わずかに
 ふるえる眼
 こわれた
 奇妙なかたち

 なきごえをあげる

 うぶごえのように

 呼びかけ
 じりじりと
 やまない雨の音
 旗にまぎれ

 一 ...
(番外編41―4)清少納言さん 
         お気に入りの鳳凰伝説桐の葉

葉の広ごりざまぞ、うたこちたしけれど
(うた→いやに、こちたし→おおげさ)
異木どもと等しう言うべきにもあら ...
雨樋を解体する音
水球を続ける少年たち
耳の奥底にある
何もないところで
あからさまな私語は
途絶えていった
水飛沫の色彩に
少年の一人が目を瞑ると
黙祷のように
放課後は終 ...
A:さかさま♪
B:パッパーラパラッパ♪
A:さかさま♪
B:パッパーラパラッパ♪
二人:パラララッパ フンッ(ダッフンダ)

A:椅子!
B:すい!
A:ムカデ!
B:でむか!
...
 今では見られなくなってしまった砂嵐

 窓を打つ風もなく

 走りさる車の足音も聞こえなくなる

 静かだ

 刺激を感じる音が欲しい

 懐かしい乾いた響きが流れてこない
...
今宵の冷え込む時に
何時もの如く肉体の硬直し始め
尚も氷噛み砕きつつ瞑目し、
魂の意識の光 点火し鮮やか
次第に広がる大洋に
自らを置き更に沖まで泳がんとし

 少しばかり自らの核を識る ...
思い描くだけの夢は綺麗だったけれど
シャボン玉のように瞬く間に爆ぜた

飛び散る虹色

砕けた夢を拾い上げた
見るも無様な凸
現実の凹みに差し込んでみる
今から⬜︎を転がして
年月が ...
書きかけの手紙の様な薄紅葉

カーテンの影絵淋しく冬隣

秋しぐれ束の間淡き木々の色

シュッシュッと刻み金平牛蒡かな

稲の波案山子も少し溺れけり

生姜混ぜきれいな水で蕎麦食べ ...
優しくふんわり膨らみ真ん丸になりかけのお月様、
今宵も宙空に銀白の輝き放ち在りて
あゝこれは正に
この途からはぐれ呪われ茫然と
迷い世界を売り争い合う人の世を
照らし暴き出すこと無く
只ひ ...
喘息のちから
仕事むずかし烙印のゲオンゲオン
対人サービスの際に
あるいは電車のなかでそれは容赦なく訪れ
みちを塞いでゆくタンタン
宇宙船の横隔膜がふるえ
身体をよじらすゲオンゲオン
住 ...
雲が雨へ
悲しみが涙へとほどけるように
もつれむすぼれた紐状の時感覚
遠近法と陰影を施されただけの
一枚の絵の中の記憶の構図と感情の色彩
それらすべてが
ことばへほどけるなら
数多の矛盾 ...
○「心」
心は
いつも
生と死のあいだを
振り子のように揺れている

○「医者」
慣れてくると
「余命数ヶ月のガンです」
と宣告するのさえ
平気になってくる
慣れってこわいもので ...
(番外編41―11)鴨 長明 寂寥感の人

こぼちわたせりし家どもは、いかになりにけるにか、
ことごとくもとのやうにしも作らず。(方丈記)

行く川の流れは絶えずして、、、にみられる

...
日曜日なのに曇り空
今朝、僕は早起きができた
ついに眠りわずらいを克服した
ディエビゴ?デェビゴ、という薬一錠で・・・

昔はよく悩んでいたが
さいきん悩むのは物質についてだけさ
...
明らかに明るい顔が
なんでいるの?
飛び出したいくらいうれしいです
よくわからないままに話して
終わりかと思えば続いて
話の終わりを
つけるのが難しい男でした
泣かないで
それより泣か ...
げんこつの様な顔して虫が鳴く

猫じゃらし風とくすぐり合ひにける

まだ夢を見てゐる様に蟬の殻

やきいもを割ればその湯気天高く

永遠に感じ栗むく指痛く

主人待つ仔犬繋がれ冬隣 ...
鼓動には0・5秒程度の誤差があるように思えた、真夜中のキッチンでシンクの側に腰を掛けて水を飲んでいた、現実感はあまりなかった、と、普通は書くのかもしれないが、それがその日の中では一番の現実として成 ... 煉瓦壁を登る小虫の
到達できる小さな、或いは巨きな星に
憧憬を保てる子の畏怖
もし、
砂壁に渦巻く蟻地獄に
もろとも強奪されてしまっても
柔和な眼光が孕む不条理を
喜劇、と笑うように
...
日本に🇯🇵原爆がおちたとき

