なにを
残して来たのかと
振り返ると
血が凍るようだ
なにひとつ
残せていない
生を
ただ
生きて来たのだと
みずいろのこころの
あのひとは
きっと
雲に乗って ...
蛍光灯のスイッチを入れると
古びたホテルの部屋
染みついた傷や汚れが露わ
メインの照明は落とし
間接照明にすると
趣があっていい感じ
今の僕には
間接照明くらいがいい
見え ...
すれ違う
少女のえくぼ、
両頬にくっと穿たれ
燃える太陽の窪み
吸い込まれる黒点、
純白の輝き放つ肌に
眠りの底の世界、彫塑され
純白に輝く音塊投げつけ
浮き彫りにされる漆 ...
Opus Primum
鳥籠に春が、春が鳥のゐない鳥籠に。
(三好達治『Enfance finie』)
Ⅰ 初めに鳥籠があった。
Ⅱ 鳥籠は「鳥あれ」と言った。すると、鳥があった ...
出オチネタバレですが、
いや、ただの
「《素人に毛が生えた》ていど」
って文字を読むとき
み間違えたってだけのことなんだけどね
どこの毛?
とか
どんな顔の美人?
とか
...
こうしてまたいちにちを閉じる儀式のようにして
あなたは舌の掃除にとりかかる
洗面所の蛍光灯のしろいひかり
鏡のなかの素のじぶん
おもいきり長く舌を伸ばそうとするけれど
悪魔の舌ほどは長くない ...
善いと思うことが
全て善いとは限らない
と言っているこれは
悪である
と言う私は善だろうか
・
宇宙や
自然にしてみれば
悪や善も無いが
人間にはそのルールが必要だ
しかし ...
頑張れと言った先からこぼれては回収しては無限回言う
目に知る
いくつかの思いを そして
木が生えた
見る 公園に
イスラエルを思うのだ
見る 景色に
生きた日々を
許しあった時を
戦争を知らない世代の大統 ...
元気だよ 琥珀のみほし 歌うたう
もういいよ たくさんもらい 生きてゆく
隠された きみへの想い かきいだく
想いでは あまくせつなく さわやかに
わかれ花 胸にいちりん 刺し ...
いいか、この街は空の鮮やかなことを知っていたら。いま、支離滅裂に開いた口を塞ぐ。その仕草も全部あまい。それではまいにち同じことを繰り返して。いつかはハツカネズミの供色で。たぶん海のひかりは愛情だった ...
こよりのヒラヒラをいっしょにもって、カシャカシャ、クモの足みたいなところがすきでお母さんとしゃがんでその橙を眺めた。
無常のすき間にある一瞬の灯、みえなくなっても終わりではないこと
傷から炎をぽと ...
いたたたい
いたたたい
石が焼ける臭いがした
八月
原爆ドームや資料館
鼓動が早くなる
平和の鐘を鳴らすと
ずっと胸に響く
夕暮れドームの見える河原で
言葉にならない気持ちを
何度も何度も巡らせていた
薄暗 ...
街の通り花壇周りの草むしりするおばさん達、
ぽつぽつと明かり橙に灯る小さな美容室、
青いバット握り締め素振り繰り返す少年、
サイレース貰いに早朝のバスに乗り込む私、
この街の営みの傍らに殺 ...
失った何かを
思い出せない
魂は
宇宙の前からあったもので
宇宙の果てを超えるよ
・
魂って何?
いのちですよ
いのちって何?
あなたです
この世に一つのいのち
・
...
雨の日の花火のような恋だった
あなたのことを 忘れたかった
可愛いそにさんの分子時計は
停止する日時を予め設定されている
そにさんの胸にぽっかりひらいたやわらかい窓は
重力に晒されなかった不定形の唇
ヒトの内部で心だけカンブリア紀を生きのびた証
...
愛している
世界が
変わっても
変わらない
愛を
氷を入れた
麦茶を
一口 二口
その人を思い
信じながら味わう
・
世界と
他人と
自分とに
向き合ってきたから
今の自分がある
・
生物のなかで
ヒトが一番 ...
壱
観察し続ける人々は、思いのままに生きていない面、人々から変わっていると言われてしまう。
じっと観察し続けていれば、この世に変わっていないものはなに一つないと気づかされるであろう。
...
○「生きるということ」
厳寒の日も
猛暑の日も
大雨の日も
大風の日も
命あるものは耐えて生きていかなければならない
天気は変えられないから
自分で工夫して生きていかなければならない
...
気に喰わない人がいたら距離を取る
それがまともな大人とあった
距離を取れなかったら?
