苦しい
逃げ出したくなる
想像を手がかりにぼくは生きている
また黒い森に入り込んだ
ぼくの知らないところで
ぼくのいない触れ合いがかさねられていく
囚われたひと ...
発火する手前で
なんとか世界は持ちこたえている
そんな暑さだ
空へのばした緑の手は
もはや力なく横たわり
おそらく
何もつかめないまま
花さえ咲かすことのないまま
明日には
残骸 ...
夏の海の砂浜で
僕は灼熱に耐えかねて、防砂用の竹の柵に隠れていた
その隙間から見えた
小さな子供が
何度も足をとられながら、太陽の下、負けずに歩き回っている
高らかに声を上げ、はしゃ ...
コップのなかに
残された朝と
醒めきらないままの
水を分けあう
魚のかたちをして
水がうごく
夏のはじまり
ゆっくり水際を
泳いでゆこうとする
小さな魚だ
草となり
ただ ...
ペダル踏み、立ちはだかる森へ
クヌギのカブト
ケタケタと笑っている
鼻のあたまに、汗かいといで
役立たず、ひこぼしの魔法
初めてのキス、天の川超え ...
セクシー女優という呼び名に
俺は偽善的なにおいを感じ取っている
AV女優でなんか不都合があんのか?
もっと言えばハードコアポルノ女優だろうよ
ふざけやがって!
マスコミの行う世論調査に
...
私のせいで
世界が歪む
正しさだけで
温かさの欠片もない
私の叫んだ言葉によって
世界が
溶ける
落ちる
赦せとは言わない
甘んじて火の粉を被ろう
しかし
あの瞬間の私は ...
改札口の向こう側で手を振るわたしを
最後まで見届けて
家路へ戻り誰もいない部屋へ辿り着く
さっきまで一緒にいた
あの景色が嘘のように
すべてがモノクロの世界になって
貴方のいない日 ...
150810
名前なんてどうでも良いだろうと
本音を吐いたら、酷く叱られる
名前を間違えるのは、個人の尊厳を冒す
とても暴力的な行為なのだとも言われた
私は、酉年生まれ ...
おつきさま って、いっぱいあるの?
…どうして?
だっていろんなかたちがあるし、おおきさもちがうから
…でもね、本当は、お月様は一つしかないんだよ
そうなの?
…そうだよ。…だ ...
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)と広島交響楽団が共演するクラッシックコンサートに行く。
「平和の夕べ」と名付けられたそれには、ほぼ空席はなかったが、二階席中央ぽっかり二列だけに誰も座っていないところが ...
私の気づかない私は
いつも心の中で
感情をむきだしにしている
地団駄踏んでいる
いろいろなものを
放り投げては拾っている
私の気づかない私は
いつの間にか
君を怖がって ...
ロミジュリみたいな運命だったら言われてみたいな「名字を捨ててあげようか」なんて本気かなって疑っちゃうから神宮に咲く花は散ってく火薬は匂えど色は香らぬプラトニックな愛なんだってさ永遠になんてつづきゃしな ...
伝え損ねたくない、もうこれ以上。
届け損ねたくない、もうこれ以上。
作り損ねたくない、もうこれ以上。
そうは思っても
伝え損ねてしまうことは
届け損ねてしまうことは
作り損ねて ...
手を伸ばせば届きそうな位置に一つの星がある。しかし手を伸ばしたら、なぜか手がつることばかり恐れて、結局どの星だったか、見失ってしまう。
探しあぐねて、必死に色んなところへ手を伸ばす。そうすると、ほん ...
夜陰に揺れ流れるこの光彩
煌めき煌めき
イラつく痛み
鎮め静か
魂の聖処
照らし底から
意識を広げて
幾多の欲望括弧に入れ
光の帯は五感越え、
透明な衣まというねる
知人の見舞いに桃を持っていったが
急に呼吸状態が悪くなったと
面会はできず
桃は連れ帰った
食卓に置いた木箱のふたを開けると
縦にみっつ並んで
桃たちは姉妹のようだ
血色よく尻を ...
やさしいことばで君をえがく
長い髪の、
今は
とても みじかく切ってしまって
君が泣いている
君が笑っている
でも本当は、
ひとり静かに怒っている
縁側でひざを抱いて座ったまま
...
脱皮の夜
徘徊する動物たちは
一斉に時間を蒸発させて
つややかな静物となる
脱皮は内部より始まり
うごめく老廃物が
細胞の隙間を練り歩き
外気に凍らされて
喜悦の皮膚となる ...
誰一人いない砂浜独り占め昼間と違う真夜中の海
海の中潜って魚と戯れる鬼ごっこするかのように見える
横顔から嘘を言ったと気がついた遠く見つめて嘘を重ねる
甘い声甘い言葉で真夜中へ引き込 ...
