夜が来て
少し気が楽になった
今日が終わるからじゃなく
明日が始まるからじゃなく
私が夜の住人だからだ
しょうがなく付き合うフリ
したけれど
ホントは
誘ってもらってうれしかった
窓を開けると
思いのほか
風が強くて
帽子が飛んで行ってしまいそうだ
海と空が
あんなに近い
...
赤ちゃんの匂い 柔らかい肌の匂い
ふわふわの肌着の匂い あたたかいホッペの匂い
新生児のウンチは 美しいきいろ
お日様の下でひなたぼっこした後の
どんな高価な石鹸の匂いよりも
甘くて 柔らか ...
何故今オナニーについて
書こうとしているのか?
何故なら
今オナニーを終えたばかりで
清々しさと虚しさの
入り交じった感情を
もて余しているからだ
ちなみに
手は洗ったので
キレ ...
雨が強くなり始めた頃傘も差さずに泣いていたのは
怯える事を忘れかけていた少女の遊び
似合わない化粧と行くあてもない二本の素足が生を感じている
泥がはね、ワンピースも下着も先程までカールをしていた ...
あなた若しくは私が
何故今そのことについて
書かなければならないのか
あなた若しくは私が
必然と感じて書いたものが
読む人にとっては
全くそう思えない
あなた若しくは私が
読む人にとっ ...
最後の瞬間
かける言葉は無かった。
ただ
流されるがままに
「ありがとうございました。」と
言っただけ。
「お父さん死ぬな!!!」と
耳元で叫んだ人の話を聞いていたのだが
...
今朝 浅い眠りから目覚めると
私のとなりで 私が死んでいた
汗ばんだ肉体
ずいぶんと後味の悪い覚醒だった
白墨で書いた 黒板の文字
この癖のある字は 英語教師Nの字だ
仲間はずれにされ ...
アルコールが私を蝕む
全ての物事が愉快に思え
硬い表情が解かれる
脳内はぐるぐる回り
身体はふわふわと弄ばれる
朝から空けたその缶は
もはや何本目かさえ忘れた
一時の快楽を覚えた ...
封筒の端をハサミの片方で割いて
中身を確認すると
手紙の束が入っていました
一枚一枚丁寧にさくさく切っていくと
文字の欠片だけが残りました
あとはノリと台紙があれば
なんだって盗めそうなく ...
マグロを入れる冷凍庫のように冷たかった
迷い込んだのだ
ここにはなにもないよ
男の肺は空洞になっていて、
向こう側が見えた
空虚、不毛、寒さ、
誰も生きていけない
どうし ...
造花だと言えなくなった青い薔薇君の奇跡は奇跡のままに
コンセントなくても回る扇風機やけに激しい風が吹いてる
著作権松本零士先生にやけに激しい風が吹いてる
寝不足をいいわけにして朝帰る ふせいじつだねきみとサラダには
サラミとかチーズが好きな四代目うまい棒のイラストレーター
浅草はがいこくの人とぼくたちと修学旅行生がであうまち
...
重力を入れたポットが
加速しないように
減速しすぎないように
飛んでる
月は火星のように赤く溶け始めて
人のいない地球は緑色だった
空が消えて海が浮かび
サテライトの寿命が点滅す ...
ミニバンをドライブインに停めた
好きなものを食べなさいと言った
電話してくるからと席を離れ
子供たちを捨てて逃げた
ドアを閉めると大きな音がした
ハンドルを握る手が震えた
もっと離れた ...
私の
右のてのひら
左のてのひら
載っているのは
目に見えるものばかりではない
見えないけれども
無力でもないそれらは
良いものとは限らず
悪いものとも限らない
間違えて捨て
間違 ...
コウノトリが
光りを運んできてはじまる一日は
約束に満ちている
四丁目への福音
聞いてほしい
聴いているよ
ほほ笑みの爆ぜる音が
煤けた下町に響き渡る/わたしは
泣いているビル ...
ふつうってなんだろう
格差ってなんだろう
おかねってなんだろう
傷つけたらいけないよ
おどしたらいけないよ
どうでもいいことだよ
傷つけたらいけないよ
...
くたびれた我が身に
赤い旗がいくつも立つ
宣告は容赦なくて不要物に
なる日もとおくはない
息子達のために生きているつもりでも
やつらからはなんの音信もなくて
CSN&Y
ぼくたち ...
