仕事帰りにめまいがして
錠剤を呑む
俺はもう俺ではなくなった
俺から仕事を抜き取ったら何も残らない
俺はもう何者でもなく
こんな簡単な仕事ですら
調子を崩してしまうなんて
...
いろんな感覚が錆びて
緩やかに死んでく
街に出れば疲れて
ヤキがまわった、なんて
ぼんやり思う
頭に魔法の欠片が残ってて
誰かに秘密を教えたくなるが
その呪文はおそらく
言 ...
世界のはずれの藁葺きのコテッジで
遠く草原にかかる月をのぞむ
( かつてこの月をめでた青年達が不毛なたたかいで旅立ったことも )
フィヨルドと火山を巡り
カレワラの世界にあそび
シベリウ ...
完璧を求める心ほど
少しの歪みが許せずに
破壊的になるけど
人は
曲がったり
間違えたりして
整わなくても良いんだ
整わないから
かすかなたわみの中で
呼吸が出来てい ...
世界には
無数のルールがあって
その
ルールの狭間で
私たちは生きている
お愛想、お願いします
そういったら
友人にたしなめられた
それは違うらしいよ
お愛想は
お店の人 ...
落とし物が入った箱をあさる
あたしがどこにもいなくて探しているんです
みんなが帰っていく雑踏
夏祭りの終わり
あたし達は
もうおしまいだね
みんなどこにいってしまったんだろう
光がな ...
イグニッション
そしてまた君は 飛び立つ宇宙船に手を振って立ち尽くした
また会おうね。って約束も 端から果たせないと諦めてる
そして頭上には 何事もなかったように空っぽが戻ってきて
小 ...
バスに揺られて教会に着いた
教会のそばに咲くタンポポに
虫の影が
まぼろしの縁取りのように過ぎていった
駅舎で見知らぬひとと待ち合わせるようにバスを待った
髭を生やし ...
駅からアパートまで
の道すがら
晩ごはんの買い物して
ディスカウントを覗いて
そういえばストーブ
冬までには買わなくちゃ
1DKだから小さいので十分
って
気がつくと
また考えて ...
祖母と母のお産に付き添ったことがあります。
母の横で寝られないさみしさから、
大声で泣き、だだをこね、母や祖母を困らせたことを憶えています。
ワタシは筋金入りの甘えん ...
寝煙草が焦がすチケット今零時 見るは首尾よく落ちる夢かも
真夜中に稲川淳二のラブソングやけに激しい風が吹いてる
花嫁が投げたブーケを奪い合うやけに激しい風が吹いてる
デパートの屋上に猿南風
真夜中から
目を覚ます夜明けは
地球のどこかで
随分と消えていたはずの
絶望やら希望をも
まだ柔らかく包んでいる
颯爽として
朝食の準備をしながら
太陽の日射しがからっと音を
立 ...
脂ぎった唇を
払拭するために、
ことばを書くのなら、
極上の肉を喰らった味も
記憶の底に埋葬することになる。
まだ、 ...
あなたが私の毛に触れた
あの時の感触が忘れられない
何故こうなってしまったの?
返事はないのに
繰返し問い掛けてしまう
あなただって真剣だった
それだけは信じてる
だって
...
僕の頭の中を
くるくると舞う君は
僕の頭の中を
ぐるぐると回す
“君”とかいう誰かの為に
あなたが書いた詩を読んだ
あなたが言う“君”はきっと僕じゃない
僕は君じゃな ...
突然の雨
目指すは君
沈んでいる君を
助けるために
走っている最中に
君のローファーが
横断歩道に脱ぎ捨てられていたから
もう時間がない
いつの間にか雨は止んだ
今日 ...
群竹を抜けてきた風が 木戸を開けた
重い飛行機雲は 丸い山をかすめてたなびく
TVでは 認知症の軍事評論家が勝手なことを喋り
狭い路地の向こうから 野菜売りの声が届く
ご先祖様 ...
どうしよう
仕事以外
お料理も
身体を提供することも
できないのに
年だって
ゆびをたくさん
折らなきゃならないくらい
違うっていうのに
わたしはといえば
若返るわけもなく
年相 ...
サイレンが鳴って校歌が流れる
テレビの中で夏の甲子園が終わっていく
あの時打てていればなんて思ったりする
何年経っても同じように思うだろうけど
日々あの時は少しずつ色あせて
寂しい色に変わる ...
