わかっていて手をつけない
転ぶ一秒まえ
前のめりに笑っている
わたしをみとめてくれますか
甘い夢は廃れるか、苦いリアルは身を蝕むか、長い日向に焼け落ちるか、本当の夜に気がふれるか、運命は蛇の牙のように鋭利で正確だ、心魂の根元まで食い込んで毒を撒き散らす、存在が痺 ...
溺れるとは
深みにはまること
愛に溺れ
女に溺れ
やがて
女のワキに溺れるようになり
今では
女の膝の裏に溺れている
どちらも浅いけれど
深い
青い芝を滑るように加速する
回転数は見る間に上昇し続ける
上半身がブレないフォーム
臀部とふくらはぎの力強い曲線
緩急をつければ誰もマークできない
切り替えし一つが特別な武装
身体がイメー ...
街路樹の緑が色濃くなる刻
敷き詰められた赤い煉瓦に
バイオレットの紗が降りる
黒いヒールがコッコッと音を立て
街路に照らし出されて
白いコントラバスが歩いて行く
コントラバスから延 ...
動かない川の水
淡い陽光に照らされ
タールと銀の陰影混交
濃密に静止して
対岸の雑木林
そよとも揺れず
木々の隙間から
白い空間 奥まり覗く
凝視されている気配
は
確かにアカ ...
自分という存在が、絶対的にひとりだと、気づいたのはおそらく子どもだった頃と思う。
なんでもない日の、なんでもない朝。赤いランドセルを背負い、竹で出来た定規をそのふたの隙間からのぞかせていた、小学校へ ...
いのちのバトンを
つなぐのは
とわの輪っかの
つながりだ
☆
バトンをたくせぬ
アンカーは
輪っかの終わる
無限の先だ
☆
この命を
全うする ...
夢幻の街路
真昼の交差点に
ヨット走る
白き挺身に
青い帆を纏い
白鬚の老爺とぼとぼと行く
彼方に二本足の土筆
歩む
夢幻のごとき
ある午後の街路
夏の幻
情愛きわまる ...
時代を超えて鳴り響く鐘の音よ。
この夏の盛りにやって来る荘厳の響き。
この身を何度委ねたか分からない魔性の響きよ。
乳飲み子の眠りを妨げるのはやめておくれ。
閑散とした町の中 ...
しょうがない
好きにだって順位やタイミングがある
忘れない待つわと言ったって
永遠には生きられない
ねえ、私たちが大切にしているものって
本当はただの星屑なのよ
頭に星をつけて ...
恋人たちは
フルーツの種を飲む
そんなことをしなくても
この時代を生き残ると
伝えたかった
未来の話をして疎まれた
今夜は数人がそばにいた
優しくなったねと言われた
優しくなりたかったから
それでよかった
自分のターンがくれば
カードを引き、宣言して、マナを使い、10面体のサイコロを振る
ただそれだけ
悪にだってな ...
静かな平日の図書館に人の気配はない。
幾千幾万の蕾たちが花開くのを今か今かと待ち望んでいる。
私の手の中で花開いた詩集は遠い昔の魂の叫びだ。
私は今日もまた本の森へと足を運ぶ。
...
ラッキーカラーを切って大爆発
青い球体に手を突き刺して
あなたを引っこ抜きたい
白い球体は ゆっくりと東から西へ
夜を巡ってゆく
孤独なんて簡単に乗り越えられると
思っていたのに
私はもう潰れてしまいそうに
震えてい ...
靡く風鈴のように美しく鳴くのは
蟋蟀でしょうか?
鈴虫でしょうか?
僕が知らない他の虫でしょうか?
雨上がりの朝は
木々を濡らす水の滴りと
小鳥の他愛ない会話と
秋の奏者達の ...
暑さ浴び暑さ忘れて畑仕事熱中症が気になる季節
鮮やかな真っ赤なトマト涼しげに暑さ和らぐ夏の夕暮れ
冷たくて美味しいゼリー夏のもの熱帯夜から一瞬抜け出す
続編がない小説を読みあさる作り ...
街でたまに
一匹狼に出会う
同じ匂いがして
話さなくても気に入る
媚びない
興味ない
けど楽しい
みたいな
なんともいえない魂の軽さがあって
そういうヤツらは
何の ...
川沿いに腰を降ろしてひと心地
よく晴れて広い空に浮かぶ雲の
自由な大きさに目が眩む
私はこの空の下に生きている人を
ほとんど知らない
それなのに時々窮屈な気持ちだなと
思うのは何故だろ ...