何になろうか
空を飛ぶ鳥になりたい
海を泳ぐ魚になりたい
土を潜るモグラになりたい
でも人間に殺されちゃう
人間になっても殺されちゃう
何になって何をしよう
どうせここには誰もいないし
すこしくらい良いだろうって
思いっきりチョークで書いた
清水、佐藤は高橋の彼氏だよ
世界中で僕だけが、テストで
ずるをしたやつを知っている
そんな気分で生きてい ...
規則正しく揺れる君
両方の靴が飛んでった
私はもう駄目だ
そう呟けば俺はもう駄目なのだ
もはや俺には字が読めねえ
腐心する毎日さ
気取り果てた俺だ
自己紹介すらままならない
お立ち台に立って
インタビューされることもない
量産 ...
夜がどうしようもなく怖いから
空が色を変えたら
眩しい光で迎えておくれ
息苦しくなるくらい眩しい光で
集団的自衛権なんて
当たり前過ぎていて
全然面白くもないので
例え味方でも
「こいつ、使えないな」
と思ったら
後方から撃っていいという
法案にしてくんないかな
前方はじじいか馬鹿にし ...
お母さんとはなすとき
うめられた地雷をときどきふむ
お母さんを怒らせると
いつまでもかなしい
お母さんはいいな
お母さんは自由で
ずっとずっとそうおもってきたんだよ
それがち ...
風は、いつも 不意に 訪れる
閉め忘れた 窓の スキマから
予感さえ なく
クリーム色の 壁の 棲み家に
押し込められた 日常
拘縮した生と 隣合わせの死の
...
後ろ指 指される 生活よりも
蜂に 刺された方が マシですか? なんて
本気で 聞いて来るんだから 困っちゃう
ブン・ブン・ブン
ぷんぷく 怒っている訳じゃあ ありませんヨ
君の事は ...
「集団的自衛権の行使容認」の明確化
いつからか 憲法改正という正規ルートから脱線か
いつからか 「憲法改正しなくても大丈夫」って裏ワザか
閣議決定での憲法解釈変更から安全保障関連法案の成立で完結 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
触れ合い
吉岡ペペロ
自由詩
3
15/8/12 12:17
炎天
そらの珊瑚
自由詩
18
15/8/12 10:33
見つめる先
あおたん
自由詩
3
15/8/12 10:03
夏の魚
yo-yo
自由詩
15*
15/8/12 7:30
ナツノグラフィカ
ひさし
自由詩
2
15/8/11 23:35
マスコミ襲撃は善という説もある
花形新次
自由詩
0
15/8/11 22:49
ある医者の決意
森川美咲
自由詩
3*
15/8/11 22:35
「遠距離恋愛」
じまさん
自由詩
2
15/8/11 22:04
名字を捨ててあげようか
あおば
自由詩
5*
15/8/11 21:50
月を数えて
凍月
自由詩
3*
15/8/11 21:47
「平和の夕べ」コンサート
そらの珊瑚
散文(批評...
9*
15/8/11 21:46
私の気づかない私は
瑞海
自由詩
4*
15/8/11 21:32
名字を捨ててあげようか/即興ゴルコンダ(仮)投稿.62
こうだたけみ
自由詩
4*
15/8/11 20:58
伝えきれない感謝、届けきれない愛情、作りきれない歓喜。
komase...
自由詩
4*
15/8/11 20:37
自己所有権
陽向∮
自由詩
6*
15/8/11 15:08
無私無底
たけし
自由詩
2
15/8/11 14:56
御見舞
七
自由詩
28*
15/8/11 13:30
やさしいことばで君をえがく
atsuch...
自由詩
5*
15/8/11 10:40
喜び
葉leaf
自由詩
2
15/8/11 6:15
昼間
夏川ゆう
短歌
1
15/8/11 6:05
何になろう
リィ
自由詩
1*
15/8/11 0:44
はじめての赤点
ユッカ
自由詩
7
15/8/10 23:59
ぶらんこ
はて
自由詩
0
15/8/10 23:56
死にやがれ
奥畑 梨奈枝
自由詩
5*
15/8/10 23:32
長い夜
十一月の失敗...
自由詩
0
15/8/10 23:04
新安保法案
花形新次
自由詩
0
15/8/10 22:44
お母さんと地雷
朧月
自由詩
6
15/8/10 22:29
風は、いつも 不意に
南無一
自由詩
0
15/8/10 22:19
君を呼ぶ声がする
藤鈴呼
自由詩
4*
15/8/10 22:00
違憲立法プレイ
komase...
自由詩
2*
15/8/10 21:18
1872
1873
1874
1875
1876
1877
1878
1879
1880
1881
1882
1883
1884
1885
1886
1887
1888
1889
1890
1891
1892
1893
1894
1895
1896
1897
1898
1899
1900
1901
1902
1903
1904
1905
1906
1907
1908
1909
1910
1911
1912
加筆訂正:
ダイパー・ドライブ
/
夏美かをる
[15/8/12 1:06]
ダイパードライブに・を挿入し、また一行目を追加しました。
ある医者の決意
/
森川美咲
[15/8/11 22:49]
最終連を追加
3.81sec.