わたしのこころは病気になった。

放射脳は私のこころを苛ます。

放射脳とはわたしのこころ、あなたのこころ、

放射脳を憎む放射脳のこころ 。
引き寄せようと
力任せに引っ張る
編み込まれた繊維が
あちこち切れて
最後の繊維一本が残り
伸びて手繰ることはできない

曖昧な愛は

いっそのこと離そうとすれば
繊維一本が絡んで ...
銀の粒子の
無数無限躍る、

街並み突き抜け
伸び広がり奥まり
奥の億迄にいつしか、

いつの間にか途と為り
鳴り響き発光しながら、

混沌としてエゴ肥大させ
競争し殺し合う人の ...
生まれてから
一度も認められたことがない
そんな人間が
上っ面だけでも誰かに
イイねと言って貰える

ああ、こんな私でも
認めてくれる人がいる

その嬉しさから
逃れることが出来ず ...
生きるなら
だれかを信じてみたいかな
あの雲のうえハレルヤハレルヤ


賑やかな
自然の声がイエスと云う
緑の森に緑の風吹く


笑顔だけ
忘れることなく生きて来 ...
私の今朝は、松阪牛
 の自販機を
みた
だけで

お腹いっぱいになった

ウィンドーショッピング
 と同じ効果で
ゆめ
でもたのしい

inkweaverはどう思う

*
...
そのオートバイはキラキラしていた
海外メーカーの販売店がオープンして
雑誌でしか見れなかったものに
跨ることもできた
今では日本メーカーも海外製が多く
同じタイランドで生産されているなら
...
 
 夜のしじまに浮かんでいる
 朧月の
 のどやかな微笑
 
 (お疲れさまでした)
 あなたからスマホへ届く
 おやすみなさいの短いメッセージ  
 いちにちの流動の
 しずかさ ...
そしてとある広場にて/パノラマの群衆が/音のないパズルに到る/へだたりのない手が/みずたまりのホタルより/絵本のページとおく/ふところのうえで/ケムリを吐いています//ひずんだ心臓を濾過する/金糸雀と ... (番外編41―10)楽園追放劇

ほとんど仏教国の日本でアダムとイブ、楽園の話しをするは
少しためらう
そんなに詳しくないのはもとより変に話しを当てはめるもおかしい

振り返る今からも10 ...
俺は 彷徨って い る

ついさっきまで
タイのスクンビットで
トゥクトゥクの屋根に乗って、
シェラトンから
中華街を目指していた

夕べは 
カオマンガイを喰ったが、 ...
さくばんはお酒を飲まなかった
お酒を飲んでいるとか
お酒を飲んでいないとか、今
どーでもいいことを書いている気がする
やめてみればこんなもんだったよ


今日は母さんの車に乗って
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
戦場 湯 煙自由詩6*24/10/21 9:20
(531―4)野施行三十一(みそひと)文字水恋鳥魚夫散文(批評...124/10/21 9:08
水球たもつ自由詩324/10/21 7:13
さかさまんざいし   コント「さかさ翻訳」鏡文志散文(批評...2*24/10/21 7:08
真夜中の砂嵐佐白光自由詩2*24/10/20 23:46
詩想、ぃいお。◯この日曜日にひだかたけし自由詩4*24/10/20 23:06
砕けた夢自由詩5*24/10/20 19:12
モノクロームな残像たち森田拓也俳句8*24/10/20 19:07
聖杯のうたひだかたけし自由詩5*24/10/20 18:29
喘・息・力松岡宮自由詩5*24/10/20 13:19
一筆書きのたましいはただのみきや自由詩5*24/10/20 11:48
独り言10.20zenyam...自由詩3*24/10/20 11:44
(531―11)野施行三十一(みそひと)文字水恋鳥魚夫散文(批評...124/10/20 9:02
くすり田中教平/K...自由詩124/10/20 8:23
ふざけれつら自由詩3*24/10/19 23:01
リトルムーブメント森田拓也俳句7*24/10/19 22:16
大雑把なルーレットの上の夜ホロウ・シカ...自由詩3*24/10/19 21:34
仮設中沢人鳥自由詩124/10/19 20:18
アインシュタインの日。 すぬかんなが...自由詩224/10/19 19:14
自由詩9*24/10/19 18:49
Little Wonderひだかたけし自由詩3*24/10/19 18:49
承認欲求の化物達花形新次自由詩324/10/19 17:07
生きるって生まれてそして死んでゆくただそれだけのことじゃない ...秋葉竹短歌224/10/19 16:36
私の今朝は、松阪牛足立らどみ自由詩5*24/10/19 12:12
ギラギラ星イオン自由詩2*24/10/19 11:13
夜しずかにリリー自由詩5*24/10/19 10:36
凩馨あらい自由詩4*24/10/19 8:59
(531―10)野施行三十一(みそひと)文字水恋鳥魚夫散文(批評...224/10/19 8:55
幽霊はワープするatsuch...自由詩15*24/10/19 6:53
明日田中教平/K...自由詩424/10/19 6:27

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