空気も澄んだ冬の夜空には
四人の天使にまもられて
三つの卵がすやすやと
仲良く並んで眠っています
あなたも気づいて御覧なさい
この夜は宇宙でお星さま
いつかは降りて地球のこども
そうして ...
四季の最後の花野が
まぶしく閉じようとしている
たそがれが迫っている
そよぐ草の実も
褐色にこぼれ落ちてゆく
やがてみえなくなって
たそがれが迫っている
森では気の早い獣が
冬のね ...
技術者は
ある現象を分析する際
必ずその現象を
定量的に捉えようとする
そのときの定量的とは
ばらつきを含んだ数値だ
平均値そしてそのばらつきを
考慮しなければ
そんなデータは相手にも ...
おだやかな午後を歩くなら
ゆるやかな上り坂がいい
日常の片隅に
忘れ置かれたような
近くて遠い坂道がいい
陽光と、微風と、なつかしい匂い
その再会は
ひとつの約束を果 ...
星空にふる雨
地に眠る歓喜
引き寄せあう結晶が
ハレルヤ
一筋の嘆き
君は明日を笑う
砂象の怒り
食べつくせない果実
振り返ると渦を挑発し
いつまでも感情は ...
1 靴擦れで坂道上る猫背でね
2 一人酒しいたけを焼く七厘で
3 緑色湯がいて食べるオクラ哉
4 ブスばかり想像しながら射精哉
5 黒板にチョークで顔を書く男
...
何かをしようとしても、
どこへ行こうとしても、
なんだかつまらないような気がしてしまい、
雨のなかを行ったり来たり。
たくさんの歌を好きになった。
ほとんどは恋愛の歌で、きみが好きだ ...
大嫌いだお前なんぞ。
生きていくのに邪魔な古傷があってだから俺は夏でも長袖で。そんでダンスをおどるんだ。あいつを殴るダンスを。ぶっ殺してやりたいよねーってマゾッホ気取りのエトセトラ、男、「うぜえ ...
「車窓より」
つばめが飛んでいる
枯れた木の上
民家がすき間をうめるように
直角平行の、
この時期田んぼは茶色、
僕が死んでも。
象牙の塔
俺か世界か、
俺と世界。
...
あなたの愛情が重いと
夫に言ってしまった
涙が出るがままに
小さなノートの片隅に
小さな詩を書いた
暴力的な詩をカモフラージュにして
「伴侶よ幸せになっておくれ
あなたこそ幸せに ...
雨の朝、地図は濡れて滲んでしまった。だが世界は何よりも詳細な地図。経路を一つずつ抜き取っては、オブジェを作り上げる。今度の地図は庭にしつらえられたオブジェであり、どんな雨が降っても壊れない ...
バラバラになった林檎
ウサギにして
大きな耳で飛ばしてあげる
「可愛いだけのあたしのこと
可愛いって言ってくれてどうもありがとう
どんなに耳を大きく切ってもらっても
あなたの言ってるこ ...
数年前に
直接選挙で選ばれて
とてつもない権力を手にしたのは
あなた達の大嫌いな石原です
俺は
実は共和主義者の石原を
根っこの部分では好きではありませんでした
三島のように刀でぶったぎ ...
時間があふれたしろい壺は
だんだん透明に染まっていって
いまはほとんどみえなくなった
わたしはさかさまになっていままでのことを
体じゅうに飾ってみる
あふれてあふれてあふれている
...
娘の髪がおどっている
とおもったら
わたしの息だ
どこまでもなめらかに続くようにおもわれる肌は
必然の場所でとぎれている
死がおそろしいなら
生もおそろしいのだし
もしも素晴らし ...
じゆうしのお墓まいりは
ひっそり行わなければならない
衣服をすて
思想をすて
言葉をすてて
まる裸で向かわねばならない、
という決まりを捨てられず
あきらめて横になるところに
じゆ ...
やがて それは消えていくものなのだろうか
それは いつも雨の中に現れて
くるりと宙返りをしたあと にっこり微笑み
手を振りながら 走り去っていく
それを探して 刹那に眉を吊り上げても ...
西側の窓を全開にして
オナニーをする
私のアソコは
夕陽に照らされて
きっと
テラテラ輝いているに違いない
遠くで
あなたが見ている気がする
あなたのポコチンは
とても暗い
...
拙訳
偽りない二つの心が相結ぶ
その邪魔をどうか僕にさせないで
変わりゆく相手を目の前におのれ自ら変わるなら
無かったことにしましょうと言われて誓いを破るなら
そんな愛は愛じゃな ...
