ハイエナが匂いを嗅ぎつけ
死肉をあさる
その本能はわからなくもない
生きるために
溺れて
己を是とする
わからなくもない
見下す視線は地獄の巡回
ひとかけらの優しさもない
使徒の独り ...
海の向こうに
蜃気楼が見えたら
熱帯夜の中で
君の香りがしたら
お水の中に
海月が泳いだら
もう夏の終わり
あの日に
買った金魚は
傷だらけで元気がない
掬い上げた ...
いつから夢見ていたのだろう。それもほとんどわからぬまま、夫の藤野の会話をまるで無音のコマ送りにしていた。シンクにぽたぽたと透明とも鉛色ともつかぬ水のしたたりを聴いていた。気がつけば窓の外ではすでに朝日 ...
黒ギャルは
臭そうな気がする
それはヘイトスピーチだと
よく指摘されるが
臭そうとは
私にとっては
最高の誉め言葉なので
言い掛かりは止めて欲しい
黒ギャルがワキを触り
その臭い ...
楽しみましょうよ
今のうち
自分の足で歩けるうちに
林檎の果実の熟さぬうちに
自分の言葉で話せるうちに
自分の頭で考えて自分の声で歌えるうちに
怒りましょうよ今のうち
自 ...
街には詩人が溢れているらしい。
嘘だろ。
誰かの幻想がまことしやかに伝わった
だけだろう。
昔から、詩人は孤独と日陰を好むと聞いて
いた。
だから、例えばあのスクランブル交差点の
人 ...
此処にいるという現象にはとてもかなわない
誰かがみている白日夢なのか
ぼくにはわからない
痛みと甘さの波動のせめぎあいに
涙を流し
笑い
静かに伏せる
いのちの不思議
花を抱き
人々 ...
戦火を避けて祖父の家に疎開していたぼくの
ノートや教科書と一緒に
街にあった家が焼け落ちた翌日
父は硝煙クサイ鉄の筒を持ち帰ったが
それ以来 街の家のことは口にしなかった
道を挟んだ隣 ...
彼:「人類は未だ幻想に惑い、迷妄に深く沈んでいる。彼らが目覚めることなどあり得ようか?」
彼女:「あるわよ、あなたからその無駄なセックスアピールが消えたころにね」
彼:「では、いよいよのよ ...
自称詩人が目に余るので
広場で朗読会を開くと言って
誘き寄せ
集まったところを
一網打尽にすることを思い付いた
案の定、このクソ暑い中
自称詩人約2500人が
何の疑いもなく
ノコノコ ...
さらさらときらめく水辺のほとり
夢にみたイーハトーヴの森の音
透明な糸ひく山女魚の青さ
ミズナラを抱きよせ水の音聞く
春楡の巨木にたたずむ君の面影
🔶
愚か者は僕だ
笑いながら 手は震えてた
伸ばしかけた手を伸ばす場所さえ
わからなくなった
落ちる雫を忌々しく思い
それに また笑った
いつだって あの頃の君がよかった
...
骨のような岩壁をくり抜き
むらさきの斎場が作られていた
川底には黒い鉱がつづき
岩を二重に映していた
うれしさはすぐに悲しさになり
頭のなかには茎がひろが ...
蝶番に赤錆びが 出始めた
脳味噌に白カビが 生えだした
それなのに
卒寿までいのちが めぐまれたこと ...
こんなに濁った
こころ
と
からだ
だけど
せめて死ぬ時は
僕のいのちは水色に澄み
すべてを識る事になればと
願う
あついあつい夏の日
しろいしろい入道雲の下
祈る
はみだして 行き場のない ことばたちが
過去へかえっていく
そうだった
あなたに 出会うよりもまえから
あなたのことを 好きでした
みつめあうよりも
ずうっとまえから
わたしのどこか ...
私は
戦後史を全て焼き払えと
主張したかったが
どこぞのバカ・・・
違うな
バキ?違う、バク?
そうだ、そうだ
バク大統領の親父を
パクったみたいに思われると
嫌なので
止めること ...
ガツンと言ってやればよかったのよ
笑ったメイちゃんが
大ゲンカしたことをケロっと忘れて
ジョッキを勢いよくあけて
店員の圧力で
女二人の飲み会は
予想通りぼっちで終了
駅まで続く ...
冷蔵庫の中でしずかになにかが貯蔵されているが
それはけっして常温の空気のなかにはでてこないものかもしれない
陽光のとどかない深いうみのそこで
眼のないいきものたちが生命活動をくりひろげていて ...
砂を両手でギュッと握ります
ハートの形になります
ていねいに持たないと
パラパラと崩れてしまいます
砂をギュッと握ったのはカミサマです
このハートをね
シワ ...
