入れても、注いでも、どこかへいってしまって空っぽだ
ふさごうにも掌じゃ足りないし
零れるまえに詰め込んでも、休憩したらもう見当たらない
困ったな
助けてよ
どなたかフタをお持 ...
名も無い瓦礫の路は
昔話をしたがっているように見えた
激しい雨のあとの
過呼吸のような陽射し
喉元を滑り落ちる汗を
呪いながら歩を進める
息すらかすれている
午後は容赦が ...
赤く透き通った
血の様なワインを飲んでいる
酔っているので
詩は
書いてはいけない
酔っているので
なおさら書きたい
自制心が効かない時ほど
熟成しないまま
今すぐ
投 ...
つるりと逃げ出す言葉は
重心を同じところに留めようとする
こちらの思惑を知っていて
その裏をかくイタズラを仕掛ける
追いかけるとき進む道は
こちらが選んでいるようで
あちらの作戦通りのポイ ...
病やすらぎ
紙の短歌たんねんに読みこころ解け又再びを短歌作らむ
寝てばかり考えめぐらし何もせず病いえればまた歌作る
英文を読めば心は弾みつつその先その先眼鏡をとおして
...
緑の通りは影にあふれ
小さな原には誰もいない
橋の上には足音の波
波を押し出す風ばかり
空から橋
橋から原
幾つかの歪みが立つ境いめに
音は残り またたい ...
蓮の下
蓮の下であった
花が
花が開いた
泥色の
花が
一つ二つ三つと
やがて
しばらくすると
いつしか
揺れて
...
小指姫
清水のはじまりを
そっと草をひろげて
ゆびさきで たしかめるとき
七夕の日の心の岸部から
あなたの冒険が 始まります
笹船に乙女がのることができるとしたら
親指姫 ...
機動兵器ってなんだ
機動の意味も僕はいまいちわかってない
しらなくても
生きていけるし
機動兵器がこの世に
実際にあるのかないのか
わりとどうでもいい
遠くのクニで
機動兵器が ...
仕事上のトラブルで疲弊した私は、医者の診断書をもらって長めの休暇をとった。しがらみの藪の中で沢山の蔓を引きちぎって、ようやく手にした明るい広場のような休暇だった。この明るい広場には何から何まで ...
求めない 求めない 求めない
気にしない きにしない
しない しない しない
言い聞かせる 頭に 心に
解ってる 解ってる 解ってるんだってだから
思えば思うほど 求めてる自分がここにいる
...
森林は強くて深い呼吸する木々の歌声絶えず聞こえる
休日の渋滞抜けて辿り着く海を見下ろす想い出のカフェ
六月の晴れた日に見た紫陽花は雨降らなくても魅力的に咲く
コンパスを使って描くアー ...
体の震えを止めてくれるあなたが
私の心を震えさせる唯一の人
コンビニの前で
一服
足のしたにはマンホール
マンホールの上で一服
このマンホールは
地下へと続く
エレベーターなんだよ
一服すれば
動き出すから
その後はお楽し ...
一度目
道に迷う
二度目は
短縮展示のため時間外
三度目、
祝日の関係で振替休み
四度目
ふてくされて向かわず
そして五度目
の
有楽町の美術館は
中に入れはしても
常設展 ...
錆びついた未来を切り開くハサミ三十一文字の塔がたたない
ワガママをみじん切りするキッチンに誰も入れぬ結界を張る
お互いに歩幅を合わせようとしてカタコト進む七月七日
横断歩道の上から手を降る君を見つけて少し早く歩く
2年ぶりに見る君は大人になっていて
若くあろうとしながらも僕は老けてしまっているかな
あんなにも愛し合っていたのに朝がくるみたいに夜がきたね
...
リビングにおいた
鉢植えのシクラメン
水だけやって
かれこれもう2年
元気なんです
これがまた
冬の花だと思っていたら
去年の夏
狂ったように咲いていた
意地か
誇りか
はた ...
一度でも会いたかった
一度でも会えなかった
それが君の優しさと分かっているんだけど
君の歩幅も知らぬまま ひとり歩いていく
テコテコ歩く犬
テコテコ歩く祖母
織姫と彦星を横目に
犬のうんちは持ち帰る
わたしたちは水辺に立って
空が落ちるのをみていた
低い街はもうみんな焼けて
森たちは水びたしになった
わたしたちはみていた
焼けたりふやけていくそれらを
そしてちゃんと知っていた
ぜ ...
星野ない夜などなくて祈ることない夜もなくて 雨、雨が降る
短冊に幼い文字は連ねられもう届かない夏の日がある
欲望と祈りの区別がつかぬまま声に出さない笹の葉、さらさら
...