気に喰わない人が
親だったら、教師だったら、上司だったら
それがまともな大人です
まともじ ...
恋は甘いかい
恋は苦いかい
恋は切ないかい
恋は酸っぱいかい
時々わからなくなって
わかろうとするけれど
胸の鼓動が邪魔をする
熱波が一時のものならば
裏切りの言葉も簡単だ
...
ゼロから、生まれて
赤子に、なって
子どもに、なって
大人に、なって
一緒に、なって
子どもが、できて
気がつくと、そのうち
子どもの方が、大きくなって
それでも、働いて
働 ...
魑魅魍魎の叫びのように鳴る
アラーム画面をタップ
眠りたい自分から
夢を孕んだ自分が剥がれ落ちた
脳がスヌーズを頼ることを確認し
束の間の静寂に身を委ねた
いつの間にか夢に包まれて ...
うっすら
光跡となり
響く声の貴女 、
あゝ 遠い記憶の
滑り台から滑り降り来て
またきっとあえるから
そう言葉ふるわせ
私を見上げ いった人 。
恐ろしい程美しく見えるよ
人も 街も
浄らかな命を生きるとき
人は本当の意味で輝く
なんて有り難いんだろう
なんて素敵なんだろう
なんてうれしいんだろう
信仰によって
私達は強 ...
からだだけが覚えている水田の記憶は
ずっと底のほうに沈んでしまっていて
どうしてわたしはこの庭に棲んでいるのか
どのようにして生まれ 辿りついたのか
わからない おしえてくれる親兄弟もいない
...
自転車を綺麗に磨き見違える自転車競技楽しむ息子
自動車の形は似たり寄ったりで内装ばかり大幅に変化
駅からは自転車に乗り自宅へと田畑の色でストレス軽減
過疎の町免許返納悩む日々交通手段 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
みずいろ
秋葉竹
自由詩
1
24/8/8 1:13
間接照明
海
自由詩
3
24/8/7 18:31
人、人、人、
ひだかたけし
自由詩
2
24/8/7 18:13
Pastiche。
田中宏輔
自由詩
10*
24/8/7 17:23
美人に毛が生えた
秋葉竹
自由詩
0
24/8/7 15:01
おやすみなさい
そらの珊瑚
自由詩
9*
24/8/7 12:41
※五行歌 六首「この命に従って」
こしごえ
自由詩
3*
24/8/7 11:00
きみは頑張れ
足立らどみ
短歌
1
24/8/7 8:28
昼の公園
番田
自由詩
0
24/8/7 1:58
きみに
レタス
俳句
2*
24/8/7 1:12
楽園。
あらい
自由詩
1
24/8/7 0:45
はちがつ
唐草フウ
自由詩
5*
24/8/6 22:12
めも
うし
自由詩
0
24/8/6 20:51
広島
海
自由詩
8*
24/8/6 19:41
熱の同心居
ひだかたけし
自由詩
7*
24/8/6 18:01
※五行歌 三首「この世に一つのいのち」
こしごえ
自由詩
2*
24/8/6 16:53
花火
はるな
短歌
1
24/8/6 14:20
そにさん
soft_m...
自由詩
5
24/8/6 11:20
※五行歌「変わらない 愛を」
こしごえ
自由詩
1*
24/8/6 11:00
※五行歌 五首「信じながら味わう」
〃
自由詩
5*
24/8/6 10:56
早朝、出勤前-観察者の端くれの説く、万物の変-
鏡文志
自由詩
4
24/8/6 7:35
独り言8.6
zenyam...
自由詩
1*
24/8/6 6:57
ヒキコの森
りゅうさん
自由詩
4*
24/8/6 5:35
想い
レタス
自由詩
5*
24/8/5 22:22
いっしょう
秋葉竹
自由詩
1
24/8/5 19:23
alarm
海
自由詩
5
24/8/5 18:48
こんにちは、 さようなら
ひだかたけし
自由詩
3
24/8/5 17:30
無題
渡辺亘
自由詩
0
24/8/5 16:50
雨を呼ぶ
宮内緑
自由詩
7*
24/8/5 15:01
自転車
夏川ゆう
短歌
3
24/8/5 12:30
170
171
172
173
174
175
176
177
178
179
180
181
182
183
184
185
186
187
188
189
190
191
192
193
194
195
196
197
198
199
200
201
202
203
204
205
206
207
208
209
210
加筆訂正:
八月の狩蜂
/
ただのみきや
[24/8/6 10:01]
修正
3.48sec.