「ありがとう」が
必要なくなったって
ニュースは聞いたことがないな
「あいしてる」が
必要なくなったって
ニュースを聞くことはないだろうな
自然に溢れる
「あ ...
その視線があったことで、どれほど心高鳴ったことだろう
その優しさがあったことで、どれほど心高鳴ったことだろう
その声があったことで、どれほど心高鳴ったことだろう
その温もりがあったことで、ど ...
2015年のデロリアンを知っているかい
昔の映画で タイムマシーンとして造られたメカさ
たくさんのミニカーの中でも いちばんサイケな奴
こどもの頃から あけることのなかった引出しから
...
超現代詩は 聞かせるようにつぶやけば出来ます
下手に表現技法とか 文法とかにこだわると
情(こころ)がそがれます
超現代…
はて 現代を超えると何時の時代になるのでしょう
近頃 宇宙 ...
疲れてる あの人この人言うことの悪意ばかりを追いかける夜
心はいつも籠の中。
苦しさ紛れの言葉遊び。
朝方の霧雨に煙る旅情。
夜はまだ先。
渓流の流れに似たひと時。
我が腰の辺りを啄ばむ猛禽。
湖でもがく 浮上の兆し。
...
君を守って
傷つく獣でありたい
愛されるかどうかなど
考えない獣でいたい
たまに毛並みをなでられ
一生愛を信じるような
たまに風に吹かれ
一生幸せ感じるような
自由で無 ...
悲しいのは
気のせいでしょ
寂しいのも
やり切れないのも
気のせいでしょ
そうやって自分に
嘘ばかりついてないと
世の中の爪で
思い切りはじかれちゃうでしょ
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
錠剤
葉leaf
自由詩
0
15/8/21 4:02
Rusty
ガト
自由詩
9*
15/8/21 3:14
世界のはずれのコテッジで
梅昆布茶
自由詩
16
15/8/21 3:09
バランス
ガト
自由詩
7*
15/8/21 2:56
横断歩道を斜めに渡る
uminek...
自由詩
15*
15/8/21 2:25
花火には恥ずかしい名前をつけてよ
ユッカ
自由詩
10
15/8/21 1:49
イグニッション
itukam...
自由詩
2*
15/8/21 1:35
教会のタンポポ
吉岡ペペロ
自由詩
6
15/8/21 0:54
おしまい
アンテ
自由詩
2
15/8/20 23:49
星の人
ひさし
散文(批評...
2
15/8/20 23:26
_
id=523...
短歌
1
15/8/20 22:20
真夜中に稲川淳二のラブソングやけに激しい風が吹いてる
北大路京介
短歌
4
15/8/20 22:19
花嫁が投げたブーケを奪い合うやけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
1
15/8/20 22:19
デパートの屋上に猿南風
〃
俳句
1
15/8/20 22:16
恋をする夜明けの森
りゅうのあく...
自由詩
6*
15/8/20 22:01
階段
あおい満月
自由詩
5*
15/8/20 21:49
ボボ・アルゼンチン「ちん毛」
花形新次
自由詩
0
15/8/20 21:32
二人称
凍月
自由詩
4*
15/8/20 21:29
沈黙の夏
瑞海
自由詩
4*
15/8/20 21:25
送り火
藤原絵理子
自由詩
6
15/8/20 21:10
どうしよう
はなもとあお
自由詩
3
15/8/20 19:22
スイングアウトメモリー
あおたん
自由詩
3
15/8/20 15:24
巡り巡る「ありがとう」&「あいしてる」模様
komase...
自由詩
2*
15/8/20 15:24
苦し紛れのオブラート
〃
自由詩
2*
15/8/20 15:22
2015年のデロリアン
るるりら
自由詩
8+*
15/8/20 14:19
超…
イナエ
自由詩
12*
15/8/20 11:28
~2015.08.20
もっぷ
短歌
4*
15/8/20 11:10
怯える心
ヒヤシンス
自由詩
10*
15/8/20 10:21
ネガイ
ガト
自由詩
13*
15/8/20 3:07
ショットブラスト
〃
自由詩
4*
15/8/20 3:05
1865
1866
1867
1868
1869
1870
1871
1872
1873
1874
1875
1876
1877
1878
1879
1880
1881
1882
1883
1884
1885
1886
1887
1888
1889
1890
1891
1892
1893
1894
1895
1896
1897
1898
1899
1900
1901
1902
1903
1904
1905
加筆訂正:
恋をする夜明けの森
/
りゅうのあくび
[15/8/20 22:08]
遅筆により推敲
4.65sec.