最後は風が吹いたとさ
なんにもないよな一日に
だあれもいない丘の上
さみしい人もいない町
焼けた野原に草が生え
雲ひとつない青空に
ひまわり一輪 天仰ぎ
あなたは、ぼくじゃない
ぼくは、あなたじゃない
でも、わかりあえないわけじゃない
悲しいから
きっと笑うのです
口を開けて笑うのです
けらけら けらけら
こんな感じに
さながらそれは滑稽で
死にたくなる衝動を
少しねじ曲げていて
世間からずれていたとしても
...
あなたなど信じないままどうしてもあなたに似ていく初夏の耳殻は
イヤフォンの垂れ下がってる首筋のせいだよわたしが海になったの
さみしさはぼくの美徳だ交差点ごしにあ ...
私は今日も渋谷にいた
スクランブル交差点の人混みに紛れていた
疲れているときは ただそうすることだけが
私自身を確かにする
今日 友人は予定があるのでいなかった
私はドトールコーヒー ...
(この密室の中に)
(メモを残すから)
(いつか見付かってほしい)
(短い言葉しか書けないけど)
−・−・−・−・−
密室の中で
白骨化した遺体の書き残したメモ帳
そんな不吉な
メモを ...
間違い始めた瞬間には
それが過ちだなんて信じられない
僕は幼くて
君は僕にとって煙草みたいなもの
手頃で歪な灰と空間だった
君がそれに気付いていたのかは
もう今さらどうでも良いけれど
...
目の開いたバラバラ死体を私はずっと捜していた
手はお喋りだと口がくちぐちに言うので
うるさい手を切り落として 口に食わせた
口は満足そうに 黙ってくれた
足は突っ立って進むことしか ...
今日も、枯れ草の
帰り道につれていく
柔らかいあなたよ
プレリュードを贈るよ
まもなくはじまる
長いリボンのような夜に
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
道化
ガト
自由詩
1
15/6/2 1:26
海と空
アンテ
自由詩
3
15/6/2 0:53
あまいこと
岸かの子2
自由詩
7*
15/6/2 0:46
何故今なのか2
花形新次
自由詩
0
15/6/2 0:30
夕立の佇まい
岸かの子2
自由詩
4*
15/6/2 0:13
何故今なのか
花形新次
自由詩
1
15/6/1 23:41
出棺時。
梓ゆい
自由詩
3
15/6/1 22:29
葬列
伊藤 大樹
自由詩
0
15/6/1 22:13
酒中毒
じまさん
自由詩
0
15/6/1 21:35
ワンサイド
Seia
自由詩
2
15/6/1 21:01
隠喩冷蔵庫
じぇいぞろ
自由詩
0
15/6/1 19:54
造花だと言えなくなった青い薔薇君の奇跡は奇跡のままに
北大路京介
短歌
3
15/6/1 18:14
コンセントなくても回る扇風機やけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
3
15/6/1 18:14
著作権松本零士先生にやけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
0
15/6/1 18:14
トーキョー80%シティ
さわ田マヨネ
短歌
3
15/6/1 17:30
era of fantasy
mizuno...
自由詩
1
15/6/1 13:46
Ruth
〃
自由詩
2
15/6/1 13:05
_
もっぷ
自由詩
4*
15/6/1 13:00
放熱
〃
自由詩
4
15/6/1 12:56
傷
吉岡ペペロ
自由詩
2
15/6/1 12:19
息子へ
梅昆布茶
自由詩
12
15/6/1 11:32
来るべき世界
花咲風太郎
自由詩
1
15/6/1 6:50
じゃない
殿上 童
自由詩
15*
15/6/1 2:30
たった一つ
小日向 ココ
自由詩
1
15/6/1 0:38
その程度のやわらかな感情
初谷むい
短歌
3*
15/6/1 0:12
渋谷の喫茶
番田
自由詩
2
15/5/31 23:45
密室
ゴースト(無...
自由詩
5*
15/5/31 22:48
背徳感
智鶴
自由詩
1
15/5/31 22:45
盲目
為平 澪
自由詩
9*
15/5/31 22:26
前奏曲
草野春心
自由詩
1
15/5/31 22:24
1878
1879
1880
1881
1882
1883
1884
1885
1886
1887
1888
1889
1890
1891
1892
1893
1894
1895
1896
1897
1898
1899
1900
1901
1902
1903
1904
1905
1906
1907
1908
1909
1910
1911
1912
1913
1914
1915
1916
1917
1918
4.85sec.