ピーチフレーバーが
すかっときた
街角のカフェで飲んだ
イタリアンソーダは
夏の訪れを感じさせたけど
パラソルの影の中で
一人の僕には
少し
冷たすぎたのかもしれない
虫は岩場にとまって夢を見ていた
夢の中では全く別のいきものだった
そのいきものは
仕事をし
妻をめとり
子どもをもうけ
家を建て
また恋をして
時には浮かれ
時にはもだえ
ケータイ ...
つばめはどうして
にんげんのうちなんかに巣をつくるのだろう
だれも住んでいない家にはつくらないんだってよ
わたしはひとりがすきだけど
つばめがいるからひとりじゃない
えさをはこん ...
うそみたいなほんとの世界には
油っこい湯気が立ってて
空ばっかりは複雑なうそみたいで
みあげる余裕なく午後五時半
いつものあきらめがまた
かならずあしたも東京の夏です
と念を押されて泣 ...
揺れる車中で、一瞬だけ眠ったような気がした。酒も女もしばらくこらえて、不眠症気味だ。今日の仕事を終えたら、解禁といきたいところだが・・。
定員のセダンの不自由さから逃げたい気持ちもあった。大の男が、 ...
旅立つ日はついに来なかった
お前はいつでも準備はできていたのに
旅立つ夢を抱きながら
こんなにもボロボロになってしまった
My Bicycle
チェーンは錆びてあちこち傷だらけ
...
誰にも混ざらず
誰とも交わらず
このまま
凍ってもいい
凍っててもいいんだ
お願いだから
再び凍らせるなら
私を溶かさないでくれ
泣き疲れても
帰る場所すらない
信じる人に
裏切られたら
後はひたすらひとり
こんな遠くまで来て
どこへ帰ろう
暖かい家は
電車で1時間半の
地球の裏側
家族みんなの
笑顔を思い ...
SOSの言葉はもはや、何の意味もなさない。誰も最初から、君を助けてはくれないのだ。僕は何かを奪われそうになったら、その銃口を向け、引鉄をひくしかないのだろう。
僕は何度もSOSを発信した。
そ ...
銀色の一匹を求め彷徨う
渓に入りて恐れるわれは
青々し魚のルース
あまりにも透明な魚体をながめる
愛しいと想いながらも食うわれ
瞳が交差する戸惑い
殆どかわらぬ ...
オムレツにケチャップで書く好きの文字その上からマヨネーズでバツ
キューピーのマヨネーズ推す雄山に対し士郎の推す味の素
レゴ製のバベルの塔が崩される父の上司の娘によって
出逢ったのがいつだったのか
はじまりがいつだったのかなんて憶えていないんだ
ずっと一緒だったような気がするし
それとも独りだった時間を忘れてしまったのか
このままどこまでも一緒に行こう ...
割りばしにまとった電気アメみたいに 暗がりのなかをぼうっとしたい
さよならを言うまで朝まで矛盾したい最終回またどこかで
ひとっこひとりいない駅前で七月ピスタチオの価値を知る
...
朝顔の
色をみながら
想うのは
絹に染めたら
何色になる
鬼灯の
ともしび垂れる
夏のよい
線香花火に
願いをたくす
いまはみぬ
巨大ヒマワリ
紅ダリア
入道雲の ...
ぼくは宝物によって支配される
さまざまな伽羅や沈香
ナイフ、鉈、小刀、包丁、鑿、鉋
剣鉈、巨大な砥石
使わない電動工具
何百の食器
茶道具
香水たち
四十種類の生豆の珈琲
四 ...
蕎麦を食いたしソバはなし
かき揚げのタマネギ甘い
ざるより旨いもり蕎麦は
更科のしなやかさに癒される
暖簾が誘う蕎麦屋かな
150709
小河内地貯水池なんて済ましてやがって
てめえ昔はダムと言われていたんだろう
ダムよ
返事が無いのはどういうわけだ
蜘蛛の糸を伝わって降りてきたのは
...
一
罪深い朝よ
おまえはそんなにはりきってどこへ行くというのか
時空を超えて宇宙の滝まで行くというのか
俺を待ってはくれないだろうが
朝よ、おまえは嫌いじゃない
おまえが夜に吐き散らか ...
わからないという虫を
見てみぬ振りをして
僕の中で放っておいた
奴等
増殖し巨大化し
脳の子葉を穴ぼこにした
食べ後からは
血と膿がにじみ
葉脈の鼓動は
カラスの鳴き声になっ ...
