僕は、今から四十年前
{ルビ勾玉=まがたま}のような白い種として
母の胎に宿りました。

それがこうしていつのまにやら
大人になって、独歩して
思考しては、言葉を発し
地上の日々を営んで ...
恒星、惑星、箒星。
いま、恒星の求人倍率が異常に高い。
きつい仕事だからね。
一等星になるという建築的な意志或いは
自治会の申し合わせのようなもので
維持される宇宙。

何万年、何十万年 ...
囲碁には(天元)の一手があるという。

運命の場所をそっと探るように
シナリオの無い未来を読むように
白と黒の石は…互いに音を立て
碁盤の升目を、埋めてゆく。

――碁石とは、天の星々の ...
もはや地上は眼下に小さく
自分の力じゃ降りれません

下降風を探すのですが
蓄えた血も尽きてきて
もう残りわずかと知ってます

高く飛べる鳥を羨ましく思ってはいたのですが
高く高く鳥を ...
フリードリヒが見ていた
あの十字架

雲海に聳える
孤独な十字架

廃墟で傾く
あの十字架

運命はいつも
フリードリヒの絵の中に

同じ十字架を見つめて
同じ背中を見つめて ...
遠くから呼ぶ声の透明さ
薄弱な心無垢なままの頬
通り過ぎた過去達の幻影
聞こえないあの日の温度


届かない星に愛を添えて


羨む優しげな瞳とは別の
覗いた陰に憧れを抱いた
辿 ...
春の空は かぎりなく 青く
うかんでいる雲は かぎりなく 白い

ぼくは そのまぶしさに
目を 細めている

陽の光りは
ありとあらゆるものに
降りそそいでいる

ゆったりとし ...
いつも、そこに
風が
吹いています

お聞き 
風の声を
やさしく 耳を くすぐる 風の
ささやき

忘れないで
今日という日を
このありふれた一日が
どんなに たいせつな ...
去年の九月から昨日までの短期間で
たぶん会うことはないだろって思っ
てた人と何人も会ったりして死ぬん
じゃないかこれ死亡フラグってやつ
とか思ってちょっと笑える二連休に
はお手並み拝見バター ...
むかし
さよならも言わずに
別れた貴女と
いま、手を繋ぎ
真夜中の街を歩いている

「今までごめんね」
私は静かに首を振り
貴女の手を強く握り返す

***

どこに向かってい ...
星の頃 無敵だった

 目じりの奥に思い出が溢れだす 年月の齢

星を紡いで若葉が全てだった

 畏れを知り現実の棘さえ快感に覚え ふと止まる

   四季の世継ぎの儀四季

   ...
みんなおんなじ人間だ
といってみたり

おなじ人間なんていないんだよ
なんていってみたり

結局どうしたいんだよ

わからないことって
なんでこんなにこわいんだろうね

咲いてい ...
中学生になってはじめて学校へ行った日
いくつかの坂道を登り下りし
いくつかの集落を抜けてたどり着く

坂道は辛かったが 
ところどころに桜が花をつけていて
気分は悪くなかった

集落は ...
車窓に映る自分を眺める
このスーツを着た疲れきった青年は何者だろう
いや、何者でもない、ただの「夜」だ
何者かでありたいようだが
何者になりたいかも分からず
ただ何者? という問 ...
風吹き抜ける丘のうえ
祈りを捧げる家が建つ
人の無力の絶望に
抗う祈りのうたう声
潮風のつぶに紛れつつ
砂の浜辺に隠れては
いつか亀の背に乗って
海の彼方のその彼方
祈りはどこに届くか ...
違法駐輪されている自転車が
綺麗に並べられている
学校へ向かう途中で買ったパンとコーヒーは
一限による眠気防止のため
イヤホンからは陽気な曲が流れ始めた