舐めたら甘い三日月
抱きしめて欲しくなる
満月でも新月でも
抱きしめて欲しくなる きっと
シンデレラの赤い部屋
ガラスの靴を脱ぎ捨てて
七色の声のABC
ウインクで魔 ...
夜空でフラミンゴが歌いながら
右足を差し出すとき
月影は大地をそっと染めながら
ガラパゴスウミガメは
まるで天球を月が
動く速さでゆったり
未来へと歩みを確かめる
*
夢の ...
じゃんけんをせずに葛餅五等分
葛餅をひとつ買いたる小さき手
写経して臨みたる百物語
さっきまで男だったスカートで胡座
オスの人魚だから見せない
そいつは猿の面を被っている
白い猿の面を被っている
くりぬかれた二つの穴から
黒い目玉が見えている
その二つの穴から
暴力の匂いがしている
赤い口紅を隠している
みずみずしい若い唇
...
昔 そこに畑があった
住人たちは種を蒔き苗を植え
野菜を作り花を作り 少しばかりの木を植え
土に汗をおとした
笑い声も聞こえた
主が亡くなった畑を 子供は捨てた
未亡人は独 ...
気まぐれな風が 鏡の水面に木の実を落とす
広がる波紋は 臆病な栗鼠の目に少しの不安を
それでも 冬支度の手を 休めることなく
すぐに静まって 平穏になるとわかっているから
羊飼いの ...
「空をください」
http://www.geocities.jp/sati_no_hon/uta_sorakudasai.htm
「空をください
みあげても
みあげても
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
輝けるオリオンに寄せて
もっぷ
自由詩
2
15/9/25 16:41
たそがれ
〃
自由詩
2
15/9/25 16:37
ばらつきの範囲外
花形新次
自由詩
0
15/9/25 14:53
古き良き坂道で
千波 一也
自由詩
2
15/9/25 14:03
無題
アラガイs
自由詩
12*
15/9/25 14:02
俳句集
陽向∮
俳句
4*
15/9/25 13:25
あかるい歌
スプーンな
自由詩
2
15/9/25 13:19
星をとりかえす
榊 慧
自由詩
1
15/9/25 12:24
散って野
〃
自由詩
2
15/9/25 12:08
至福
小川麻由美
自由詩
4*
15/9/25 6:57
雨の朝
葉leaf
自由詩
3
15/9/25 6:19
飛ばないウサギ
ユッカ
自由詩
3
15/9/25 1:34
ウンコちゃん
花形新次
自由詩
1+*
15/9/25 0:48
あふれる
はるな
自由詩
5
15/9/25 0:43
同じ場所
〃
自由詩
4
15/9/25 0:39
じゆうしのお墓まいり
〃
自由詩
6
15/9/25 0:34
悪夢
まさる
自由詩
1
15/9/24 23:29
夕焼け、アソコ色
花形新次
自由詩
0
15/9/24 23:15
シェイクスピア『ソネット』116番の拙訳
matiri...
自由詩
1*
15/9/24 23:11
シンデレラの赤い部屋
北大路京介
自由詩
7
15/9/24 22:38
ちょうど動物園の夜空で
りゅうのあく...
自由詩
18*
15/9/24 22:33
じゃんけんをせずに葛餅五等分
北大路京介
俳句
4
15/9/24 22:18
葛餅をひとつ買いたる小さき手
〃
俳句
2
15/9/24 22:18
写経して臨みたる百物語
〃
俳句
2
15/9/24 22:18
さっきまで男だったスカートで胡座
〃
自由詩
1
15/9/24 22:01
オスの人魚だから見せない
〃
自由詩
2
15/9/24 22:01
恋人
藤山 誠
自由詩
2
15/9/24 21:55
無断投棄
為平 澪
自由詩
6
15/9/24 21:53
あたしの平和
藤原絵理子
自由詩
13*
15/9/24 21:11
詩人・砂木論のための覚書1
オダカズヒコ
散文(批評...
4*
15/9/24 21:09
1863
1864
1865
1866
1867
1868
1869
1870
1871
1872
1873
1874
1875
1876
1877
1878
1879
1880
1881
1882
1883
1884
1885
1886
1887
1888
1889
1890
1891
1892
1893
1894
1895
1896
1897
1898
1899
1900
1901
1902
1903
加筆訂正:
ちょうど動物園の夜空で
/
りゅうのあくび
[15/9/25 1:51]
タイトル改題とレイアウト変更
ちょうど動物園の夜空で
/
りゅうのあくび
[15/9/25 0:15]
タイトル改題
5.36sec.