大事な人がいなくなったら、
ひとりぼっちになったら、
どうやって耐えればいい?
悲しいことに私はひとりで、
お母さんが死ぬ前に、
ひとりでいる練習をしているんだけれど、
そうすることでお母 ...
おっぱいに頭をぶつけて死にたい
おっぱいに挟まれて死にたい
おっぱいに殴られて死にたい
おっぱいに殺されたい
あなたになら
殺されたってかまわないから
あなたのためなら
喜んで命をさ ...
重ねすぎたら崩れてしまう
だから無口でいるの?
それとも私とだから?
黙っていても会話していると
おもいたい日常
空はどこまでが空?
だれも知らない問いを
心で想いながら
おな ...
原爆が広島と長崎に落ちて
いつのまに真夏の最中
戦争が終わり
港街には帰還兵と
占領軍の兵士があふれていた
マッカーサー元帥の命令で
英語が出来てレポートが書ける
反骨精神があり眼と目で ...
とき来れば 花は開きて 花は散る 訳も問わずに またときは行く
外食するなら
インスタントラーメンに限るのだ
シングルバーナーに火を点け
無愛想な顔をしながら
無愛想なクッカーに水を張り
無関心を装いつつも
早く
早くと
急かしつつ
慌てるな
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
穴のあいたバケツだ
若桜
自由詩
1+
15/7/7 22:31
イノセントのありかた
ホロウ・シカ...
自由詩
5+*
15/7/7 22:28
赤い酒
Lucy
自由詩
15+*
15/7/7 21:20
包み込む手のひらから
深水遊脚
自由詩
5+*
15/7/7 20:54
病は癒えて
生田 稔
短歌
4+
15/7/7 20:06
水辺 越音
木立 悟
自由詩
2+
15/7/7 19:53
第三十二番札所 禅師峰寺の池
北村 守通
自由詩
1+*
15/7/7 19:14
小指姫
るるりら
自由詩
9+*
15/7/7 18:37
機動兵器
あさかみ
自由詩
0
15/7/7 17:04
額縁
葉leaf
自由詩
1+
15/7/7 8:55
つじつま合わせでもかまわないから
涙(ルイ)
自由詩
3
15/7/7 6:15
森林
夏川ゆう
短歌
1
15/7/7 6:04
震え
文字綴り屋 ...
自由詩
1
15/7/7 1:42
一服
南川きま
自由詩
0
15/7/7 1:12
にゃんと。
フユナ
自由詩
5*
15/7/7 0:26
錆びついた未来を切り開くハサミ三十一文字の塔がたたない
北大路京介
短歌
3
15/7/7 0:19
ワガママをみじん切りするキッチンに誰も入れぬ結界を張る
〃
短歌
6
15/7/7 0:19
お互いに歩幅を合わせようとしてカタコト進む七月七日
〃
短歌
4
15/7/7 0:18
横断歩道の上から手を降る君を見つけて少し早く歩く #poe ...
〃
自由詩
4
15/7/7 0:18
シクラメン
uminek...
自由詩
5*
15/7/7 0:17
一度でも会いたかった #poem24
北大路京介
自由詩
4
15/7/7 0:17
テコテコ歩く犬 #poem24
〃
自由詩
4
15/7/7 0:17
水辺で
はるな
自由詩
2
15/7/6 23:35
きっとたくさんの七夕があるだろうけれど
水鳴ハヤテ
短歌
2
15/7/6 23:01
お別れ
ららばい
自由詩
0
15/7/6 22:59
愛について
にゃんしー
自由詩
3
15/7/6 21:57
散歩する影
朧月
自由詩
3
15/7/6 21:49
或る米軍少佐の終戦回顧録
りゅうのあく...
自由詩
6*
15/7/6 21:46
解脱
星野つばき
短歌
0
15/7/6 19:44
インスタントラーメン
北村 守通
自由詩
1
15/7/6 19:24
1870
1871
1872
1873
1874
1875
1876
1877
1878
1879
1880
1881
1882
1883
1884
1885
1886
1887
1888
1889
1890
1891
1892
1893
1894
1895
1896
1897
1898
1899
1900
1901
1902
1903
1904
1905
1906
1907
1908
1909
1910
加筆訂正:
或る米軍少佐の終戦回顧録
/
りゅうのあくび
[15/7/7 1:06]
改題をしました
インスタントラーメン
/
北村 守通
[15/7/7 0:30]
すみません、一部入力ミスのため加筆しました
穴に花
/
なをり
[15/7/7 0:29]
現地点から見通して改ざん。題もつけた。
或る米軍少佐の終戦回顧録
/
りゅうのあくび
[15/7/6 23:03]
遅筆により推敲
3.99sec.