友達と交わす会話はほとんどが好き ...
低気圧 激しい頭痛に晒されて

緑は風によって勢いよく ざわざわと音を立てる

今日もわたしはベッドの中
街灯が揺れる黒い水面
何を湛えて波とする
突然現れた

あなたは彗星のように消えていった

きらきらと輝くあなたは私に影を残していった

ぽつぽつと冷たい光りたち

お月さまがいる中で精いっぱいに光る

あの六等星も太陽も ...
心の臓と共に時が動く

溢れてくる記憶を掻き乱す

今日も1人、2人と消えていく街

このゲームは切っても切れない鎖と痛みが

街に出れば吸い込む汚れた空気

「君は病んだ若者の代 ...
音に当たり
目が痛む
何も見ない
器の心


火傷
夜の雨を着る
灯りのはざま
見えない橋


切れぬ鋏が切る静けさがあり
水たまりを避け曲がる色
星は無く ...
燃えるゴミ火曜日だよと言ったのにやけに激しい風が吹いてる 文化祭前夜に並べてるドミノやけに激しい風が吹いてる 信念を曲げた夜には本を抱き兎を追ってアリスに戻る 面倒くさい沖縄を
中国に売却することの
是非を問う住民投票が
何故か足立区で行われ
賛成が多数を占める結果となった
これを受け
足立区長は政府に対して
沖縄の即時売却を要請すると
息巻 ...
臍を、囓るから
痛い目にあう
裸にしない
、と
もわもわだよ

みずみずしい
卵、の
ようなもの、を
丸ごと
粉砕する
コアは、焦げ茶色

やわ肌、に
歯をたてる、きみの
...
{引用=びっくりしました
先生が私のアパートのバスタブの底に沈んでいるのを見た時は
ついにやらかしてしまったと思った
内臓が一度にズンと下降する感覚
愛用のキャメルのジャケットを着たままの抜け ...
まだ歩けますか
YES
一緒ですから
歩みはゆっくりでも
日差しも強くなってきましたね
川の水面がきらきらと
お昼は何を食べましょうか
冷たい蕎麦なんかがいいな
いいですね
ワタシと ...
剣の誘惑
背高泡立草
初夏の日差し
背中で受け
一本道を歩く
みんな勇者だった
持たざる者なんていないのだから
仲間と一緒に
緑も濃ゆく
溢れ生い茂る全て
わたしのしらないところで
花は咲き
花は枯れ
窓の外を見る
自転車が通り過ぎ
その瞬間
焼き付けられた横顔を背景に
絵はがきが届く

宛名はわたしのしらない名前
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
夕暮れの丘服部 剛自由詩715/5/19 19:39
天体患測じぇいぞろ自由詩115/5/19 19:32
石を打つ服部 剛自由詩615/5/19 19:19
飛ばされた蚊這 いずる自由詩315/5/19 19:17
フリードリヒの十字架花咲風太郎自由詩315/5/19 18:10
アリス自由詩015/5/19 17:53
NEKOTALGIA・Ⅰ <ふっくら毛の猫>南無一自由詩115/5/19 16:30
いつも、そこに 風が・・。自由詩115/5/19 16:26
腐れ縁とは言わせない/即興ゴルコンダ(仮)投稿.38こうだたけみ自由詩4*15/5/19 16:14
夢に沈む前に佐藤守自由詩215/5/19 16:02
四季の世継ぎの儀四季朝焼彩茜色自由詩9*15/5/19 15:07
紫の花朧月自由詩415/5/19 10:30
戦慄イナエ自由詩12*15/5/19 9:19
雨の夜葉leaf自由詩415/5/19 6:51
祈りの家花咲風太郎自由詩215/5/19 6:49
昼下がりの大学生北橋勇輝自由詩115/5/19 2:59
台風じまさん自由詩215/5/19 1:29
波をつくるはて自由詩115/5/19 1:22
星空じまさん自由詩015/5/19 1:14
チェインとペインKIZ<キジ...自由詩215/5/19 0:17
ひとつ 露光木立 悟自由詩315/5/18 23:31
燃えるゴミ火曜日だよと言ったのにやけに激しい風が吹いてる北大路京介短歌215/5/18 22:57
文化祭前夜に並べてるドミノやけに激しい風が吹いてる短歌115/5/18 22:56
信念を曲げた夜には本を抱き兎を追ってアリスに戻る短歌115/5/18 22:56
住民投票花形新次自由詩015/5/18 22:51
枇杷草野大悟2自由詩215/5/18 22:46
エチュード ハ短調作品10の12(ショパン)Lucy自由詩14+*15/5/18 22:18
老齢時代秋也自由詩015/5/18 22:12
少年時代自由詩115/5/18 21:59
まだ決まってないknit自由詩515/5/18 21:57

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加筆訂正:
エチュード ハ短調作品10の12(ショパン)/Lucy[15/5/19 0:00]
最終連「明日生き返るはずの 私たちの革命なのだから」を、「先生 明日生き返るはずの 私たちの革命なのでしょう?」に書きなおしました。その他、前半部に若干の削除あり。すでにポイントくださったみなさん、申
4.48sec.