薄暗い部屋の奥に、
くすんだ肌色の布が掛けられた祭壇が設置され
(段の上には、
大小無数の古びた細長い金属製の小物類が重ね置かれている)
そのすぐ向こうの仕切り障子窓は、
両端がわずかにあけ ...
嘘を重ねるたび丘の雲は地表を露わにする。
それはどうにもならないくらい現実で
自分の歴史の中の恥を上塗りしてゆく。
自責の念は何の解決にもなりはしない。
穏やかな音楽も今は音 ...
イラク戦争に従軍した
アメリカ海軍特殊部隊狙撃手の
自伝を読んでいる
交戦規定を守って戦う
彼はアメリカンヒーロー
子連れの女が
米軍海兵隊に向かって
手榴弾を取り出したとき
...
俺とお前だけをめぐる静かな風に
何も唱えるものを持ち合わせずに
鮮やかな紅葉の幻想に乗って
お前そのものが伝わってくる
交わす言葉はすべて常識的だが
本当の言葉は沈黙して
かわ ...
祝砲に実弾使うバカがいてやけに激しい風が吹いてる
武器としてとんがりコーン指にはめやけに激しい風が吹いてる
帽子から飛び出すはずの鳩でしたやけに激しい風が吹いてる
嘘ばかりで安っぽいお伽噺じゃないのにね
雨音が小舟を脅かす夜に
嵐の中、揺れる吐息
生きている
自分も世界も欺いて
生きている?
誰かがドアを叩いている
此処が何処だか分からない魂だ ...
酔い酔いて
チャルメラさがす
骨格は
化石のように
夜空彷徨う
痩せ痩せて
漂うぼくは
幽霊か
琥珀を啜り
明日をみる
この夜に
生きるか死ぬか
知らないで
なぜ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
イタリアンソーダ
あさかみ
自由詩
0
15/7/10 17:28
夢虫
やまうちあつ...
自由詩
1
15/7/10 15:29
つばめたちの家
朧月
自由詩
7
15/7/10 12:56
風車
もっぷ
自由詩
8
15/7/10 12:29
その夜の仕事
もり
散文(批評...
1*
15/7/10 6:44
My Bicycle
葉leaf
自由詩
2
15/7/10 6:30
融点
ガト
自由詩
0
15/7/10 4:19
夜蝉
〃
自由詩
1
15/7/10 4:01
普通の愛
もり
散文(批評...
2*
15/7/10 3:40
釣り
レタス
俳句
0*
15/7/10 1:11
オムレツにケチャップで書く好きの文字その上からマヨネーズでバ ...
北大路京介
短歌
3
15/7/10 0:44
キューピーのマヨネーズ推す雄山に対し士郎の推す味の素
〃
短歌
3
15/7/10 0:44
レゴ製のバベルの塔が崩される父の上司の娘によって
〃
短歌
4
15/7/10 0:44
私の美しいひと
文字綴り屋 ...
自由詩
1
15/7/9 23:57
最終回またどこかで
さわ田マヨネ
短歌
6
15/7/9 23:49
夏休み
レタス
短歌
3*
15/7/9 23:27
玩物喪志
〃
自由詩
2*
15/7/9 22:14
腹鳴り
〃
俳句
0*
15/7/9 21:18
ダム
あおば
自由詩
8*
15/7/9 20:58
小さな 五つの詩篇
山人
自由詩
5*
15/7/9 19:52
椰子の実
和田カマリ
自由詩
2*
15/7/9 15:35
境界域
たけし
自由詩
1*
15/7/9 14:48
疼き
ヒヤシンス
自由詩
11*
15/7/9 10:41
請願
眠り羊
自由詩
1*
15/7/9 8:58
秋
葉leaf
自由詩
3
15/7/9 8:54
祝砲に実弾使うバカがいてやけに激しい風が吹いてる
北大路京介
短歌
2
15/7/9 0:43
武器としてとんがりコーン指にはめやけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
2
15/7/9 0:43
帽子から飛び出すはずの鳩でしたやけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
3
15/7/9 0:43
変身したい
智鶴
自由詩
4
15/7/8 23:28
骨格標本
レタス
短歌
2
15/7/8 23:20
1868
1869
1870
1871
1872
1873
1874
1875
1876
1877
1878
1879
1880
1881
1882
1883
1884
1885
1886
1887
1888
1889
1890
1891
1892
1893
1894
1895
1896
1897
1898
1899
1900
1901
1902
1903
1904
1905
1906
1907
1908
3.47sec.