロ
自由詩
2
15/9/4 23:15
Fantasie Impromptu
藤原絵理子
自由詩
4*
15/9/4 22:34
大昔のこと、夜のパレード
またたび八寸
散文(批評...
3
15/9/4 21:27
再起上映
komase...
自由詩
1*
15/9/4 21:24
人類滅亡
花形新次
自由詩
2
15/9/4 20:57
三分ソネット
坂之上放肆
自由詩
1
15/9/4 20:13
タバコが世界に必要だろうか
りゅうのあく...
自由詩
1+*
15/9/4 19:16
こらえれば海路の日和あり
そらの珊瑚
散文(批評...
7
15/9/4 10:39
鋏
有無谷六次元
自由詩
2
15/9/4 9:30
キャベツ太郎
〃
自由詩
1
15/9/4 9:28
もう世界の中心で愛をさけんだりなんてしないなんて言わないよぜ ...
末下りょう
自由詩
4*
15/9/4 4:13
廃人の唄
葉leaf
自由詩
5
15/9/4 3:57
ルッカ
ユッカ
自由詩
3*
15/9/4 2:03
行為
こひもともひ...
自由詩
6+*
15/9/4 1:24
現代詩フォーラムにおけるポイント制についての一考察
オダカズヒコ
散文(批評...
6+*
15/9/4 0:02
かけた
瑞海
自由詩
8*
15/9/3 23:49
アンアンサー
たいら
自由詩
1
15/9/3 23:38
ばくだん
はるな
自由詩
5
15/9/3 23:14
モーター
〃
自由詩
5
15/9/3 23:03
ストライキ
花形新次
自由詩
1
15/9/3 22:58
だいじなもの
アンテ
自由詩
2*
15/9/3 22:43
釣り
レタス
俳句
0
15/9/3 22:17
音楽
〃
俳句
0
15/9/3 22:08
仕事
〃
俳句
0
15/9/3 22:04
束縛の必要性
あおい満月
散文(批評...
4
15/9/3 21:22
通りマン
花形新次
自由詩
1
15/9/3 20:57
1880
1881
1882
1883
1884
1885
1886
1887
1888
1889
1890
1891
1892
1893
1894
1895
1896
1897
1898
1899
1900
1901
1902
1903
1904
1905
1906
1907
1908
1909
1910
1911
1912
1913
1914
1915
1916
1917
1918
1919
1920
加筆訂正:
タバコが世界に必要だろうか
/
りゅうのあくび
[15/9/4 21:45]
遅筆により推敲
5.69sec.