公園で自殺した
つぎのつぎの日には
痛快なくらい子供たちがそこで遊んでいた
夕暮れ
子供たちはそれぞれの明かりに戻っていった
喧騒のわだちを残して公園はしんとしていた
...
150818
定期健診が8月から受けられます
保健所からは分厚い封筒が届けられ
行きつけの内科医に尋ねたところ
夏は暑いから、なにかと異常があるから
例年通りの10月 ...
大義名分をもって仕事をしていると関係各社のことなんてどうでもよくなる
大義名分をもって政治家なんてやっているとマイノリティのことなんてどうでもよくなる
大義名分をもってひとつの価値観を広め ...
黒猫の背なの曲線今朝の秋
蜩や東京までは恋のなか
蜩の声や形見のハーモニカ
15日も過ぎてしまい
次は何に抗議しようか
考えているが
良い案が浮かばない
9月は何にもないから困る
9.11はアメリカが酷い目にあったので
むしろパレードをしたいぐらいだが
左翼丸出 ...
サッカーはお好きですか。
サッカー観戦をしていると色んな人がいるものだなと常々思うのです。意見や批評というか、ただの罵言雑言で選手の人格否定すら平然とする方々も居れば、愚直にスタジアムに足を運び ...
記号のような体を結んだ夜を
心とはよべない
わたしたちの命が
わからないどこかで燃え尽きてしまう
祈りがなみだのようにあふれだした
おんなたちは 4つの虚偽をつくるのが 得意だ。
ひとつは、顔。
毎朝、 鏡の前で 自分の顔を無くしてしまう。
ひとつは、胸。
鋼入りのブラジャー、あるいはパットやらで、
時には、 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
転ぶ
はるな
自由詩
4
15/8/18 21:50
認識しないまま知り続ける
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
15/8/18 21:37
溺れる
花形新次
自由詩
0
15/8/18 21:27
アゲイン
カジェ
自由詩
1
15/8/18 21:15
札幌煉瓦通りにて
イナエ
自由詩
10*
15/8/18 18:54
反復される・光景夢
たけし
自由詩
5*
15/8/18 18:33
夜更けの紙相撲・静かなお盆
そらの珊瑚
散文(批評...
9*
15/8/18 17:12
輪
シホ.N
自由詩
5
15/8/18 17:07
夢幻の街路
生田 稔
自由詩
3
15/8/18 16:27
貴方へ
ヒヤシンス
自由詩
7*
15/8/18 13:57
6yhnx
mizuno...
自由詩
2
15/8/18 13:15
soothsayer
〃
自由詩
1
15/8/18 12:59
devoid of meteor
〃
自由詩
1
15/8/18 12:44
街中の森
ヒヤシンス
自由詩
7*
15/8/18 12:42
ラッキーカラーを切って大爆発
北大路京介
自由詩
6
15/8/18 12:39
盛夏の影
within
自由詩
2*
15/8/18 10:33
ひぐらしよりせつない
凍月
自由詩
4*
15/8/18 6:09
暑さ
夏川ゆう
短歌
1
15/8/18 5:56
狼
ガト
自由詩
8*
15/8/18 2:52
ひと心地
灰泥軽茶
自由詩
4
15/8/18 2:47
GHOST IN THE PARK
吉岡ペペロ
自由詩
6
15/8/18 0:29
腸の検査と麻婆豆腐
あおば
自由詩
4*
15/8/18 0:13
知性のかけらもない大義名分
吉岡ペペロ
自由詩
2
15/8/18 0:00
黒猫の背なの曲線今朝の秋
北大路京介
俳句
5
15/8/17 22:45
蜩や東京までは恋のなか
〃
俳句
2
15/8/17 22:44
蜩の声や形見のハーモニカ
〃
俳句
2
15/8/17 22:43
プロ市民
花形新次
自由詩
0
15/8/17 22:33
フットボールはお好きですか
カジェ
散文(批評...
1*
15/8/17 22:17
祈り
はるな
自由詩
2
15/8/17 22:07
4つの虚偽
南無一
自由詩
0
15/8/17 22:06
1867
1868
1869
1870
1871
1872
1873
1874
1875
1876
1877
1878
1879
1880
1881
1882
1883
1884
1885
1886
1887
1888
1889
1890
1891
1892
1893
1894
1895
1896
1897
1898
1899
1900
1901
1902
1903
1904
1905
1906
1907
加筆訂正:
真夏の骨と雨
/
りゅうのあくび
[15/8/18 17:00]
遅筆により推敲
3.69sec.