あなたは眠る
虹のした
なぜ
胸がこんなにいたいのか
そうして
なつかしく まぶたをとじる
150812
残りの足は
宙で停止したまま
顔が引き攣っているのか
それとも誰かを威嚇するのか
正面に回りこむ余裕が無い
スマフォを持たない貧乏狐め
腹立たしい ...
今日は左肩がやけに痛む
から、
まず左肩から刃で抉ろう
それからいつもの眼底痛だ
右目の下縁から
眼球を抉り出し
左目も同じく
それでなお意識が保持されていれば、
疼く脳髄を
...
陽射しが強いという理由で
安保反対のデモに
4トントラックで突っ込み
自称市民派詩人12人を
殺害した罪に問われている
美白信奉者の
漆原えみり(48)容疑者が不起訴となった
その理由に ...
一生の屋根の上で花火を見よう
夜が霞むくらいとびきりのやつ
ひとつお見舞いしてあげるから
きみの好きな色がはじけたときだけ
下をむくのを休んでほしい
雨が降り始めた
何処で これ以上 笑えばいい
景色の感覚を剥ぎ取られて
白い足の子供たちが
死の石と兎の上を
水蜜のように歩いた
さらわれてしまう耳目
暗渠から招く文字のうねり
疑問と ...
苦しくて仕方ないとき
割とよく思うもの
この視界という世界に飛び込んでくる
木々のざわめきや車の排気ガスとかすべて
無性に消し去りたくなる
苦しくして仕方ないとき
...
電車のドア窓から行く方ばかり見てる。もし後ろを見てるひとがいたら、それはそれで「なんなんだろう」と考えてしまう。運んでいる。ひつまぶしの成り立ちを思い出す。ひとはホットなまま冷めてることができる。届け ...
苦しい
逃げ出したくなる
想像を手がかりにぼくは生きている
また黒い森に入り込んだ
ぼくの知らないところで
ぼくのいない触れ合いがかさねられていく
囚われたひと ...
発火する手前で
なんとか世界は持ちこたえている
そんな暑さだ
空へのばした緑の手は
もはや力なく横たわり
おそらく
何もつかめないまま
花さえ咲かすことのないまま
明日には
残骸 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
般若
レタス
自由詩
0
15/8/13 22:05
残片
瑞海
自由詩
7*
15/8/13 21:17
水辺
伊藤 大樹
散文(批評...
2
15/8/13 20:24
ギャル
花形新次
自由詩
1
15/8/13 19:20
楽しみましょう
Lucy
自由詩
10*
15/8/13 18:29
詩人
こたきひろし
自由詩
2
15/8/13 17:56
死の予感
レタス
自由詩
2
15/8/13 16:28
あの頃はもう…
イナエ
自由詩
8*
15/8/13 16:06
ある会話
りゅうさん
自由詩
0
15/8/13 15:55
公開処刑
花形新次
自由詩
0
15/8/13 15:51
ハートランド
レタス
俳句
0
15/8/13 15:45
.15.08.13 無題
世江
自由詩
2
15/8/13 11:38
真昼 みさき
木立 悟
自由詩
4
15/8/13 10:51
緑門
信天翁
自由詩
3
15/8/13 9:56
入道雲
渡辺亘
自由詩
5
15/8/13 8:59
どこか
はるな
自由詩
4
15/8/13 3:02
思い出した
花形新次
自由詩
0
15/8/13 0:42
※ッ※
アンテ
自由詩
4
15/8/13 0:32
もとかれもとかのに捧げる散文詩
梅昆布茶
散文(批評...
11
15/8/12 23:39
シワアセ
ひさし
自由詩
9
15/8/12 23:14
虹
はるな
自由詩
4
15/8/12 23:07
狐の三歩
あおば
自由詩
4*
15/8/12 20:03
自壊シュミレーショオン
たけし
自由詩
3
15/8/12 19:53
太陽が悪い
花形新次
自由詩
1
15/8/12 17:44
星に喧嘩を売りにいくだけ
ユッカ
自由詩
3
15/8/12 17:06
笑いの刑
ただのみきや
自由詩
21*
15/8/12 14:10
マバタキパラダイムホホエミ
komase...
自由詩
2*
15/8/12 13:05
ケツカッチン
nemaru
自由詩
1*
15/8/12 12:32
触れ合い
吉岡ペペロ
自由詩
3
15/8/12 12:17
炎天
そらの珊瑚
自由詩
18
15/8/12 10:33
1871
1872
1873
1874
1875
1876
1877
1878
1879
1880
1881
1882
1883
1884
1885
1886
1887
1888
1889
1890
1891
1892
1893
1894
1895
1896
1897
1898
1899
1900
1901
1902
1903
1904
1905
1906
1907
1908
1909
1910
1911
加筆訂正:
さくらんぼ泥棒
/
りゅうのあくび
[15/8/12 22:36]
遅筆のため推敲
笑いの刑
/
ただのみきや
[15/8/12 22:04]
何か所か小訂正しました。
3.48sec.