数年ぶり朝七時台の通勤電車は女性専用車は静かだった気のゆるんだ静けさだった緊張感のない女たちの顔が間の抜けた顔が運ばれては各駅に停車するゆるゆると聞こえるのはガタゴトと線路の音あるいは鉄橋の車両のぎゅ ...
嵐の夜に暗殺団が来る
飛び立つまえの雀の親子を狙うカラスのように
ネズミのように忍び込み寝てる間を襲うのはダメだ
殺るなら堂々と嵐の夜にだ
ノーモア・ヒロシマ!
ワン ...
Traffic jam /停滞
屋上の手すりに乗りかかって
海岸線まで続く渋滞を見下ろして2人笑ってる時は
まさか自分達があの中にいるなんて思いもしなかった
勢いよく滑走路を加速し ...
最近、しょっぱく感じるまでが
早いんだ
あれは なにが どうなったんやろか
鋭敏なんて響きは
どうも似つかわしくない
あきらめつくのが早いのか
カンがしれーっと鈍ったか
わからんけれど
...
夢にマッコウクジラがでてきた。
夢が憎悪を顕在化するんですとクジラに相談した。
象徴交換を続けることは憎悪が増すだけです。
あなたの象徴と私の象徴を取り換えましょう。
象徴とは価値観の複合 ...
東京は
遊ばれた街
沢山の若い手が
お前の肩を抱き
煌びやかな夢を語っては
意気込むけれど
ちょっとうまくいかなくなれば
とたん後ろに目を向けて
故郷の微温湯に
帰る巣を見つけち ...
地球はくるくる回って
人間のエゴを塗りたくられて
人間が作ったものに
人間が苦しめられる
きらきらしてたらいいのに
一部の黒さが反射して
全部全部真っ黒になる
地球は万華 ...
この世には悪が跋扈している
そのなかで自分を慰撫するには
悪に加担するしかないのかも知れない
反論には反論
蔑視には蔑視
武力には武力
神がつくった真空に悪が蔓延っ ...
映画を観てのことばは
批評や感想ではなく
あくまで実作において
綴らなければならない
実作すなわち脚本、そこに
書くことの時間全てを当てよう
カタルシスの意味において
...
濃く薄く 風にくるりと オリーブの 鳴子のごとく 光る雨粒
彼女たちは足が床につかないほど短い長さで
私はぼんやりと一人一人に名前を付ける
今日も赤羽駅で乗り合わせる女の子
何を考えているのだろうと
とてもはずかしい過去が
前触れもなく頭のなかに広がって
それはたいてい
取るに足りないできごとで
でも忘れられない理由を
ほんとは知っている
とても大事な思い出に
溺れないためだ
...
歌を歌って暴発して
そのまま無茶苦茶になりたい
どうなってもいいじゃねえかもう
何もないんだ 何処を探しても
だからせめて君たちと
歌を歌って爆発して
そのまま無茶苦茶になりたいの
...
あきらかにカンペ読んでる女王様やけに激しい風が吹いてる
目の前でジャック・バウアー怒ってるやけに激しい風が吹いてる
プロポーズ聞き返されて「なんでもない」やけに激しい風が吹いてる
傘をさす手を奪われるほど
僕は何かを持ちすぎてはいない
縦書きの雨
カーテンの雨
通話中を知らせる音の雨
改行の雨
鉄柵の雨
液晶に、雨
こんなにも雨にまみれた世界 ...
入院しようが今日もいい日だ
雨の日と木曜日
檻のなかだろうが今日もいい日だ
人差し指と親指をそっとあわせる
親指をうえにむける
意識できるかぎりの力をぬく
それ ...
子どもたちの声が
翅のように過ぎる
曲がり角に撒かれた砂の上を
輪を持つものはゆうるり回る
誰もいない径は
声と鈴に浸され
青空は常にくすんでいる
曇のはざま
...
ホタルまた飛ぶ至る所にまた飛び
再び飛び重ねて飛び取り残されてる朝の陽
寒く苦い文字カスガイにして助けを乞う
明日ここに来い今日はもう去れ
水と土と目と地図のパウンドケーキ
激怒しろ ...
裏返しにされた
さいの目は
ぽっと頬そめて
恥じらってみせる
したたかさを
持っている
充分すぎるほど
濡れている
うちがわが見抜けない、
大怪我をする虫たち
太陽に抱かれ ...
夏の草いきれ
陽に揺らぐ情景
若妻のわき汗
そしてレモン
誰か落とし物を知りませんか?
私が失ったことに気付かなかった
今も何を落としたか思い出せない
あの落とし物を
大事な大 ...
赤いマジックで
なまえを書く
書いても書いても
なまえは「名前」にならない
それどころか
書くほどにぶれて
水面をおよぐ魚の尾になって
ぴしゃり
血をはねる
はねら ...
八
七
六
くじらくじら
たたら踏む
五
四
三
足もないのに
ヒレで
よろりと
二
一
乱れ落つ
零
底で骨
朽ち果て成るなり
九つ
十と忘れ物
酔鯨
骨にな ...
乳毛が伸びている
女性に会いたい
まだ会ったことないから
すね毛を剃り忘れた
女性には
たまに会う
電車の正面に座ったとき
ストッキングを通して
透けて見えるから
すね毛なん ...
河原に掛かった赤い橋の上から
親子がパンを投げる
それに無数の鯉が群がる
複数の紺色の鯉
そこに黄色や赤、
そして、白地に赤の斑点
特別な物には目が惹かれるもの
パンは数少ない鯉の近くに ...
小鳥がついばんだ林檎だけ
落ちずに残ったとき
決してこの世は綺麗なものだけで
満たされてはいない
線路の左側を歩いていくと
虹に辿り着くと幼い頃叔父が言った
母について記すとき ...
そとは雨わたしと部屋の五月への旅を見送る欄干の音
ゆく春の後ろ姿を見送って除草告知の紙が揺れてる
縁日のひよこのピンクの無力さに寄り添えそうな耳鳴りの日日
日付順文書リスト
タイトル
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Point
日付
うるさい静寂/即興ゴルコンダ(仮)投稿.47
こうだたけみ
自由詩
2*
15/6/19 20:20
嵐の夜の暗殺団
吉岡ペペロ
自由詩
3
15/6/19 19:43
Traffic jam /停滞
桂
自由詩
2+*
15/6/19 18:38
しょっぺえなぁ
もり
自由詩
3*
15/6/19 17:18
象徴交換と死
じぇいぞろ
自由詩
0
15/6/19 17:10
東京
もり
自由詩
1*
15/6/19 17:09
真っ黒万華鏡
じまさん
自由詩
1
15/6/19 17:02
悪
吉岡ペペロ
自由詩
1
15/6/19 13:40
荒野に針路を取れ
平瀬たかのり
自由詩
2*
15/6/19 13:09
オーリーブの若葉
星野つばき
短歌
3
15/6/19 11:32
赤羽で
番田
自由詩
0
15/6/19 9:36
記念日
アンテ
自由詩
4*
15/6/19 1:58
森の奥にロープを持っていって!
まきしむ
自由詩
1
15/6/18 23:37
あきらかにカンペ読んでる女王様やけに激しい風が吹いてる
北大路京介
短歌
0
15/6/18 23:20
目の前でジャック・バウアー怒ってるやけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
2
15/6/18 23:20
プロポーズ聞き返されて「なんでもない」やけに激しい風が吹いて ...
〃
短歌
0*
15/6/18 23:20
液晶に、雨
Rin K
自由詩
18*
15/6/18 22:59
雨の日と木曜日
吉岡ペペロ
自由詩
6
15/6/18 22:59
粒と光
木立 悟
自由詩
3
15/6/18 22:35
カプスル
竜門勇気
自由詩
1
15/6/18 22:31
マンゴー
草野大悟2
自由詩
2
15/6/18 22:23
落とし物
花形新次
自由詩
1
15/6/18 22:08
あじのめだま
あおい満月
自由詩
9
15/6/18 21:14
数えみだり
秋也
自由詩
0
15/6/18 20:39
乳毛
花形新次
自由詩
2
15/6/18 19:19
ある鯉の幸福
opus
自由詩
2+
15/6/18 19:14
線路の左側
かんな
自由詩
16*
15/6/18 18:29
五月への旅 *
もっぷ
短歌
4
15/6/18 17:00
春の後ろ姿 *
〃
短歌
1
15/6/18 16:57
縁日のひよこ *
〃
短歌
2
15/6/18 16:55
1864
1865
1866
1867
1868
1869
1870
1871
1872
1873
1874
1875
1876
1877
1878
1879
1880
1881
1882
1883
1884
1885
1886
1887
1888
1889
1890
1891
1892
1893
1894
1895
1896
1897
1898
1899
1900
1901
1902
1903
1904
加筆訂正:
由比ガ浜叙景
/
そらの珊瑚
[15/6/18 20:35]
タイトル変更、加筆しました。
4.77sec.